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ハイパー・トニック・セツノーナル http://yazakit.jugem.cc/

川を流れる一人の少年、一人の少女とランデブー(中二の生徒手帳への殴り書きより)/言語感覚/少年Aの散歩

詩書くと、なんか歯みがきした後みたいにスッキリすることがあるんですよ。歯をみがくのって、歯そのものを削るわけじゃなくって、歯についてる余分なものを落とすんですけど、悩んでる時に詩を書くのもおんなじで、「悩み」の周辺にあるモヤモヤっとした、余分なものを吐き出しちゃう感じ。散文は「理屈」に支配されているんで、「理屈」の外にあるものは退治できない。「散文という理屈=論理」の外にある「詩」だけは別で。

矢崎隆雄
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2008/12/22

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  • ギターにつけて音変えるやつ

    ニッカポッカ着て日暮里でポカリポカリでポカリ仲間と喧嘩それが俺の日課夜はブラックニッカぽっかり空いた胸の穴満たす缶コーヒーはポッカポッカは名古屋ニッカリポカポカあたたかい市日進町もいま日進市日進月歩町は市になる人は死ぬポックリと逝く日刊工業

  • 移転

    http://ozakit.hatenadiary.com/ カッとなって移転テッてなっと遺憾

  • 密には柳葉魚2017 -指環-

    ハイパー トニックハイパー トニックユー アー スペシャル ベアナッコーアーメン チルマンどうもう煎餅(せんべい) 読(よ)み仮名(がな) オーケストラ玄関ボンタン シャキッと 出勤魔お前そんなに会社に行くなよ死んでも知

  • 馴染まれと

    ありがとうそして尊き良き時あるいは未来最高と交わす酒君はどのくらい飲むのでしょうか幸いのそこのカフェわれらになじまれ「酔っ手羽」という店が例えば「山ちゃん」という店が例えば「鳥貴族」という店が例えばそうであるようにいつかなじまれ雫が湖となっ

  • 博愛て死ぬ

    毎日毎日いろんな人からほんの少しずつ裏切られていくたくさんの絶望だんだん切り取られて空っぽさ 菜の花から油を搾り取られるかのごとく美しく燃えて食べ物に彩りを添えるみんなの生活に降りていく輝きは僕らの涙が原料です そうだか

  • 散々だ

    毎日こんなに幸福なのにどうしてこんなにつらいのか天国の生えた土の下地獄が埋まってる今日のあなたは優しいけれど明日は誰にもわからないわたしを殺して彼も殺して一人で生きていく頭のおかしい天気屋さんをかついで涙の大盛り上がりを張り切りすぎて町内の

  • 目を舐める

    ただ君を大切に思うのでその傷をずっとなめていたいちいさなあめ玉の心をだんだんとかして飲み込んでいこう 血は苦手です注射も嫌いです林檎のように切り刻まれてあふれ出るのは仕方ないのです それを湖だとしてそこで泣く桟橋に腰かけ

  • 僕は死にそうだ

    コーラの色さえ疑わしくてすべて嘘だと夜に叫ぶ自転車で走れば僕の手も足も風を切る頬もとても愛しくて生きている!みなぎる力に命を知るけどそれだって僕も手も足も空中に浮いているだけで風を切る頬も何だって同じで地球からすら見放されているほとんど孤独

  • 紗希

    薄塩のポカリ汗をかいたワイングラス小さく泣く空の声荒廃しきって誰にも会いたくない くたびれた身体から疲労がなかなか抜けていかない嘆く人々足元に闇が沈殿する 仮眠室の女と文通する 愛という場面をお手軽に書き割りの

  • ようこそ

    永遠眠気と同じ歩く星と足音の夜愛した人の残像のスタンプLINEで送られてきます変わっていることの心地よさ 降りてくる梅雨どきを見はからうそういえばもう生まれて何年ようこそさよならようこそばいばい 暑い日も寒い日も何かにつ

  • ペンギン村からおはこんばんちは

    右向いて左向いてばいちゃ、ばいちゃ。 僕は今でも、ちいさいころ、夕方にやってたアラレちゃんの再放送を、熱心に見ていた風景を、思い出せます。 ちいさいころ、ドクタースランプの単行本を、寝っ転がって読んでいた感覚を、おぼえて

  • 欄干とボール

    沈み込みながら頭に浮かぶのはいつも決まった空気である雰囲気というのか夜中の乾いたコンクリートとか何らかの水地下鉄の壁から漏れる錆びた水だったり川の水だったり ギターの弾き語りもできるだけ遠くで鳴ってるようなのだ たくさん

  • お茶と魔法

    退屈だと思って生きているのに大きな魚が泳ぐ川のように週末の 魔法 お茶をいれます 何がって僕とは君のこと立つ湯気はからっぽ 心の中のすべての記憶の最もよい部分だけがそこであつまって絡まって一人の人間に

  • おとなしい愛

    深い発熱キリストのこと愛するべきか忘れるならば偉大なる誰かと僕の思い出はたぶん永遠にくり返されてゆく 夜のうちに星は輝き終わって広がる空がほしいまま駅に向かう二人をとても小さく見せる 石はアスファルトに猫は前方に公園は背

