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ムルマンスク便り https://blog.goo.ne.jp/murmansk/

夏の完全白夜、冬のオーロラ。ロシア連邦北西部にあるムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

 春は野いっぱいの草花、夏は完全白夜、秋は紅葉・グミ・きのこ、冬はオーロラ。  隠れた旅行の穴場、ロシア連邦ムルマンスク。その魅力を、日本の皆さんにお伝えしていきます。是非遊びにいらしてください♪

murmansk
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住所
ロシア
出身
世田谷区
ブログ村参加

2008/08/01

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  • ムルマンスク市 近況報告

    先日作業中に在ロ日本大使館領事部のNさんから電話がありました。Nさんには10年前に設置した渡辺大剛さん慰霊碑などの関連で大変お世話になったので、「うわ~、懐かしいなあ」と思いながら応答。6月下旬に領事部から「在留邦人実態調査へのご協力のお願い」のメールを受け、変更無しだったので放置してましたら、再確認電話が・・・ということなのでしょう。「いやぁ、もう大変なことになりましたよ~。」と切り出され、私と子供の安否を確認してきました。私も子供も無事であることを伝えました。また帰国予定を聞かれ、「帰国はしますが、またムルマンスクに戻ります。」と答えたら、一瞬天使が通ったような静寂な空気が流れた気がしました。そして、「余程のことがない限り、永久帰国はしません。」と伝えたら、また一瞬天使が通った・・・ていうか、「え?今...ムルマンスク市近況報告

  • プーチン大統領 訪ムル

    7月20日にプーチン大統領(オリジナルか2号か3号かわかりませんが)がムルマンスク市を訪れました。専用機でムルマンスク空港へ降り立ち、そのままヘリに乗り換えて、更に航行。市郊外のベロカメンカ地域にある、世界初の浮体式ガス液化プラント用の巨大海洋プラットフォームに向かいました。プーチン大統領訪ムルに関する記事はこちら(1TV)▼▼▼以下はクレムリン公式サイトで発信されている情報です。▼▼ノヴァテック社の大型海洋構造物建設センターへ訪問http://www.kremlin.ru/events/president/news/71709GBS(重力プラットフォーム)上での液化天然ガス(LNG)の第2生産ラインの建設を視察。ノヴァテック取締役会のミケルソン会長が大統領に説明を行い、北西連邦管区の大統領全権代表グサン...プーチン大統領訪ムル

  • 10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告④

    当記事が未完のまま(前記事をコピペして放置)アップロードされてしまいました。スミマセン。只今6月中旬から浴衣7着製作しており、関連品含め8月中旬まで製作がかかりそうです。なぜ浴衣7着も製作しているのかは、後日ブログで報告します。まあ、このような状態で更新が滞っております。**********この記事は2月中旬に予告しました追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」の詳細報告です。これまでの記事は弊ブログの以下の記事をご一読ください。ХарухисаВатанабэ-10лет(渡辺大剛・あれから10年)故・渡辺大剛さんの慰霊碑の所在地とアクセス10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告①10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告②10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告③****...10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告④

  • クレカ・デビカ・ご当地カード

    ロシアにもDC、JBC、AMERICANEXPRESSなどの各種信販会社はあります。侵攻開始後SWIFTが停止し、海外の買い物の際カード決済ができなくなって久しいですが、国内での買い物の際は依然として機能しています。右側の2つのカードはズベルバンク銀行のもので、シルバーの方は2022年12月が有効期限。侵攻開始してから、別機関からの給与受取ができなくなったので別口座を開設し、2027年11月が有効期限のグリーンのカードを貰いました。(別口座開設までのトラブルについては、後日書きます。)左側の2つのカードはVTB銀行のもので、上の方は2023年3月が有効期限、下のドル建ての方は2024年3月が有効期限。左下以外のカードは、現在でも国内決済時に機能してます。さらに有効期限を過ぎた上2つのカードも、現在でも国内...クレカ・デビカ・ご当地カード

