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  • サンデーサンライズ464

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第464回。令和6年4月21日、日曜日。コロナではないのですがどうも風邪をひいたみたいで、体がだるく節々が痛いので寝て過ごしています。食欲もなく、金曜日の昼から食べていません。今日はだいぶ良くなってきたので起きようかと思っています。このブログの原稿も書いていたのですが何故か全て消えていて復活できません。今から書く気力もないので、今週はここまでとします。また来週お立ち寄りください。サンデーサンライズ464

  • サンデーサンライズ463 悩みを食べる

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第463回。令和6年4月14日、日曜日。桜が咲き始めると急に春が動き出した感じがします。冬の間だらりんとしていた男たちの顔つきがキリッと真剣な面差しになって、働く農家になってきました。和尚も負けじと、睡蓮と蓮の植え替え、植木に施肥、池の掃除、メダカと亀の外への引越しなどなど、いかにも忙しそうにパタパタと動いています。いつもそうなのですが、作業が終わってから参考資料を見たりして、「ありゃ、違っていた」と気づいても後の祭り、今年は花が咲くかどうか。池の鯉は、昨年鯉屋さんが亡くなって廃業したため、冬越しに預かってもらえなくなりました。池が雪に埋まってしまうことと、イタチがやって来て鯉を引きずっていくと聞いていたため対策を考えていました。鉄工所と相談して、アングルで枠を作り金網を貼っ...サンデーサンライズ463悩みを食べる

  • サンデーサンライズ462 躊躇するな

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第462回。令和6年4月7日、日曜日。3日、台湾で大きな地震がありました。1999年、台中で起こった大地震の際訪れた仏教慈濟基金会(慈濟会)の本部がある花蓮市が震源の近くです。慈濟会は、東日本大震災の時も、能登地震の時も現地で大きな支援をしてくれました。今回の地震でももちろんすぐに動き出し、支援活動を進めているようです。日本の報道で、避難所が3時間で開設されたニュースが流れ、そこに慈濟会の名前の入ったテントが映し出されました。そのスピードと的確さが日本の災害支援と比較されていました。学ぶところが大きいと思います。いざという時に最も支援し合ってきた日本と台湾。今回の地震にも支援をお願いします。その気になった時にすぐに行動しないと、気持ちはすぐにしぼんでしまいます。さて、4月に入...サンデーサンライズ462躊躇するな

  • サンデーサンライズ461 ブギウギ

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第461回。令和6年3月31日、日曜日。気仙沼の兄が行きたいというので肘折温泉に二泊。雪が迎えてくれて肘折をらしく演出してくれました。何もすることがなく、行くところもなく、風呂に入って、呑んで、寝る、の繰り返し。寝すぎてかえって腰が痛くなったほど。65を過ぎたら睡眠時間を8時間以上とってはいけないとテレビで言っていた、とカミさんの情報ですが、本当かもしれません。寝疲れるということが確かにあるように感じます。記憶は要らないという話はこれまで何度か書いてきました。私の過去は思い出したくないことばかりなので、消し去りたいといつも思っています。それでも、何かの拍子にフッと浮かび上がって来て嫌ーな気持ちになります。そんな時は、浮かび上がってくる途中で頭を振って振り払います。これが意外と...サンデーサンライズ461ブギウギ

  • サンデーサンライズ460 富ておごらざるはなし

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第460回。令和6年3月24日、日曜日。彼岸が過ぎて急に陽が伸びてきました。朝5時半の本堂は、障子が白く感じられます。陽は毎日一定の角度で伸びているのでしょうが、急に感じるのは彼岸という節目のせいでしょうか。今頃になって雪が降りはしましたが、地面が温まっていてすぐに消えてしまいます。着実に春は近づいています。全ての人に暖かい春がやってくればいいのですが、冬のような寒さに身を震わせている人が、国の内にも外にもいます。無常であればこそ、やがて春が来る、苦しみは永遠には続かない、と大声で叫びたくなります。そして祈ります。耐えて欲しいと。昨日は宿用院の大般若会でした。住職は、能登半島被災地の早期復興と被災者の身心安寧、世界の戦争紛争の早期終息を祈願しました。祈るだけでは支援は足りない...サンデーサンライズ460富ておごらざるはなし

  • サンデーサンライズ459 能登の春

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第459回。令和6年3月17日、日曜日。11日朝7時に寺を出て、富山県高岡のお寺に寄って刺身を仕入れて輪島市門前町へ。途中の道があちこちで崩れ、仮のう回路が作られていました。シャンティの支援拠点になっている禅の里交流館に着いたのは夕方6時前。途中休憩や昼食を摂りはしましたが、約11時間かかったことになります。町に入ると、報道で見た通りで、住宅がずいぶん被害に遭っています。「門前町」という名前は、明治時代までここに大本山総持寺があったことが由来で、明治31年の火災の後、44年に横浜に移転しましたが、その跡地に伽藍が復興され「総持寺祖院」と呼ばれるようになったのです。その伽藍が、17年前の地震でやはり大きな被害に遭い、巨費を投じて数年前に復興が終わったばかりでした。北陸新幹線が福...サンデーサンライズ459能登の春

  • サンデーサンライズ458 出張縄のれん

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第458回。令和6年3月10日、日曜日。3.11が近づいてきて、東日本大震災関連の報道が増えてきました。特に今年は能登半島地震との関連で報じられることが多いようです。被災された方には、忘れたい、思い出したくないと思っている人もいるはずです。犠牲になった愛する人のその時の思いを想像することが、どれほど辛いことか。その日が近づく度にフラッシュバックする痛みに、やり場のない苦痛を味わっているのではないかと想像します。それでも、どれほど想像しても、当人の痛みなど他人に分かろうはずがありません。でも、分からないのは分かっていても、それでも、その痛みの半分でも万分の一でも分けてもらえたらと思う人もいるのです。ボランティアとして支援に駆けつけたいと思う人々は、そう願い現場に赴くのです。被災...サンデーサンライズ458出張縄のれん

  • サンデーサンライズ458 アンチエイジング

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第457回。令和6年3月3日、日曜日。3月に入りました。3月3日は耳の日、ではなくて、サンデーサンライズの日にしましょう。このブログ以前は「サンサンラジオ」と名乗っていましたし。かといって、何もプレゼントするものはありません。勝手に独り「うんうん」と頷くだけです。ここにきて昨日は雪がどっさり降りました。心配された赤倉温泉スキー場の国スポ(国体)も、前日に奇跡的な恵みの雪が降り、何とか無事に開催されたようで、「うれしかっただろうな」と関係者のことを思い胸を撫で下ろしました。それも終わったので、もう雪を乞う必要もないのですが、今さらという感じです。これまで本当に楽な冬を過ごしました。最後に少し冬らしい気分を味わいながら除雪をしたいと思います。季節はどんどん過ぎています。同時に我々...サンデーサンライズ458アンチエイジング

  • サンデーサンライズ457 信じられない

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第457回。令和6年2月25日、日曜日。信じられない。何を信じていいのか分からなくなってきた社会です。ネットから流れてくる情報は、果たしてそれが真実なのかフェイクなのか見分けられないと大変なことになる状況です。メールで、重要なアプリの「更新が必要」などという情報を信じて誘導のままに進んでクレジットカード情報まで送信させられ、直後から「おかしい」と感じすぐにカードを止めてもらった経験以来、疑うセンサーが働くようになりました。疑う目が肥えてきたというのか、しかしそれはいいことなのか。特殊詐欺に騙される人が未だになくならないのは信じやすいからで、それはこの国の人々の良い所だとも言えるはず。「信じる者は救われる」と思っていたのが「信じる者は騙される」となってしまっては、この社会は安心...サンデーサンライズ457信じられない

  • サンデーサンライズ456 生死を生死にまかす

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第456回。令和6年2月18日、日曜日。『正法眼蔵』に「生死を生死にまかす」という言葉があります。生死は「しょうじ」と読みます。本来の文脈とは違いますが、その言葉を私は「命のことは命にまかせる」という意味に受け止めています。私たちには、自分ではどうにもできないこと、どうにもならないことがあります。特に、生老病死に代表される命の問題は、自分の力ではどうにもなりません。生まれることを選べません。いつ、どこで、どんな体で、男で、女で、親も兄弟も選べません。年老いてどんな状態になるのか、寝たきりになるのか、認知症になるのか。髪が白くなるのか、抜けるのか。選んで病気になる人もいません。病気は勝手に向こうからやってくるものです。どうして私が、どうして家族が、こんな病気にならなければならな...サンデーサンライズ456生死を生死にまかす

  • サンデーサンライズ455 世にそしられざる人なし

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第455回。令和6年2月11日、日曜日。本当に雪の少ない冬です。元々雪の降らないところはいつもこんなに楽に過ごしているのでしょうね。うらやましいとも思いますが、何か罪悪感のようなものを感じてしまうのは雪国人の性でしょうか。大変さとそれをやり遂げた時の達成感、納得感とは比例するものかもしれません。ここまでくると、もうこれ以上は降らないのだと思います。雪を楽しみにしていた人、雪を仕事としていた人には残念な冬になりました。能登半島の被災者にとっては助かったのでしょうから、それを喜んでいきましょう。15日は釈尊涅槃会です。前日に涅槃団子を丸め、お供えして法要を営みます。その当時のインドの平均寿命は50歳にも満たなかったでしょうから、80歳で亡くなられたお釈迦様はずいぶんな高齢だったと...サンデーサンライズ455世にそしられざる人なし

  • サンデーサンライズ454 頂上の景色

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第454回。令和5年2月4日、日曜日。先週の日曜日の大相撲千秋楽は、琴の若と横綱照ノ富士の優勝決定戦になりましたが、残念ながら勝ったのは横綱でした。横綱の貫録を見せたというところでしょうか。ただ、琴の若が本割で勝ったので、成績が13勝2敗となり、過去3場所の合計が33勝という判断基準をクリアしたため、見事大関昇進を決めました。まことにおめでたいことです。山形新聞では、何と号外が出ました。現在の琴の若の出身は部屋のある「千葉県松戸市」になっていますが、親方の出身が県内であるということなのでしょう。山形県民の期待の星となりました。これからもさらに上を目指して応援にも熱が入ります。その日曜日の夕方上京し、月曜日から金曜日まで布教師養成所の講師を勤めました。朝5時30分から夜9時まで...サンデーサンライズ454頂上の景色

  • サンデーサンライズ453 その結果

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第453回。令和5年1月28日、日曜日。24日、最上の地酒を創る会の今年の新酒を楽しむ会が松林寺でありました。今年も「山と水と、」の新酒、生原酒と生酒が美味しく出来上がりました。会員の特権で一足先にその味を堪能することにしています。会員のみんなが目をキラキラさせて集まって来るので、その味を期待していることが手に取るように分かります。分かりやすい人たち。結果、期待通り、いや、期待以上の美味しさでした。酒好きの自分たちが自分たちの飲みたい酒を自分たちで創った酒です。旨いに決まっていますが、そういう手前味噌ではなく、他の美味しいと評判の酒と比べても全く引けを取らない味になっています。26日から一般販売を開始しました。それにともない先行予約販売は終了しましたが、こちらもお陰様で準備し...サンデーサンライズ453その結果

