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2009/02/20

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  • どこまでが本当なの?(って全部嘘か!)

    「怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関」(39/144) あまりにも嘘が多すぎて 小さな嘘が(逆に巨大な嘘の場合もアリ) 本当に思えてくる そんなミステリ&SF もう嘘から嘘の積み重ね 重要なファクターである「シュレーディンガーの猫」は どうも法月の嘘ではないらしい(笑) って感じに、僕は追い詰められていきました… うう、厳しい読書じゃ ※もう一つの趣味は「ランニング」ですから ※はてな年間100冊読書クラブ (20161021-20171020.162/144) (20151021-20161020.166/144) (20141021-20151020.165/144) (20131021-2…

  • あまり感じたことのない感情になる

    「九年前の祈り」(38/144) 小野正嗣、初読 芥川賞です うむ、登場人物、誰にも感情移入出来ないよな 同時に 誰にもネガティブな気持ちにもなれない なんだ、これ って感じの読書 この感情 限りなく無感情に近いけど 全く無では無い微妙なざわめき… 不思議 外国人と離婚して「ド田舎」に戻ったシングルマザー 田舎のみんなで行った海外旅行 多分病気の息子 病気の息子を見舞う母 時間と場所を無視して 様々な物語が展開していく 物語に整合性はないです、きっと いわゆるストーリー不在かも だって 本当に現実世界に整合性はないでしょ そう 世の中は 現実の積み重ね その現実も 人によってまったく解釈がこと…

  • こんな日本でも、もう、良いのかも…

    「宰相A」(37/144) 実質的にUSAに占領された日本の話です 田中が書くので 普通のSFではありません とっても「めんどくさい」SFとなってます 小説のネタが切れた主人公の作家Tが 何かを求めて 母の墓参りに向かう電車が着いた先が この「新しい」日本だった 占領者として乗り込んできたアングロサクソン系が日本人 昔からいた日本人は旧日本人だけど 今の日本国に同調すれば(制服を着れば)日本人に昇格できる この日本に迷い込んだTは 旧日本人のレジスタンスの伝説的リーダーに顔がそっくり 様々な干渉を受けるのだが 所詮「作家」、ただ書きたいだけの作家だが で、通常のSFならば このTが何かしらの行…

  • このミスリード、心地よし

    「雪冤」(36/144) 実は 非常~によくある結末なんだけど、これが この経過を経て まさか、こんな当たり前の「事実」だったなんて これだからミステリは面白い 同じ事象でも主体を変えれば物語は一変するし 本作品のように 言われれば、その通りの「事実」なのに 作者、大門が その事実に読者が気が付かないように、気が付かないように でも、その証はそっとそっと残しつつ 慎重に慎重に、物語を進めるテクニック 最高です 息子の死刑判決の「冤罪」を晴らすため 生涯を捧げる、元弁護士の父 そんな父のもとに 真犯人を名乗る人物から 5000万円をもらえるならば自供するとの連絡が… 犯人の家族だけではなく 被害…

  • 楽しみ方、50回あるけど、ハードル高めかな

    「惑いの森」(35/144) 50の物語 2ページのものもあります ほんの一瞬の風景 風景すらになっていないかも 風みたいな作品の 読み方、難しいですね やはり、中村作品を何作か読んでからじゃないと 楽しめないだろうな 中村の世界に浸ることが楽しい 50回も ちょっとづつ違った角度で構築されておる世界で楽しめる カロカロ とか意味不明すぎて でも、最後の締めがあまり常識的過ぎて 笑えるというか 震える 自分のことを書いている「N」シリーズもニヤリ 不思議な自虐 なんかランダムに たまに読んだりするのも楽しいな だから読書はやめられない ※もう一つの趣味は「ランニング」ですから ※はてな年間10…

  • 分かりやすい舞城

    「淵の王」(34/144) 文庫には「傑作ホラー長編」と書いてありますが そんな、ホラーじゃないですよ どちらかといえばファンタジーじゃないかな ちょっとダークな 中島さおり は友達を助ける際に「魔物」に出会う 堀江果歩 は自分の描く漫画の中に「魔物」を見つける 中村悟堂 は好きな人を求めて「魔物」と同化する いい話なのか、悪い話なのか よく分からない 不思議な雰囲気が漂う 作品のメッセージも不確かな感じ なんだろう ただただ舞城の言葉に引っ張られていくだけ それが心地よいのかな 狂気はそこにある 日常は魔であふれているけれど たまたま見えないだけ ま、見ないで済めばよいかもしれないけど 存在…

