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空の風景 http://blog.livedoor.jp/soraislimit/

脱サラして1歳児ともう1人お腹に抱えながら家族3.5人で日本を飛び出して自分の勝手な夢のために何年も何年もかけて家族に迷惑をかけながらやっとこさ海外でエアラインのパイロットになった人生不器用な子連れオヤジの回顧ブログです。

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2009/03/23

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  • フライトスクール選びであとで後悔しないために

    おひさしぶりです。最近、ある知り合いの方からお話を伺って思ったことを書きます。若いご夫婦でご主人さまの夢のために日本を出て海外でパイロットになることを目指して頑張ろうと始められた方のお話を聞き、ちょっと思うところがありました。その方は、英語力にもま

  • いつの間にやらパイロット歴25周年

    ほんの数日前だが、8月3日に晴れてこの業界に入って、1回目のフライトレッスンを受けてから25年が経った。本当に長かった25年だけど、最初の16年は本当に長かった。そして今の現職の会社に入ってからは本当にすごいスピードで9年半が経とうとしている。今のエア

  • 空の仕事のなかでの小話。

    昨日の仕事のシカゴからLAXへのデッドヘッド移動でのフライト中。窓際の席の老婦人が、真ん中の席の若い男性がトイレに立った時に、通路席に座っていた制服姿の僕の肩を叩いて呼んできた。「あなたが今仕事中ではないのはわかってるけど、私の預け荷物がいまどこにあるか調

  • 勝ち組、負け組?人生の正解?いったい誰が決める?

    ここに、30歳前後になる一人の若者がいる。先日のAWA Fairにも参加された日本人の方だ。(AWA Fair 記事: http://blog.livedoor.jp/soraislimit/archives/52604734.html)今回ものすごく下準備や、下調べをされた上で日本から遠方わざわざカリフォルニアまでFairに参加

  • AWA (Asian Women in Aviation) Fair

    フェイスブックのグループにAWA (Asian Women in Aviation)というグループページがある。2012年3月に、あのこの業界では有名な青木美和さんが立ち上げたグループで、以下のミッションを掲げて活動を行なっている。以下、AWAのFB ページから抜粋ーーーーーーーーーー

  • フライトクルーの陰と陽。

    このストーリーは全くパイロットと関係なく、CAさん(FAさん)の話ですが、エアラインのクルーという観点からは一緒かな?あるメジャーのエアラインのフライトアテンダントさんが5年勤務ののち、自分のQuality of Lifeのために仕事を辞められたまでの気持ちを語ってらっしゃ

  • 査察パイロットが査察される定期審査

    1月はいつも僕のもろもろの過去の資格取得のタイミングによると査察機長の年次定期審査の月である。2019年の1月に査察パイロット・路線教官の登用訓練のクラスがあったのでその月がベースになる。しかし、事前にどのフライトで行うかは知らされない。No Notice Check(

  • またどこからともなく、ジョンの声。

    さて、またこの時期になった。ここ過去2年間、この12月7~9日にちなんで少し書いてきたが、今年はちょっとその話に加える思いがある。12月7日(日本の8日)はアメリカでは、真珠湾攻撃の記念日であり、自分の属するアビエーションの業界では、さまざまなネット上

  • 今回は若いFOさんの話じゃない。年配のFOさんの話。Part 4~最終話

    さて、4日目だ。彼も僕も違うホテルから朝10時のシャトルに乗って空港まで行き、ゲートで会う約束を前夜にしていた。今日は夕方から天気が下り坂になり、夜が始まる頃には雪がかなり降る予報がアスペンには出ていた。朝は午前11時くらいから南寄りの風がかなり強ま

  • 今回は若いFOさんの話じゃない。年配のFOさんの話。Part 3

    さあ、2日目はアップダウンの感情ジェットコースターで終わり、しかし、なんとか収拾つけて終えることができた。さて、3日目は、4レグを乗務の長丁場である。ところで、彼の年齢だが、2日目のテキサスへの帰り道に、僕の方から自ら、自分の年齢を明かし、「まあ、この

  • 今回は若いFOさんの話じゃない。年配のFOさんの話。Part 2

    さて、この年配のコパイさんの文句はこうだった。別に僕に当てた文句ではもちろんなかったのだが・・・。ちなみに、今日から4日間の仕事の中、もともとの通常乗務のトリップを入れ替えられて、彼のアスペン空港の路線訓練が今回のトリップに1週間くらい前に組まれ、初日を

  • 今回は若いFOさんの話じゃない。年配のFOさんの話。

    さて、自分より年上で、さすがに分別は自分よりある(だろうっと思う)人が自分の運航の副操縦士さんだったら、一体どうすればいいだろう・・・・。っと言うのが今回のお話。今回のストーリーの発端はこうだ。いつも変わりない4Day Tripの初日。僕は案の定、200km