  • サンデーサンライズ452 AIと言葉

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第452回。令和5年1月21日、日曜日。AIが小説も書けるならば法話も作れるのではないか、ということでchatGTPに問いかけてみました。「瑩山禅師の言葉を使って法話を作る」すると、中国の禅師の法話が出てきました。「曹洞宗の瑩山禅師」で問い直すと、出典がよく分からない内容ながら「それらしい」話が出てきました。質問の情報が少ないのだろうと質問を変えてみる。「瑩山禅師『坐禅用心記』の大切な言葉は?」すると、4つの言葉を出してきました。その中の一つ「座禅は、心の迷いを断ち切る鋏のようなものだ」を使って法話を作らせると、「昔々、ある村に瑩山禅師という賢者が住んでいました。ある日、村人たちが賢者のもとに集まり、『どうすれば心の迷いから解放され、平穏な心を手に入れることができるでしょうか...サンデーサンライズ452AIと言葉

  • サンデーサンライズ451 寅さんみたいに

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第451回。令和5年1月14日、日曜日。能登半島地震から2週間が経とうとしていますが、未だに孤立している集落がありそうです。停電、断水も続き、暖房や食料はどうしているのだろうかと気にかかります。倒壊家屋の下の家族を目の前にして助け出せない無念さは、拷問のような苦しみではなかったかと想像します。とにかく今回の被災地は半島という地形にあるため、アクセスが限られ、しかもその主要な道路が各所で大きく寸断され、輸送がままならならないという状態となり、孤立の集落をつくってしまいました。自衛隊が道なき道を徒歩で物資を届けているという状況のようです。このようなことはこれまでの災害でも経験がないことに思います。もちろん、ヘリやドローンでの空輸、海からの物資搬入も行っていることと思います。息子た...サンデーサンライズ451寅さんみたいに

  • サンデーサンライズ450 被災地を祈る

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第450回。令和5年1月7日、日曜日。被災地と被災地の外では全く温度が違います。それは常にそうです。正月元日に起こった災害ですから特にその差は大きいということは否めません。「大変だね」とは思いながら、災害報道番組だけではテレビは正月を演出できず、お笑いや駅伝に食い入ることになります。結局は他人は他人、自分は自分で、それぞれ幸せを求めて日々を送る以外にありません。ただ、この国の中で起こっていることであり、苦しみを感じている人がいることですから、頭の中の何パーセントかはその苦しみを想像していたいものだと思います。行動として支援活動ができる人は現場にも行ってもらいたいと思いますし、せめて金銭的な支援をと考える人はそれを行動に移して欲しいと思います。「困ったときはお互い様」という単純...サンデーサンライズ450被災地を祈る

  • サンデーサンライズ449 大晦日の妄想

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第449回。令和5年12月31日、日曜日。今年最後の日となりました。大晦日です。今年は早々と大掃除を終わし、新年を迎える準備を調えました。今日はもう除夜の鐘を待つだけです。子どもたちはそれぞれにそれぞれの場所で年越しの晩を迎えるようで、今年は初めてカミさんと二人だけの年越しになります。松林寺の年越しは、食事の前に韋駄天様に「歳徳大善神」を書いて貼り、歳神様を迎える支度をして、家族で読経をします。その時に何故かそれぞれ自分の財布を上げて拝むという習慣になっています。私が子どもの時にはもうそうだったので、おそらくは遅くても先々代からの習慣だったのでしょう。生活に困らないようにという意味合いだったと思います。子どもの友だちが来た時なども、一緒に財布を上げさせてお参りしたものでした。...サンデーサンライズ449大晦日の妄想

  • サンデーサンライズ448 羅針盤を持て

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第448回。令和5年12月24日、日曜日。世間はクリスマスイブということでしょうか。それぞれ楽しい夜を過ごしてくれればいいと思います。仏教徒、就中お寺のお年寄りは漬物の粕煮でも食べていつもの夜を過ごすことになるでしょう。老化現象でしょうか、朝起きると自分の口臭にめまいがするようなことがあります。寝る前に歯を磨き、舌苔も除去し、さらに口内除菌のケアもして寝るのですが、寝ている数時間の間に口の中で何が起こっているのかと不思議でなりません。先日ある方にそのような話をすると、歯のケアはしているのですかと。お陰様で歯だけは丈夫で、歯医者に行ったのはもう5年前のことです。歯石だとか歯周病だとか、虫歯でなくとも口臭の原因になっているものがあるかもしれません。ということで早速歯科医院に行って...サンデーサンライズ448羅針盤を持て

  • サンデーサンライズ448 日本人は何者か

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第447回。令和5年12月17日、日曜日。東京に来ています。昨日仲間とのミーティングがありました。場所は甥っ子がやっているもつ焼き屋のテーブルを開店前に借りてのこと。甥っ子は同じ業態の2店舗で修行の後、若くして独立、自分の店を持ちました。ちょうどコロナが始まった年で厳しいスタートとなりましたが、前の店からの常連さんがついてきてくれたりして何とか乗り切ってきたようです。ミーティングの後、逞しい甥っ子の姿を見ながら酒と肴を堪能しました。因みに店は駒込駅近くの「もつ焼き高賢」です。旨いと評判の店です。南直哉著の『正法眼蔵全新講』第1巻を落手。読み始めました。完成すれば全15巻に及ぶ大事業ですが、既に巻割はできているようなので、おそらくは執筆のあらかたは終わっているのではないかと思わ...サンデーサンライズ448日本人は何者か

  • サンデーサンライズ446 酒さんさん

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第446回。令和5年12月10日、日曜日。位牌堂の下にしまい込んであった角火鉢を引っ張り出してきて、テーブルの間に並べました。冬に火鉢は、宿用院時代からの楽しみで、以前から松林寺でもと考えていましたが、ようやく実現させました。灰をならし、炭をおこし、火鉢に活けて、赤い火をながめるのは、とても心が和みます。檀家衆も、火鉢を囲むと自然に昔のことを話し出します。古い家の囲炉裏端を思い出し、その匂いや寒いけど温かかった暮らしを思い出しているのでしょう。その顔は和やかになっています。炭火は、手指だけでなく心も温めてくれるようです。火鉢の横でお茶をどうですか。何なら熱燗でも。この1週間は、梅花講の総会・成道会、東京で一泊の特派布教師協議会、葬儀が3件、飲み会が3件など、バタバタと過ごしま...サンデーサンライズ446酒さんさん

  • サンデーサンライズ445 ヘソを忘れるな

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第445回。令和5年12月3日、日曜日。先週の日曜日、大相撲九州場所が幕を閉じました。親方が山形出身ということで後援会に入っている佐渡が嶽部屋の力士を中心に応援していました。琴勝峰が十両優勝しましたが他の力士はあまり奮いませんでした。何といっても関脇琴の若の相撲は一番一番力を込めて観ていました。中盤まで優勝争いに絡む成績で、一気に優勝、大関かと期待が膨らみましたが、終盤大関霧島、平幕竜電戦と連敗し優勝の目は断たれました。残念ですが11番勝ったので来正月場所に望みをつなげます。県出身の北の若も期待を込めて観戦していましたが、新入幕の今場所は残念ながら跳ね返されました。来場所また十両で鍛え上げて上がって来て欲しいと望むところです。部屋としては伊勢ケ濱部屋も気になっています。親方が...サンデーサンライズ445ヘソを忘れるな

  • サンデーサンライズ444 死者でできている

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第444回。令和5年11月26日、日曜日。ついに初雪が来ました。風で落ちたイチョウ葉の上にうっすらと白い毛布がかけられたようです。家に居るとなかなか本が読めません。電車での移動時間が一番の読書タイムだと思います。小林武彦著『生物はなぜ死ぬのか』を読んでいますがまだ途中です。その中で、地球上の生物の誕生は奇跡の連続だったという記述があり、その確率をたとえると「25mプールにバラバラに分解した腕時計の部品を沈め、ぐるぐるかき混ぜていたら自然に腕時計が完成し、しかも動き出す確立に等しい」、それぐらい低い確率だったとあります。それはほとんどあり得ないと思われますが、それでもゼロではない確率の中で生命は誕生したのだそうです。その後「作っては分解し作り変える」つまり「turnover/新...サンデーサンライズ444死者でできている

  • サンデーサンライズ443 四島

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第443回。令和5年11月19日、日曜日。先週7日から14日まで北海道にいました。別海町、根室方面の布教巡回でした。その中で、日本最東端の納沙布岬に連れて行ってもらいました。北方領土に最も近い場所です。岬の灯台まで行くと、海の中に少し傾いた灯台が見えます。これが貝殻島で、距離は3.7㎞。この間に国境があります。終戦まで、四島には17,000人以上の日本人が暮らしていました。終戦と同時にソ連が侵攻し四島を占拠、2年後に全員の日本人が島から退去させられました。多くの島民は島の見える根室周辺に仮住まいし、やがて帰れると期待して待っていたのです。島民の一割ほどの人は富山に移住しました。というのは、多くの富山県民が夏の間の出稼ぎとして昆布漁に来ていて、そのまま島に住んだ人も多かったから...サンデーサンライズ443四島

  • サンデーサンライズ442 少水の魚

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第442回。令和5年11月12日、日曜日。令和5年、2023年のカレンダーも残り少なくなってきました。その分残りの命も少なくなったことになります。ひとびとの命は昼夜に過ぎ去り、ますます減って行く。水の少ない所にいる魚のように。かれらにとって何の楽しみがあろうか。(『ウダーナヴァルガ』無常)朝起きて池を見ると水がガクッと減っていて、浅い水の中で鯉が窮屈そうに泳いでいます。浄水ポンプの調子が悪く循環の途中で水が漏れるらしく、毎日地下水をずいぶん足さなければなりません。鯉にとってはこの水の中が世界、この水の中でしか生きられないので、居住世界が狭くなることは生きづらいことに違いありません。彼らに何の楽しみかある。お釈迦様は実に譬えが上手です。人生の残りが毎日毎日少なくなっていくのに、...サンデーサンライズ442少水の魚

  • サンデーサンライズ441 言葉は心から出る

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第441回。令和5年11月5日、日曜日。11月に入りました。雪囲いも始まっています。このところ、秋なのに三寒四温の日が続いています。柿やらなめこやら秋の味覚も味わうことができました。このまま秋が続けばいいなあ。先週触れた布教師養成所の法話実演でいい言葉を聴きました。「言葉は口から出るのではなく、心から出るのです」なるほど、その通りですね。口は単に音を出す器官。「あー」とか「うー」とか、音は出ても言葉とは言えません。言葉を作るのは心です。「心にもないことを」口にすることはありません。心にある思いが口をついて出てきただけです。「口が滑った」などと、口のせいにしてはダメでしょう。口から出た言葉は全て心から発せられたのです。言ったのは口だと思うと軽く考えてしまうかもしれません。言葉は...サンデーサンライズ441言葉は心から出る

