I am not sick

どうやら次男の「マイルーム拒絶症」が治癒されたようです。一年半かかったと言うのは長期治療の部類に入るのでしょうが、無理強いせずに、本人の気持ちが変わるのを待ったのは良策だったと思っています。何を恐れていたのかは口にしないので、今だにはっきりしませんが、自分の部屋で寝る事に何らかの危惧を感じていたのは確かでした。次男には病気認識がありません。Dr.Jによると、次男にとっては、「自分はノーマルだ。」と思える事がとても重要で、次男が一番嫌うのは、「それは正常な思考ではない。」と「父親と同じだ。」と言われる事だそうです。私も内心、「父親とよく似ているなあ。」と思う時があっても、決してそれは口にしません。でも才能や性格で似ている点が多いんですよね。（笑）一つ一つの「異常な状態」については、次男はインターネットで調べて、何...Iamnotsick

stress training

息子達が少し活動的になって来ました。昨夜ふと気が付いたら二人共外出していて、家に居るのは私とケンジだけ。何だか落ち着かない気持ちでした。（笑）この数年の間、うつ状態が多かった三男は、ほとんど一日中家に居る状態だったし、次男も去年の4月にドラッグ仲間と決別してから、必要以外は外出しない生活でした。時には、「安全な篭り生活ばかりではいけない。ストレスに耐える能力も必要だし。」などと心配していました。でもいざ息子達が外出してみると、何か起こるのではないかと不安になってしまいました。どうやら「ストレス訓練」が必要なのは、息子達同様に私もだと思い知らされた夜でした。OneClickPlease!stresstraining

conversation with Dr. J (2)

ポーランド旅行の他にもう一つ私が話したかったのは、次男の現在の病状についてのドクターの見解です。次男の病状は安定していて、大学の授業に出かける以外は家に篭っていますが、機嫌よく暮しています。以前の様な、爆発的な怒りや警戒心も陰を潜めています。そして一年半待ちましたが、ベッドを買い換えてから、ようやく自分の部屋で寝る様になりました。時々は皮肉っぽい話し方をしますが、これは症状ではなく性格の部類でしょう。親としての希望的な意見かも知れませんが、時々私は、「次男の精神病的エピソードによる入院は総合失調症の所為ではなく、違法ドラッグ中毒症状による一時的発作ではなかったのか？」と思う事があるのです。それで、Dr.Jの考えを聞きました。彼が言うには：「僕は病名でラベルを貼るのは避けたい。臨床心理学医としての僕の責任は、患者...conversationwithDr.J(2)

conversation with Dr. J

昨日は次男のセラピスト、Dr.Jacobsonに会って来ました。Dr.Jacobsonが次男のセラピストになって、もう5年以上になるでしょうか。始まりは次男が15才の頃、、自殺願望を伴う鬱症状を起こした時でした。学校で他の生徒と殴り合いの喧嘩をし、一週間の停学処分を受けた直後でした。食べた物はすぐに吐き出し、ベッドの中で泣いていました。何処から情報を得たのかは忘れてしまいましたが、マイアミでは、青少年・ファミリー専門のセラピストとして有名で信頼されていると聞き、すがる様な思いで診察を受けに行ったのを覚えています。精神科医に連れて行き薬治療を、と言う考えは、当時はどう言う訳か浮かびませんでした。あれ以来、次男の総合失調的エピソードでの入院とドラッグ中毒、父親のリハビリ、離婚、三男の発病などの混乱の中で、次男にとっ...conversationwithDr.J

sofa-bed no more ?

次男が自分の部屋のベッドで寝ずに、リビングのソファで寝る様になって、もう一年以上になります。理由は色々とあって、一つ問題が片付けば、次の問題を持ち出して、「僕のベッドでは眠れない。」となるのです。理由の中には、パラサイトがベッドの中に潜んでいて体を刺される、シーツの肌触りが気になって眠れない、ベッドカバーのせいで重苦しい思いをする、などがありました。殺虫をし、シーツを買い替え、その次にはベッドカバーも軽い物に取替え、それでもまだソファで寝ている次男。最新の言い訳は、「ベッドがソフトすぎて背骨が痛くなる。」でした。ところが、三男のベッドではすやすや昼寝をしているので、「弟と同じベッドにしたら寝られると思う？」と聞くと、「OK」と言う返事だったので、最後の手段と思い、三男と同じブランドのベッドに買い替えました。さて...sofa-bednomore?