  • 10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告③

    この記事は2月中旬に予告しました追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」の詳細報告です。これまでの記事は弊ブログの以下の記事をご一読ください。ХарухисаВатанабэ-10лет(渡辺大剛・あれから10年)故・渡辺大剛さんの慰霊碑の所在地とアクセス10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告①10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告②**********10周年追悼企画「渡辺大剛・あれから10年」プロジェクトは、ムルマンスク州を縦断リレー式で開催されました。中国・ウルムチ~ロシア・ムルマンスクの自転車の旅で、故・渡辺大剛さんが果たせなかった残り区間を走破するように。次に開催した場所はオレネゴルスク市という町です。オレネはロシア語でトナカイ、ゴルスクは町という意味。つまり「トナカイの...10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告③

  • 10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告②

    この記事は2月中旬に予告しました追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」の詳細報告です。これまでの記事は弊ブログの以下の記事をご一読ください。ХарухисаВатанабэ-10лет(渡辺大剛・あれから10年)故・渡辺大剛さんの慰霊碑の所在地とアクセス10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告①**********10周年追悼企画「渡辺大剛・あれから10年」プロジェクトは、ムルマンスク州を縦断リレー式で開催されました。中国・ウルムチ~ロシア・ムルマンスクの自転車の旅で、故・渡辺大剛さんが果たせなかった残り区間を走破するように。事故地点はカンダラクシャ地域郊外でしたので、そこから最も近い町カンダラクシャ市からスタートしました。地名の由来は諸説あるようで、「カンダ川畔の町」とか、サーミ語の「«кан...10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告②

  • 10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告①

    この記事は2月中旬に予告しました追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」の詳細報告です。これまでの記事は弊ブログの以下の記事をご一読ください。ХарухисаВатанабэ-10лет(渡辺大剛・あれから10年)故・渡辺大剛さんの慰霊碑の所在地とアクセス**********10周年追悼企画「渡辺大剛・あれから10年」プロジェクトは、6月から開始しました。プロジェクト内容は、以下の3つでした。写真展(生い立ち、世界七大陸最高峰挑戦などの未公開写真を含む30点)ドキュメンタリービデオ公開(写真、旅日記、追悼サイクリング、目撃者情報などを盛り込んだ30分ビデオ)日本文化紹介(書道、手工芸などの普及)開催地・日程については、以下の3都市でリレー開催。2022年11月3日~11月18日カンダラクシャ市(ムルマンスク州...10周年追悼行事「渡辺大剛・あれから10年」開催報告①

  • オレンジ色の街と雨上がりの虹

    オレンジ色に染まった街に突如現れた、雨上がりの虹です。素敵ですね、夕焼けに出てくる虹。午後4~5時頃に撮影された・・・・とお思いでしょう。実はこれ、現地時間6月10日午前0時に現れた虹です。そう、真夜中です。今ムルマンスクは白夜シーズン真っ最中で、夜でも太陽が地平線に隠れません。更にこんな時間だから、人も車も往来がほぼ皆無。何度見ても不思議な光景です。写真:"Murmansk(vk)"余談ですが、ソース元であるSNS「フコンタクテ」の紹介やリンクを上の付記に貼ろうと思ったのですが、SNS「フコンタクテ」のURLを本文に挿入すると「本文に不正な書式が含まれています」と表示され、アップロードができません。gooでは露のSNSは「ヤバいサイト」処理されるのかなwww?なので上記のように超簡素に書きました。オレンジ色の街と雨上がりの虹

  • ロシアの教育システム

    幼稚園生になる生後2ヶ月から受け付けていますが、園によって通常3歳からが多いようです。発育状況に応じ、8歳まで通えます。幼稚園にいきなり押しかけても、引き受けてもらえません。居住地区の役所に行き、申請してから入園となります。幼稚園生→1年生に日本のように「6歳児が必ず小学校入学へ」というわけではありません。ロシアでは6歳半から8歳までの子供が学校入学し、1年生になります。ロシアの学校は日本のように、小学校・中学校・高等学校と分かれていません。でも能力別にこのように分かれています。①11年一貫の進学校であるギムナジア(1~11年生)②4年一貫の中堅学校であるプロギムナジア(1~4年生)③5年生から入学できる7年制のリセ(5~11年生)④普通学校と呼ばれるシコーラ(11年制もあれば9年制もあり)の3種類があり...ロシアの教育システム

