自分が嘗ていた組織を、非難し続ける人達がいる。人ひとりひとりに、正義はあって、だから争いはなくならない。そこには、絶対的に正しいも、間違っているもない。立場によって、環境によって、価値観によって、変化するものだから。今間違っていると思っていることが、数十年、数百年後には、自分の中でさえ正しいに代わっているとことだってあるのだ。相手を貶めるなど、すべきではない。しかし、そこにその人の本質を知る手掛かりになる。人間的に優れた人と思っていたのが、一瞬で、愚かな人だった人であることに気付く。気づけたことに安堵しているのも確かだ。人間とは、なんと騙されやすいのだろう。私は、その人たちを非難することなく、自分の正義を信じ続けるだけだ。それぞれの正義