  • エアマンのAttitude・・・

    月曜から昨日の水曜まで3日間、5ヶ月半ぶりに新人副操縦士くんの初IOE(OJT)トリップの担当でした。この5ヶ月半、アスペンの路線訓練、審査、そして機長さん昇格訓練の見極めオブザベーションばかりだったので、実際のIOE担当は久しぶり・・。さて、悪口を言う目的では

  • アスペンの魔物・・・。

    さて、昨日の父の日の日曜日、4Day Tripの最終日。アスペンからサンフランシスコにいって、そこからサンフランシスコとビショップ空港の特殊空港の機長路線訓練・審査をしてからデッドヘッドでLAXに戻っておしまい、というスケジュールだった。朝現地時間5時半に起きて7

  • GOLD SEAL Instructor (FAA) について

    嬉しいことに、先日このブログにコメントをいただき、FAAのゴールドシールインストラクターについての話を、とリクエストをいただいた。本当に最近多くの皆様にお読みいただいているようで嬉しいし、こうやってコメントやリクエストをいただけるのは本当に至福の喜びです。

  • 教官という仕事のホンシツ

    機長訓練の訓練生の見極めオブザベーションをしていて思ったことをちょっと。DLCA(Designated Line Check Airman: 指定査察パイロット、といえばいいのか)の職を4月にいただいて、先日から機長昇格訓練のIOE(OJT)のフライトをジャンプシートに座って候補生の機長として

  • 手を変え、品を変え・・・(後編)

    さて、一夜明けて、今日はニューメキシコからフェニックスへ乗務して、その後は3時間後にデッドヘッドでソルトレイクへ行くのみのライトなスケジュール。でも、もっと練習させてあげたい気持ちからすると、あと2本くらい今日は飛ばせてあげたい気分だった。朝起きて準備

  • 手を変え、品を変え・・・(中編)

    さて、なんとか無事にオンタイムで出発させれた。しかし、出発3分前になっても、なんやらバタバタしていた訓練生君。色々こっちからヒントは出したのだが・・・。「乗客の数、届きました、機長。」「あ、荷物搭載も完了したみたいですねえ。」「あ、マニフェスト(乗客数、

  • 手を変え、品を変え・・・(前編)

    後進を指導したるもの、ただただ自分の知っていること、教えなくてはいけないことを伝えて、それができないともなると、この人は素質がない!などと短絡的に結論を出すのは時期尚早だということくらいはどんな人にもわかるだろう。特に頭のいい人、要領のいい人に限って結構

  • じっくり機会を待ちながらも自分のスタイルは妥協しない~優柔不断を切り捨てて信頼を勝ち取る~

    なにかと、初対面の人と限られた時間(数日という感覚です)の中でその人とある程度の信頼関係を築き、そのなかで自分のことを受け入れてもらい、自分の言うアドバイスや助言などもも受け入れてもらわないといけない仕事、って言ったらなんでしょう?そしてその助言を今日、

  • すごい人の新しい人生の章の幕開け

    要は、やるかやらないか、なのである。一歩を踏み出した人の人生は楽しい。年齢は関係ない。2020年の8月14日の記事に書かせていただいた、「すごい人第2弾」の玉那覇尚也さんに新しい人生の章がひらけた。http://blog.livedoor.jp/soraislimit/archives/52565234

  • 真面目なことはカッコいい!

    さて、自分の今の仕事というのは、最初から最後まで、ルーティーン、手順(プロシージャー)、チェックリストの連続の仕事である。本当にいろんな作業がある中でいろんなパイロットが毎日のようにいろんな組み合わせで一緒に飛ばなくてはいけないから、同じ方法でみんなが飛

  • 2-In, 2-Out コミュニケーション

    旅客機の運航の中で「2 In, 2 Out コミュニケーション」というプロトコルがある。これは主に緊急事態やイレギュラーが発生した時に使用するコミュニケーションの基本の考え方なのであるが、「IN」はつまりは機内の相手に対して、そして「OUT」は飛行機の外の相手に対して、と

  • 最近訓練フェイル、面接フェイルの投稿が増えてきたぞ・・・新時代だけど、旧時代の考え方が旧式って訳ではない事実

    この数日このブログのPVが1日に数百件(300~800圏)に上ったりしていることにさっき気づいてびっくり!リンク元はどこかと見てみたらどうやらツイッターらしい。どこかのどなたかが、きっとリンクを貼ってくださり、どこかでバズったのだろう。本当にありがたいです

  • 前代未聞の売り手市場のアメリカのパイロット業界。だけど・・・

    コロナが始まった2020年の3月、そしてその後、数ヶ月後の各エアラインの、パイロットやフライトクルー、そして地上職員の解雇、一時帰休ラッシュを目の当たりにした時は自分も一瞬腹をくくったものだったし、全般の予測は2023年までは回復はしないだろうと言われて

  • 何回までなら不合格になってもエアラインに行ける?