  • こういう関係ならば、犬でもいいよ

    「その犬の歩むところ」(33/144) 犬には 人間と対等な立場でいてほしい だから「飼う」とかいう言葉は嫌だ この作品の中の犬は 素敵だ 犬の名前はギヴ 物語は犬目線ではない 陳腐な犬の感情表現もほとんど無い そう 犬の気持ちが分かるなんて傲慢すぎる 登場する人間たちのギヴへの対応もクールだ 愛玩動物ではなく 隣にいる生き物がたまたま犬であったという感じ クールだけど その分、愛が詰まっている 登場する人間たちも どちらかといえば不幸な人たちばかりだ その不幸な人間たちに ギヴはフラットな感覚で向き合う 何の偏見もなく だから人間の方も 心、穏やかになるのだろう その描写が素晴しい さすがだ…

  • 軽そ~うで、重い。

    「御子柴くんと遠距離バディ」(32/144) 重そう、深そう、複雑そうに見えて 実は表面だけで 中身はスカスカみたいな小説とか映画とか あるじゃないですか 本作品は真逆です 諸事情あって 閑職に就いている御子柴くん 彼が 軽々と解決していく事件は かなり深刻 彼が係る6つの物語 簡単に人が死んでいく描写が多い ふと死体がそこにある 空き巣と同列に表現されています あえて若竹は、深刻さを強調しない 事件は事件 もちろん罪の差はあれど 事件は事件 で、どうなの? 最終的な判断は読者に委ねる その先の物語を書かない そのクールさが より物語の重さを際立たせるのです そして、ミステリとして 全てをキッ…

  • 政治家になりたくなる

    「虚人の星」(31/144) 新年一発目から 一見、重めとか思いつつも これを「重い」とか言ってる時点で思考放棄なんですよね いけない、いけない 総理大臣と中国のスパイの物語 テーマは 米国、中国と、日本はどう対峙すべきなのか 10年後、20年後、そして50年後 米国に支配されず 中国に隷属しないまま この国が「日本」というポジションをキープするために 今、何を選択すべきなのか で、結局、選択するのは誰かというと 今の日本では政治家なんですよ 突き詰めればね 自分の思いを、この国に反映させる方法は3つ 一つ、自分と同じ考え方の政治家を選ぶ 二つ、政治家の考え方を、自分の考え方に変えさせる 三つ…

  • 間に合ったよ

    「御子柴くんの甘味と捜査」(30/144) さて、2017年ラスト 若竹ミステリ やっぱりストレートなミステリじゃありませんでした 長野県警から警視庁に出向した御子柴くん 長野と東京を股にかける事件の解決、処理に励む日々 5つに事件が登場します 殺人や盗難、不法投棄事件などなど 様々な事件が出てきます で、なんとなく解決を迎えたかな~って時に 元上司の小林さんからの「つぶやき」が そこで一気に事件の背景が鮮やかに見えてくる どんでん返しではないけれど なんでしょう 会心の一撃かな この一撃の前で寸止めする若竹クオリティに 唸るしかない いや~ やっぱ、 読書は辞められません 来年も、本、読みま…

  • 文庫700頁で語られた事件と人生

    「鍵の掛かった男」(29/144) いや、長かった、700頁 でも、この厚みが「殺された」主人公・梨田の人生を 物語っているのかな、と ホテルで「死体」で見つかった梨田 自殺とされたが 他殺ではないのか… 謎の男、梨田の過去を知ることが出来なければ 自殺か他殺か、もしくは事故死か 判断することが出来ない いつもは「助手」の有栖川が捜査を進める 少しづつ梨田の過去の欠片が見つかるものの それが何を意味するのか なかなか分からない でも、少しづつ、見えてくる でも、それが正しいとは限らない 右へ左へ 過去へ未来へ 事実は紆余曲折 そしてたどり着いた「あっけない」結末とは… でも、犯人にとっては あ…

  • いい先生だね

    「教場2」(28/144) シリーズ第二弾 警察学校 教官、風間と生徒の6つの物語 創傷医師から警察官に転職した異色の生徒が 自分の不祥事の意味を知る 心眼校内の備品の盗難 全く意味が分からない 動機は? 警察官も人間なのです 罰則津木田は、プールでの救助訓練が嫌でたまらなかった その裏で風間の策略が 敬慕羽津希は美人過ぎる警官 その彼女が、まさか、敗北するとは… 机上将来の配属先として刑事課強行犯係を強く希望している仁志川 警察官の神髄を風間から教えられる 奉職美浦、同期で親友の桐沢 警察官とは何か 風間の厳しい指導を耐えてこそ この社会の秩序を維持する警察官になれるのだ ありがとう この大…