  • 戦勝記念日パレード・白夜期間開始・卒業式

    大変ご無沙汰してます。5月9日にはムルマンスク市でも戦勝記念日セレモニーが開催されました。最初に伝説的戦車T-34が登場しました。その後、Т-80БВМ戦車、超長距離地対空ミサイルС-400«Триумф»、地対艦ミサイル«Бал»と«Бастион»、装甲兵員輸送車、極地用技術車両など、計30台くらい。45分程度の短いセレモニーで人員も軍用車両も少なかったようです。ウクライナ戦で大分出払った感は、否めません。個人的には、種類は忘れましたが、北極仕様の白い軍用車両(こんなの↓)がありませんでした。近所で走行している姿を見て記憶に新しかったので、意外というか。あーやっぱりニュースで言われてた通りウクライナ戦で即爆したのかな。最後に市民による「不滅の連隊」行進はありました。開催前まではオンライン開催でしたが、...戦勝記念日パレード・白夜期間開始・卒業式

  • 訓練中のミグ31戦闘機が炎上し墜落

    日本でニュースになっている戦闘機墜落事故。墜落場所は、ムルマンスク市から南に200kmほど行ったところにある小さな町モンチェゴルスク市から10kmほど離れたリジュ・グバという村の近くの湖と言われています。州内最大の湖・イマンドラ湖でしょうか。また、別の情報では凍結した貯水湖とも言われています。搭乗していた二人の飛行士は緊急脱出装置で脱出、近くの森の枝に引っかかり難を逃れたものの、重症で入院といくつかのメディアは報じてます。しかしムルマンスク州知事チビス氏によると、「入院はしていない」と否定。どちらが本当?なお事故原因は搭載エンジンの一基にトラブルが生じた模様。https://lenta.ru/news/2023/04/26/mig_sost/?utm_source=yxnews&utm_medium=de...訓練中のミグ31戦闘機が炎上し墜落

  • 戦勝記念日

    気温もプラスの日々が続き、明るい時間も徐々に増えて息、春の到来を感じています。路上には春の到来を告げるマチ・マチェハ(和名:フキタンポポ)と呼ばれる花が咲き始めました。そして猫柳の白くてふわふわ柔らかい蕾も顔を出しています、あと2週間で5月。早いものですね。5月といえば、ロシアでは国旗発揚のための一大イベント「戦勝記念日パレード」が毎年開催されます。ムルマンスク市では、3月30日から市中心に客席の設置を開始したので今年も順当に開催かと思いきや、ロシア「戦勝記念日」恒例の行進を全土で中止へ各地で軍事パレード中止の発表も相次ぐ(Yahoo記事より)んんんん。ムルマンスクではどうなのでしょうね・・・。噂によると、Бессмертныйполк(ベススメルトゥヌイ・ポルク。不死身の連隊、という意味)と言われる行進...戦勝記念日

  • イエス・キリスト復活祭 Иисус Христос Воскресе!

    皆様お久しぶりです。さて4月16日は、ロシア正教におけるイエス・キリスト復活祭です。イースター、といえば分かるでしょう。この祭りは正教会の暦により定められているため、毎年開催日が違います。この日何をするかというと、ざっと粗く説明すれば、クリーチと呼ばれるデコレーションケーキをパン生地で作る。ゆで卵を作り、カラフルに着色したり装飾を施したりする。カッテージチーズとドライフルーツでパスハと呼ばれるチーズケーキを作る。赤ワインを用意し乾杯する。クリーチとパスハを切り分けて食べる。ゆで卵を持ち「ИисусХристосВоскресе!(イスス・フリストス・ヴァスクレーセ:イエス・キリスト復活)」と言いながら、互いの卵をぶつけあって(どっちの卵にヒビが入るか競いながら?)から殻を剥いて食べる。塩でもマヨネーズでも...イエス・キリスト復活祭ИисусХристосВоскресе!