    数回前にエアラインの世界では訓練途中に2回試験に不合格になってしまうと基本的に訓練中止になるっていう話を書いたと思う。ツーストライク・アウトの原則だ。日本の自社養成だと各免許過程で2回の不合格は訓練停止の対象になる。アメリカだと、例えば、シミュレータ

  • 航空文化の違い・・・いやお国柄かな?日本の航空文化が遅れる理由の一端

    ふとこの間思うことがあった。航空業界におけるお国柄、そして文化、ここでは航空安全への姿勢の違いが航空の発展やそれに携わる人々のマインドセットに影響が大きく影響しているのだろうなあって実感する瞬間があった。簡単に言ってしまおう。日本は航空に限らず、何

  • Holidayとクルー

    12月、年の瀬もいよいよクリスマスに突入であと1週間あまりで2022年になるところですが、皆さんお元気でしょうか?自分は今アスペンのホテルでコーヒーを飲みながら自分の乗務する飛行機がヒューストンから入ってくるのを待って、後1時間ほどで空港に向かいます。

  • またジョンの声が聞こえてくると思い出すこと

    今日は12月7日、アメリカ時間、日付でいうとパールハーバーの記念日だ。日本だと8日、ということになるのだが。昔サンディエゴ、そう、海軍と海兵隊の街に住んでいた2000年初頭の頃、朝何もおもわずフライトスクールへの道のりを車で運転していて、大通りに出た時に

  • IFR フライト時のLost Communicationの考え方

    さて、計器飛行中、雲中で計器と管制に頼っているときに無線機が壊れたらどうやって無事に地上まで飛ぶのだろうか?レーダーで誘導もしてもらえない、頼れるのはVORやGPSからの情報とコクピット内にある計器飛行に必要な航空図、滑走路への進入経路図(Approach Charts)だけ

  • 旧式 ホールディングパターンの飛び方

    さて、もう今更こんなことを話しても、G1000などに代表されるグラスコクピット仕様のセスナなどで訓練をされておられる方にはなんのメリットもない話だし、ホールディングパターンすらGPSに打ち込んで計器に反映させて飛べる時代なので、本当に一部の方にしかメリットのない

  • 定期シミュレーター審査終了

    今年も無事、定期シミュレーター審査を昨日終了して帰ってきました。アメリカは日本とは違い、(といっても日本の場合は確か6ヶ月に1回シミュレーター審査があると昔聞いたままそのあとはシステムがどう変わったかはフォローしてないので最新の情報は知らないが、)会社

  • 機長昇格訓練のホンシツ

    さあ、昨夜遅くに仕事から帰って来たのだが、今日1日の休日を挟んで明日からまた4日間仕事トリップである。今回の乗務は新しく機長さんに昇格された方の路線実地訓練初回の訓練トリップを課されている。つまりは、この前機長昇格の訓練をシミュレーターで無事合格された方

  • ネットワーキングについて・・・せっかくの橋を焼き落とさないために・・・

    この業界に限らずだろうけど、本当にコネクション、ネットワーキング、というものは自分の将来のキャリアを形成する上で軽んずることができないものだと思う。会社勤めしていても営業の成果などは本当にこれに左右するものでもあるし、職場を自分の資格とスキルと経験だけで

  • フライトの腕自慢とスマートな飛ばし方、似ているような似てないような考え方

    パイロットという生き物の習性としてエゴが強い、自分が一番うまい、とか一番よく知っている、とかそういうことをちょくちょく感じることがある。ちょっと困った部分である。もちろん上手なのは大いに結構。よく知っているのも大いに結構。だけど、それをひけらかしたり、

  • 操縦のセンス、っていう視点からの独断的な感想

    飛行機操縦のセンス

これは本当に自分の主観でしかないので意見の違いをおっしゃる方も多いかもしれないが、いつものごとく、独断と偏見的な主観で自分の思うところを書きたいと思う。あくまでも今までの経験や感覚で書くだけなので、あまり真剣に考えすぎないでいただき

  • 噂を本気にするな。ケミストリーマッチと謙虚さ、実直さと・・・。CRMの相互関係・・そして最後に判断するのは君次第だ。

    ちょっと今回は飛行機のこととあまり関係ないかもしれないけど実はかなり関係ある話を少し個人的観点から書かせてもらおうと思う。ちょっと最初の導入の部分からきっと結末が全くえらくかけ離れた議論になってしまうと思うが、芋づる式に演繹法的な話の展開でうまくまとめ

  • セプテンバー・イレブン・・・20周年

    あと数時間、ベッドに入り、起きる頃にはあの悲しい出来事から満20年が経つことになる。この出来事に関するエピソードは以前に2回の記事に分けて書いているのであえて繰り返し書かないが、やはり20年という節目に何も書かない訳にはいかない気持ちに駆られた。最近

  • あのすごい人のオンライン座学コース、いよいよスタート!