Caleb, the boy warrior

私の教会でアシスタント・パスターをしているパット牧師の息子さんは、先天性心疾患である三尖弁閉鎖症の障害を持って生まれました。たった三才なのに、もう二回も心臓切開手術を経験しています。そして今は、最終段階の手術である、Fontan手術に向けての準備をしています。この手術に成功すれば、心臓は通常の半分の機能になりますが、普通の生活を出来る様になるそうです。パット牧師が、息子さんカレブが2005年に生まれた時に始めたブログには、家族4人がカレブの治療を中心に、奮闘してきた様子が書かれています。パット牧師と二人で、彼のブログや私のブログについて話し合っていて、カレブのFontan手術の経過を、同じ病気の子供を持つ日本の家族にもシェアしようと言う話になりました。そうして始まったのが、「牧師パパのハート日記」です。とにかく...Caleb,theboywarrior

autism

私達の教会の日曜学校には障害児のクラスがあり、私はボランティアの教師として奉仕しています。クラスの子供達の内、4人が自閉症と言う診断を受けています。4人共にとてもユニークで、自閉症のスペクトラムのワイドさに驚いています。10才のオスカーはアスペルガー障害なのでしょう、一見何の障害も無い子の様に見えます。ただ回りの子供達の動きや騒がしさに全く無関心で、質問をすると答えるけれど感情が見えず、会話が続きません。行儀が良く従順で、読み書きも出来るので、この子はヘルパー的な存在です。12才のライアンは知的障害を伴った自閉症で、会話も行動も幼児的です。でもライアンはオスカーと反対に、喜怒哀楽が解り易く、とてもフレンドリー。もう一人の12才児マイケルの知的障害は、ライアンよりはずっと軽く、長い間じっとうつむいているかと思うと...autism

a miracle ?

今日は息子達の父親、つまり前夫と会って話をしなければなりませんでした。待ち合わせの場所にドライブしながら、「批判的な言葉は口にしない。嫌な事を言われても言い返さない。話す必要のある事はきっちり話す。それが出来る様に、お導き下さい。」と神に祈りました。お金について父親と話すのは本当に嫌で、出来れば避けたいのですが、息子達の医療費や学費を出すのは父親なので、時々は話し合う必要があるのです。それと、長男の結婚式に、父親の家族から誰が参加できるかなども聞かなくてはいけませんでした。なにしろ結婚式はポーランドでやるので、気軽に参加する訳には行きません。長男も心得ていて、もともと結婚式はアガタの為のものだから気にしないと言っています。それでも結婚をすると言うお知らせも兼ねるので、招待状は父親側の親戚一同に送りました。お金の...amiracle?

be ready always

三男は月に二回、認知療法のセラピーを受けています。そのセラピストが言うには、息子達だけでなく私も含めて、私達親子にとって、今は精神的なリカバリーの時期だそうです。この何年かの間に経験した混乱と、傷ついた経験から立ち直っている時期。だから正常な生活に早く戻そうと焦らずに、安心出来る家庭環境を作り直す事が一番大事だとアドバイスしてくれています。「母親であるあなたにも、リハビリの時間が必要よ。」との事です。息子達の精神状態ばかりに気を使って来た私ですが、最近になって、ようやく私自身の恐れや心の傷にも、目を向ける余裕が出てきました。昨日と同じ様な今日をくり返して、それが一週間となり、一ヶ月となり、徐々に平穏な毎日を過ごす安心感を持てる様になりつつあります。もう次男がドラッグを買う為のお金を盗む心配はしなくなりました。鬱...bereadyalways

my new daughter

長男の婚約者、アガタ、から、ウエディングドレスの写真が送られてきました。彼女の性格そのままに、すっきりとシンプルで素敵なドレスです。花婿は結婚式当日まではウエディングドレスを見てはいけないので、アガタがお母さんと二人で選んだドレスです。去年の12月の末にデザインを決めたと聞いた時には、7月の結婚式はまだ先だなあと言う感じでしたが、もうすでに3月。日の経つのは早い！長男とアガタが住んでいるのは、ポーランドのKrakowと言う歴史的で素敵な街です。アガタの家族はKrakowから車で一時間離れた街に住んでいるので、結婚式と披露宴は両方の街の真ん中にある、小さな村の農家風レストランでするのだとか。式は庭で、披露宴はレストランで、と言う予定だそうです。ポーランドの披露宴は、夜を明けての食べて飲んでのお祭り騒ぎだそうです。...mynewdaughter