  • 現実と幻想は対立するものではなく

    「悲嘆の門 上」(25/144) 「悲嘆の門 中」(26/144) 「悲嘆の門 下」(27/144) リアルな世界から いつの間にか、モンスター…? これ、宮部にしか書けない世界です 普通ならば これは「卑怯」とかいう話になるでしょう でも、本作品は違います この世の中は「物語」で作られているというベースの上に 全てがなりたっているからです 現実とは何なのでしょうか 映画「マトリックス」で描かれたように 今、この世界、何? 誰が決めたの そもそも、宇宙とか「嘘」なんじゃないの? 本作品は「文字」のパワーがクローズアップされます 現実も幻想も文字によって成り立っているのだから 同じでしょ そもそ…

  • …絶叫したくなる時、ありますか?

    「絶叫」(24/144) でもね 絶叫している暇があるならば そこから逃げ出す方法を 冷静に考えるべきなんですよね 絶叫したら、終わりなんです そう、ゲームオーバー 以下、ネタバレ 逃げ切ったのか これ、嬉しいかも 犯罪者に肩入れしてしまいます このタイトルに騙されました 孤独死した女性の身元を確認していくうちに 大がかりな保険金殺人の影が その女性、鈴木陽子 壮絶な人生 いや、実はありふれた人生なのかも 家族の中でも虐げられ その家族も見事に崩壊してしまう それでも頑張って 社会の底辺から這い上がろうとする度に 打ちのめされる… でも、最後の大逆転 鈴木は、消えるのです 見事に じゃ、誰が絶…

  • 因習とアート

    「カラヴィンカ」(23/144) 昔ながらの村 藤家と斧家 天才アーティスト、実菓子は没落した斧家の娘 この娘、ヤバイ 主人公の藤家の多聞の 父の愛人の娘であり その父と結婚をし 父の死後、兄と結婚をしたのです で、兄も死んでいます てか藤屋もヤバイです この人間関係、複雑すぎるのですが 徐々に解かれていくのです でも 解かれていくほどに、哀しみが拡がっていきます この哀しみ、誰のせいでもないんですよね 運が悪いというか 何というか… 人を単純に信用する気持ちがあれば 全て解決できたのかも な~んて、綺麗ごとなんだけど この登場人物たちの絶望を 救う術が他にあるのならば教えてほしいです ミステ…

  • 色男過ぎるだろ、影山

    「ブルース」(22/144) この物語をどう解釈するか 簡単に言えば 六本指に生まれた男、影山のサクセスストーリー どん底の町の「下の方」に生まれた 母は、当然の如く、身体を売って生きている 少年は、特殊な指を活用したのだろうか 卓越した性戯サービス提供を開始する そして、夜の世界で羽ばたく そして、夜の世界を牛耳る そして、表の世界にも進出していく さらには、娘の「世界進出」をもサポートしていく やっぱ、ポイントは この影山が選んだオンナでしょう なぜ、このオンナだったのか パトロンが潰れて 任されていた店から追い出される その店で「裏ビデオ」の撮影に自棄で出演したオンナ もっと、金持ちで、…

  • 日本最大のミステリのミステリ

    「女王 上」(20/144) 「女王 下」(21/144) 邪馬台国はどこ? そのミステリにミステリを被せるという力技 それも定番、記憶喪失からのスタート 主人公、史郎 なぜか東京大空襲にあった記憶がある 年齢的にはありえないのに さらに、祖父の死の謎を探るうちに いつのまにか 話は、邪馬台国の謎に そして 卑弥呼の愛人に乗り移って… オカルト的な流れにいくかと思いつつ また、一気に夫婦の現実に引き戻される 父、祖父とのねじれた関係 妻の隠された情事 そして、父の妄想と、様々な事実とファンタジーが交じり合う あまりにも大きすぎるミステリ 圧倒されます 正直、押しつぶされます ま、仕方ないです …

  • トリッキー過ぎるぜよ…ハードル高し

    「からくりがたり」(19/144) 自殺した兄の「妄想」日記の謎を解くために 妹が動き出す という流れで事件が明らかになっていくのかな~ と思いきや なんでしょう、これ エロチック・ミステリアス・ホラー? 様々な事件の謎は 完璧には解けないまま物語は進んでいきます いや、進んでいないかも 毎年大晦日に発生する殺人事件 それと、何か関係ありそうなんだけど 結局、よくわからないまま… 日記の謎は解けた(のかな?それすらも怪しい)けど 単純に事件や事象の謎を知りたいミステリではありません 謎は謎 読んでいくうちに、より謎が増していく 日記の妄想に勝る 妄想力を読者に要求される けっこう、ハードル高い…