    このブログの結構前の記事で紹介した沖縄のFSOアカデミー代表の玉那覇さんのプライベート(自家用)パイロットオンライン座学コースがいよいよスタートします。スナップアスクというオンラインテュータリングプラットフォームの航空バージョンの「マスターイン」とグーグル

  • 到着航空機同士のセパレーションについて・・・ちょっとマニアックですが・・・

    今回は少し日常のオペレーションの中で出てくる航空管制が行う到着機の航空機同士の距離の話を少ししたいと思います。航空無線聞いて楽しんでみえる方にも少し情報が伝わると嬉しいです。自分は航空機管制官ではないので、もし間違ってたらごめんなさい。でも実際に飛ばす

  • エアラインに入ってからの訓練、審査、そして不合格のルール・・・

    あまりこの辺は知られていないかな?と思うのでちょっと簡単に書いておこうと思う。まあ、FAAなり、JCABなりで免許取得の折のチェックライド、口頭試験などのケースを除いて、まず航空関係の会社にパイロットで入ったら必ず任用・登用訓練、試験がある。飛行教官でフライト

  • 1500時間ルールの善と悪

    2009年のあの日を境にアメリカの航空業界は大きく変わった。まずは2009年の1月のハドソン川の奇跡。詳細はあまりにも有名なので省くが、あの事故で乗客、乗員全員の命を救った英雄となったサレンバーガー機長はその後大きな影響をアメリカの航空業界にもたらすこ

  • YUI AVIATIONさん

    今朝がた最近仲良くさせていただいてるテキサスで会社員をされながら飛行教官をされている「YUI」さんがYouTubeチャンネルに私のこのブログを紹介してくださいました。トピックはアメリカでのビザサポートを受けるための戦略、のようなお話です。私の経験談をかってくださ

  • サークル トゥ ランド Circle to Landについて

    ご無沙汰しています。さて、昨日カリフォルニアのタホ湖の北のトラッキーという空港で悲しい事故がありました。チャレンジャーの605という機体のビジネスジェットの事故でした。アイダホからきっと夏のバケーションに来られるフライトだったのでは、などと想像します。

  • ここから夢を追いかける方がいる

    つい1~2週間前、私の素性をある組織を通してお知りになった28歳の若いお父様からフェイスブックのメッセンジャーに連絡をいただいた。私のこのブログ、そして細々とやっているYouTubeの動画をご覧になられて内容、年齢(夢を追いかける時点での)などの境遇が似ている

  • 最近のロータイムのパイロットの訓練をして思うこと

    今年の4月、5月は自分のクルーベースではアスペンのフライトが一切なくなったので現在目下新規採用の(去年採用が決まったけどコロナで訓練延期、中断になっていた組の)パイロットのIOE訓練を毎週担当している。大きく分けて新米の副操縦士の新規採用の若い子達のIOEと、

  • Calibrated Leak, Pendulous Vane  って知ってる?Turn CoordinatorとTurn and Slip Indicatorの仕組みの違いは?

    最近はG1000に代表されるようなグラスのコクピット計器がGAの飛行機でもどんどん主流になってきて、今時アナログの計器の仕組みなど興味ないかもしれませんが・・・Pendulous Vane on Attitude IndicatorCalibrated Leak on VSICanted Gyro for Turn Coordinator

  • スムーズなフライトのために。考えて、計算して飛ぶ。

    さて、こないだ水平儀(AI)の読み方なんかを今度書こうかな?って言ったので、約束を守ります。最近はG1000などのグラス表示のPFDが主流になってきたので、ちょっと参考にはならないかもしれませんが、考え方は同じなので、少し考えるきっかけになってもらえればと思います

  • ファイナルアプローチの飛び方 No more "Pitch for Airspeed/Power for Path" please!!

