僕が僕であるために・16透明「次は、無人相だねさっきの無我相は自分自身のことだったけど無人相は自分を取り巻く他者への考えになる」伊沼「他者ですか・・・。」透明「うん無人相というのは、他人の視線・役割・評価の中に自分を見いだそうとする心を手放すことを言うんだあっと、ここで間違いないで欲しいのは他人に無関心になれということではなく、人からのイメージなどの自我投影から自由になることが大切ということなんだ」伊沼「えっと・・・相手がどう見ているのか考えないってことですか」透明「う~んとニュアンス的には間違っていないんだけどもう少し簡単に言うと・・・さっき、自分が考える自分は幻で、自分の中には無限の自分が存在するから決めつけたりしないことが大切という話をしたんだけど、これは他者との関わりでも言えることなんだ人は集団生...僕が僕であるために・16