  • サンデーサンライズ440 白駒の隙

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第440回。令和5年10月29日、日曜日。先週と今週の土日、2週続けて河北町の寺院の晋山結制退董式です。先住地という関係でどちらも随喜させていただきます。先週の清龍寺さんは法要解説という配役だったので、2日間フル出動でした。日曜日の夕方、清龍寺さんが終わってから上京、5日間の缶詰め状態で布教師養成所でした。今回も、布教師を目指す若き僧たちに強烈な刺激を受けて濃密な時間を過ごしました。普段緩やかに活動する脳みそを、休みなく全速力で活動させなければならない5日間はある意味苦行です。しかし、疲れた脳に意外にも爽やかさが残っているから不思議です。春と秋だけがあればいいなどと甘えた脳みそも、時折酷使することで再活動を始めるのでしょうか。休火山が刺激を受けて再びマグマを燃やすような感じで...サンデーサンライズ440白駒の隙

  • サンデーサンライズ439 無礼なる妻

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第439回。令和5年10月22日、日曜日。暴力の連鎖がこれ以上広がらないことを切に祈ります。それぞれの紛争には、それぞれに当事者の都合、歴史的、地域的、民族的、経済的、政治的な、そしてタイミングがあるのでしょう。それは当事者以外に分からない事情かもしれません。どんな事情があるにしろ、暴力によって他を傷つける行為が許されるわけではありません。暴力は暴力の連鎖を生み、江戸時代の火事のようにあちこちに飛び火して収拾がつかなくなる状況に陥ることを危惧します。いくら「落ち着いて」「冷静に」と呼びかけても、一度火がついた民衆の心を鎮めることはそうたやすくはないでしょう。アフガニスタン・ミャンマーの軍事クーデター、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルとハマスの戦闘、力によって相手をねじ伏せよ...サンデーサンライズ439無礼なる妻

  • タイトルアイデア室 忘れ米

    アイデア5期日2016年2月タイトル『忘れ米(まい)』ジャンル東日本大震災支援プロジェクト主旨同級生の農家が、震災を忘れないために何ができるかを考えた。農家である自分ができることとして、米を使ったものはないか。3.11に因み311ℊ入りの米を311袋作り、それを食べてもらって思い出してもらう。そういうアイデアの相談を受けて、タイトルを付けた。タイトルアイデア室忘れ米

  • タイトルアイデア室 漁師のハンモック

    アイデア4期日2011年7月タイトル『漁師のハンモック』ジャンル東日本大震災支援プロジェクト主旨津波で漁船を流された漁師が、網を編む技術を使ってハンモックを試作。その広報と販売を担当。プロジェクト名を『漁師のハンモック』として広報すると大きな反響を呼んだ。結果として1000枚のハンモックを販売した。タイトルアイデア室漁師のハンモック

  • タイトルアイデア室 恋の裁ちばさみ

    アイデア3期日2023年10月17日タイトル『恋の裁ちばさみ』ジャンル少女漫画タイトル主人公自分はもてないと思っている服飾デザイナー独身、メガネ惚れやすく、すぐに妄想の世界に入っていく妄想が消えた時、その喪失感を製作のエネルギーに替えて奇想天外な作品を作り上げるキーワード大裁ちばさみ「シャキーン!」それは自身の心を裁ち切る転換の儀式前後裁断今を生きるこのアイデア差し上げます。タイトルアイデア室恋の裁ちばさみ

  • タイトルアイデア室 百楽

    アイデア2タイトル『百楽』期日2020年7月ジャンル日本酒の銘柄主旨古来より「酒は百薬の長」と云う適量の酒は、どんな薬よりも勝れている、という意味効能的な意味の前に、酒はたくさんの「楽」をもたらす一日の疲れを癒す、心を開放する、友を連れてくる、夢を語る、歌が出るその中心に酒がある酒は百楽の長タイトルアイデア室百楽

  • タイトルアイデア室 まけない!タオル

    アイデア1タイトル『まけない!タオル』期日2011年4月3日ジャンルタオルデザインデザイン青地に白抜きの文字『まけない!』青い空に白い雲主旨東日本大震災支援首にも頭にも巻けない短いサイズのタオル震災に負けない人はおかしいから笑うだけではない、笑うことでポジティブになれるクスッと笑えるユーモアがあれば青い空は、被災地もそれ以外もつながっている空に浮かぶ白い雲を希望として共に目指していくタイトルアイデア室まけない!タオル

  • サンデーサンライズ438 一周忌の母

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第438回。令和5年10月15日、日曜日。12日は母の命日でした。亡くなってしまうと本当に早いですね。1周忌法要は、家族の都合に合わせて9日に勤めました。本寺様に導師をお願いし、家族、親戚に集まってもらい懇ろに勤めることができました。母が亡くなるのと相前後してひ孫が3人産まれ計6人になり、全員参列できました。会席もとても賑やかで、その様子を見て母は、きっと目を細めて喜んでくれていたと感じました。あれは本当に突然のことでした。お盆前、出産のために長女が里帰りしてきて、間もなく次女も出産里帰りの予定でしたので、お盆もあるから大変だということで、寝たきりの母を施設にお願いすることになりました。ひ孫の顔を見るのを楽しみに、孫に見送られ手を振って入所したのでした。8月末、長女が無事に出...サンデーサンライズ438一周忌の母

  • サンデーサンライズ437 十和田湖は

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第437回。令和5年10月8日、日曜日。10月に入り急に冷え込んできました。春秋がなくなり冬と夏の二季になるなどという予測をする人もいますが、このように暑さから一気に寒さに転じたりすると本当にそうなるのではないかと恐ろしさを感じます。四季のある日本がこの国らしい情緒や文化、習慣を培ってきたのは間違いなく、あいまいともとれる態度や表現も四季の移ろいから生まれた性質なのでしょう。暑さと寒さだけの激烈な表現はこの国らしくないと思います。私のような春と秋だけあればいいと思う人間には真に残酷な予想と言わねばなりません。本当に。3日火曜日から5日木曜日まで、八幡平と十和田湖に遊んできました。7月に布教巡回で秋田を回った時、小坂町のお寺で八幡平のふけの湯の女将に出会い、話の中で、「牧野富太...サンデーサンライズ437十和田湖は

  • サンデーサンライズ436 洗面と洗顔

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第436回。令和5年10月1日、日曜日。10月に入りました。猛暑が長く続いた季節もようやく通常に戻ったようです。高温障害が心配されましたが、酒米の出来は悪くないようで、今年も旨い酒が仕込めると思います。最上の地酒「山と水と、」は本当に評判がよくて、秋までもたずに売り切ってしまいました。次年度増産したいのですが、既に米の量は決まっていて来正月の酒も今年と同じ量になります。その次の種籾は間もなく申し込みが締め切りとなりますので、どうするか協議することになっています。9月29日は道元禅師のご命日でした。瑩山禅師のご命日は旧暦の8月15日で、それを新暦に直すと9月29日になることから、曹洞宗ではこの日を「両祖」の「御征忌(ごしょうき)」と定めています。道元禅師の教えは、いわば「生活禅...サンデーサンライズ436洗面と洗顔

  • サンデーサンライズ435 ストレスからの解放

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第435回。令和5年9月24日、日曜日。19日火曜日から昨日まで、愛知県東海市、知多半島を回っていました。4年ぶりの特派布教の今年2回目の巡回です。特派布教の日程は、事前に巡回不可能日の提出があり、それと各宗務所の希望日程と突き合わせて本庁の担当がマッチングすることになっています。まさか秋彼岸に巡回はないだろうと高をくくって不可の回答をしなかったことで今回の巡回となりました。思い出してみると以前にも同じことがあって、やはり彼岸の中日に京都に派遣されたことがありました。学習していません。ということで、松林寺の彼岸奉詠は宿用院住職に、中日の参拝者対応と後片付けはカミさんにお願いして何とか務めてもらいました。昨日寺に着いたのは夜11時を回っていました。今日はカミさんが孫の運動会に行...サンデーサンライズ435ストレスからの解放

  • サンデーサンライズ434 アロイ・マー

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第434回。令和5年9月17日、日曜日。先週は相次いで二人の孫の1歳の誕生日でした。まだ1年しか経っていないのかという感じもしますが、それでも生まれたばかりの赤子が歩きそうになるまで成長するのですから、子どもの1年は大きな時間です。大人も同じ時間を過ごしているのですが果たして成長しているのか。先日朝、半分目覚めたまどろみの中、唐突にタイの食べ物を思い出していました。最初の海外がタイで、2か月間居たこともあり、タイは最も馴染み深い国です。気温や文化、生活、人間性など、その国に親しみを覚える要素は色々ありますが、その国が好きと思うかどうかは食事によりますね。私が最も好きな食べ物は、クイティオ・ナームです。クイティオは米粉麺で炒め物にもしますが、ナーム(水)がつくと汁麺になります。...サンデーサンライズ434アロイ・マー

  • サンデーサンライズ433 自分の土俵

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第433回。令和5年9月10日、日曜日。急に涼しくなってきました。今朝の本堂は22℃でした。暑さから解放されて清々しいのですが、どこか寂しさを感じるのはどうしてでしょうか。いつも不思議に思います。気温と水温の関係。気温が40℃は危険な暑さと言われますが、風呂の温度40℃はちょうどいいというか少しぬるめに感じるかもしれません。室内プールの適温は29~31℃とされているようです。30℃、気温であれば暑く感じる温度ですが、水温では体が冷えてしまうでしょう。サウナの中の温度は90℃ぐらいですね。熱いと感じますが数分間は入っていられます。ところが、いくら熱い風呂が好き、サウナが好きといっても、90℃のお湯に入ることはできません。その違いは何なのだろうと不思議に思うのです。気体と液体では...サンデーサンライズ433自分の土俵

  • サンデーサンライズ432 AIが謝罪?

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第432回。令和5年9月3日、日曜日。遅ればせながら、話題のchatGPTというものを使ってみました。アプリをダウンロードして、英語の画面だったので、まず最初の質問は「日本語で大丈夫ですか?」と。答えは、「はい、日本語で大丈夫です!どのようにお手伝いできるでしょうか?」と丁寧なもの。気をよくして、『賢愚経』というお経の「貧者の一灯」の元となった部分の漢文を張り付け、「以下の漢文を日本語に翻訳してください」と入力。すると、サクサクと驚くようなスピードで完璧(だと思われる)な内容できれいな日本語になって返ってきました。これなら、全ての事柄に答えてくれそうです。続いて、福島原発から放出される水について。気になっていた、通常の原発から放出されるトリチウムと事故を起こした原発からのトリ...サンデーサンライズ432AIが謝罪?