    先日、人生で飛び始めてから4年でリージョナルエアラインに(去年コロナで訓練が最後の最後で中断となったので2月中旬の訓練再開決定から、また一から訓練を受け直したので実際には3年で入社してきた)入ってきた若いFOさんのIOEを担当したのだが、彼も御多分に洩れず、ほ

  • エアラインでの燃料の搭載の考え方とGAでの燃料の考え方 パート2

    さて、先回でエアラインの燃料搭載は「足し算」の考え方で決めていく、と話したが、じゃあ、最低限合法的に必要な量さえ搭載しないんだから満席でも基本的には問題ないんだろう、と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、実はそうでもない。自分の乗っている小型旅客機

  • エアラインでの燃料の搭載の考え方とGAでの燃料の考え方 パート1

    ご無沙汰してます。今回はエアラインでの燃料の搭載時の考え方を少し書いてみようかな、と思います。GAにおけるピストンエンジン機の小型機の燃料の考えかたって、基本的には2~3人の搭乗で燃料満タンでも飛行機の構造上の最大離陸重量を超えなければ通常、満タンで出

  • エアロジパングプロジェクト、アースラウンダー! 応援、ご声援、よろしくお願いします!

    数ヶ月前に「すごい人」シリーズ1回目(http://blog.livedoor.jp/soraislimit/archives/52565005.html)で書かせていただいた前田伸二さんがついに1年の延期ののちに(COVID-19のせいです)2021年5月1日にシアトルから世界一周の空の旅に出られることを発表されまし

  • 自分の道の切り開き方

    まあ、僕もそんな大した人間ではないので大それたことは言えないのだが、人間追い込まれると色々考えるものだ、というスタンスで書けばいいかな?さっきたまたまアメリカの航空関係のFacebookのグループページで航空関係のキャリアに入ってくる人たちへのメンターシップを

  • 冬の運航のあれこれ

    ご無沙汰しております。2021年に入ってすでに1ヶ月半、何も書かずに過ぎてしまいました。さて、今日はジェット機の冬の運航についてちょっと書こうと思います。今日は朝起きたらホテルの外は雪が降り始めてました。空港に着いたらあたり一面真っ白。ちょう

  • 2020年を終えるにあたって

    今日はもう日本では大晦日だ。アメリカはみそかの夕方である。この2020年という年は本当に世界中の人々にとってとても大変な一年だったことは言うまでもない。そして航空業界で働く人々にとっては本当に激動の、そして苦しくて辛いことの多い1年となった。そしてま

  • お世話になりました。

    ついその前日にジョンの没後40年に絡んでブログを更新した翌日のことだった。あの中で僕の人生の中での4大恩師のうちの一人のの授業でジョンの曲の話を学んだって言う話をした。そしてその恩師は3年ほど前に他界されたと言う知らせを受けていた。が、まさか、その翌日に

  • 独り言。 12月になると・・・ジョンの声・・・

    今日は12月8日。アメリカ時間での話だ。毎年この数日になると、いつが真珠湾攻撃の日で、いつがジョンレノンの命日で、そして友人の誕生日だったか頭を整理しないといけなくなる。真珠湾攻撃は日本では12月8日とされているが、アメリカでの認識は7日。ジョンの命日は

  • すごい人 パート3

    さて、今回はこの数ヶ月の間に存じあげるようになって、そして今僕が直接手の届く人物の中で尊敬する方の一番、二番、といっても過言ではない方のことを書いてみたい。彼はプロパイロットではない。2020年の7月の末に自家用パイロットになられたばっかりの方だ。とは

  • 荒波で難破しない力をつけること・・・偉そうなことをいってるけど、私はそんな大した人ではない・・・

    前記事などで偉そうなのたまってはみたが、なんか誤解を招きそうなのであえてちょっと書こうと思う。僕自身がこの航空留学をする時に全てをわかって、調べて最初にオーストラリアに家族を連れて向かっていった訳ではない。そして何らかのうまくいく保証があるとわかってから

  • 自分で決めて進む道

    日本という国では人が進む道がある程度社会の仕組みで敷かれている。(この言い方はちょっとを生じかねないし、もっと言い方があるかもしれないのでのちの文章で補足する)小学校に行って、中学、高校、そして、就職、短大、4大、そして就職などだ。なかなか高校の時に1年

  • そして2020が襲来・・・・そして我が飛行機人生を振り返って・・・未練はあるが、悔いはない、を目指して

    ずっとそこで頑張って自分の生涯のキャリアを積もうと頑張っていた訓練所もなくなりリストラ、解雇となり、20代半ばのパイロットするようなポジションに40代半ばをすぎたおっさんが仕方なしに仕事を食いつなぐために就くような、本当に情けない人生を過ごしてきたと思う

  • 計器飛行スキャンとテクニック

    20分ほどのビデオです。なかなか実機訓練ができない中シミュレーターでの訓練の機会も多くなってきています。少し何かのヒントが得られるかな?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー記事、気に入ってもらえましたら、「航空」というボタ