  • 市中心を散歩

    ちょっと前の話しになりますが、正月七日に子供を連れて市中心を散歩しました。先ずはフクースナ・イ・トーチカで腹ごしらえ。近くにライト広告が表示されていたので、よく見ると(黄色の矢印注目)・・・・世界最北のレストランフクースナ・トーチカ北緯68度58分東経33度04分ムルマンスク市2013年6月28日開店・・・・・・・・・・・・・。その日付は、世界最北のマックが誕生した日じゃ。少なくとも2022年って書いてあったら、まだ許せたゎ。余計に虚しくなるではないか、嘘つき。**********ピャーチウグロフ広場はもう見飽きたので、海港の方に出かけました。波止場の彼方此方に船や魚やヨールカや・・・お正月とムルマンスクに因んだイルミネーションが新鮮で愛らしかったです。海港入口にこんなオブジェクトが登場しました。ムルマン...市中心を散歩

  • 3月8日は国際女性デー

    3月8日は国際女性デーです。世界的な祝日で、ロシアでもこの日ばかりは男性の皆さんは世界トップレベルの美しさと強さを併せ持つ無敵のロシア女性のご機嫌を損ねないようにプレゼント購入に奔走していらっしゃいました。粗野かつガチムチイメージで知られるロシア人男性にも弱点があるのは、なんとも微笑ましいです。下図はSNSでよく出回っている絵「閉鎖されたサークル」です。ゴキブリはネズミを恐れ、ネズミはネコを恐れ、ネコはイヌを恐れ、犬は男の人を恐れ、男の人は女の人を恐れ、女の人はゴキブリを恐れ・・・私も職場でプレゼントを貰いました。毎年毎年どうもありがとうございます。ご無沙汰しておりました。プロジェクトが一段落がつきほっとしてましたが、春が近づき、皆さんの活動も活発になってきたことから、こちらも徐々に忙しくなってきました。...3月8日は国際女性デー

  • 故・渡辺大剛さんの慰霊碑の所在地とアクセス

    判決文写しによると、幹線道路M-18で交通事故死された故渡辺大剛さんの慰霊碑は、「カンダラクシャ地域のゼレノボルスキー町からカンダラクシャ市へ向かう車道1128km+457m地点」だそうです。でも地元の人も「どこそれ?」とよく訊くし、日本の方々もローカル表現でよく分からないと思うので、位置情報とアクセスをご紹介します。位置情報渡辺さんが遺したサイクルコンピューター(位置情報を記録してくれる機器)によると、最後の情報は北緯67°00'29.8"(67.00827)東経32°12'40.8"(32.21133)高度71.81mです。これは先日のブログでご紹介したクザクコフさんが記した位置画像情報と視覚的に一致します。カンダラクシャ市から事故地点まで凡そ24km。幹線道路を挟んだ両側に小さい沼があります。慰霊碑...故・渡辺大剛さんの慰霊碑の所在地とアクセス

  • ムルマンスク行きの鉄道での人間模様を描いた映画「コンパートメント№6」公開中

    photo:www.theguardian.comムルマンスクへ向かう鉄道のコンパートメント内で出会ったフィンランド女性とロシア男性の人間模様を描いた映画「コンパートメント№6」。カンヌ映画祭でグランプリ受賞、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞などなど獲得の素晴らしい作品。2月10日から日本で上映されているそうですね。ロシアでも2021年に上映されてました。https://comp6film.com/予告編を見てきましたけど一般的なロシア人男性の印象って程度の違いはあれ、ユーリー・ボリソフが演じた、ネタバレさんも記していた、まさにあんな感じです。映画レビューも・・・この型破りなラブ・ストーリーは、まるで北極圏を舞台にしたリチャード・リンクレイター作品のようだ。-EmpireMagazineこの映画の美しさ...ムルマンスク行きの鉄道での人間模様を描いた映画「コンパートメント№6」公開中

  • Харухиса Ватанабэ - 10 лет (渡辺大剛・あれから10年)

    2012年12月26日朝10時ごろ、ムルマンスク州を縦断する幹線道路M-18の路上で、セブンサミッター(7大陸最高峰登頂者)でもある日本人冒険家・渡辺大剛さんが自転車旅路中に交通事故で他界されてから、2022年で10周年を迎えました。2013年9月初めに事故地点に慰霊碑設置、ご遺族をお呼びして、そこからムルマンスクまでサイクリスト達によるメモリアルツーリングを開催しました。当時のことをまだ覚えてくれているムルマンチャーネやロシアの方々は結構いて、M-18通行がてらに慰霊碑に立ち寄り画像と共にメッセを時々戴きます。こんな画像つきメッセが。▼クザフコフさん(モンチェゴルスク市在住)からのメッセ「見つけたぞ!知らずに4年も通過してたなんて。日本のサイクリストの慰霊碑だ・・・。ゼレノボルスキー。M-18北方向に1...ХарухисаВатанабэ-10лет(渡辺大剛・あれから10年)