  • サンデーサンライズ431 やらないけどね

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第431回。令和5年8月27日、日曜日。高校野球、仙台育英の連覇はなりませんでした。今回は間違いないと思われましたがなかなか厳しいですね。坊主頭でなくても勝てるんだ、と、ちょっと残念。ヘルメットをかぶっている時は分からないのですが、とるとその下から現れるフサフサした髪に違和感を覚えたのは私だけ?昭和人は、高校野球に勝手なイメージを固定化して押し付けて勝手に期待してしまっていたのでしょうか。純粋さやひたむきさ、真っ黒なユニフォーム、大声、汗、笑顔、涙。スマートさよりもありのまま、イケメンよりもニキビ面、その象徴として坊主頭に感情を託していたように思います。昭和人は、『巨人の星』の花形満にいだいた違和感を今も引きずっているのかもしれません。監督が優勝インタビューで語っていたように...サンデーサンライズ431やらないけどね

  • サンデーサンライズ430 みんな死ぬんだなあ

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第430回。令和5年8月20日、日曜日。夜明けの時間が急に遅くなったっように感じます。酷暑の中でも季節は確実に動いています。農作物にもこの暑さと雨不足は影響を及ぼしているようですが、何とか持ちこたえてくれればと願っています。そんな矢先、金曜日夕方、最上町に記録的短時間大雨情報が出ました。1時間に100ミリの雨が降ったということでしたが、幸い心配された被害もなく安堵しました。雨が欲しいといっても、こんなにまとまって降らなくても思います。とにかく今年の夏は高温と降雨不足で農家は悩まされました。生育の悪いアスパラに頭を抱えながらそれでもヘッドライトをつけて夜明け前から働く畑のそばで、ただ坐ったり散歩したりの和尚は肩身の狭い思いをしていました。申し訳けないとも思います。和尚にできるこ...サンデーサンライズ430みんな死ぬんだなあ

  • サンデーサンライズ429 まだ要らない

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第429回。令和5年8月13日、日曜日。お盆に突入しました。先週も暑かったですね。先週も温暖化の話をしましたが、寒い時期に温暖化と言っても「それは結構なことだ」ぐらいにしか受け止められず、深刻には考えられないので、この酷暑の季節にこそ真剣に考えたいものです。これから毎年こんな状況なら、いや、毎年どんどんこれ以上になるとしたなら、どうします?50年前の暮らしを思い返してみると、田舎のほとんどの家にはエアコンというものがありませんでした。家を開け放し、自然の風を取り入れ、良くても扇風機、なければ団扇で過ごしていました。寝ていても団扇の動く親心冷蔵庫の中身は生鮮食品、肉や魚だけで、冷凍食品もありませんでした。野菜や果物は流水で冷やして、それでも冷たいと感じて食べていました。以来、ど...サンデーサンライズ429まだ要らない

  • サンデーサンライズ428 燃える家の中で兄弟げんか

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第428回。令和5年8月5日、日曜日。8月に入っても暑い日が続いています。亡くなる人もいますので、冗談ではありません。ただ、朝坐禅の時、ガラス戸を開け放つと涼気が流れ込んでさわやかです。この暑さが今後も続いて、益々ひどくなっていくのだとしたら、地球上の生命に危機をもたらすでしょう。いや、危機はもう始まっているのだと受け止めなければなりません。金曜日、地球温暖化防止活動推進員のフォローアップ研修がありました。アメリカのデスバレーでは7月、摂氏56℃を記録。国連の事務局長が、温暖化ではなく「沸騰化だ」と発言。ミネラルウォーターで有名なフランスのボルヴィックで、水資源が枯渇の危機。危機的な現状の情報を耳にしました。気温の変化についていけず絶滅を迎えている生命も少なからずあるように思...サンデーサンライズ428燃える家の中で兄弟げんか

  • サンデーサンライズ427 蛍節童女

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第427回。令和5年7月30日、日曜日。酷暑が続いています。危険な暑さと注意喚起される通り、命にかかわる気温のようです。年々暑くなっているように感じます。自然災害の多発と無関係ではないでしょう。やはり温暖化を止めていかない限り、快適な夏はなくなっていくのでしょうね。それでも東北の山の端はまだ、朝晩が涼しいだけ過ごしやすいと思います。いずれ、夏の涼しい所を目指して移住が進むかもしれません。受け入れの準備をしておきましょう。朝の散歩のお伴はNHKのらじるらじるです。「朗読の世界」の野坂昭如著『火垂るの墓』を聴いていましたが、月曜日で全6回が完結しました。この作品はアニメ映画が有名で、何度もテレビ放映されました。海軍中尉だった父親は戦争から帰らず、病弱の母は14歳の清太と4歳の節子...サンデーサンライズ427蛍節童女

  • サンデーサンライズ426 生きるための修証義

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第426回。令和5年7月23日、日曜日。秋田が大変なことになっているようです。被害の全貌はまだはっきり把握できていないようですが、建物被害は1万棟を超えるだろうと予測されているとのこと。水害の支援は時間との勝負と言えます。床上浸水はもちろんのこと、床下浸水であっても、床下の泥をきれいに掻き出さないと後から匂いに悩まされることになります。好天の暑い日が続けば泥水は固まり、そうなってからではそれを取り除くことがとても困難です。固まる前に床板を剥がし、泥を掻き出して水洗いするという作業が必須になるのです。家の中に重機を入れることはできないので、それらは全て手作業となります。ですから、そこは人海戦術、ボランティアの力が求められるところです。既に秋田市内にボランティアセンターが開設され...サンデーサンライズ426生きるための修証義

  • サンデーサンライズ425 秋田巡回

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第425回。令和5年7月16日、日曜日。秋田で豪雨災害が起きています。実は、9日日曜日から、14日金曜日まで秋田を特派巡回していました。予定では15日まででしたが、14日の教場を勤めた後、線状降水帯が発生し豪雨の予報が出され、JRも運休を決めたため、今日のうちに帰らないと帰れなくなるということで、急遽予定を切り上げ帰途に就いたのでした。15日の教場の住職からは、みんな楽しみにしていたのに残念、と連絡がありました。本当に残念なことでした。話したいこともたくさんありましたのに。巡回の教場は、小坂町、北秋田市の鷹ノ巣と上杉、能代、男鹿と周り、最後に秋田市金足に回る予定でした。今、豪雨に見舞われているのはちょうどその地域で、半日で7月1か月分の雨が降ったということで、河川の氾濫も起き...サンデーサンライズ425秋田巡回

  • サンデーサンライズ424 聞思修の慧

    写真は、暑い日が続きますので、一服の涼をと思いお届けしました。三ちゃんのサンデーサンライズ。第424回。令和5年7月9日、日曜日。各地で大雨の被害が出ているようです。被災された方にはお見舞いを申し上げます。6月の中頃からメダカが産卵をはじめ、次々と孵化しました。「針子」と呼ばれる稚メダカが元気に餌を食べています。7月に入り池の鯉も産卵をはじめ、慌てて産卵床の杉の葉を投入して卵をとり、発泡の箱で孵化しました。孵化したばかりの鯉は針子ではなく「毛仔(けご)」と呼ぶようです。メダカは丈夫なので針子からどんどん育ち、増えていきますが、鯉は孵化しても死んでしまうものも多く、育て方も悪かったのでしょうが、これまで成魚まで育ったことはありません。今年は毛仔まではたくさん生まれたので、何とか育ててみたいと思いますが果たし...サンデーサンライズ424聞思修の慧

  • サンデーサンライズ それは普通です

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第423回。令和5年7月2日、日曜日。早や7月になりました。今年の折り返しです。もちろん、今年いっぱい生きられるかどうかの保証もないので、一般的な挨拶のようなものですが。東京での缶詰の疲れがなかなかとれず、ぼんやりとした日が続きました。加えて一日おきに飲み会があったりして、肝臓も疲れていると思います。地元の酒飲み同級生は「肝臓は筋肉だから毎日鍛えなきゃダメだ」などと嘯いていましたが、その説は勘弁してもらいたいと思います。65歳を過ぎて、いろんな衰えを感じてきています。肝臓、内臓も含めて体力がなくなりました。疲れがたまるとなかなか抜けなくなってきました。通常8時間睡眠をとっているのが、5時間ぐらいの睡眠が続くと、その不足分を取り戻すのにその倍ぐらい寝ないと回復しない感じです。さ...サンデーサンライズそれは普通です

  • サンデーサンライズ422 牛のように老いる

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第422回。令和5年6月25日、日曜日。先週の日曜日、18日は花の鶴楯を創る会の春の作業でした。麓の登山口に案内板を設置しました。以前あったものを小林守さんに描き替えてもらったもので、なかなかの出来栄えです。3年目を迎えた今年の活動は桜20本の植樹でした。麓から植樹場所まで、標高差70mあまり、材料を担いで登らなければなりません。苗木、支柱、添え木、スコップ、カナデコ、カケヤ、ナマシ番線等々。男たちがハァーハァー言いながら分担して運びました。一番大変だったのは水です。植樹後の根元に水をあげなければなりません。25ℓ入るポリタンク2つをロープで結び、両肩に担って登ってきました。合わせて50㎏を担いで坂道を登るのは、いかに屈強な農家の男でもさすがに堪えたらしく、「こんなにきつい仕...サンデーサンライズ422牛のように老いる

  • サンデーサンライズ421 いがみ合いよりも拝み合い

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第421回。令和5年6月18日、日曜日。梅雨に入り、しっとりした日が続いています。晴れの日には晴れの中を、雨の日には雨の中を。今日の一歩を踏みしめていかなければなりません。集中講座と大般若会の興奮冷めやらぬまま、14日には八戸に向かいました。八戸仏教会の花まつりにお招きいただきお話をさせていただきました。八戸市内の仏教各宗派42カ寺が、毎年大がかりな花まつりを実施してこられました。ご多分に漏れずやはり4年ぶりの開催となりました。釈尊降誕奉讃法要に続き、サックス奏者Eryca(えりか)さんのライブ演奏があり、その後仏教講演会としてお話させていただきました。演題は「いのちの使い方」です。だいたいいつも同じようなテーマですが、花まつりに因んでのお話にしました。お釈迦様は、お釈迦様と...サンデーサンライズ421いがみ合いよりも拝み合い

  • サンデーサンライズ420 喜びは集まる

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第420回。令和5年6月11日、日曜日。昨日土曜日は、松林寺大般若祈祷会と護持会総会でした。毎年この時期、集中講座に引き続いての行事になります。本堂や庫裡のセッティングが兼用できるものもあり、一気にやってしまおうという意図があります。こちらの祈祷会はコロナ過の最初の一年休んだだけで、昨年も一昨年も実施しました。ただ、終わってからの会食は控えていたので、それは4年ぶりになります。意識して平常に戻そうとしないと、戻れなくなります。文章や映像を見ての事務的な連絡はそれで済むかもしれませんが、やはり親睦は顔を突き合わせて表情を読みながらでないと心が通じ合いません。特にお酒を飲みながらの共感は、歓喜につながることは間違いありません。檀家護持会にとっては年に一度のお祭りのようなものですか...サンデーサンライズ420喜びは集まる