  • 番外編:未来のエアマンへ

    昨日、私の存じ上げている日本のエアマンの方と話す機会に、こんなことを言われた。「自分のパイロットの教え子たちはなかなかシャイで・・・・、でもどんどん色々伝えていってあげてくださいね。」っと・・・最近加えていただいた日本のフライトクラブのチーフの方の言

  • 失速時と失速回復時の翼の上面のエアフローの様子がよくわかる映像

    長いビデオですが、30分目あたりからがメインです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー記事、気に入ってもらえましたら、「航空」というボタンぜひ、押していただけると嬉しいです。いえ、決して悪徳リンクではありません。ブログランキ

  • 強く生きること

    2020年はご存知の通り世界中の航空業界に大打撃を与えている。何万にものクルーが世界中で仕事失い、離職を強いられ、また将来戻ってこれる日を待っていたり、どこにもパイロットや客室乗務員の仕事を見つけられず、毎日ネットで仕事探しをしていたり・・・・僕は7

  • そしてアスペンの路線教官資格へ

    査察機長/路線教官に3月に正式になって2019年の3月は残りのアスペンの乗務スケジュールを通常機長乗務としてこなしたが、4月と5月は閑散期でアスペンのフライトが減ってセニョリティの関係で僕は通常の路線で仕事することになり、教官として新米FOや新米機長さんのIO

  • アメリカの航空身体検査を受けてふと思う。

    昨日いつもの6ヶ月に一度のアメリカの航空身体検査を受けてちょっと思ったことを書こうと思う。

今の機長というポジションではFAAのファーストクラスの航空身体検査証明を取得しないといけない。そして年齢が年齢だけに、6ヶ月に一度の受診が義務付けられている。そし

  • 昔は訓練生と教官、今は副操縦士と機長

    このエピソードを書き忘れるなんて僕としてなんともびっくりしたけど、思い出したのでこれは書かずには済まされない。僕がサンディエゴでまだ駆け出しの教官だった頃、2001年の初め頃だが、カリフォルニアの他の空港で少し訓練していたジョン、という当時21歳の青年

  • アスペンのエピソードを一つや二つ・・

    アスペンの乗務でのちょっとしたエピソードを紹介します。ひとつ目。遅延の後は2時間40分のアスペンへの道のり。シカゴからアスペンの乗務の時の話です。アプローチかけるまでは雲底もぎりぎり、視界は6~10マイルと上々で、まあ、降りられるだろうとタカをくくっ

  • LCAになってIOEの担当をするように

    2019年の3月が終わり、冬のアスペンのシーズンも一段落し、セニョリティの関係で僕は4月と5月のアスペンのオフシーズンではスケジュールをもらえない状況になり、普段の通常の路線のスケジュールをビッドすることとなった。ただし、3月に辞令を受けた路線教官、査察

  • そして声がかかった

    12月から正式にLAXベースのクルーとなり、そして12月のスケジュールから定期のアスペンの路線機長として働くことになった。アスペンは本当に色々ある。追い風での着陸などは日常茶飯事。時には雪山のコロコロ変わる天候のせいで3分前に先行機が降りれたからと言って自

  • アスペン訓練 と飛行訓練の自主練の話

    アスペンのシミュレーター訓練が8月末にあった。足掛け3日間。最初の2日はアスペンのアプローチ、進入復行、緊急脱出操作、出発経路などを想像できる可能なケースを全てみっちりできるようになるまで叩き込まれた。通常のフライトができるようになるのはもちろんだが、進

  • コロラド州 アスペンという空港そしてアスペンの指定パイロットプログラムへ

    さて、コロラド州の少し西側のロッキー山脈の真ん中にアスペンという街がある。まあ、誰もがどこかで聞いたことがある地名だとは思うが・・・(アルペンではない、念の為。それは広瀬香美の歌を使ってCMを流してたスポーツ用品店だ。あ、スキーの用品店という意味では、まる

  • 日本人の乗客の方との経験

    ちょっと今回は自分の乗務便で遭遇した日本人の乗客の方との話をいくつか・・・。LAXベースで飛んでいると日本人のビジネスマンや、旅行客の姿はほぼ毎回見かける。サンフランシスコでも同じだ。だからと言ってなんだってことはないのだが、まあ、僕は彼らにはアジア系のア

  • ネガティブなことばかりでもないフレズノベースでの話。背中を押してくれた彼らに感謝

    先回では少し生意気なFOさんの話をしたが、みんながみんなそんな人たちではなかった。若くても、年配の方でもお互いをきっちり敬ってプロフェッショナルなクルーとして仲良く、しかし確実な仕事をきっちりされるFOさんたちもたくさんいた。(残念ながら、手に負えない人も前

