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  • キミとアタシと不熟の果実

    キミ と アタシ 朽ちた果実の種 ふたりで見つけたよ 愚かな アタシたち 不可能を可能に変えたい 哀れな アタシたち 小さな花が咲くこと 願っているけど ねぇ。。。 抱きしめて 温めるしか 方法を知らないね 愛し合った深さだけ 甘い実が生るんだって 漠然と 思いこんでいるね キミと アタシ ここでこんなふうに 何の穴埋めをしてるんだろう 不熟の果実を抱き合って 成熟の訪れ 待ちわびる 笑み 結末さえも ファイリング済な キミと アタシの 手の中に 育たない 不熟の..

  • あの夏がすでに懐かしくて

    ヒミツの海へ 1人で来たよ 夏のある日 こっそり教えてくれた キミの大好きな海 誰かと来るのは初めて・・・ もったいぶった注訳 信じないけど 嬉しい優越だった いま キミの海で 1人憂う夕暮れ 終焉を匂わせる風 肌に纏わりついて不快にさせるよ 水平線の向こう岸は キミの住む街 ワガママだとか capacity不足だとか 愛のない言葉ですべて片付ける ふざけ気味の表情が 波面で揺れる 砂浜で集めた貝殻のような恋 不揃いで ところどころ欠けてて 似ているカタチ合わせても どこか微妙にずれてる 違和感 ..

  • 金色の片鱗香

    桜の花びらに甘い香りを感じてた 遠いそれとは違うくて 大人の片思いは 噎ぶように漂う金木犀の陶酔香 ほんのり肌がつめたくて わずかに心がさみしくて ひとり小路を歩いては 愛しい人に想いを馳せる 愛とか恋とか望むべくなく あなたと紡げる糸も無く けれども黄昏の空の下 幻想は金木犀の香りを放ち 身勝手に 愛しい人の記憶を手繰る せめてわたしで遊んで下さい わたしで遊んで下さいね 猫にまたたび 女ごころに金木犀 金色の片鱗淡やかに 秋空に雪の舞を魅せる    

  • 超現実主義

    太陽は光 月は灯り 太陽は刺激 月は癒し 太陽は生命力 月は心命力 水面に映る太陽は 未来を 水面に映る月は 偽りを照らすという 真実と事実の差異は 抽象を通すか否かだ 事象に執着すれば 真理を見紛う

  • 自虐のステージ

    アタシ自虐派風俗嬢 嘘気の悦と嘘気の愛で対価を得るの 汚い 苦しい 対価で清算 壊れちゃってもかまわない 見えないものに翻弄されて 果実を掴み損ねるのは愚弄です オシゴトですから手は抜かない こなした分だけ対価は増える 嘲笑はとぼけてかわすわ どうせ脱ぐなら 遊れるだけじゃ終わらせないよ アタシの痛みがわかるまで あなたのマネーを鷲掴み 素知らぬ笑顔の その奥底で 慟哭してるのは 誰?

  • OVER THE SKY

    どこか遠いところへ飛んでいけたらと 小さな娘は静かに願った 空の青に描かれる白い飛行跡をたどりながら 小さく無機質な枕をカラダに抱きしめながら どこか遠いところに自分のあるべき場所があるような気がして 心に芽生える小さな綿毛に息を吹きかけ 風の中彷徨わせていた・・・ おとぎの物語のような国は どこかにありますか? 目覚めた瞬間に頬が赤みを取り戻すような 朝の輝きが得られる場所はありますか? 母は娘に言い放つ あなたの瞳は開いているだけで何も見てやしないのよ いつもぼんやり いつもぼやっとしていてなんて頼りないんだろう と 娘は遠慮がちに小さく笑ってみせながら いっそ..

  • 蓮上の釈迦さま

    ほんの少し わずかに気を捕られた 一瞬のまばたきの間に それはするりと入り込んできた 土土 ねぇ土土… キミが穏やかに無邪気に 浸透してきて、なにげに 座り込んだその場所は 『アタシの核』なの 誰かが触れようとするたび毛を逆立てて追い立てた 立入禁止区域なの ねえ土土… どうしてキミがこの場所に来れたの 「運命だから」と たやすく言うならね ねぇお願い アタシを変えてみて 片目を閉じて赦さないで 壊れたアタシの世界を 変..

  • エデンの園にて

    イヴはこっそりと 禁断の実を食べた ほんのり悪戯気分 軽い出来心… 禁断の実は 苦悩と恥じらいの実 禁断の実は 知性を呼び覚ます実 それは「愛の果実」 イヴは楽園で生きる者 愛はここでは邪悪な知性 果実を食べたイヴ その瞬間 彼女は己を恥じらい涙した 禁断の実を食したことではなく、自らが裸体を晒していることに涙が溢れた 庭の管理人アダムを見ると込み上げる苦悩に悶えた ひとくちの悪戯で 何もかもが姿を変えた イヴは楽園を失いそして 人間の住む世界へ帰化..