  • 国民的ロックバンド・ズヴェーリ(Звери) 来ムル

    新型コロナが猛威を振るい、収まりつつあるところにウクライナ侵攻。この大ハプニングのためか、キャンセルになったコンサートが結構ありました。先ず毎年開催されているムルマンスク市創設記念日。いつもは終盤は旬の有名アーティストのコンサートで盛り上がります。でも昨年はそれがありませんでした。丁度その頃に退社して通りかかったんで見てみたら、まるでカラオケ大会(?)の様子で、盛り上がりイマイチでした。経費削減?!その大ハプニング期間、4組の有名アーティストのコンサートがキャンセルされました。皆さんご存知か分かりませんが列挙しますと、ズィヴェルト(Zivert)・・・ハスキーヴォイスが魅力、2017年デビューのダンスポップアーティスト。エゴール・クリード(ЕгорКрид)・・・HIPHOPで有名なブラックスター社からデ...国民的ロックバンド・ズヴェーリ(Звери)来ムル

  • ムルマンスク空港 2025年にリニューアルオープン

    ソビエト時代を髣髴とさせるその外観と内装。当地へ一度は足をお運びになったことがある方、またソ連懐古趣味がおありの方には、ジワリ来ることでしょう。現在のムルマンスク空港です。その我らがムルマンスク空港が、2025年にリニューアルオープンするそうです。そのイメージ図がニュースに出たのでご紹介」。▼空港ビル外観。イカスじゃないですか・・・・ロストフやアドレルの空港を思い出します。▼空港ビル前の駐車エリア。広々整然としています。素晴らしいじゃないですか・・・。大雪と違法駐車でカオスにならないのでしょうか・・・。▼空港ビル内の様子。マジですか?!もうモスクワの空港思い出しちゃいます。一気に都会感・・・。▼空港ターミナルの様子。これはもう、南の大都会の空港ターミナルそのもの!今夏、ターミナル建設の請負業者を選定し、建...ムルマンスク空港2025年にリニューアルオープン

  • 天文学者トゥロシェンコフ氏 逝去

    ムルマンスクの天文学者ヴィクトル・エヴゲーニエヴィチ・トゥルシェンコフ氏が、2023年1月31日に逝去されました。享年60歳でした。トゥルシェンコフ氏は1962年6月7日、ウクライナのヴィーンヌィツャ州生まれの天文学者。彼がこよなく愛した詩人プーシキンの生年月日と1日違いであることを非常に誇りに思い、また詩人でもありました。幼少の頃から天文学が好きでしたが、先天性の重い病気を患っていて、彼の運命は常に困難の中にありました。彼のライフワークは主に太陽であり、晴れれば毎日太陽を観察し、研究を続けられました。そして、現代のようにオーロラ出現予報が精密且つスマホで手軽に入手できる時代じゃなかった頃から独自に研究し、そしてオーロラ出現確率が高いと算出された日には、自宅近くの丘に登り写真に収めるという日々を過ごされて...天文学者トゥロシェンコフ氏逝去

  • 神の洗礼の日

    毎年の伝統行事「クレシェーニエ・ゴスポドゥネ(КрещениеГосподне)」が、1月18~19日にムルマンスク市北部にあるセミョーノフスコエ湖で開催されました。神の洗礼の日、とでも訳しましょうか。以前弊ブログでも何度か取り上げてきました。分厚く凍てついた湖の氷を切ってスペースを作り、そこで行水()するのです。どうしてそこで行水することが神の洗礼に関係するのかというと、ゲローエフ・セヴェロモルツェフ幹線道路を挟みこの湖の反対側にドーンとスパス・ナ・ヴァダフ聖堂(ЦерковьСпаснаВодах)が鎮座しているからだとか。現在は、この聖堂の隣に別の聖堂を建設中。この乱世、もうトニカクホントにネ申束頁み・・・といったところでしょうか。先ずは司祭による洗礼式。そして参加者は、女性は湖畔にある木造小屋(セ...神の洗礼の日