  • サンデーサンライズ419 怠惰と勤勉

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第419回。令和5年6月4日、日曜日。6月に入り、いよいよ本日、第15回松林寺集中講座開催の日を迎えました。4年ぶりの開催でどれほどの人が来てくれるのかと心配しましたが、何と、チケットの売り上げで189枚。加えて招待券での入場者と当日券の来場者を予想してプラスすると200名を超えると思われます。さらにスタッフ40名が加わります。なので、席の追加をセッティングしました。遠くは、東京、神奈川、仙台からお越しの方もいらっしゃいます。皆さん、文化的な集いに飢えて待っていてくれたということでしょうか。ありがたいことです。昨日まで、考えられる準備は全て整えてきました。本当に、準備するのが好きです。気早やなので準備が早すぎてまた元に戻すということも度々です。でも、実際に動かして見ないと気づ...サンデーサンライズ419怠惰と勤勉

  • サンデーサンライズ418 好き嫌いは自分の中にある

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第418回。令和5年5月28日、日曜日。サミットの余韻の残る広島に来ています。昨日は4年ぶりに呉の神応院様の仏教講話会でした。もう十数年通っていますが3年休みました。神応院様の皆様と久しぶりに再会して温かい時間を過ごしました。集中講座まで1週間となりました。23日には第2回の実行委員会を開催し、スタッフ40名を依頼しました。集中講座を始めた理由はいくつかあって、まずは、お寺が死んでからの場所ではなく生きているうちにくる場所だという認識の転換を図りたいというのが第1点。次に、この町は何もないという悲観的な見方を何とかしたい。少し頑張れば、田舎の町でもとても優れたお話や音楽、話芸を楽しむことができる。「この町もおもしろいじゃないか」と思える。その実験をやってみたい。そして、若い人...サンデーサンライズ418好き嫌いは自分の中にある

  • サンデーサンライズ417 現実と理想

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第417回。令和5年5月21日、日曜日。気仙沼に来ています。昨日は、清凉院さんで茶木みやこさんのギター弾き語りと黒田かなでさんのバイオリンコンサートがあり呼ばれました。歌声が本堂になじんでいい雰囲気となりました。境内も来るたびごとに整備され、緑多い理想の環境となっています。訪れる人が、心洗われる思いをするに違いないと思います。18日は地酒酒米の田植えでした。手植えのイベントもなく全て機械植えで小一時間ほどで終了しました。今年も昨年と同じ、2400㎏の収量を目指します。後は天候次第。酒の味は米と水が決め手ですから、その組み合わせが絶妙でおいしい酒になっているに違いありません。おいしい酒になるためにすくすく育って欲しいと願います。集中講座が2週間後となりました。今までとは本堂の使...サンデーサンライズ417現実と理想

  • サンデーサンライズ416 唯我独尊

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第416回。令和5年5月14日、日曜日。8日は月遅れの釈尊花まつり、降誕会でした。参拝者が花を一本ずつ持参して水盤に飾るのが当山のやり方で、ランダムに集まったそれぞれの庭の花も、活けるとそれなりの作品になるので不思議です。御詠歌を唱え、お経を読み、甘茶をかけて誕生を祝いました。お釈迦様が実在の人間であることに喜びを感じます。伝説では奇想天外な物語が語られていますが、それはその偉大さを強調するために、お釈迦様が亡くなってから創られたものであり、実際は他の人間と変わりなく生まれ、悩み、迷い、決断して出家したのです。ですから、生まれながらにお釈迦様であったわけではないのです。成道するまでは、言ってしまえば、我々と同じく凡夫だったのです。なので、仏祖の往昔は吾等なり、吾等が当来は仏祖...サンデーサンライズ416唯我独尊

  • サンデーサンライズ415 連休と法事

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第415回。令和5年5月7日、日曜日。ゴールデンウイークも終わりですね。関係ないけど。そうねえ、平成のはじめの頃までかな、一年の法事の予約は5月の連休から埋まるという時期がありました。一日8座務めた記憶があります。遠くで暮らす兄弟や子どもたちが戻って来られる連休に合わせて法事をつとめようという社会の流れがあったと思います。江戸時代の「やぶいり」ではありませんが、お盆以外に勤め人がまとまって休みが取れるのはほとんどその時しかなかったかもしれません。今のようにあちこちに連休があるわけではありませんでした。電車や車の移動時間もずいぶん変わりました。学生の頃、夜行急行列車で8時間かけて帰省したことを思い出します。満員電車の状態で、ぎゅうぎゅう詰めどころか、4人掛けのボックスシートの間...サンデーサンライズ415連休と法事

  • サンデーサンライズ414 トンネル

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第414回。令和5年4月30日、日曜日。4月最終日となりました。明日からは5月。私の一番好きな月、季節です。5月生まれの皆さんに、一足お先におめでとうを申し上げます。先日25日は新潟、直江津に出かけました。普段はスマホでeチケットとSuicaを利用して出かけるのですが、領収書が必要なため、駅の窓口でチケットを購入しました。窓口で、ネットの乗換案内で調べた乗換手順を示してみると、色々調べて、乗車券を「鳴子温泉駅から高崎駅」と「高崎駅から鳴子温泉駅」というルートで取ってくれました。地図が頭に浮かばず、そのまま言われるままに、古川駅から大宮乗り換えで北陸新幹線上越妙高駅へ。そこからえちごトキめき鉄道はねうまラインに乗り換えて直江津まで。帰りは、直江津駅から北越急行ほくほく線経由で越...サンデーサンライズ414トンネル

  • サンデーサンライズ413 八正道

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第413回。令和5年4月23日、日曜日。木の芽が出てきました。と言っても、当地で「木の芽」と呼ぶのは山椒の芽ではなく、色々な木の新芽を総称してそう呼びます。代表的なものはアケビで、それはそろそろ終わりです。その後に出てきたのがハシノメで、朝の散歩の途中にあるので毎日のように摘んできています。タラノメ、コシアブラ、ウコギなども好まれる木の芽ですね。考えてみれば、春の山菜はどれも、コゴミ、ワラビ、ゼンマイ、シオデ、アイコ、クワダイ、タケノコなどなど、植物の新芽なわけで、厳しい冬を乗り越えて顔を出した瑞々しい命をいただく、この上ない贅沢だと思っています。冬の間に眠っていた体を目覚めさせるために、多少苦みやエグミのある味が、山の動物も含めて必要とされるのだということです。17日、6月...サンデーサンライズ413八正道

  • サンデーサンライズ412 親の葬式

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第412回。令和5年4月16日、日曜日。松林寺の枝垂桜が満開となり、遅ればせながら最上にも春爛漫の季節がやってきました。桜が咲けば種蒔きの季節となっていて、周囲の農家もその準備に追われています。我等が酒米「出羽燦燦」も昨日種蒔きをして、来月20日ごろに田植えとなる段取りです。数量は昨年同様、約2400㎏の収量を目指します。2年目の酒の味も大変好評で、多くの方にリピートで飲んでいただいています。さて、4月に入り慌ただしく色々な用事が動き出しています。今年は法話も以前のように予定に入って来ています。次々埋まっていく日程表に、この3年間は楽だったんだなあと惜しむような気持ちがない訳ではありません。感染症もさほど気にしないようになったということでしょうか、これまで規制されていた火葬場...サンデーサンライズ412親の葬式

  • サンデーサンライズ411 悩みから生まれた仏教

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第411回。令和5年4月9日、日曜日。8日はお釈迦様のお誕生日、降誕会でした。松林寺では、参拝者が花を1本ずつ持ってきてお参りすることにしているので、まだ花のない4月ではなく、月遅れの5月8日に花まつりを勤めています。今年は全国的に開花が早く、桜の名所では慌てて出店の準備を始めているようです。雪国の当地も早や梅やこぶしが咲き、枝垂れ桜の蕾も赤くなってきたので間もなく開花するものと思われます。お釈迦様はおよそ2500年前、今はネパールの国になるルンビニーというところで生まれました。2016年のネパール地震の後、シャンティの調査で現地を訪れた時にルンビニーにも足を延ばし、「生まれたのはここです」と、その場所を案内されたことがありました。母親の名前が冠されたマヤ・デヴィという寺院の...サンデーサンライズ411悩みから生まれた仏教

  • サンデーサンライズ410 シャンティを退任

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第410回。令和5年4月2日、日曜日。4月に入りました。クリスマスローズやクロッカスは咲きましたが、木花はまだですね。三寒四温で、まだ霜が降りる日があります。ようやく雪囲い外しを始めました。境内も春の装いを取り戻します。3月は別れの季節で、それぞれに離任や退任があったことでしょう。28日、シャンティボランティア会の総会があり、私の副会長退任が正式に決まりました。総会後の懇親会で、各国事務所からのビデオメッセージとプレゼントが贈られ、気恥ずかしい思いでした。長年の思い出を振り返り、役員から離れることに寂寞の情を感じない訳ではありません。しかし、後進に道を譲ることも先を歩いた者の務めでしょう。力強い新たな足取りで、けもの道をかき分けて行って欲しいと願います。思えばこの会との出会い...サンデーサンライズ410シャンティを退任

  • サンデーサンライズ409 デッドボール

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第409回。令和5年3月26日、日曜日。彼岸が過ぎ、いよいよ春の気配が濃くなってきたことを感じます。植物も昆虫も人間も動き出してきました。先週のこのページで集中講座のことを取り上げたところ、チケット取扱予定店に既にチケットを求めに来られた方がいたとか。しかも2店舗で。「すぐなくなると聞いたので早めに買おうと思って」ということだったとのこと。まだチケットは販売していません。4月2日に寺の総代・役員会があるので、その後3日からにしようと思っています。それにしても、今回は3年も休んだのでそれほど来場者はないだろうと踏んでいましたが、もしかしたら大勢来られるのかも。また、このブログも知らないところで読まれているのだと知り、そちらの方は感激です。頑張って皆さんに喜んでもらえるよう準備を...サンデーサンライズ409デッドボール

  • サンデーサンライズ408 「お久しぶりです!」

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第408回。令和5年3月19日、日曜日。彼岸に入りました。昨晩は恒例の彼岸供養奉詠を勤めました。境内にまだ雪は残っていますが、日に日に陽は長くなり、土の部分が残雪を凌駕してきています。木曜日、今年の散歩をスタートできました。冬の間固まっていた体を動かすのは、ギシギシ音がするぐらいキツイですが気持ちがいいです。マッサージ師の指導を受けて歩き方を気をつけてみようかと思います。靴の底の減り方を見ると、いつも外側の減りが大きいのです。更に右と左の減り方も違います。そこで、「つま先立ちするときに着く足裏の先の部分から足がつくように意識して歩いてみれば」というアドバイスを受けて歩いてみています。すると、確かにこれまでと違う足の運びになることが分かります。太腿の内側の筋肉が鍛えられそうな感...サンデーサンライズ408「お久しぶりです!」