  • 月は神の幻影を追わせて

    神様 わたしは この世が嫌いです 得られずに ただ 彷徨う世界で ひとときの高揚のために 幾度となく翻弄される このカラダが嫌いです 心は砂漠か荒野のように、 うるおいを吸収しては瞬時に乾いていく 恋を知っても 愛を感じても わずかな幸せのあとには 苦しみの雨が降るよ 神様 わたしは この世が嫌いです 愛を常套句に エゴイストが叫ぶ 錯誤 世界の空回りを嘲いながら 目先の欲望に振り回される この弱さが嫌いです 自意識を忘れて 期待を忘れて 望みを捨てて ただ与えられた労働を終え 静粛の中 身を任せる日々 渇望するけ..

  • 水面に映える月を見て

    あなたがわたしを褒める時 わたしはあなたの姿を逸らす あなたは知らない わたしを知らない 隠し持っている小さなナイフで わたしがわたしを壊していること あなたは 知らない あなたはわたしの大切 あなたはわたしの実像 けれどわたしは鏡の中だし 映る世界と生きる世界は 愚かな反転模様を描き出す あなたはわたしを強いと言う わたしはあなたを逸らして笑う 私が泣くとあなたが困るから 涙を流さないで泣く術を得たにすぎない ただそれだけなのに あなたはわたし..

  • 感じないわけじゃない

    たとえば大好きな猫が死んでしまったとして 悲しみに押しつぶされてしまうような朝にも 一日はこちらの都合などお構いなしにいつもどおりの始まりを見せる 「個」としていられる空間を離れたらそこにはせわしなく流れる世界があって 僕らはとたんに通行人Aの顔になったり社員Bとしての基軸で動き始める 時折わずかにうろたえる僕を、あるがままではない方の僕が一瞬で追いやる そうして そうして 何食わぬ顔して もう何遍回 やり過ごしてきただろう 人ごみに目を凝らしたら みな同じ顔して動いている 愚かな者たちが無感動を指摘しせせら笑う 思わず振り上げたこぶしを 僕は静かにそっと下ろすんだ 本体の..

  • 正邪の行列

    本当に恐ろしいと思うのは 殺さないでいられる立場にすぎない ということを忘れて 殺戮など非道でございます と 正義の拳を振りかざすような人 さんざん 周囲に嫌がらせをしておきながら いじめのニュースに 心底立腹しているような人 世界はいつも そんな恐ろしい人たちを中心に 稼働している 傷ついて慟哭する人々も 場面が変われば たやすく変貌してしまう 誰かの一声で 正邪は反転 昨日の救世主は 今日のテロリスト 主義も主張も正義も わずかによそ見をしただけで エゴイズムに蝕まれている 真実は常に変わらず その軌道を変えることなく..

  • 海辺流離

    闇の夜 砂浜にひとりたたずむ 見えない不安に体がこわばる 海水の 打ち寄せる波音が 天空で反響音を唸らせる 光の不在を畏れ 魂が金切り声 心が脈打ち 慟哭を 体は行き場を失い 凍りつく 天と地を隔てる線は闇に同化され 漆黒の中 粒子となっていく肉体を引き留める術も持たず ただ ただ 恐怖に涙し懇願を叫ぶのみ

  • 芸術は男と女で作られる

    憧れのあの人が本を読んでいたら 小説家になって あの人の一日を私の世界で束縛したいと願ってしまう 憧れのあの人が絵画を見ていたら 画家になって 一生心に残るような大作を贈りたいと願ってしまう 憧れのあの人が音楽を聴いていたら 作曲家になって 人生の最後の瞬間にさえ心に響く フルハーモニーを届けたいと願ってしまう 途切れがちの会話なんて たいして意味をなさないし 交わす言葉なんて 発した先から消えていくほど 真実味を欠いている あのひとの記憶に刷り込まれるなら 創造でも夢でも構わない 深いところに浸透して棲みつけたら どんなにか満足だろう ..

  • 価値の創造

    小さな宝石箱を 隠し持っているんだ カラダ の奥の ずっと奥の ココロ という名の 深い湖に その宝石箱は 沈んでいるの あなたから 小石がぽろりとこぼれたら わたしはすかさずそれを拾って ココロ の湖に そっと 投げ入れる 静かな波紋を描きながら 小石はゆるやかに 水の中を降りてゆき そしてわたしの宝石箱へ・・・・ 小石は時に 温もりだったり 言葉だったり あなたにはなんでもない 無意識下の表情だったりするけど わたしにはそれが価値に変わる 光のない暗い水の底で 多色変化しながら輝く奇跡の石 あなたを思い巡る時 ..

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