埼玉県は首都圏の一角で、現在もまん延防止措置が適用されている地域であり、特に私の住む草加(そうか)市は東京都足立区に隣接するということもあって、新型コロナの感染者は非常に多い。朝日新聞によれば、6/22現在の草加市の累計患者数は1628人で、これは感染者が少ない地域では1つの県全体の累計患者数に匹敵するかもしれない(が、それでも周りの市と比較すると、川口市が4634人、越谷市が2152人、八潮市が608人、などとなっていて、まあ頑張っている方だと思う)。そんな中、定期的に来てくれている患者(ここでは仮にXさんと呼ぶ)から電話があり、予約より前倒しして今日にも来たい、と。私も空きがあったのでその依頼を受けることにしたのだが、電話でのXさんの声が弱々しかったのが気になった。予約日より前に診てほしい、というのだから、...臨床の現場から14