  • サンデーサンライズ407 「世界が違って見える日」

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第407回。令和5年3月12日、日曜日。12年目、13回忌の3.11。松林寺で静かに勤めました。あの日は、とても寒い日でした。冷たい水の中で亡くなっていかれた人々。あれがせめて、もう少し温かい時季であったなら。考えても仕方ないことですが、季節が悪かったですね。3月1日、中島みゆき44枚目のオリジナルアルバムが発売されました。中島みゆき「世界が違って見える日」。2020年、ラスト・ツアー「結果オーライ」がコロナの影響で途中で中止となりました。楽しみにしていた山形公演も中止となりラストチャンスを逃してしまいました。それ以来のオリジナルアルバムです。こういう状況の中でリリースされたこのアルバム。「世界が違って見える日」というタイトルにどんな思いが込められているのか。このアルバムのジ...サンデーサンライズ407「世界が違って見える日」

  • サンデーサンライズ406 漫遊の旅

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第406回。令和5年3月5日、日曜日。実は、先月25日から3日の金曜日までタイを訪問していました。防犯上、出かける前に予定を言うのは控えて、帰ってから報告という形をとっています。今回の目的の一つは、シャンティ現会長の師匠である、若林順天老師23回忌の墓参でした。順天老師は、長年シャンティの顧問をお務めでした。カンボジア難民支援が始まったころ、自坊である長野県上田市の安楽寺さんにある国宝木造六角三重塔に参拝に来られる人々に、掛け軸用の般若心経の自筆写経を購入してもらい、その金額が30万円になるとシャンティの事務所に送ってくれていました。団体の初期を支えた功労者なのです。その後も、毎年現地を訪れては、各国事務所で働く現地のスタッフ一人一人に「おこづかい」と称して500バーツ(今の...サンデーサンライズ406漫遊の旅

  • サンデーサンライズ405 見えなくなったら希望が見えた

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第405回。令和5年2月26日、日曜日。19日、松林寺で「お寺カフェ」が開かれました。最上町ハッピーサポーター推進協議会が主催のイベントで、松林寺は場所貸しという形態です。婚活の入り口として、まずはじめにお母さん方のつながりをつくっていこうというねらいでこれまでも何回か開催されました。今回は3年前にもおいでいただいた、全盲のヴァイオリニスト穴澤雄介さんのコンサートでした。穴澤さんは、東京パラリンピックではコメンテーターとして何度もテレビに出演していました。また、ユーチューバーでもあり、毎日曜日ごとのテーマでユーチューブをUPしています。因みにそのテーマは、以下のようです。月:気まぐれアナちゃん火:エレクトリックアナちゃん水:おもしろ福祉木:なるほど音楽金:チャレンジアナちゃん...サンデーサンライズ405見えなくなったら希望が見えた

  • サンデーサンライズ404 意味よりも続けること

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第404回。令和5年2月19日、日曜日。朝がだいぶ明るくなってきました。冬の終わりが近いと感じます。もう少しですね。15日は予定通り当山の涅槃会を勤めました。涅槃会は「だんごまき」とも言って、大量のだんごを撒いて拾ってもらうのですが、今年は感染予防の観点から、あらかじめ袋に小分けして手渡しで配布することにしました。それでも、家族、親戚、友人に、お守りとしてだんごを分けてあげるという人も多く、なので大量のだんごを丸めなければなりません。14日、涅槃図の前に20名が丸く座り、手と共に口をせわしく動かしながら、賑やかに楽しく丸めていきます。外に出ることの少ない雪の季節、お寺に集まり、情報交換というかうわさ話に花を咲かせ、御詠歌を唱え、大きな声を出しながらだんごを拾う、それがこの時期...サンデーサンライズ404意味よりも続けること

  • サンデーサンライズ404 求めなければ出会えない

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第403回。令和5年2月12日、日曜日。涅槃図をお祀りしました。お釈迦様が亡くなられた2月15日にお勤めする涅槃会のために、年に一度のことです。当山の涅槃図は、縦297㎝幅197㎝と大きなもので、宝暦13年(1763)に完成したと裏書されています。更に裏書には「絵願主五世明刕代、表具願主六世大成代」とあります。つまり、5世が絵を発注し、6世が表具をしたということになります。ところがこの間、5世が亡くなり寺は火災に遭い焼失しています。なのにこの図が残ったということは、発注後まだ完成をみないままに住職の死亡と火災があったということで、逆に言うとそのために図は焼失をまぬかれたと考えられます。後を継いだ6世は、本堂の再建と涅槃図の完成を担ったことになります。5世が示寂したのは享保8年...サンデーサンライズ404求めなければ出会えない

  • サンデーサンライズ403 バカたれが

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第403回。令和5年2月5日、日曜日。先週は日曜日から金曜日まで東京の研修道場で缶詰め状態でした。今年度3回目の曹洞宗布教師養成所で、布教師を目指す若き僧侶たちと熱い刺激のある濃密な時間を過ごしました。感染予防のため宿泊はホテルの個室でしたが、朝5時半の坐禅に始まり、夜9時までびっちりのスケジュールで、普段使わない脳みそをフル活動して知恵熱が出そうでした。頭脳労働も確かに労働だと感じます。世界の情勢はあまり良い方向には進んでいません。グローバル化と自国ファーストのせめぎあい、民族間、宗教間の対立も強くなるばかり、そして、よもやこの時代にそんなことは起こらないと思っていた戦争も始まってしまいました。多くの人々の命が奪われ、傷つき、困難な状況に置かれています。いつも、真っ先に影響...サンデーサンライズ403バカたれが

  • サンデーサンライズ402 荒野にエピタフ

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第402回。令和5年1月29日、日曜日。冷えましたね。先週は各地で今期一番の冷え込みだったことでしょう。25日の朝は本堂内で-8度を観測、さすがに「しばれる」という表現がぴったりの寒さを感じました。26日朝は大雪で、50㎝ほどか。強風で吹き溜まりのところは腰ぐらいまでありましたね。「不要不急の外出を控えましょう」と呼びかけられても、宅配業者などどうしても動かなければならない人たちもいて、配達員はとても大変そうでした。せめて邪魔をしないようにしようと外出自粛しているところです。今年の地酒が完成し、予約をいただいたところへの発送と販売が始まっています。酒の入荷と販売日が同日になってしまったため、町内3店の酒店ではてんてこまいという様相でした。21日の新酒を楽しむ会の様子が2社のテ...サンデーサンライズ402荒野にエピタフ

  • サンデーサンライズ401 ラジオをリニューアル

    三ちゃんのサンデーサンライズ。第401回。令和5年1月22日、日曜日。先週400回目を迎えたサンデーサンサンラジオ、それを一区切りとしてタイトルを変えることにしました。今週からは「三ちゃんのサンデーサンライズ」としてお送りいたします。「サンサンラジオ」をスタートしたときには、なるべくラジオっぽく作っていました。はじめにジングルがあり、それに乗せてタイトルコールがありました。お決まりの出だしの挨拶から始まり、ニュースなどからの感想、今週の話題、そして音楽を入れました。楽曲は全て中島みゆきから。話題に合わせて選曲をしていました。さらには、地元の商店やら旅館などを勝手にコマーシャルとして取り上げていました。「KYBをキーステーションに全国ネットでお送りします」などと、ラジオの態を意識していたのです。なので、「こ...サンデーサンライズ401ラジオをリニューアル

  • サンサンラジオ400 え?400回?!

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第400回。令和5年1月15日、日曜日。何と!サンサンラジオが400回目を迎えました!毎週日曜日の朝5時にUPして、7年8か月が経ったことになります。我ながらよく続いていると思います。訪問者数は毎週増減がありますが、ほぼ一定の数で推移しています。毎回読んでくれている方もいて、「毎週楽しみにしているよ」などと言っていただくとうれしく思います。意外な場所で、意外な方からそのように言われることもあり、どなたが読んでくれているかがこちらには分からないので、喜んだり緊張したりです。ブログはfacebookやtwitter、instagramなどのように短文で一瞬で読める分量ではないので、読みたい人しか訪れないという特徴があります。ながめるだけ、流し読み、が好みの人には向きません。自...サンサンラジオ400え?400回?!

  • サンサンラジオ399 死をデザイン

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第399回。令和5年1月8日、日曜日。喪中ということで静かな正月を過ごしました。松林寺、宿用院の新年会もなく、松飾りもなく、供え餅もなく、年賀状もない正月でした。もちろん、三が日の三朝祈祷、元日の合同祈祷は滞りなく勤めました。年末に集まった子どもたち家族も、30日にはそれぞれの実家や家に雲散して、初めてのカミさんと二人だけの正月でした。そのお陰で、三日間じっくり駅伝を観て過ごすことができました。一日の実業団、二日三日の箱根。わが母校駒大の活躍もあり、目が離せませんでした。四日には、地元百軒のお札配り、五日には他地区役員さんへお札配布の依頼、六日は寒念仏を勤め、昨日は七草がゆを食べて一区切りというところでしょうか。昨年は戦争が始まったり、そのために物価が高騰したり、コロナが...サンサンラジオ399死をデザイン

  • サンサンラジオ398 カオスへ向かう世界

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第398回。令和5年1月1日、日曜日。新年を迎えました。皆様によき出会いがありますことをお祈りいたします。当家は喪中のため、年賀の挨拶をご遠慮させていただいています。(この記事は毎週日曜日の朝5時に予約投稿の設定をしています。元旦のこの時間は4時から元朝祈祷を行っている最中で、今本堂にいます。)先々週は動物と植物の話をしましたが、人間には動物的人間と植物的人間がいるのではないかと考えるところです。概して言えば、遊牧民族は動物的、農耕民族は植物的と言えるように思います。移動を基盤とする生き方は動物的、定住を基盤とする生き方は植物的と言えるのではないかと思いますがどうでしょうか。はるか長い年月に及ぶ生活習性が根っこのような基盤となり、習慣や文化、宗教に至るまでその彼我の違いと...サンサンラジオ398カオスへ向かう世界

  • サンサンラジオ397 コロナで鎌倉殿

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第397回。12月25日、日曜日。流行り病に罹ってしまいました。20日、熱はありませんが鼻水と咳が出て、いくつか集まりの予定もあるので念のためと思って簡易検査キットを使ってみました。結果、赤い線が2本出て陽性との表示。かかりつけ医に相談して診察を受けたところ、正式に陽性とのこと。14・15日は仙台、16日は山形、17日は河北町・東根と出かけていたので、どこでもらって来たかは不明です。ワクチン接種は5回まで済んでいるし、症状は軽いので体調としては軽い風邪という状態です。ありがたいことにカミさんには感染していないようなので助かりました。昨日24日まで、自宅内隔離で誰とも顔を合わせずに、個食で過ごしました。こういう時だからできること、ということで、NHKオンデマンドを観ていまし...サンサンラジオ397コロナで鎌倉殿

