「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第四十八弾はバーラム系。Bahram は無敗で英クラシック三冠を制した歴史的名馬でしたが、種牡馬としてはさほど目立った結果を残せず、アメリカ、後にアルゼンチンに輸出されて生涯を終えるという寂しい晩年となりました。ただわ
中央芝、中央ダート、地方、海外でGIを制したオールマイティ私的顕彰馬シリーズ第百九弾は*アグネスデジタル。惨敗もそれなりに多かった馬なので、最強馬論争で同馬の名前があがることはそれほどないように思われますが、地方ダートGIの南部杯、中央芝GIの天皇賞(秋)、海外
「サイアーラインで辿る世界ダービー史」シリーズ第二十四弾は1998年。この年の英ダービー馬は*ハイライズで、ダービー後はさっぱりで日本で種牡馬入りしましたが、日本でも英ダービー馬というだけで牝馬を集められる時代は終わっており、3年間の供用で20頭ほどの産駒しか残
サラブレッドとしての頂点に到達した世紀末覇王私的顕彰馬シリーズ第百八弾はテイエムオペラオー。ご存じ当時の世界の賞金王です。馬名がスタイリッシュでないとか、鞍上が地味だとか、勝ちっぷりが圧倒的でないだとかで日本競馬史に輝く大スターというイメージがあまりな
「サイアーラインで辿る世界ダービー史」シリーズ第二十三弾は1999年。いよいよこのシリーズも90年代に突入です。この年は愛・仏ダービーを制した Montjeu が注目の存在ですね。競走馬としても種牡馬としても超一流の成績を残しましたが、同馬をもってしても父系の存続が安泰
宝塚記念はタイトルホルダーがまさに力でねじ伏せたというレースで、菊花賞、天皇賞(春)に続くGI3勝目をあげました。ここにきての成長は本当に著しく、何度走っても逆転は難しいのではないかと思わせるパフォーマンスでしたね。時計は出ていますが、最速でも上がり35.9、後ろ
牝馬二冠を含むGI3勝をあげた名牝私的顕彰馬シリーズ第百七弾はファレノプシス。今でこそキズナやコントレイルらが生産界で注目され、日本競馬の中心的存在となっているノースヒルズですが、ファレノプシスはその前身となるマエコウファーム時代の代表産駒で、オーナーであ
「サイアーラインで辿る世界ダービー史」シリーズ第二十二弾は2000年。いよいよミレニアムのダービーですね。もっともセンセーショナルだったのは Fusaichi Pegasus のケンタッキーダービー勝利でしょうか。アジア人として初のダービーオーナーとなった関口氏でしたが、その
時代に翻弄されたサンデーサイレンス初の歴史的名馬私的顕彰馬シリーズ第百六弾はスペシャルウィーク。それまで極めて高い質を示しながらなかなか超大物が出なかった*サンデーサイレンスにおいて、初めて歴史的名馬クラスの成績を残したのが同馬で、ダービーや天皇賞春秋制
「サイアーラインで辿る世界ダービー史」シリーズ第二十一弾は2001年。欧州競馬を席巻することになる Galileo が英愛ダービーを制したのはもう20年以上も前のことですか。引退後は不世出の大種牡馬と言われた父 Sadler's Wells をもしのぐほどの種牡馬成績を残し、完全にノー
グランプリ三連覇を達成したワンダーホース私的顕彰馬シリーズ第百五弾は*グラスワンダー。日本を代表するマル外の1頭で、2歳時に無敗で朝日杯3歳Sを制した後、3歳から4歳にかけて秋・春・秋とグランプリ三連覇を達成した名馬でした。特に4歳時の実績は年によっては年度代
「サイアーラインで辿る世界ダービー史」シリーズ第二十弾は2002年。英愛ダービーを制した High Chaparral はブリーダーズCターフを連覇するなどGI計6勝をあげた名馬でしたが、最優秀3歳牡馬の座はマイルGI7連勝の*ロックオブジブラルタルに譲ることとなりました。種牡馬とし
今週はロイヤルアスコット開催にシャフリヤール、グレナディアガーズと日本を代表する2頭が挑戦しましたが、プリンスオブウェールズSのシャフリヤールは昨年の覇者ロードノースが目隠しの外し忘れで大出遅れからの最下位だったのに抜かされなかっただけのブービー、プラチナ
前人未到の10歳からの中山グランドジャンプ3連覇私的顕彰馬シリーズ第百四弾はカラジ。セントスティーヴンやブラックステアマウンテンなど、中山グランドジャンプに遠征して優勝をかっさらったカク外は何頭もいますが、やはり飛び抜けて知名度が高いのがこのカラジで、10歳
「サイアーラインで辿る世界ダービー史」シリーズ第十九弾は2003年。20世紀生まれ世代最後のダービーということになりますが、英ダービー馬が Kris Kin 、愛ダービーが*アラムシャー、ケンタッキーダービーはセン馬の Funny Cide と今一つパッとしないメンツの中、世界の主要
