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  • すずめをさらってにがした話

    またものすごく間があいてしまった。けれどわたしの文章を楽しみにしてくれているという大切な人がいるので、またぼちぼち書いてみる。先週の金曜日、会社帰りに、雀を助けた。御池通を直進する車にぎりぎりよけられながらも、ころころころと、茶色い毛玉が激

  • グミキャンディ

    「ときどき、ふと思い出すとむしょうに食べたくなるもの」ランキングにはいる、ハリボーの熊のグミキャンディ。かわいいんだ。おいしくて。これ以上に楽しい食べもの、あるか。嵯峨嵐山駅のローソンはいつも売ってて、大学時代ときどき買っていた。いま、会社

  • カンカン

    カンカンはすてきだ。すこし似ているけど琺瑯じゃないっていうところもいい。デザインがかわいいとなおいい。密封のようでいて空気入りまくるけどにくめない。お菓子の型としてオーブンに入れても熱に耐える強さもかっこいい。紙のように油染みができないとこ

  • 先週の朝、地下鉄の駅で、すてきな鞄をみかけた。正確には、すてきな鞄を掛けた大学生くらいの男の子を見つけた。メッセンジャーバッグ というのか、デザインがとてもビビッときたもので、後ろから見て「おおおおー」「ほしいいいー」と思った。それでブラン

  • ピアノと煙草

    母はグランドピアノをもっている。音大卒で、ピアノの先生もしていたからだ。その母のもっていた灰皿は、グランドピアノの形だった。陶製で、白鍵の隙間にはちゃんと煙草を据え置くことができた。彼女はスモーカーではないのだけれど、家にいつも灰皿があった

  • 青い王国

    おひさしぶりに書きます。みなさま、お元気ですか。夏の新芽のようにむくむくと、今年も、逞しくなっている。この春先からぐーーんと大人になったかもしれない。思春期みたいで恥ずかしいことを書くようではあるけれども、「わたしなんて」がほぼ姿を消したと

  • 春の生まれ

    お仕事で墨汁で絵を描くことが多いのですが、うっかり手につくと、墨汁とは、爪の隙間にはいりこみ、洗ってもとれません。きたない手をスプリングコートにひゅっと隠しながら帰ります。今年のゴールデンウィークは存分に遊ぶつもりをしています。前半は長野県

  • クレイジー

    風邪をひいて鼻声になって、ドライブ中かけたCDがハナレグミだった。鼻にかかった永積さんの声に似た気がして、うれしくていっぱい歌った。(Crazy Crazy Crazy Love 夢にまで見るほど イカレちまってるぜ)ガレージに着くころ、風

  • 松の実クッキー

    行く一月、逃げる二月、去る三月。とは、誰が最初に言ったのだろう。わたしは母に教わって、毎年はじめの三ヶ月は、この言葉を噛み締める。うまいこと言ったものだ。ホワイトデーに西光亭のクッキーを頂いた。あいくるしいリスが描かれた箱に入った、手作りの

  • 旅先

    春の気配を感じると思っていたら、今朝は雪が舞っている。薄着はもうすこし先かしら。最後の春休みを過ごしている。中学生の頃、「いつか一緒にヨーロッパに行こう」と言い合った友達と、イタリアとパリへ。8年の歳月を経て果たされる約束は甘美だった。お決

  • 生きるという名の

    こんにちは。これを読んでくださっているみなさん、お元気でしょうか。ここ、更新頻度がものすごくのんびりになってきているね。いつの間にやら年も変わり、冬も深まり、暦の上では早くも立春。いろいろなものが、終わり、変わり、始まり、していく春がくる。

  • あいのしょうたい

    わたしは卒業制作の一部で、「愛」を表現したいと思っているのだけど、おわかりのとおり、可視化がとても難しい。人によって解釈が異なり、価値も違い、その形式も、深さも、まちまちすぎる。それを人に見てもらう作品のテーマにするのは、ほんとうに難しいこ

  • ずっと限界と100年

    お久しぶりです。久しぶりすぎて何を書こうか、少々、戸惑っております。正直、Twitterに、けっこうはまってしまい、こっちを忘れておりました。不覚、不覚。いざというときは、アナログなほうが生き残るんだぞ。「ずっと」、という言葉がある。時間的

  • 白い牙とやさしい藍

    こんにちは。なんだか久しぶりな気がするなあ。ここ二か月のあいだで、いろんなこともありました。まず今月あたま、春からの就職先が決まりました。憧れていた、デザイナーと呼ばれる職業に、就くことになりました。わたしは、大学は確かに芸術と名のつくとこ

  • Hydrangea

    もうじき、このあたりも梅雨入りする。紫陽花、その英名が好きだ。勢いがあってリズムもいいし、ア、で終わるところは色っぽい。そして、強い毒をもち、浮気や移り気といった、非情ともいえる花言葉さえ与えられている。今朝、夢を見た。恋人が三人いる夢だ。

  • Holiday

    いつのまにやら22年目の日々に突入しました。お祝いの気持ちを、みんな、ありがとう。ここにいていいんだな、と毎年実感する日です。そして生を、理屈抜きでありがたく思う日でもあります。生まれてから8000日以上も、お日さんが昇って沈んでを過ごしま

  • はだかのこころ

    いよいよ、本格的に春らしい気候になってきました。木蓮は豪勢に咲き乱れ、桜は景色をいろどり、小さな花々道行く人の足元を華やかに飾ります。そしてわたしは、遂に大学4回生です。こんなふうに見る嵐山の景色も、もしかすると最後です。わたしはかれこれ1

  • Hope

    あんまり、ぐちゃぐちゃと長いことを書くのは、よそう。どんな状況であろうと、無事な場所で何の被害も受けていないわたしには、回さねばならない日常の歯車があり、それは、失われていない。一週間経って、考えて、出した答えは、そういうこと。日常を、回す

  • 珈琲賛歌

    春を感じた矢先に冷たい雨が降った三月最初の日、わたしは京都に出ていた。リボンパンプスの先を濡らしてたどりついたのは、イノダコーヒ本店。一応書いておくと、コーヒー、ではない。コーヒ、が正しい。高田渡の「コーヒーブルース」って曲をご存知だろうか

  • バラより美しい人生

    小沢健二の、「それはちょっと」という歌の一節に、それはある。べつに深い意味ではとらえない。ちょっとだけ、うっとりと恍惚とするだけ。98円の一輪のばらは、食べちゃいたいような柔らかさで、かよわくも毒々しさのある芳りを放っている。昨日気がついた

  • OYATSU

    今日は、久しぶりに大阪の地を踏んだ。わざと普通電車に乗って、田舎の駅にいちいち停まる風景を見てるのが好きだ。目的地のビルはでっかい有名なビルだったのに、方向音痴なわたしは見事に逆方向へ、けっこうな距離、歩いた。曇ってたんがいけないんだ。わた

  • MEGURU

    おかげさまで3回生の制作展も無事に終わることができました。自分の出身地をアピールする駅弁をブランディングせよという課題でした。わたしは滋賀県を舞台に、壮大な循環型駅弁システムを考えてしまい、とてもコンセプトボード(右)一枚にはまとめきれずに

  • おかげさまで肉桂と薄荷は3歳になりました。高校生だったワタシも大学4年生になろうとしています。 思うところあって、255件あった記事はなくしてしまいました。読み返したかったという珍しい方がいらしたらごめんなさい。本や映画の記録を不

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