  • サンサンラジオ396 見えないものと共に生きる

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第396回。12月18日、日曜日。15日の夜に降り出した雪は、翌朝50センチに達していました。今期最初の除雪機出動となりました。ただ、降り始めの雪は湿っていて重く、除雪機も難儀します。朝の運動にはちょうどいのですが、人間も慣れるまでは少々難儀します。早く慣れて、雪とつき合っていかなければなりません。最上の地酒「山と水と、」の仕込みが始まり、昨日は河北町の和田酒造で会員+ゲストによる仕込み体験でした。1,980㎏の最上産酒米出羽燦燦を50%精米し、最上のおいしい水を加えて、720ml換算で約4000本を作る計画です。水は4回に分けて1,850ℓ運びました。今年は生原酒にも挑戦する予定で、どんな味になるかとても楽しみです。生原酒は先行予約限定で販売することにしています。数に限...サンサンラジオ396見えないものと共に生きる

  • サンサンラジオ395 明星から見る

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第395回。12月11日、日曜日。東京に来ています。一昨日はシャンティの理事会。昨日はシャンティの日と、タイのプラティープ先生の祝賀会でした。プラティープ先生は、タイのスラムに生まれ、16歳の時にスラムの子どもたちの教育「一日1バーツ学校」を始め、アジアのノーベル平和賞と呼ばれるマグサイサイ賞を26歳の時に受賞、その後上院議員も務められた方です。シャンティの難民支援活動の中で関係ができ、そのスタッフだった秦辰也さん(現近畿大学教授)と結婚されました。昨年4月、タイ日の関係強化の功績が認められ、旭日中綬章を受章された、その祝賀会でした。古い関係者も出席され、懐かしいひと時となりました。12月8日はお釈迦様お悟りの日、成道会でした。各地の道場では、その故事に倣って1日より集中...サンサンラジオ395明星から見る

  • サンサンラジオ394 さめざめと泣く

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第394回。12月4日、日曜日。2日金曜日、ついに初雪が降りました。本格的な冬の始まりです。同じ日の朝、日本がスペインに勝ち、予選1位通過となりました。ワールドカップは何が起こるか分かりません。だから面白いのでしょう。日本が強いというよりも、いい試合をした選手たちに拍手を送りたいと思います。先月29日火曜日は母の49日忌で、納骨も勤めました。母は「生まれた時から体が弱かった」が口癖で、そのために健康には人一倍気をつけていました。子どもの頃、薬だと言って親に飲まされていた酒は実はマムシ酒だったと知りゾッとしたと。その割には、ハブ酒を取り寄せて私に「飲め」と勧めていました。本人が言うほど病弱ではなかったと思いますが、その親は、農家に嫁にやっても務まらないと思っていたようで、そ...サンサンラジオ394さめざめと泣く

  • サンサンラジオ393 この国の希望

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第393回。11月27日、日曜日。サッカー好きの私にとって、楽しみなシーズンがやってきました。日本の初戦の前は、みんな強がったことは言っていても心の中では「せめて引き分け」を願っていたのではなかっただろうか。実際に前半の試合の様子では、やはりドイツはすごいと諦めムードが私の中で漂っていました。ところが後半は一転、超攻撃的な布陣が功を奏し、逆転勝利という劇的な結末となりました。日本国内の報道の過熱ぶりを見ると、なんだみんな勝てないと思っていたのじゃないか、と思いました。「蚊子の鉄牛を噛む」ような、番狂わせであったことは間違いありません。その勝利にスポットライトが当たれば当たるほど、陰の闇は濃くなります。開催国の人権問題は日本ではほとんど報道されません。扱ってもコラムのような...サンサンラジオ393この国の希望

  • サンサンラジオ392 生きるとは吐くこと

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第392回。11月20日、日曜日。一昨日の霜で銀杏の葉が、一気に散りました。まるで黄色い雪が降るようでした。きれいではあるのですが、いつまでもながめてばかりではいられません。お寺の銀杏が散ると雪が降る、というのは当地の風説で、間もなく白い物も舞い散ることになるでしょう。その前に葉の方を始末しておかないと雪の下になり来春が大変になります。ということで、一昨日はカミさんと二人で一気に片づけました。その後間もなく雨が降り出したので、ギリギリのタイミングでした。樹木は二酸化炭素を吸い、酸素を吐くと言われます。正確には、植物も動物と同じく呼吸により酸素を吸い二酸化炭素を吐き出しているのですが、昼間は光合成によって炭素を取り込むために二酸化炭素を吸い込み、不必要な酸素を吐き出している...サンサンラジオ392生きるとは吐くこと

  • サンサンラジオ391 生きながら死んでいる

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第391回。11月13日、日曜日。昨日は花の鶴楯を創る会の秋の作業でした。春に植えた桜の苗木の雪囲いと、来春桜の植樹をする場所の選定と整備です。地元の宝を後世に伝えていくための作業です。少しずつしか進みませんが、継続して行えば必ず思い通りの宝の山になると信じています。地酒「山と水と、」の今年度分先行予約販売を、11月1日に開始しました。それを待っていたとばかりに、当日の0時1分に第1号の申し込みがメールで入りました。その後も申し込みは続いています。店舗での受付も順調に進んでいるようです。昨年売り切れて手に入らなかった方、昨年飲んで美味しかったので今年も是非という方々が多くいらっしゃいます。申し込みはメール(shorin@cup.ocn.ne.jp)でも受け付けています。内...サンサンラジオ391生きながら死んでいる

  • サンサンラジオ390 母と比叡山へ

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第390回。11月6日、日曜日。先月23日から始まった怒涛の半月も今日で納まります。半生においてこれほどスケジュールの詰まった半月はなかったと思います。23日は、郡内寺院の晋山式に出席。夕方上京。28日まで布教師養成所の講師を勤めました。その午後、大宮でシャンティの会長と人事について話し合い。そのまま、新潟県十日町市へ。友人の寺の400年祭と晋山結制退董式。永平寺御専使を勤めました。30日山形に戻り、31日葬儀。11月1日から4日まで、松林寺の団参で比叡山参拝と京都名刹の旅へ。昨日5日午前に葬儀。終わって郡内寺院の慶弔会。昨日今日と、本葬と晋山式に出席、法要解説を勤めます。考えただけでも目が回るようなスケジュールでした。実際、頭の中が船に乗っているようにふらふらしています...サンサンラジオ390母と比叡山へ

  • サンサンラジオ389 向上の輪

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第389回。10月30日、日曜日。新潟十日町に来ています。昨日今日と、友人の寺の晋山式と退董式に呼ばれてお邪魔しています。友人は私より一つ上で67歳ですから、引退するにはまだ早いと思うのですが、息子さんに席を譲って自由にしたいとのこと。ミュージシャンでもあるので、やりたいことがあるのでしょう。彼とはカンボジア難民キャンプのボランティア同期で、1980年8月、同じ飛行機に乗り初めて海外へ飛び立った仲です。戦場の最前線に向かう志願兵のような覚悟で緊張していたことを覚えています。一方初めての海外旅行でもあり、ワクワク期待して機体に乗り込んだことも事実です。ところが、あてがわれたのは安いパキスタン航空の飛行機で、座席も薄く機内食も残念な代物、きれいなスチュワーデス(当時)でもなく...サンサンラジオ389向上の輪

  • サンサンラジオ388 母を慕う

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第388回。10月23日、日曜日。未だに涙がこぼれてきません。感情に蓋をしているとか、我慢しているとかではありません。ショックで穴が空いているというのでもありません。何故か感情がこみ上げてこないのです。檀家の葬儀を勤めながら、孫のお別れの言葉に誘われて涙を流すこともあるのに。フェイスブックなどで友人の投稿を見ても、これまでのように心が動かされることがなくなりました。無味乾燥に感じます。無感情人間になったのでしょうか。住職として、これまで数多くの葬儀に携わってきましたが、家族の葬儀がこんなに大変だったのかと改めて知りました。住職は全てお膳立てが調ったところに呼ばれていくので、その内情を知らなかったのです。13年前父を送りましたが、その記憶はほとんどありませんでした。13歳若...サンサンラジオ388母を慕う

  • サンサンラジオ387 母の死

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第387回。10月16日、日曜日。12日、母親が亡くなりました。娘二人が相次いで里帰り出産することから、母親はお盆前に施設にお願いしていました。12日夕方4時過ぎ、「病院に搬送したので来て欲しい」との連絡を受け救急室に行ってみると施設の方4人が待っていてくれました。このところ施設内でコロナ感染が発生し、ホールでみんなと一緒に食事ができなくなり、部屋での介護食事となっていました。食が細くなり、微熱もありましたが感染症の検査は陰性でした。時折呼吸が粗くなることもあるので様子を見ていました。お昼ご飯を食べ、午後の巡回の際も気をつけていました。3回目の巡回の時、様子が変だと思い、病院に救急搬送しました。今心臓マッサージを施していますと。心臓マッサージって何?何があったの?分からな...サンサンラジオ387母の死

  • サンサンラジオ386 時間をつぶす

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第386回。10月9日、日曜日。急に寒くなりました。本堂の気温10度がこんなに寒く感じるんだと、ぬくぬく生活した体には初めて経験したような驚きを感じます。徐々にこの気温に慣れていかなければなりません。今年度の酒造りの概要が決まりました。先月稲刈りした酒米出羽燦燦の数量が2,430㎏。それを50%に磨き、1,215㎏。これに水を加えて醸造すると、約2400ℓの原酒ができます。それに割水、アルコール度数を調整して、720ml瓶に詰めると3,900本ぐらいになるはずです。今年は、その内の500本程を割水しないで「生原酒」として出してみたいと思います。11月1日、先行予約販売を開始します。こちらは、生原酒と生酒の2本セットでの販売です。生原酒はこの先行予約のみの限定販売となります...サンサンラジオ386時間をつぶす

  • サンサンラジオ385 天地いっぱい

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第385回。10月2日、日曜日。10月に入りました。本格的な秋ということでしょうか。田んぼでは今を盛りと稲刈りが行われています。無事に実りの秋収穫の秋を迎えられることは、農村にとって何よりの安堵と喜びを感じることです。最上の地酒を創る会の酒米も29日、無事に刈り取りが終わりました。収量は2430㎏でした。乾燥し、精米所に運ばれ、50%に磨かれて酒蔵に届けられます。最上の水が米と出会って得も言われぬ甘露水に変わります。今から1月の完成が楽しみです。昨日は宿用院の開山500年記念法要でした。宿用院の前身である耕雲寺は、1394年に普済善救禅師によって開かれたとされ、平成5年に600年祭を行いました。禅師は全国各地を巡錫された人で、禅師が去った耕雲寺はすぐに荒廃してしまいました...サンサンラジオ385天地いっぱい

  • サンサンラジオ384 十の誓願

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第384回。9月25日、日曜日。彼岸に合わせたわけではないと思いますが、急に涼しくなりました。その直前まで蒸し暑かったのに、寒暖の差に体が驚いています。心配された台風は当地においてはほとんど被害がありませんでした。今週は酒米の稲刈りがあります。何とか無事に収穫できますように。大相撲は本日が千秋楽です。横綱大関のふがいなさに比べて平幕の力士の活躍が目を引きました。玉鷲、翔猿、高安、北勝富士、宇良、錦富士、若元春、翠富士などなど。郷土ゆかりの琴の若も勝ち越しを決めましたが、来場所の三役昇進は微妙な感じです。来場所も楽しみです。来月9・10日、川西町高徳寺さんで因脈会が勤修されます。内容の意味は授戒会とほぼ同じですが、二日間に縮めて勤めることから「因脈会」と呼ばれます。その説戒...サンサンラジオ384十の誓願

  • サンサンラジオ383 welcome!