  • 姉妹都市・パートナー関係にある国際都市に異変

    バスに乗って職場へ向かうとき、いろいろなイベントカーに会います。昨今ならVだのZだのあしらったバスが多いですが、たまに姉妹都市関係アピールカーに搭乗することもあります。そのバスにたまたま乗って内装を見回し、その都市の市旗を見ていました。確か11だったか12だったかあった筈が、白いシールで覆われた旗がありました。うちに帰ってwikipediaを見たところ、ムルマンスク市と姉妹都市関係にある国際都市1)ルレオ(スウェーデン)1972年3月26日~2)トロムソ(ノルウェー)1972年7月10日~3)ヴァドソー(ノルウェー)1973年4月30日~4)ジャクソンビル(米国)1975年7月14日~5)フローニンゲン(オランダ)1989年6月20日~6)アークレイリー(アイスランド)1994年10月14日~7)アランヤ...姉妹都市・パートナー関係にある国際都市に異変

  • クリスマスツリー 転倒アクシデント

    ちょっと有り得ないアクシデントが起こりました。正月休み明けの1月9日。ムルマンスク鉄道駅に飾ってあったクリスマスツリーが強風に煽られ、しかもあらぬ方向に回転して倒れ、下から階段で上がって来た通行人2人に直撃。怪我を負わせました。ビデオをご覧下さい。クリスマスツリー転倒アクシデント

  • 暖房機付のバス待合室が登場・・・?

    冬にはすっかりキーンと冷える北極圏最大都市ムルマンスク市に、こんな建物が登場しました。政府が大奮発して市中心地区のバス停に配置した、暖房機つきの待合室です。中に入ると天井に設置されている熱放射装置のお蔭で、室内が暖まる仕組みです。極寒の地にようやく登場と、ムルマンチャーネが大喜び。ところがこれがちょっとプロブレムな話題になっています。プロブレムその1。12月中に登場したのですが、暖房が運転されません。一度「12月29日から運転開始」という知らせを受けましたが、全く運転の気配がありません。そのあと「1月25日から運転開始」という知らせが。本当なんだかどうだか。バスに入ったときにフワッと感じる嬉しい温かさ、早く来て欲しいです。プロブレムその2。一戸440万ルーブルこれは市中心地のマンションで、そこそこいい部屋...暖房機付のバス待合室が登場・・・?

  • 初日の出2023 in ロシア連邦ムルマンスク市

    年末年始そして現在は-5℃~-13℃ぐらいの比較的マイルドな気温でしたが、1月の7~8日にかけて大寒波が来て、ムルマンスク市中心部の気温がマイナス21度まで下がりました。ちょっと風も強かったので、顔が痺れましたね~。1月11日はムルマンスク市で初日の出でした。とはいっても、初日はお昼頃に26分顔を出すだけです。しかも今回は地平線に長い雲が横たわっていて、市内で最も高い山に行っても、太陽面を拝むことはできなかったそうです。でも12月2日からずっと太陽を見てなかったので、久しぶりの橙白色の眩い光に市民はうっとりしていました。これから明るい時間がどんどん長くなっていきます。私は21日昼に街中の高台から太陽面を拝むことができました。やっぱりホッとしますよね。▼毎年市内の高い山で開催されている初日の出観望。裸成分が...初日の出2023inロシア連邦ムルマンスク市

  • ムルマンスク州のドカ雪

    北極圏といえば、ムルマンスク。ムルマンスクといえば、氷点下と雪とオーロラ。実際どれだけ降るのかがわかる写真をご紹介(写真をクリックすると大きくなります)。毎年豪雪に見舞われることを考慮して、当地でのブランコは地上1mに座席がありますが、未曾有の豪雪に見舞われたときは、それでも埋まります。動画はその時の様子です。更に毎年豪雪に見舞われるムルマンスク州ならではのユーモアをご紹介。▼もし吹雪で空港が閉鎖されたことで1日中出発を待たされるような人がいるなら、そこはムルマンスクです。▼もし呼んだタクシーの雪堀りを手伝い、手押しを手伝う派目になり、それから行けるなら、そこはムルマンスクです。▼吹雪警報発令にも拘らず、学校や大学に通っている人がいるなら、そこはムルマンスクです。▼この雪崩にも拘らず雪塊を片付けてくれる道...ムルマンスク州のドカ雪