  • 痛い女、好きですよ

    「ウォーク・イン・クローゼット」(18/144) 2作品収録 「いなか、の、すとーかー」 ストーカー候補者は近くにいる それがストーカーに育っていくのか それともカワイイ奴に成長していくのかは 自分の問題なのかもしれない だから、怖い で、表題作「ウォーク・イン・クローゼット」 主人公の女性は とっても「痛い」んだけど たまに痛くないんだな その描き方 綿矢、ずるいね~ 主人公の親友は人気タレント そのタレントのスキャンダルをヘルプする姿はカワイイ 一度、ふられた男と一緒にいる時もカワイイ 簡単に言えば 自分がカワイイと思われなくて良いと思っているときは カワイイんだな そこの描き方が綿矢クオ…

  • 来年、必ず登るぞ!

    「通天閣」(17/144) 人生を半ば捨てたオジサンの話と 意外と軽く男に捨てられた女の話が 交互に進む 二人とも、まあ、運が悪いというか 適当に頑張ってる姿が切ない その二人の周りに様々な登場人物が登場する 僕のお気に入りはママ 話していることばの8割が「息」 何を話しているのか、理解出来るか出来ないか そんなママがなぜママなのか その不条理が刺さりました 最後の男の絶叫の意味は 読む人にとって様々でしょう 僕は「解放」と受け取りました 単純です 大きな声を出すと、何かが壊れて、外に出れるんです ママの言葉と一緒 言葉は意味を越えることがあるんです そんな勇気をもらえる作品です よし、登ろう…

  • 途中の物語の切り裂き方が凄い

    「月光のスティグマ」(16/144) 阪神大震災を機に 物語をここまで一気に切り替える潔さ 読者が逆に どうやって収束させるのか心配になるほど さらにさらに 最後に中東のテロまで… いや、これ無理でしょ、と思うかもしれませんが 実は、全て、つながっているのですよ そこを丁寧に書き込んでいるから 成立してるんだな NPOを利用した政治家の裏金 子供のころの「恋心」と双子の謎 ドライな部分とウェットな部分が絶妙にブレンドされてますね 映像的でもあるので 一気読み、おススメですよ がっつりエンタテインメント作品です! でも、贅沢を言うならば 前半の「お医者さんごっこ」からはじまる 子供時代のエピソー…

  • 桜庭の直球ヴァンパイア

    「ほんとうの花を見せにきた」(15/144) はい ストレートな ヴァンパイアストーリーです 年を取りませんし 太陽はもちろんダメです 人間をヴァンパイア化することもOKです で、桜庭が繰り出すヴァンパイア物語のコアは 人間を育てるヴァンパイア ヴァンパイアの世界では厳密に禁止されている行為なのですが 彼らは 小さな子供を拾って育て始める 実に、悲しい物語です 親と子の愛情や、友情から愛情に発展していく気持ちを ヴァンパイアという生き物の性を通して 美しく描いています そして 中国から日本に「逃げて」きた、このヴァンパイア一族の歴史も披露 最後に、全ての思いが輪になってつながる 大河小説として…

  • ここまでどんでん返しが続くとはね

    「ゴースト・スナイパー 上」(13/144) 「ゴースト・スナイパー 下」(14/144) ひたすらミスリード このシリーズですから いかにも「犯人」らしく書かれている人が 次々と犯人ではない(もしくは雑魚の犯罪者にすぎない)ことが明かされ また新しい「犯人」が示唆されていく で、また覆され、覆され 本作品では 犯人と同じく殺人事件の動機も変化していく ま、犯人と動機はリンクしていますから スナイパーの話です そのスナイパーの「テクニック」が肝 これ以上は、ネタバレなので書きませんが まさに、2010年代のドラマチックです これ、あと10年たったら成立しない「大どんでん返し」です それにしても…

  • 名探偵は労働基準監督署の男

    「カード・ウォッチャー」(12/144) 現実と交錯する殺人事件 まさか 名探偵役が労働基準監督署員とは・・・ 「サービス残業」から事件は始まる 主人公はサラリーマン 会社のサービス残業や労災を隠すために その流れで「殺人事件」の隠ぺいに一歩を踏み出す どうみてもおかしな行動をとる 今日一日、死体が見つかなければ 労働基準監督署員に気づかれることなく査察が終了すれば サービス残業を含めた、会社の「罪」を隠し通せる って、ダメでしょ 死体ですよ、会社の倉庫に死体ですよ でも その行動が サラリーマンとしては至極真っ当な気がしてくる そんな不思議な気持ちにさせる 石持のさりげない筆力に感動 もちろ…