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第383回。9月18日、日曜日。世の中は連休中のようですね。台風が近づいているようです。刈り入れ直前の稲に被害がなければいいがと気にかかっています。唐突ですが、私のお気に入りの石鹸はカネヨの「レモン石鹸」です。そう、あの学校の手洗い場にミカンのネットに入っていたアレです。きっかけは、布教の旅で泊まった宿の風呂場で使ったことでした。最初、さすがに躊躇しました「これで体洗うの?」。それ以外石鹸らしきものはなく、それは体を洗うために用意されているものなのだろうと使うことにしました。使ってみると、泡立ちが良く、なのに泡切れも良く、香りが良い。はまってしまいました。あれから何年かこればかり使っています。ボディソープなどで嫌いなのは泡切れが良くないヤツ。シャワーで何度流してもいつまで...サンサンラジオ383welcome!

  • サンサンラジオ382 軍配の行方

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第382回。9月11日、日曜日。今週もあっという間に経ってしまいました。つるべ落としのような1週間です。7~8日、友人の父親の49日納骨法要で上京しました。以前から感じていたことでしたが、東京の人はどうしてこんなに足が速いのか。置いてきぼり感の距離が以前より広がったと感じました。年齢に比例するのでしょう。都会は、電車の乗り継ぎにも距離があり、階段の上り下りはあり、田舎の人よりずっとずっと歩いていますね。田舎で歩いている人はほとんど見かけません。コンビニに行くのも車、病院に行くのも送迎付きのところもあります。小学生中学生は統合により送迎バスになりました。不便なだけに歩かなくて済むという感じです。このままで大丈夫なのだろうかと我ながら心配になります。都会より田舎の人の方が平均...サンサンラジオ382軍配の行方

  • サンサンラジオ381 今週の出会い

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第380回。9月4日、日曜日。加速度的に経つのが早くなる「時」。もう日曜日です。そして9月です。毎年のことですが、今年も三重県の東正寺様から新米が届きました。日曜学校の子どもたちと田植え稲刈りした貴重なお米です。謹んでいただきます。鳥取からは梨が届きました。こちらも梅翁寺様が毎年送ってくださいます。梨は好物ですので楽しんでいただきます。一気に秋が来たような感じです。2日金曜日、同志社大学の学生がいらっしゃいました。初対面です。彼、星山君は、7年前佐賀県の中学校の生徒会長でした。東日本大震災からの5年目を期に「震災を忘れない」という意図の展示会を企画しました。震災関係の本や資料を漁る中で『ご先祖様も被災した』という本に出てくる「まけない!タオル」を読んだそうで、「資料をいた...サンサンラジオ381今週の出会い

  • サンサンラジオ380 大人の出会い

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第380回。8月28日、日曜日。22日の夜中、突然のどが痛み始めました。この春に交換した新型のCPAP(睡眠時無呼吸症候群治療器)を使用してから喉の渇きがひどかったので、そのためかと思いました。また、半年ほど前から耳鳴りがし出して、テレビのボリュームもカミさんとレベルが違うし、いつか診てもらおうかと思っていたので、23日耳鼻咽喉科に行きました。耳鳴りの方は、病気ではないし治療方法はない、忘れるか慣れるしかないと。聴力検査もしましたが、片方の聴力が悪い場合は突発性難聴の可能性があり急を要するが、両方の耳が同じような聴力なので、つまりは年齢によるものだと。「それぐらいの年齢であれば仕方ないですよ」と、高齢者であることの自覚を嫌というほど迫られたのでした。目は霞町、耳は十日町、...サンサンラジオ380大人の出会い

  • サンサンラジオ379 出家しませんか

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第379回。8月21日、日曜日。静かなお盆が過ぎました。先祖の香りに包まれて心穏やかな時間を過ごされたでしょうか。感染症で帰省できなかった方は、ぜひ来年には戻れますことを祈ります。けれど年に2回8月と1月人は振り向いて足をとめる故郷からの帰り束の間人を信じたらもう半年かんばれる(中島みゆき『帰省』)「しかし百姓はいそがしくてやんだぐなる(嫌になる)、毎日毎日追われてたいへんだなあ」。会うたびにグチをこぼす農家が今日もまた。確かに、農業はほとんど自然相手ですから、恵みを受けるのも被害を被るのも天任せというのは事実で、時には自然に追われることも。そして「お寺がいちばんだな」と。住職がふらふら散歩しているのを見ればそう思うことでしょう。本当にそう思います。私など、和尚として生き...サンサンラジオ379出家しませんか

  • サンサンラジオ378 お盆とスイカと誕生

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第378回。8月14日、日曜日。先ほど、最上町に土砂災害警戒警報が発令されました。昨日断続的な大雨が降り、今日も3時ころから降り続けています。災害が起きないことを祈ります。お盆に入りました。猛暑のところと大雨洪水のところと台風と、今年は静かなお盆とはいかないようです。コロナ感染も、収まるどころかまだまだ拡大の中にあります。慣れてきているということか、もう驚きもしない様子です。甲子園球場の様子を見ると、感染症などどこの国のことかという感じで、全く気にしていないように見えます。ただ、医療関係の現場では既に限界を超えている状況かと思われ、慣れのしわ寄せが押し寄せていのではないかと懸念されます。一方、予定されていた行事も「やっぱり」という感じで中止になるケースも多く、なかなか元通...サンサンラジオ378お盆とスイカと誕生

  • サンサンラジオ377 ストレスをつくらない

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第377回。8月7日、日曜日。置賜地方に県内初の大雨特別警報が出され、各地で被害が出ています。地球温暖化を原因とした気候変動は、この国のどこでも「今まで経験したことのない」雨を降らせる状況となりました。「熊本、九州の人たちは大変だね」「それに比べると、山形は雪は降るけど災害がなくていい」などと言っていましたが、山形も例外ではありませんでした。長期的な視野に立って抜本的な変革をしない限り、もはや異常気象と呼べない環境を変えることはできないのでしょう。日本人は長期的なビジョンで考えることが不得意かもしれませんが、「明日は我が身」と受け止めて考えていかなければなりません。全ての存在は一つの命と言いながら、個々の考え方まで一つではありません。人の話を聴いて、その考えは自分とは違う...サンサンラジオ377ストレスをつくらない

  • サンサンラジオ376 月を釣り、雲を耕す

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第376回。7月31日、日曜日。昨日は谷地宿用院に泊まって、そこからお送りしています。宿用院は今年開山500年の記念の年を迎えていますが、その前身があり、平田山という場所に耕雲寺という寺が創建されたのは今から628年前のことです。その時の開山は總持寺の住職であった普済善救禅師。平成5年にその600年祭を勤めました。その後耕雲寺は廃れてしまいましたが、百数十年後、善救禅師を慕った通山長徹和尚が柏崎からやって来て新たに寺を開山した、それが宿用院です。そこで、500年に因み、耕雲寺の跡地を見てみようという企画で遠足に出かけたという訳です。炎天下の中20名ほどの檀家衆とワイワイ言いながら山道を登りました。といってもたかだか30分ほどのウォーキングです。里に下りて、寺で昼食という飲...サンサンラジオ376月を釣り、雲を耕す

  • サンサンラジオ375 楽しむことに貪欲

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第375回。7月24日、日曜日。東京に来ています。弟のような古い友人の父親が亡くなり、その際はと以前から葬儀を頼まれていました。昨晩がお通夜、今日が葬儀です。大正15年生まれ。三男なのに何故か名前が「八郎」さん。18歳で志願兵として陸軍柏飛行隊に入隊。法務省統計事務官を勤め上げ、退官後も達筆を見込まれ、72歳まで法務省発行の表彰状の一切を書いたという、謹厳実直を絵に描いたような人生でした。96歳。訪問看護で自宅で亡くなり、都内では珍しく自宅葬でお送りします。「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」などと言いますが、人が亡くなった後にはその人の生き方が名とともに語り継がれます。八郎さんの人生を一言で表現するとすればまさに「謹厳実直」以外にないでしょう。それを基にして、戒名...サンサンラジオ375楽しむことに貪欲

  • サンサンラジオ374 バックムーン

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第374回。7月17日、日曜日。梅雨明けと言われてから雨が降っています。前から「梅雨入り」だの「梅雨明け」だのあまり意味がないように思っています。そう宣言されても雨は降るのだし、宣言されなくても暑くはなる。桜の開花も、自分で咲いたなと見ればいいだけのことで、誰かに証明してもらう必要はないでしょう。日本人はどうも、一斉に同一の感情を持ちたいと思う民族なのかもしれません。誰かが亡くなれば、みんな一緒に悲しむべきだとする、悲しまない人は非国民みたいな。あの人が悪いとなれば、国民全員で攻撃しなければならないような。いわゆる同調圧力が支配している空気を感じます。それが時には戦争に駆り立てたりもするのでしょう。「一億玉砕」の空気の中で独り「戦争反対」を叫ぶのはとても大きな勇気がいるし...サンサンラジオ374バックムーン

  • サンサンラジオ373 バイオリズムが

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第373回。7月10日、日曜日。安倍元首相が銃撃され亡くなりました。無差別殺人であろうが、怨恨の殺人、暴行殺人、なんであろうと殺人が許されるわけではありません。人が殺されることは、少なからず人々にショックを与えます。ただ、元首相が対象という場合は、国全体を揺るがす大きなショックであることは間違いありません。SPも警護していたのだろうし、大勢の群衆の中で、その真ん中で注目を集める演説中に、まさかこんなことが起こるとは。しかも5mという至近距離から。いったいどうしてこんなことが起こり得るんだろう。時代感覚がマヒしそうです。犯人の動機と理由はどうあれ、何が起こるか分からないということに慄然とし背筋が寒くなる思いです。世界中の流れがどうもおかしい。動かないと思っていた大岩が、ゴロ...サンサンラジオ373バイオリズムが

  • サンサンラジオ372 老人性ショック

    三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第372回。7月3日、日曜日。7月前に山形でも梅雨が明け、長い夏に入りました。命にかかわる気温に注意を呼びかけられています。以前の報道で「猛暑」とか「酷暑」という言い方はありましたが、「危険な暑さ」という表現はなかったと思います。気温そのものが命にかかわる危険なものというのは最近の認識なのだと思われます。シャンティのアフガニスタン事務所では50℃を超えると知り、それこそ「危険」と認識しましたが、まさか日本でもそういう状況になろうとは思いませんでした。アフガニスタンではそんな時は厚い土壁の家の中でじっとして外には出ないという対処が文化として根付いてきたと思われ、日本の家屋が開け放しで風が通る造りなのも暑さをしのぐ智慧の文化だったのでしょう。その土地の文化や習俗は、その土地の...サンサンラジオ372老人性ショック

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