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  • よあけ

    明けない夜はないはずさ沈まぬ夕日がないように誰だってそう信じてるそうだろ?おまえも長すぎる夜を数えていた多分絶対日は登るってホンモノの太陽は登るココロは知らない満天煌めく星空は思い出せない過去に消えてほんとは宇宙ひしめく星が見えない、おかしい

  • ウソツキ

    嘘つきな俺たちはいつも知らないふりをする本当は大事なことを持て余してるふりをする悲しいことも嬉しいこともありふれてるふりをするかけがえのない毎日を無為に過ごしてるふりをする俺が俺であるために、またはおまえがおまえであるために俺たちはいつも嘘をつく

  • 永遠の歌

    この世界中の時を止めて永遠に触れられたならこの胸の痛みを知ることはなかったろう大切なものをいくつも落としながら歩いてきて失くしたその分だけ尊さを知ったこの時計の針を巻き戻し過ぎた日に帰れたならいつかよりもっと大切に思えるはずなのに掛け替えないものは

  • こども

    川が流れるのを見ていた傾いてゆく日を背にした生活の音とせせらぎ名もなき小さな川だ名もなき小さな私食卓の香りがしてきた西の空は赤く染まった帰らなければいけない月が少し怖いから錆びた自転車を漕ぎ遠くで犬が長く鳴いた鴉が喧しく羽ばたいたそして街は

  • からまわり

    君が泣いてた時 僕は何も言えなかった思いつく言葉が全て作り物のようで抱きしめることさえ映画の真似ごとみたいで僕はただじっと 見つめるしかなかったいつか君は言った 僕は冷たい人だってだけどこうも言った あまりに優しすぎるって欠けてることなら僕自身よく

  • ミスターパイレーツ4

    さあ舵を切れ波を裂け、カモメたちを引き連れて世界の果てのその果ての、水平線の彼方まで敵も味方も掻き分けて、いつでも歌を供にしてつるぎを挙げろ!高らかに勇気と夢を叫んだら、船首の女神に接吻けて霧も嵐も弾丸も、我らに加護のあらんことを星の夜には空を見て

  • ある神の死

    神は死んだのだ!老いぼれは言うだろう、時計台を見上げてその懐に銃を携えこれは人の世と喚き散らす神の国は潰えたのだ!あの爺は狂っている人は口々にそう言うはずだ彼を救うのは神ではない牧師ではあるかもしれないいずれにせよそれはただ人であるこの灰色の

  • ヒートエンドインフォメーション

    あいつが踊るペイジェント鈍色のステージはひび割れてるおれに向かって手を伸ばすなよガソリンに火がつくと危ないからサンボリックなオーディエンス張りぼてのこの世界を示す必死にあいつが踊るわけはゼロとイチの世界を壊すため実際の話、この世界の9割9分がへの

  • 昨夜見た夢も思い出せない毎日で流されてくままおれは戦わなくなった頭の中のアルバムは頁順もばらばらで今ある壁をのぼることで精一杯なのさそんな日々が尊いと綺麗じゃなくていいと口当たりのいい言葉滑らせてみるけど誰に言われるでもなくおれ自身知ってる本当は

  • いつの間にか俺はあなたの背を追っていた幼い頃には思いもしなかったことだ世間を知れば知るほどに羨望と不安が襲うなんてことのない親父だったけどあなたは凄かった父よあなたは想うことがないかいつか別れの日が必ず来ることを父よあなたの胸の内ではもうその日の

  • エデン

    この世界は俺のためにあるなんて思ったことはなく剥き出しのわがままで生きる奴が少し妬ましかった不平等と理不尽で作られた幸福が憎くて巡る因果を信じることだけが拠り所だったそんな俺を人は憐れむようにときに蔑むように貧乏くじだと冗談めかして笑われたけれど俺

  • こころ

    たとえ今あなたの心が、私とすれ違ったとしても私の心は立ち止まり、私の目はあなたを見ているたとえ今あなたの心が、迷いの中揺らいでいても私の心は力なく、私の手はあなたに触れないあなたがもしいつか振り返ったとき私の心はあなたを待っているでしょうか私の声

  • 紅い街

    誰もが騙されていると 俺だけが本当を知っているように全てを見下ろしていた 揺らぐ景色に違和を見ぬは愚者と世界はいつも汚れていると 言い出したのは俺じゃなかったけれど俺はさも得意げに この世界はチ染めと叫んでいた信じるのは愚か故 綺麗ごとに穢される者信じ

  • 敗北者

    生きることは闘争だといつだか誰かが言っていた日の廻るのをただ見ている僕はなにを争うのだろう何不自由もなく息を吸い鼓動を鳴らして過ぎる時幾つかの椅子取りゲームに何か失いはしたろうかただ目の前に続いている道を歩き続けているそこにはレールが敷かれてる訳じ

  • 空に上るまで

    鈍色の街の石塊は 春の日差しに照らされて 仄かに色づき身を起こす モノクロームの空の下 八重の桜が吹雪く中 扉の奥の青空を 手探り探し夜が明ける 光の差した奈落には 埋め立てられた青の海 花弁のたゆたう明けの海 手繰り寄せた青い空 掘り起こした青い海

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仮面の追白
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