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kisanjin
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春日井市
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島田市
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2009/02/27

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  • とどまる・ととまる・のどまる

    寒露(かんろ)末日の2022年10月22日、GALERIE La Paix(ガルリ ラペ:名古屋市昭和区)を訪ねて、小川友美展「とどまる」を観る。 《ここにとどまる じっと動かない 根を張り、地中からいろんな養分を吸収し、地上をささえる 瞬発的に感情を版へぶつけることができるドライポイント(直接凹版技法)の手法で、人間関係の中で生じる情動、身体の感触を版に刻む。 先へ先へ何かを掴もうと、ニードルを持つ手を思うが...

  • テンペスト

    『機動戦士ガンダム 水星の魔女』が、2022年10月より始まった。このテレビアニメは始まったばかりだが、ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616)の戯曲『テンペスト』(“The Tempest” 初演1611/松岡和子:訳 筑摩書房:刊 2000)で、その起承転結を愚推する。 《(傍白) 二人とも相手の虜になっている。速やかに事は運んだが、ひと苦労させなくてはなるまい。手軽に勝ち得てはせっかくの宝も手軽にあしらわれる。》 (...

  • 大川パーコで遊ぶ

    私が「大川パーコ」の実物に見(まみ)えたのは2022年7月18日に「カフェ・アダチ ギャラリー」(岐阜県関市)で、また同機を作動させたのは2022年8月12日に「喫茶 星時」(岐阜市)でだった。その後、「大川パーコ」の所有者より改めて直に借り受けて、3回ほど遊んだ(今般の貸出しを快諾された平田敬雄・久美子の両氏に感謝します)。 《如何に上等の珈琲をお求めになつても、入れ方が下手でしたら決して美味し...

  • 五色の襤褸舟

    《内海を巡回する航路があるとします。すると海上の一点は、船の前とも後ろともつきません。しかし私の生まれた座標が、ここからは未来と感じられやすい、というふうには申せましょう》 (津原泰水 「五色の舟」/『NOVA 2 書き下ろし日本SFコレクション』 大森望:編 河出書房新社:刊 2010) 津原泰水(つはら やすみ)が、2022年10月2日に死んだ。そして、どこか余所の世界──SARS-CoV-2が誕生しなかった世界、凄まじ...

  • 珈琲呟語 3

    珈琲呟語(こーひーげんご)。TwitterやFacebookでつぶやいたコーヒー関連のもの、ここ約1ヵ月分から少し拾う。 さて、読んでから読むか、それとも、読んでから読むか… 〔2022.09.12〕 奥山儀八郎(1907-1981)は死んでいなかった!? 講談社はなぜ「口寄せ」記事を掲げて恥じないのか? 〔2022.09.14〕 グッバイ・ゴダール! (悼詞です。作品名としては画像と一致していません) 〔2022.09.14/ジャン=リュック...

  • 珈琲偏歴

    コーヒーを愛好し研究するに俊秀たる旦部幸博(たんべ ゆきひろ)が解説したコーヒー本を読んだ。『日本の珈琲』(奥山儀八郎:著/旦部幸博:解説/講談社学術文庫2735 講談社:刊 2022年9月)である。原題は『珈琲遍歴』で、その初版が四季社より1957年に刊行され、さらに旭屋出版より1973年と1984年に再刊された。今般の復刊は1973年版の『珈琲遍歴』を底本としたものであるが、巻末にあった「日本珈琲文...

  • 秋の珈琲狂句

    10月1日は、「コーヒーの日」(全日本コーヒー協会制定)であり、「国際コーヒーの日」(国際コーヒー機関制定)であり、日本コモディティコーヒー協会(CCAJ)の創設記念日である。いずれも、およびでないし、うんこくさいし、うさんくさいし、ばかばかしい。今秋は、俳句なのか漫俳なのか川柳なのか判らないような珈琲の狂句を吐く。 冷ゆるコーヒー新年度また値上げ(ひゆるこーひーしんねんどまたねあげ) 木犀の香を殺...

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