  • 所変わればクルー文化も変わる

    ちょっと仕事で立て込んでいてまたあいてしまいました。唯一の休日なのですが、ちょこっと更新。さて、ミネアポリス通勤もお役目御免になり、フレズノベースに2017年9月から異動になった。リザーブのステータスではあるけど、家からギリギリ2時間でたどり着けるの

  • あるフライトアテンダントのお姉ちゃんの話とPer Diem

    さあ、ミネアポリスに通勤を初めて半年がすぎたころの7月末についに9月からカリフォルニアのフレズノベースに異動ができることになった!機長昇格して7ヶ月余りでやっと自宅から車で(とはいえ200Kmも運転するのであるが)通えるクルーベースに異動だ!FO時代は3ヶ月半

  • もう100時間は超えたけど・・・

    さて、やっと100時間以上機長として飛んで、Green機長ではなくなって少しづつ仕事にも慣れてきた頃、そしてどんどん仕事も楽しくなってきた頃のエピソードを少し。2017年3月の末あたりの4Day trip. 1泊目はミシガン州のこれまた、たまたまこれもマーケットの街の

  • IOE後、最初の100時間の法則・・・Part 2

    FOの時もそうなのだが、エアラインの運航でパイロットが新しい機体の免許(型式証明=タイプレーティングという)と取得したり、同じ機体でもFOから機長に昇格したりした場合はIOEを終わった後は最初の100時間はまだ機体の運航、新しいポジションでの運航に慣れていないと

  • 機長として2回目、3回目の仕事で・・・最初の100時間の法則とは・・・パート1

    さて、IOEも終わり、ミネアポリスへの飛行機通勤が1月末から始まった。クラッシュパッドも2月からお願いしてたが、1月の最後の2日分くらいタダで泊まっていいよ、と計らって貰い、自分の街からフェニックス空港経由の2便乗り継ぎでの通勤が始まった。初日から1泊2日

  • 飛行機の周りで活躍する機材たち

    ご無沙汰しております。忙しく最初の2日の勤務(アスペン・イーグル空港、指定山間特殊空港パイロットの1年に1回の定期訓練・審査)と4日のライン勤務で6連勤して今日だけ一日お休み。でまた明日から2+2のライン4連勤です。今夜ちょっとだけ時間できたので6連勤

  • 明日が(しばらくの間は)最後になる人たちを想って

    今日は2020年9月29日。そして明日は9月30日である。新型コロナの米国連邦政府助成金の給付条件の「誰も解雇はしない」という縛りの最後の日。7月の31日前後のWARN Actに基づいた「解雇される」かもしれない通知がアメリカの多くの航空会社の従業員に出され

  • そして正式に機長に・・・本当に長い道のりだった

    そして2017年の年が明け、またさらに路線教官不足のためにしばらく自宅で待機になったのだが、なんとかあと2回のIOEを入れてもらうことができ、そして最後の機長IOEの4DayTripに突入した。最後のトリップはデトロイト空港スタートのトリップ。基本的にその時点で自分

  • 小さくまとまる人生なんて・・・

    デンゼル・ワシントンのある大学の卒業式での卒業生に向けたスピーチです。「Fall Forward」失敗しても失敗するときは前に倒れろ・・・心が震えます。下手くそな訳ですが・・・・・ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーI found that nothing in life

  • そして機長IOE待たされる。

    さて、シミュレーターの試験も終わり、その日から機長の給与になったのは嬉しいのだが、まだIOEが残っている。これが結構タイミングが悪く、路線教官が足りないらしく、いや、機長昇格の訓練生がどっと増えたからなのか、新米FOの採用が多くてIOEに取られちゃってるからなの

  • そしてシミュレーター訓練始まる

    さて、グラウンドの訓練はおしまい。シンシナティのシミュレーター訓練センターに移って訓練が始まる。さて、今はここの訓練センターは引き上げて1年後くらいに自社のデンバーの訓練センターオープンに合わせてシミュレーターも移動してきたのだが、その当時、時期はここ

  • そして機長昇格の機会が・・・

    以前にもなんどもアメリカの航空業界はなんといってもセニョリティだ、と言う話は書いてきたが、2016年の7月末にぼくのセニョリティで機長昇格の訓練のクラスのビッドをいれることができるタイミングがまわってきた。毎月、月末前に翌々月一日付ののクルーベースの異動

  • Furlough,もしくは人生の壁、Speed Bumpにどう対処するか?

