まったり気ままに小説を書いていきます。ジャンルは異世界恋愛ファンタジーです。
ユメは森の洋館で、一人の美少年と出会う。
(どうしてこんなことに……)ユメは気まずい思いで、膝の上に置いた握り拳を気まずい思いで眺めた。ユメは先ほど勢いよく飛び出したはずのリュカの書斎にいた。原因は今…
「もうすぐですか、リュカ様?」書斎にはアーウィンとリュカがいた。リュカは机の上に置いてあるエメラルドグリーンの美しい石に、両手をかざしていたが、その両手からは…
「もうすぐでお別れなんだから、今日はいろいろとこの世界について話を聞かせて」それは夕食時のこと。ユメ、リュカ、アーウィンは長テーブルで、アーウィンの手料理を食…
「リュカ!」リュカが飛び込んだ直後、ユメは驚いて泉に駆け寄った。エメラルド色の泉。綺麗だけど、底が見えなくて少し怖い。「大丈夫ですよ、ユメさん」後ろからアーウ…
「着いたよ」リュカはユメとアーウィンを振り返って言った。彼の目の前には洞窟の入口がある。中は暗くてよく見えない。3人はユメがやってきた森の中にある洞窟までやっ…
朝日が窓から入りこみ、ユメはベッドの上で目を覚ました。小鳥が外で鳴いているのが、聞こえる。ユメは上体を起こすと、腕を天井に突き上げ、のびをした。ここに来て5…
「一体どうしたんですか、リュカ様」書斎に入るなり、アーウィンは怪訝な顔をして言った。「精霊界の話を人間の子にするなんて。しかもここに留まらせるなんて、あの子は…
「……」ユメは、なんと反応してよいか分からなかった。リュカは大真面目な顔をしており、とても冗談を言っているようには見えない。本気で言っているらしい。ということ…
ユメと年齢があまり変わらないように見える。ユメは思わず息を飲んだ。予想に反し、若かったからではない。その青年が、とても美しかったからだ。優雅なブロンドの髪、明…
憂鬱な気分になると、いつもこの森へ一人で来る。なぜか気持ちが、ほっとするからだ。9月15日。斎藤ユメは高校から、この森に直行していた。鞄には、さっき返された模…
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