早世が悔やまれるミスプロ系のチャンピオンホース私的顕彰馬シリーズ第百三弾は*エルコンドルパサー。今でこそ産駒がダービーを制すなど日本でも次々にチャンピオンホースを出しているミスプロ系ですが、かつてはミスプロといえば早熟、ダート、短距離がメインで、クラシッ
「サイアーラインで辿る世界ダービー史」シリーズ第十八弾は2004年。この年の目玉は何といってもキングカメハメハでしょう。それまで日本でミスプロ系といえば早熟ダート短距離向きというイメージが根強かったですが、*エルコンドルパサーの登場でやや風向きが変わると、この
2歳時から5歳時まで4年連続で年度表彰を受けた名牝私的顕彰馬シリーズ第百二弾はメジロドーベル。メジロブライトとともにメジロライアンの初年度産駒として大いに競馬を盛り上げた馬で、阪神3歳牝馬Sに始まりオークス、秋華賞、そしてエリザベス女王杯を連覇と4年連続でのG
エプソムCはモーリス産駒のノースブリッジが重賞初勝利をあげました。もともと2歳時の葉牡丹賞で強い勝ち方をして将来を嘱望されていた馬ですが、その後は順調に使えず、クラシックに出走することはできませんでした。それがようやくここにきて素質が開花したといったところ
「サイアーラインで辿る世界ダービー史」シリーズ第十七弾は2005年。ディープインパクトが無敗のクラシック三冠を制した年になります。もちろん最大のライバルであった父*サンデーサイレンスが死亡した後に種牡馬入りしたというアドバンデージは大きかったでしょうが、日本国
史上唯一の地方所属馬による中央GI制覇私的顕彰馬シリーズ第百一弾はメイセイオペラ。アブクマポーロやトーホウエンペラーとともに地方競馬の黄金期を築きあげた馬で、南部杯や帝王賞などを制したほか、5歳時のフェブラリーSでは中央勢相手に完勝し、地方所属馬として史上
「サイアーラインで辿る世界ダービー史」シリーズ第十六弾は2006年。英ダービーでは最後のナスルーラ系勝ち馬となる Sir Percy が、ケンタッキーダービーでは最後のターントゥ系勝ち馬となる Barbaro が、そして日本ダービーでは最後のノーザンダンサー系勝ち馬となるメイシ
日本史上初の短距離馬による年度代表馬受賞私的顕彰馬シリーズ、記念すべき第百弾は*タイキシャトル。日本、あるいは世界を代表するマイラーの1頭で、マイルチャンピオンシップにスプリンターズS、安田記念、さらにはフランスのジャックルマロワ賞とGI5勝をあげ、短距離馬
「サイアーラインで辿る世界ダービー史」シリーズ第十五弾は2007年。この年のダービー馬で最も注目度が高かったのは64年ぶりに日本ダービーを制したウオッカということになるでしょうか。しかもダービーはフロックではなく、その後も安田記念、天皇賞(秋)、ジャパンCと牡馬を
安田記念はキズナ産駒のソングラインがしぶとく脚を伸ばし、GI初勝利をあげました。キズナ産駒のGI勝ちはアカイイトのエリザベス女王杯以来2勝目となりましたが、奇しくも両馬とも母父が*シンボリクリスエスですね。もともとBMSとして最近注目度をあげていただけにたまたまの
競走馬としては善戦タイプも意外性を伝える名種牡馬私的顕彰馬シリーズ第九十九弾はステイゴールド。とにかく詰めの甘さで知られ、幾度となくGIレースで上位に健闘しながら6歳時にようやく目黒記念で重賞を制すまで、長きに渡って主な勝ち鞍は「阿寒湖特別」。最後の最後で
「サイアーラインで辿る世界ダービー史」シリーズ第十四弾は2008年。この年の英ダービー馬は New Approach で、ほかに愛チャンピオンSや英チャンピオンSを制覇。種牡馬としても英ダービー親子制覇となる Masar を出すなど一定の結果を残しています。その父 Galileo も英ダー
誰にも絶対に抜かせない、異次元のスピードスター私的顕彰馬シリーズ第九十八弾はサイレンススズカ。GIわずか1勝ながら日本史上最強馬候補に名を連ねるのは同馬くらいのものでしょうか。そのGI勝ちである宝塚記念の勝ちっぷり自体はさほど印象的なものではありませんでした
「サイアーラインで辿る世界ダービー史」シリーズ第十三弾は2009年。この年の英ダービー馬は Sea the Stars で、ほかにも英2000ギニーやエクリプスS、英国際S、愛チャンピオンS、そして凱旋門賞と3歳時にGI6連勝をあげた歴史的名馬でした。種牡馬としても多数のGI馬を送り出
「ブログリーダー」を活用して、Organaさんをフォローしませんか?