    10月の1日に多くの航空会社のクルーが一時解雇(一時帰休)になります。やはり今まで頑張って気づいてきたキャリア、努力が一夜で流れてしまうという失望感、ショックは計り知れない。しかし、前に向いて進まなければいけない。そのフェーズにどう取り組んで前向き生き

  • FO(ファーストオフィサー)の仕事の役割・・・独断と偏見のPerspective

    ファーストオフィサー、つまりコパイロットのこと、日本語でいうと副操縦士、大昔は副機長などと呼ばれていたパイロットのことだ。ファーストオフィサーという名前は船の運航のクルーのランクに準じて由来するとされるが、別に機長、キャプテンに劣るから副操縦士の立場に

  • 19年前、この夜が最後になった人々を思いながら・・・

    今夜は9月10日の夜。19年前は月曜日の夜です。なんの変哲もない連休明けの次の週の最初の月曜日の夜。246人の人々が翌朝のフライトの前に眠りにつきました。2606人の人々が翌朝のお仕事のために眠りにつきました。 343人の消防士の方々が翌朝の勤務の前

  • エアラインパイロット vs 子供の行事

    さて、ラインに出て最初の3ヶ月半はミネアポリスに通勤、そしてフレズノベースで3ヶ月間リザーブ勤務、そしてやっと最初の念願だったLAXベースに2015年1月から異動になってはれてラインホルダーになったのだが、それでもLAXベースのFOの中ではギリギリでリザーブのセ

  • 少々間が空いております

    みなさま申し訳ありません。ただいま4日+2日の連勤の中日で12時間だけ家に帰ってきておりますが、運行宿泊も結構短いのが多いトリップでなかなかゆっくり記事を書く時間が見つかりません。6連勤のあと1日だけ休みでまた朝2時家を出発しての4連勤なのでしばらく更新

  • リージョナルパイロットライフ べース異動のこと、持ち物のこと

    さて、初めてこの世界に6年半前に入ってきた時は最初にIOEが終わって、3ヶ月半ミネアポリスに長距離通勤した後、カリフォルニアのフレズノという空港のベースに異動をいただき、そこで3ヶ月リザーブスケジュールをした後、LAXベースでラインホルダーになれるセニョリティ

  • リージョナルライフ 運航編

    ちょっと色々忙しく、まとまった時間がなかったので時間があきました。お待たせしました。(待ってないってか)今回はアメリカのパイロットがどうやって空港に勤務に出てきてフライト乗務をするのか、などを少し話したいと思います。結構長くなるかもしれないので、パート

  • リージョナルパイロットライフ こぼれ話 4 クラッシュパッド編 Part2

    前回の記事では少しFO時代に3ヶ月半を過ごしたクラッシュパッドの写真を4枚くらい載せたが今回はキャプテンになってから借りた別の所の写真を載せてみよう。今回のは全く訳も分からなくエアラインの世界の世界に来た新米ではなく、いろんな情報をみんなから聞いていたの

  • リージョナルパイロットライフ こぼれ話 3 クラッシュパッド編

    もうクラッシュパッドについてはIOEが終わって初めてのミネアポリスへの通勤のくだりで少し触れたので大まかな感じはこれを読んでくださっている方には検討がついているとは思うが、ここでもう一回まとめておこうかな、と思う。クラッシュパッドというのは、基本的にコミュ

  • リージョナルライフ こぼれ話 2 コミュート編

    さてアメリカのエアライン(まあ日本ではピーチだけ大阪勤務でも東京に住むなどは認められてるらしいが)では、クルーは必ずしも自分の勤務ベースの街に住む必要はなく、基本的に自分の責任で勤務地に通勤できてフライトに穴さえ空けなければ良いことになっている。ただし、

  • リージョナルパイロットライフ こぼれ話 1 食事編

    エアラインパイロットの仕事と聞くとみなさんどんな姿を想像されるだろうか?きっと毎晩の運航宿泊ではクルーと美味しいディナーを食べに出かけ、そのあとバーで一杯やって、ホテルに戻り、独身のFAさんは将来の旦那さん探しに毎晩のように一緒に仕事トリップをしてる若いFO

  • 今後のアメリカの航空業界の予測

    今は新型コロナの影響で未然の航空業界の不振が続いております。10月1日には多くのエアラインにおいて、政府からのPayroll(給与)補助金受給(CARE Act ) を受けるにあたっての従業員解雇禁止条件が9月30日で切れるので大量一時解雇(一時帰休)、英語で言うとFurlou

  • FAA 自家用パイロットライセンス実地試験の口述試験

    こんなの見つけました。かなり古いですが・・・。これからライセンス取ろうとされている方にはどれくらいの英語力がいるかの目安になりますかね?もちろんここまで完璧に話せるようになる必要はないですが、質問の内容を理解できる力は必要ですよね。まあ、昔はロサンゼ

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