今の日本では妄想か幻想の類としか見られないであろうから真面目な笑い話とでも思って付き合ってもらいたい。しかし、昔ならだれもが思ったであろうことではある。 それ…

放送法が制定されて以来、政府は「放送番組が政治的に公平かどうかはその局の番組全体で判断する」との立場をとってきた。だが、その方針が、担当する総務省を飛び越え首…

  1．ウクライナは人口4200万人弱、GPDは1、997億ドル（22年IMF）で世界54位に過ぎない。ロシアは人口1億4千5百万人、GDPは1兆7、785億…

世界の動きを理解する上では、世界秩序を司る決定的な力を持つ覇権国が不在となり、世界は混乱と争いの時代に入ったという認識を持つ必要がある。多極化した世界では、国…

ウクライナ戦争は、単なる領土争いではない。民主主義国アメリカの覇権の後退に乗じて専制主義国が新たな覇権を握ろうと剥き出しの牙を見せたように見える。価値観の変換…

ウクライナ戦争で一番驚いたことは、ロシアのプーチン大統領が非核保有国のウクライナに対して「核の使用」をはばかることなく世界に向かって高言したことだ。 私は、「…

ウクライナ戦争は、「専守防衛戦争」の悲惨さを余すところなく示しつづけている。連日伝えられる一方的なミサイル攻撃での街の破壊と多数の民間人の犠牲は悲惨の一語に尽…

韓国・ユン大統領は、前・文左派政権の下で日韓協力のトゲとなってきた「徴用工裁判問題」で、日本企業に命じられた賠償を韓国政府傘下の財団が肩代わりする解決策を発表…

 あっという間に3月になってしまった。私は70代の最終章にいるが、「70代は、10代の7倍の早さで時間が進む」と何かの本で読んだことがあるが、最近は富みに実感…

（1）「力」の前に黙る「正義」 ロシアが始めたアナクロニズムなウクライナ侵略戦争が1年を過ぎた。21世紀という時代に女性や子供までを含む民間人を虐殺し、人々の…

祝・天皇誕生日 今日は、天皇陛下63才の誕生日、国民の一人として心からお祝いを申し上げます。 陛下は誕生日に際して「いずれの国…

2月の富士山 憂鬱な日が続く。文明の進歩は人間を超えるところまで到達しつつあるが、必ずしも人間界の幸福に結びついていないのがとて…

時に開く聖書であるが、聖書の中でも有名な「マタイによる福音書」を見ていて、古今東西、人間というものは2000年たっても何も変わらない存在なんだなあ・・・と、改…

野党第一党である立憲民主党は日本の安全保障において、いつまで夢見るお花畑を前提にした防衛論議を国会で繰り返すつもりだろうか。現状認識が、憲法9条が日本を守って…

新右翼と言われた鈴木邦夫氏が亡くなった。戦後のアメリカ一辺倒の保守勢力を批判し日本自立の論陣を張った事績は、70年代以降の日本に大いに新鮮な風を流した。が、そ…

21，22日に実施した朝日新聞の世論調査によれば、岸田首相の経済政策には期待できないという人が73％、少子化対策に期待できない人も73％、内閣支持率も発足当初…

岸田首相は1月14日、日本の「反撃能力の保有」と「43兆円の防衛費」という形での防衛強化策をバイデン大統領に説明し、「全面支持する。かつてなく強固な同盟になっ…

今朝の朝日新聞1面記事「視点」は、「防衛政策の大転換、国会審議や国民的な議論も置き去りにしたまま、次々と既成事実化されている」と朝日らしいというか、相変わらぬ…

今、岸田内閣は日本の国防を「専守防衛」から「反撃能力の保持」へと大きく転換させようとしている。この大転換を国会での「熟議」がなかったということで立憲民主など一…