  • ミナミで飲まなきゃ

    「地下の鳩」(11/144) 西の書く大阪を読むと 無茶苦茶、大阪に思いは飛んでいくのですが 実は あまり 大阪に行きたくなくなります 大阪が嫌いになるわけではありません 行っても この文字から出てくる温度を 感じることが出来なくて失望するのが怖いからです キャバレーの客ひき男とスナックのチーママ そして汚いオカマ その3人のたどり着く先の 思いがけないスペクタクルよ ママの大食いは悲しかったな 吉田を演じることが出来る俳優は誰だろ ミミィ、かっこいいぜ ただの大阪じゃないよ 西の大阪は ミナミで飲みたいな 銀座、歌舞伎町、六本木、上野、神田、渋谷、錦糸町、浅草、渋谷、吉祥寺 様々な街で飲んで…

  • 阿部作品、読まなくちゃだよね

    「キャプテンサンダーボルト 上」(9/144) 「キャプテンサンダーボルト 下」(10/144) 世界を救っちゃったよ この二人 本当に申し訳ないのですが 阿部作品、一作品しか読んだことがないのです それに対して、伊坂作品は 多分、文庫化されたものは全て読んでいるはず この二人の対決 もっと楽しみたいので 阿部、読みます でも、超ノンストップに間違いない! 主人公たちに次々と何かが起こる その「何か」の意味が その時点では全く理解できない!なんじゃ、こりゃ どうして東京大空襲が特撮ヒーローものとリンクするのか? それが、なぜ、世界滅亡のシナリオに発展するのか? もう、興奮状態が続きまくり ター…

  • 悪女年代記

    「永遠に残るは 上 ―クリフトン年代記 第7部―」(7/144) 「永遠に残るは 下 ―クリフトン年代記 第7部―」(8/144) ついに終わってしまいました この結末、やっぱアーチャーでした あっけない、実にあっさりとした終焉 並みの作家じゃ許されない幕引きだと思います そして「影の主人公」、否、「主人公」かな、悪女・ヴァージニア 天晴れでした 一部を読み始めたのは2013年5月でした 二部が一番無茶苦茶な展開だったのではないでしょうか 三部ではめでたく結婚 四部での「死」はアーチャー節炸裂! 五部をスパイ小説に仕立て上げるあざとさも好きです 六部で悪女を叩きのめすのですが・・・ で最後 全…

  • 圧倒的に面白いって、こういうこと

    「罪責の神々 リンカーン弁護士 上」(5/144) 「罪責の神々 リンカーン弁護士 下」(6/144) 殺人の罪で逮捕された男 その被害者は ハラーにとって「大事」な人だった その男の無実を証明するために ハラーは動き出す その中で、昔の事件との関連が浮かび上がってくる 今の殺人事件の背後には とてつもない、「悪」があるのでは? いやね こう書くと、王道な物語なんだけど その王道を ハラハラドキドキ書き上げるコナリーはすごい 圧倒的に面白い ど真ん中に、面白い なぜか 多分、この物語の舞台が 街中だったり、警察だったら 犯罪者の立場でのストーリーだったら この興奮はないと思う そうなると、よく…

  • ラブドールを愛せるのか

    「それを愛とは呼ばず」(4/144) 確かに衝撃の結末です このタイトルの行く先を想像しながら読み進めて まさか。。。 解説を引用しますが妻を失った上に会社を追われ、故郷を離れた五十四歳の亮介 十年所属した芸能事務所をクビになった二十九歳の紗希 ま、色男と色女と物語ですよ… と、桜木作品じゃなきゃ、思うわけです そこで出てきたラブドールと ラブドールを本当に愛している男、小木田 この男、バブルで大儲けした後、お約束の転落人生 バブル時代に買ったラブドールしか 最終的には、信用できる、頼れる、愛せる「人」がいなかった もちろん、亮介と紗希の 恋愛感情を排除した愛の物語なのですが 小木田がいたから…

  • 最初からネタバレしちゃっていいですか?

    「ペガサスの解は虚栄か?」(4/144) はい、ネタバレです、すみません Wシリーズ第7弾です いや、昨日、ブレードランナー2049を見たばかりなんで 興奮しての、ネタバレです 人間の「役割」って 最終的には生殖なんですね 人間というか「生き物」って話ですが でも、ここで大きな問題が そもそも「生き物」って何かってこと 「生殖」の意味は何なのか 生殖、増殖とは何なのでしょうか 人は人を作ってはいけないのでしょうか それは神の領域? いや、そもそも、神って何? この作品とブレードランナーを同時期に体験できる幸せに 感謝です で、作品的には アクション、ミステリ要素が非常に濃いかと思います 舞台は…

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