  • 謹賀新年2023年

    新年明けましておめでとうございます。ムルマンスクにずっとおりましたがひどく多忙で、長々と更新できずにおりました。如何お過ごしでしょうか。ムルマンスク州のあちこちで12月中旬頃からクリスマスツリーが設置&ライトアップされました。▼ムルマンスク市でのクリスマスツリー点灯イベントの様子ムルマンスク州各地のクリスマスツリーの様子です(画像をクリックすると大きくなります)。▼(左から)ムルマンスク市、ムルマシー町、ヴィジャエヴォ町、ニーケリ町▼(左から)ポリャールヌィ町、オストロヴノィ市、アパチット市、アラクルッチィ市▼(左から)カンダラクシャ市、ザアジョールスク市、ガジエヴォ町、セヴェロモルスク市▼(左から)コヴドール市、モンチェゴルスク市、オレネゴルスク市、キーロフスク市、ポリャールヌィエゾーリ市謹賀新年2023年

  • 相変わらず物価が高い

    相変わらず物価が高い。数品買っただけで、すぐに1000RUB超えてしまう。侵攻前だったら、1000RUBあったら買い物かごにいっぱい買えたのに。物価については、大体の消費が侵攻前と比べて20~30%上昇しているのは、依然として変わりません。コピー用紙A4(500枚)は更に高い。以前300RUB前後だったのが400~500RUB。漂白剤が入手困難なため、藁半紙色のコピー用紙が登場。その名も「ECO」。物は言いようですね。色が暗くなっただけで、紙質は同じです。また、「お値段据え置き」措置を講じている主要食料品もあります。それは例えば牛乳でよく見られますが、「据え置く」ということだから、どこかがマイナーチェンジされているということ。写真はリニューアルされた牛乳。漂白剤が入手困難なため、右側の従来品と比べ色が白か...相変わらず物価が高い

  • 9月になりました

    9月になりました。1ヶ月前くらいまでは、こちら北極圏でも信じられないくらいの暑さでしたが、その後はキュッ・・・と肌寒くなりました。雨もよく降りましたので、今年はキノコがよく生えてました。食べられる野生のキノコ「パダシーノヴィキ」を沢山食べました。美味しかったです。そして本日から循環暖房運転が開始されました。それまで外の気温が10℃を下回っていて、部屋も肌寒かったので、ホッとしています。さて、先日久しぶりの北極海ネタが日本で放映されてましたね。遠方ながらニッポン応援してます。【タカオカ解説】世界の大国が豊富な地下資源狙い北極へ!ついに始まった争奪戦、各国の思惑は?日本はどうする?9月になりました

  • 茹だるような暑さとフクースナ・イ・トーチカ

    ▲7月2日15時付ムルマンスク州の気温の様子。ムルマンスク市は+29℃。(VK「Мурманск」より)大変ご無沙汰しておりました。公私多忙です。世界的に異常な暑さとは聞いておりますが・・・。こちらムルマンスクでも、6月下旬から+30℃前後のピーカン天気が続いております。ここは北緯69度の北極圏か?と思うくらいの、茹だるような天気です。+30℃前後で「茹だる」なんて生ぬるい!と鼻で嗤っていらっしゃるかもしれませんが、-20℃の寒い季節を過ごしてきたムルマンチャーネにとっては、50℃差もある気候変動は全然全然、生ぬるくないです。かなりハードです。ムルマンスク市北部にあるセミョーノフスコエ湖やウラ川の畔には、多くの州民が押しかけ水遊びを楽しんでいます。▲セミョーノフスコエ湖やウラ川畔で水浴びをする州民(VK「...茹だるような暑さとフクースナ・イ・トーチカ

  • 火災相次ぐ

    春になると、森林火災のシーズンが始まります。森林火災は送電線の断線やショート、火の不始末などが主な原因で、それを強風が煽り、毎年大規模な火災が発生します。毎年だいたい100万~200万ヘクタール、3万~4万件の被害が出ているようです。また日本のメディアでも報道されてますが、ウクライナ侵攻後、ロシアの市区町村も不審火騒ぎが相次いでいます。6月3日にはモスクワ市西部のビジネスセンターで大規模火災が発生しました。配線ミスによるショートが原因とされています。ムルマンスク州でも火災が相次いでいます。以下は住居空間を除いた場所で発生した火災の一覧。火災原因はまだ解明されてません。・3月2日ムルマンスク市の港に繋留されていた漁船が火災。・3月3日セヴェロモルスク市の建設会社で火災。・3月11日ムルマンスク州国道沿いで凍...火災相次ぐ