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第四十八弾はバーラム系。Bahram は無敗で英クラシック三冠を制した歴史的名馬でしたが、種牡馬としてはさほど目立った結果を残せず、アメリカ、後にアルゼンチンに輸出されて生涯を終えるという寂しい晩年となりました。ただわ
River Boyne は米芝マイルGIフランク・E.キルローマイルの勝ち馬ですが、父がデインヒル系の中ではマイナーな Mozart 産駒の Dandy Man という血統もあり、あまり牝馬は集まっていないようです。Holy Roman Emperor 産駒の Romanised は2歳4月のデビューから3歳時に愛2000ギ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第四十七弾はアリシドン系。Alycidon は20世紀最高のステイヤーの1頭で、14ハロンの英セントレジャーは距離が短すぎて敗れましたが、18ハロンを超えるようなレースでは無敵の強さを発揮し、長距離三冠を達成しました。種牡馬と
マイラーズCは2年前の覇者ソウルラッシュが同じ稍重の馬場の恩恵もあって抜け出し、マイル重賞3勝目をあげました。とにかく渋った馬場が大得意で、これで4戦負けなし。GIではあと一歩足りませんでしたが、もしGI当日も雨が降るようなら勝ち切る可能性もありそうです。父ルー
Mohaather はサセックスSを制したマイラーで、父がグリーンデザート系の Showcasing という血統。短距離で定評のある系統だけに確実にスピードを伝えそうです。North Pacific は豪リーディングの I Am Invincible を父に持つ Brazen Beau 産駒で、豪GIIIアップアンドカミング
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第四十六弾はブレニム系。Blenheim は英ダービーの勝ち馬で、種牡馬としても英ダービー親子制覇の Mahmoud 、テシオの最高傑作の1頭 Donatello を出したほか、後にアメリカに輸出され、三冠馬 Whirlaway を出すなどしてリーディ
Instagrand は2歳GIIベストパルSを勝った程度の馬でしたが、そのレースがあまりの圧勝だったこと、さらに父が Into Mischief という血統も評価され200頭近い牝馬を集めることに成功しました。Instilled Regard は古馬になってGIマンハッタンSを制した遅咲きタイプで、父もク
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第四十五弾はブラントーム系。ブランドフォード系の中でも特にフランスで発展した系統で、Brantome 自身はフランスが誇る歴史的名馬でありながらドイツ軍に接収された影響もあってさほど目立った結果は残せませんでしたが、代表
Global Campaign はクラシックに出走することはできませんでしたが、古馬になってGIウッドワードSを勝ち、BCクラシックでも Tiz the Law らに先着する3着に健闘しました。Curlin 産駒ということでダートで注目です。Golden Horde は早熟快速血統の Lethal Force 産駒で、3歳
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第四十四弾はプリメロ系。*プリメロは愛ダービー・愛セントレジャーの二冠を達成した活躍馬で、当時のアイルランドのクラシックは今と比べて比較にならないほど重要性が低かったと言われていますが、それでも当時の日本としては
牡馬クラシック第一冠、皐月賞はキズナ産駒のジャスティンミラノがコースレコードをマークして快勝し、ディープインパクト孫世代待望のクラシック制覇を達成しました。キズナもディープインパクトの後継一番手として成功を収めていたものの、今一つ大物感に欠けるきらいはあ
Country House は Lookin At Lucky 産駒で、重賞勝ちは18番人気のケンタッキーダービーのみ、しかもそれすら繰り上がりによる優勝という世紀の一発屋で、知名度は高いですが初年度は7500ドルで58頭と牝馬はあまり集まっていません。Echo Town は7ハロンのGI・H.アレンジャー
