株式公開に向けて、まずは株の勉強を始めました。
会社が株式を公開すると言い出した! 何もわからないど素人のコロ部長以下2名は、ゼロから勉強していかなければなりません。
意を決して、私はコロ沢くんとコロ木くんの2人に 引継ぎのことを言いました。 「え〜〜〜!?」 「信じられなぁ〜〜い」 思ったとおり、2人のブーイングが・・・。 これは、ボコボコにされるかも・・・。 すまない!!私の力が足りないばかりに・・・。 ただ、株式公開後の記念パーティはもちろん出席してもらうよ。 プロジェクトメンバーなんだからね。 「それなら、いいです。」 「コロ木ちゃんったらぁ」 ・・・・ホッ。 とりあえず納得してくれたようなので 私たちは、一区切りつけるために 記念写真を撮りました。 「株って、縁がないもの..
せっかくここまでやってきた 「株式公開準備室」 ですが、われわれの役目は終わり あとの業務は社長室が引き継ぐこととなりました。 どうせなら株式公開をするまでやってみたかった。 中途半端に終わってしまったような気分で いささか残念ではありますが、 ここまでが、われわれの役目だったのだと思えば 小さな達成感はあります。 ありますが・・・・ 株式公開後の記念パーティのことまで 思いをはせている「あの2人」に このことをどう言ったらいいのだろう・・・ うーん うーん。悩むなぁ・・・・。
さっき社長室長がこの「株式公開準備室」にやってきました。 このような狭いところにわざわざ来るなんて 何事かと思いましたら、 衝撃の通達!を言い渡されました。 え?ええ〜?! この「株式公開準備室」の機能を これからは社長室が引き継ぐことになったというのです。 とりあえずの事前調査・準備を整えたので われわれの役目は終わったということでしょうか。 な、なんと!
研修の準備も始めなくてはなりません。 「インサイダー規制研修」 むずかしそうだな〜。 ちゃんと社員に研修に出るように徹底しなくては。 どうすれば、周知徹底できるだろうか??
棚卸のほうは、コロ沢くんたちにまかせるとして、 私のほうは、『月次決算の迅速化』を考えることにしました。 月次決算は、出してはいますが、迅速とまではいきません。 これも仕組みづくりが必要ですな。 経理担当のコロ山くんを呼んで 詳しく聞くことにしました。 こういうことは、現場の人間に聞くのが 一番です。 よろしく頼むよ、コロ山くん。
コロ沢くんたちは、だいだいてきに棚卸をやるのだとはりきっています。 しかも、これからもちゃんとできるような「仕組みづくり」をするのだと言っています。 それはいいことだし、しばらくまかせてみようかと思います。 他にもやらないといけないことは山積みだしなぁ。 IPOコンサルタントを、なるべく早く頼まなくては。 しかし、信頼に足るコンサルタントを見つけるには どうしたらいいのだろうか? 悩みます・・・。
上場後のパーティのことに すっかり夢中になっている コロ沢くんとコロ木くん。 こらこら、それはずーーーーっと後の話。 その前にやることが山とあるだろう? IPOコンサルタントの選定とか。 「あー!そういえば、棚卸をちゃんとするんでしたよねぇ?」 「そっか。とりあえず、できることってそれしかないし。」 「じゃ、いこいこ。」 「早速、とりかかりましょ。」 こらこら。話を最後まで聞きなさいって・・・。
株式公開までのスケジュールを確認してきました。 それにしても、長い道のりが待っているのですな。 こんなに大変だとは考えてもみませんでした。 これは、根本的に計画を見直さなければならないかもしれません。 「ねぇ〜今のうちにパーティの会場を予約しとかない?」 「いいね。その前に、どこの料理がおいしいか試食めぐりしなくちゃ!」 ・・・・君達。気が早すぎるよ・・・・。
おっ! いいものを見つけました。 特にコロ木くんは、これを知ればやる気が起こることでしょう。 「めでたく上場したあとは『上場記念パーティー』をやったりするんだな。これは、コロ沢くんたちの力を発揮してもらわなければ。」 2人がいっせいに振り向いたのがわかりました。 シメシメ・・・。 「パーティ!」 「ごちそうが出るんですね!」 「きゃー絶対上場させましょうねぇ!」 まぁ、動機はどうであれ、やる気が起きてくれるのが一番だよ・・・。
いよいよ申請期です。 ここは、かなりややこしそうだ。 「定款変更」 など、専門家の力をかりなければ。 「インサイダー規制研修」 など、学ばなければならないことも多い。 いや〜大変だ! 「むずかしくて、つまんない」 「あきちゃった」 おいおい・・・
次は、申請期の1期前だ。 このあたりは 「市場の選定」 とか 「証券会社の選定」 とか、具体的なことになってくるな。 市場はなんとなく東証マザーズがよさそうだが、 素人のイメージだけで決めるものではないのだろうな。 このあたりは、IPOコンサルタントの念入りな指導を 受ける必要がありそうだ。 しかし、「証券印刷会社の選定」というのは 株券電子化になった今、必要ないのではないだろうか? それとも、それとは違うものなのだろうか? そのあたりもちゃんと確認しないといけないな。
次に、申請期の2期前のスケジュールを見てみました。 今、すぐに取り掛かれそうなものは 「月次決算の迅速化」 ぐらいかなぁ・・・。 「それくらいなら、イメージつきますけどね。」 「でも、どうして株式公開のために、月次決算が早くでる必要があるの??」 それはね。 経営者が常に自社の経営状態を把握しておくことが必要だし、 何よりも投資家に対して情報開示するために、すばやく月次決算を出す必要があるんだよ。 投資家はそれをもとにして、投資するかどうかを判断するんだからね。 「ふーん」
「上場までの手順」のスパンの長さに驚きましたが、 まずは、申請期の3期前から見ていくことにしました。 チェック事項は全部で20項目ほどあるようです。 その中で、われわれがまずしなければならないこと。 それは・・・ 「IPOコンサルタントの決定」 準備室のわれわれに知識がまったくないのですから 信頼できるコンサルタントをなるべく早く選定し 教えてもらわなければなりません。 どうやったら信頼できるコンサルタントかどうかが わかるのだろうか・・・。 他にもいろいろと社内体制を整えるべきチェック項目が ありますが、 コロ沢くんとコロ木くんが注目したのは..
あるサイトで「上場までの手順」を見つけました。 それによると・・・ 「申請期の3期前から始まっている!?」 「3期っていうことは・・・?」 「3年前から準備するってこと・・・?」 こいつは大変なことになったなぁ・・・。
株式を公開するためには、まず何をしたらいいのか? まったく見当がつかないので とりあえずネットで調べてみました。 あるサイトで、「上場までの手順」を見つけました。 これこれ!こういうものを求めていたのだよ。 しかし、そのスケジュールを見てビックリ!したのです。
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