第16回 新年明け(三学期の学級開き)にやってみたいエクササイズ
「1年の計は元旦にあり」という言葉があります。今回は、1年間の目標を子どもにイメージさせるようなエクササイズ「今年の漢字」を紹介します。①導入「2011年になりました。今年1年をどんな年にしたいですか?『1年の計は元旦にあり』とか『1年の計は正月にあり』という言葉
構成的グループ・エンカウンター®をはじめとする,集団を対象とした教育カウンセリング技法では欠かせないのが,エクササイズ実施後のシェアリング(ふりかえり)です。しかし,「エクササイズは展開できるのですが,その後のシェアリングが・・・」という人が結構います。
学級編成替えのあったクラスは(編成替えが無いクラスでも、意外と)友だちのことを知りません。そこで友だちをより知って親近感を覚えてもらい、お互いを大切にできることにつながるエクササイズを紹介します。タイトルは「アドジャン」です。
第13回 子どもどうしが“つながり”を感じられるあったかエクササイズ
高学年の学級を持つと,子どもどうしがグループで固まっていたりして,いわゆる風通しの悪い状態になっていることがあります。このグループ化という現象は,周りから孤立することへの不安が動機となった,ある意味“互助的”な組織ということもできます。だからこそお互いを
さて,今回は学級生活満足度尺度の運用と活用についてお話します。この尺度は12問からなる4件法(1~4で答える)の質問紙です。実施時間は5分から10分くらいです。12問の質問のうち,承認得点の項目は6問あります。承認得点の質問項目は,「友だちや先生から認められていま
Q-U®を初めとする,学級集団を調べる(アセスメントする)質問紙および尺度が全国各地で実施され,学級経営のツールとして活用されています。学級集団の何を調べるのかというと,1 児童の学級適応2 学級の雰囲気3 いじめの発見4 教師の指導スタイル・・・などなど,思いつく
今回紹介するのは,(エーバー)療法です。というのは,集合でいうところの補集合です。全体Uに対する“部分集合A”でない集合を指します。などと書き表します。下の図はWikipediaから引用したベン図です。このベン図でいうところの灰色のAcの部分がです。さて,このAとが面
平成19年4月1日に文部科学省より,19文科初第125号「特別支援教育の推進について(通知)」が出され,全国の学校では,特別に支援を必要とする児童生徒の専門的かつ系統的な支援が義務化されました。それに基づいて,特別に支援を必要とする児童生徒の「個別の教育支援計画」
今回,紹介するのは,「おもてなし療法」です。なんじゃそりゃ?とお思いの方がほとんどだと思いますが,それもそのはず。私のスーパーバイザーであったA先生が名づけたからです。しかし,このおもてなし療法の威力は絶大で,私の面接はこの考えを強く受けています。欧米から
今回は「例外探し」というソリューション・フォーカスト・アプローチの考えを紹介します。人間は問題に遭遇すると,その問題に強く目を奪われ,問題の起こっていない健全な状態が,あたかもまったく無いかのような錯覚に陥ることが往々にしてあります。そのことが,解決への
夏季休業に入って,ようやく落ち着いて研修&研究に取り組めるようになりました。さて,今回は教師が使えるカウンセリング・テクニックの上位に入ると思われる,「スケーリング・クエスチョン」を紹介します。スケーリング・クエスチョンの「スケーリング」とは,測定すると
日々,多くの子どもと接していると,同じ出来事でも子どもによって受け取り方に大きな違いがあることに気がつきます。低学年を担任していると,「先生,(名前)さんに叩かれました」という子どもの訴えを聞くことが多くあります。しかし,叩いたとされる子を呼んで訴えてき
今回は「不適切な行動に注目し過ぎない」という,アドラー心理学を用いた学級経営のTipsを紹介します。教師は学習や係活動などをいいかげんに取り組んでいる子に注意する(叱る)ことが多いです。それは,40人弱の集団をある方向に導いていくためには,不適切な行動を取る子
新年度を間近に控えているので,引き続き学級経営に役立ちそうなテーマを用意しました。今回は教師のリーダーシップ(≒指導スタイル)についてです。指導的←→援助的生徒指導的←→教育相談的父性的←→母性的ムチ←→アメ思いつくままに書いてみましたが,指導スタイルに
間もなく新学期ということで,第2回目は学級開きで使えそうなグループワークを取り上げてみました。学校現場ではカウンセリング心理学に基づいたグループワークとして,構成的グループ・エンカウンター®が有名です。私が1学期の始業式に実施するエクササイズがあります。そ
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