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第四十三弾はブランドフォード系。Blandford は英愛およびフランスでリーディングサイアーに輝いた名種牡馬で、現代にもその血を伝えることに成功していますが、日本でもその後継種牡馬が多数輸入され、大きな影響を与えました
ここからは今年デビューを迎える海外供用の新種牡馬で、日本に産駒が輸入される可能性がありそうな馬を適当にピックアップしていきたいと思います。Anders は父が重賞未勝利から大種牡馬へと上り詰めた Not a Single Doubt で、自身はGIIIを勝った程度にすぎませんでしたが、
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第四十二弾はスターリング系。ここからは大種牡馬 Blandford 、さらには障害用がメインながら現在でもそれなりに繁栄している Monsun を擁するスターリング系に入っていきたいと思います。今回は主にその Blandford 以前の系統
Tiz the Law はタピット系の Constitution 産駒で、フロリダダービー、ベルモントS、トラヴァーズSとGI3連勝を達成した活躍馬でした。母父が Tiznow 、母母父がリボー系の Go for Gin という血統もあり、何か一発大物を引き当てそうな予感がしますね。ディープインパクト牝馬
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第四十一弾はテューダーメロディ系。ハイペリオン系としては今回がラストになります。*テュデナムはミドルパークSの勝ち馬で、種牡馬としてクラシックで期待されながら骨折で引退したサルノキング、中山記念など重賞2勝をあげた
桜花賞は阪神ジュベナイルフィリーズ2着以来の競馬だった2番人気ステレンボッシュが快勝し、見事GI初勝利をあげました。エピファネイア産駒としても久々のGI勝利となりましたが、一時は高騰した種付け料に見合わない成績しか残せていなかったものの、種付け料が500万円となっ
Kameko はヴァーテムフューチュリティTS、英2000ギニーとマイルGIを2勝した快速馬で、どちらかというと中距離での活躍が目立つ Kitten's Joy のスピード系後継種牡馬ということでなかなかの評価を受けているようです。Maximum Security は日本で供用されている*ニューイヤー
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第四十弾はテューダーミンストレル系。Tudor Minstrel は20世紀最高のマイラーの1頭とされる馬で、英ダービーなど中距離以上のレースでは分が悪かったのですが、8馬身差で圧勝した英2000ギニーなどマイル以下では8戦無敗の成績
サイアーラインで辿る世界競馬2022シリーズ第四十八弾はトライマイベスト系。*トライマイベストはデューハーストSの勝ち馬で、種牡馬としては大物を多数出すタイプではありませんでしたが、数少ない大物産駒である*ラストタイクーンが種牡馬として大成功を収め、主にオセアニ
新種牡馬辞典シリーズは終了しましたが、こちらのシリーズはまだまだ道半ばということで、どんどん進めていこうと思います。ということでサイアーラインで辿る世界競馬2022シリーズ第四十七弾はデピュティミニスター系。父系としてそこまで爆発力のあるラインではありません
GIのない中休みという週ではありますが、今週ついに3年ぶりに京都競馬場がグランドオープン。これまでディープインパクトをはじめ数々の名馬がこの競馬場で活躍してきましたが、コースの路盤も全面改修されたとのことで、果たして新しいコースでどんな名勝負が繰り広げられる
新種牡馬辞典、第四十七弾は豪供用新種牡馬。さすがアメリカに次ぐ世界第2位のサラブレッド生産国だけあって今年は60頭以上の新種牡馬がデビューするようですね。オセアニア独自の父系も育っており、最も多くの牝馬を集めた Yes Yes Yes は Fairy King から Encosta de Lago
サイアーラインで辿る世界競馬2022シリーズ第四十六弾はニジンスキー系。Northen Dancer の最初期の活躍馬にして最高傑作ともいえる Nijinsky は種牡馬としても大成功を収め、Northern Dancer の血は1カラットのダイヤモンドよりも価値があると言われるほどの隆盛を見せまし
新種牡馬辞典、第四十六弾は仏供用新種牡馬。これといった目玉種牡馬がいなかった北米、英愛に比べてもかなり小粒感が強く、100頭以上の牝馬を集めた種牡馬3頭のうち、Goliath du Berlais と Nirvana du Berlais の2頭は障害GIウイナーであり、残る1頭は父こそ仏リーディング
