他人と自分を比べて落ち込んだり、努力が報われないと悲しくなったり、嫉妬心をもてあましたりなど、ネガティブな感情で心を乱されることは多いものです。でも、「もうダメだ」と決めつけているのは自分自身です。よく例えられますが半分の水が入ったコップを見て、「もう半分しかない……」と悲嘆に暮れるか、「まだ半分ある!」と嬉しく思うか。同じ事象でも、意識の持ち方を変えるだけで、「心のありかた」は全く変わるものです。「足るを知る」とは、古代中国の思想家、老子の言葉。「足るを知る者は富む」、つまり満足するという意識を持つことで、精神的に豊かになり、幸せな気持ちで生きていけるということを表しています。不満を言っても、ある種自分がミジメになるだけで状況は変わりません。しかし、「意識の持ち方」を少し変えると喜びや幸福感、安らぎに満...暮らしを考える上で大切な人生観と生き方を見直すように、理想を考えつつも足るを知るという視野も家づくりでは大切にしています。