  • 火花と銅線

    フライパンのように焼けこげたらしい新しい町で生き生きと働いている人たち 流れる汗を拭きもせずひとつ前の戦争に勝利しようとしてる すきまのない焼夷弾 逃げても無駄とわかってる冷たい水があればみんな目を覚ますだろうか? 想い

  • 子どもの匂いのする場所で

    マスキングテープをはがすと僕にあたらしい 君にかつての想いがひらく夕方に封をして 夜にひやされて太陽で目を覚ます 閉じるための虹色にこめられた気持ち爪は何色だったろう? どんな言葉にも音がありはじけてぶつかるどんな贈り物

  • 酔う(あるいは麝香)

    人がゆえ酔う生きるから酔う酔いに涙して酔いに強くなる いつか覚める酔いなら良いが覚めぬまま腐る酔いもある あなたが歩くその道は美しいか酔いながら歩くその道は輝いているかそんな質問にあなたは言う「酔ってなんかいないわよ」&

  • 愛という部屋

    どんな速度でもどんな温度でも愛という部屋で遊べますように走るときも休むときも同じポーズでいられるようにたのしいときもさみしいときも同じ笑顔でいられるように酔っているときその瞬間は爆発のように好きという気持ちが溢れ出す覚めたらどうなる?シャボ

  • それじゃまたあとで

    うんそれでいいんだ。とても幸せだから。本当に包まれて僕はじつに心地がいい。嘘たちは困ったようにあたりを飛びはねている。もうだいたいの機能は終わってる。だからゆっくりと閉じていくんだ。愛しているってそういうことだよ。はじめとおわりをつかんでま

  • (無題)

    このところ週に2回くらい動悸と涙が止まらなくなる。それ以外は死なないために浮かれている。今頃は天に召されているのだろうか。もう、急にやってくる。わたしのものにはならないのだ。数ヶ月か数年かのその永遠にわたしは狭間で苦しむだけなのだ。鳥籠の中

  • 本当の証拠

    嘘は本当を隠すけど本当は嘘を隠せない偽りは本当の愛も美も隠す本当は偽りを前にただ見つめることしかできない醜い嘘の向こうに真実はあり美しい本当の前に嘘は立ち並ぶ偽りたちの嘲りの声あなたの嘘であなたが見えないあなたの本当はただ美しく悲しげに嘘を

  • 誰かが言ってた

    黒点低いとこぬるいところ僕の涙が落ちてジュウって溶けるとこ誰のためでもなくあなたのために僕だけを反射してあなたのためにそんないちにちを過ごしましたか?殺そうとずっとほうちょうをにぎりしめてるよくしらないけど泣いてしまうね僕たちはいつも抱き合

  • 真夜中に

    たぶんこれは僕なんだろうそう口にだすと涙があふれるまったく心当たりなんてないのに

  • 君の声

    声がききたくてとまどい雪の降る日のさらさらとした冷たい空気を思い出す花ならいつでも摘みにいくから君の声ならここにある最後のためにとってある笑顔も涙もうかばなくても歩く気力もまるでなくても思いだすことができなくなっても君の声ならここにある花な

  • 恋ってきっと

    野球場から放物線でうちのポストに文庫が届く恋ってきっとこういうことね古いことばをひもといてわたしを探すあなたを探す恋ってきっとこういうことね恋ってきっとこういうことかも散歩の途中音がして振り向いてみたら球が飛んできた恋ってきっとこういうこと

  • 二人の経緯

    咳き込んで命をなくすその刹那さと雪どけの拍手を混同している肉体と精神あなたはからだを痛めつけわたしはこころを傷つける美しき張りぼてのアート誰もが死を待ち退屈で踊るからだでおどるこころでおどる炎に焼かれ剥がれ落ちて死ぬあなたの最期を看取るのは

  • 恋をしようよ

    きらいなものがないのなら恋をしようよ忘れるものがなにもないなら健康的に恋をしようよ明日の予定のない晩の眠るまでの酔いのように恋をしようよソファの柔らかさのように砂浜の広がりのように宇宙の果ての暗闇のように名前のつかない恋をしようよあてのない

  • 恋の証

    みんな好きすべてが恋で全部が全身愛してるってわけもないことピアノの音ヴァイオリン歌声と囁き虫や川や星にも耳をすませたくなってあなたと離れるその時にはぜひ花火をしよう打ち上げ手持ち線香花火なんでもいいから燃え尽きるのを僕は見ていたいどんな色で

  • アイラブユー

    愛は愛と知る僕は僕と成る知らない子供はわからないすべてありのまま すべて光を見ている手を繋がないでUFOも見ないそらの名前をあてっこしてた踏みしめる土とゴミの山の道僕はバイパスをひた走り永遠にこない君を待ってるそんなことはもうわかってる涙は

  • 雪だるまへ

    「雪だるま」でラーメンを食べようとても深夜におじさんは今日も世間話をしてくれるテレビがいつもついている『サバイバル』とか置いてあるいつも誰かがビールを飲んでいる僕もいつかはビールが飲みたいでも僕はいつも毎回違ったラーメンを一杯だけ食べて帰る

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