サイアーラインで辿る世界競馬2022シリーズ第四十五弾はリファール系。ノーザンダンサー系の初期の系統としてニジンスキー系とともに大きな発展を見せた系統で、かつては多数のリーディングサイアーを送り出していましたが、現在隆盛を誇っていると言えるのはフランス障害路
新種牡馬辞典、第四十五弾は英愛供用新種牡馬。北米と同じく英・愛供用の新種牡馬も超目玉というような存在はいないように思いますが、種付け料からすればジャンプラ賞やサセックスSなどマイルGIを3勝した Too Darn Hot とキングズスタンドSやダイヤモンドジュビリーSなどス
サイアーラインで辿る世界競馬2022シリーズ第四十四弾はフェアリーキング系。Fairy King 自身は1戦して未勝利という極めて平凡な競走馬でしたが、Sadler's Wells の全弟という恵まれた血統から種牡馬入りし、ついには仏リーディングに輝くまでに大成しました。ただ現在では全
皐月賞はキタサンブラック産駒のソールオリエンスが制し、イクイノックスに続き2世代連続でGI馬を出すことに成功しました。ノーザンファームや社台ファームの牝馬にはそれなりに種付けしていたとはいえ、種牡馬入り当初はそこまで信頼度の高くなかったキタサンブラックですが
ここからは供用された国ごとに今年産駒がデビューする新種牡馬を見ていきましょう。ということで新種牡馬辞典、第四十四弾は北米供用新種牡馬。今年のアメリカには大きな目玉となるような超大物種牡馬はいませんが、一応実績からすればアーカンソーダービーなどGI3勝をあげた
サイアーラインで辿る世界競馬2022シリーズ第四十三弾はディキシーランドバンド系とナイトシフト系をまとめて紹介します。Dixieland Band はGIIまでの勝ち星しかありませんでしたが、ハスケル招待HなどGI2勝をあげた Dixie Union 、ベルモントSなどGI2勝をあげた Union Rags
新種牡馬辞典、第四十三弾はラングレー。ラヴズオンリーユー、リアルスティールときょうだいで海外GIを4勝した超国際派血統の長兄として生まれましたが、自身はオープンクラス入着というレベルにとどまり、"Lord Langley" と改名してオーストラリアに移籍するも1戦して未勝利
それでは第三のメジャー父系に入っていきましょう。ということでサイアーラインで辿る世界競馬2022シリーズ第四十二弾はノーザンダンサー系。世界的にみて最も発展している系統ということになりますので、かなりの長丁場になると思われますが気長にお付き合いよろしくお願い
新種牡馬辞典、第四十二弾はモンドシャルナ。父ネオユニヴァース、母*ウインドインハーヘア、半兄ディープインパクトという恵まれた血統で、セールでは2億5000万円もの高値で落札されましたが、競走馬としては500万下を勝つのがやっとというレベルでした。これだけの良血とは
サイアーラインで辿る世界競馬2022シリーズ第四十一弾はディープインパクト系。これにてターントゥ系は終了です。日本どころか世界各国で産駒が活躍しており、2022年度だけでもイギリス、アメリカ、ドバイ、オーストラリア、インドでGI馬を送り出し、ほかにトルコ、サウジ、
桜花賞は圧倒的支持を受けたリバティアイランドが豪快に差し切り、阪神JFに続くGI連勝を飾りました。しかしスタミナにものを言わせて押し切るタイトルホルダーのような馬から、切れ味の化身ともいうべきリバティアイランドのような馬まで送り出せるドゥラメンテの偉大さを改
新種牡馬辞典、第四十一弾はジェニアル。ディープインパクト×*サラフィナという恵まれた血統の持ち主で、1000万条件の身ながらフランス遠征を敢行し、見事GIIIメシドール賞を制しました。これは日本馬のレベルの高さももちろんあったのでしょうが、そもそもこのレースは自身
サイアーラインで辿る世界競馬2022シリーズ第四十弾はステイゴールド系とゴールドアリュール系およびハーツクライ系をまとめて紹介します。国内におけるサンデー系でディープインパクト以外で父系を伸ばしているラインということになりますが、ステイゴールドは破壊力こそ大
新種牡馬辞典、第四十弾は Study of Man スタディオブマン。世界の主要なダービーといえば英ダービー、愛ダービー、仏ダービー、ケンタッキーダービーあたりかと思われますが、まさかそれらのうちの一つを日本産馬の仔が勝つ日が来るとは、数十年前には全く考えられなかった