  • 白夜シーズン到来

    さあ、夏到来です。ムルマンスクでは5月中旬まで雪が降ってましたが、その後+15℃を越える日々が続き、5月31日から集中暖房が止まりました。風が温かく、人々もTシャツにウィンドブレーカーを羽織って散歩してたり日向ぼっこしてたり。気持ちよさそうです。こんな感じでいつもと変わりない夏の日々を過ごしている・・・・・・ようですが、市中心にあるカフェのメニューを見てると、尋常でない現実にいることを思い知らされます。メニューによると、ラテ300ccが最高値350RUB(740円)で販売されています。5月22日から白夜シーズンが始まりました。真夜中でも、夕方4時ぐらいの明るさが62日間続きます。学校の授業も終わり、9月の新学期を迎えるまでの3ヶ月間、子ども達はは夏休み。長いですね~。テスト、評価、執筆活動などの仕事が立て...白夜シーズン到来

  • 第77回対独戦戦勝記念日パレード

    お久しぶりです。ここのところ学校行事や日本文化行事、記事執筆など多忙を極めているので、なかなか書けずにいました。さて、毎年5月9日はロシア各地で戦勝記念日を祝うパレードが開催されます。今年は特にウクライナ情勢に絡んで一層このパレードが注目されました。ムルマンスク市で行なわれた戦勝記念日パレードは、次のビデオをご覧ください。4分40秒ぐらいから始まります。ムルマンスク市は第2次世界大戦時、ナチスドイツ軍と壮絶な戦いが繰り広げられた都市として、終戦後にソ連政府から「ГОРОД-ГЕРОЙ(英雄都市)」の称号と金星記章が授与されました。主観ですが、今年はよく予行練習してましたね。5月4~6日の3日間連チャン、19時頃から2時間ぐらい?練習中道路はもちろん通行止めになるので、モロ仕事時間にガッツリあたって、通勤に不便で...第77回対独戦戦勝記念日パレード

  • オーロラ出現報告(2022年2月&3月)

    2022年2月と3月にムルマンスク州内上空に出現したオーロラの報告です。ひさびさの紹介です。▲2022年2月1日左:無題(V・ジガーノフ氏、キーロフスク市)中:無題(A・カザンツェフ氏、テリベルカ村)右:無題(D・カプカネツ氏、ザアジョールスク市)▲2022年2月2日左:無題(V・ジガーノフ氏、キーロフスク市)中:無題(A・コヴァリョフ氏、カンダラクシャ市)右:無題(V・イストミン氏、キーロフスク市)▲2022年2月3日左:無題(A・ヴェルラン氏、キーロフスク市)中:無題(D・ヤコヴレフ氏、テリベルカ村)右:無題(M・アプレスニン氏、コヴドール市)▲2022年2月4日左:無題(L・トリフォーノワ氏、ムルマンスク州)右:無題(V・イストミン氏、キーロフスク市)▲2022年2月7日無題(A・ステパーネンコ、ムルマン...オーロラ出現報告(2022年2月&3月)

  • 春の訪れ

    雪も積もることがなく、気温も+5℃前後。重い防寒着から少しずつ解放され、歩きやすくなりました。このまま春に向かって欲しいです。見出し写真はスヴィリステーリ(Свиристель)、和名でキレンジャクです。北半球の寒冷地に生息しています。オーロラ出現報告でもお馴染みの写真家、ノヴィコフ・V氏によるものです。先日このスヴィリステーリが木にたくさん止まっていて、ホイッスルのように「リリリリーーー」という鳴き声で春を謳っていました。春を告げる鳥といえば、スヴィリステーリの他に有名なのはこのスネギリ(Снегирь)、和名でウソです。鮮烈な橙色の腹部が印象的で、「フィーフィー」と鳴きます。オーロラ出現報告でもお馴染みの写真家、ケトケーヴィチ・V氏によるものです。先々週からネコヤナギの蕾が膨らみ始めました。ガクと産毛に覆わ...春の訪れ

  • 製紙の値段がロシアで3~4倍に高騰

    ロシアでの各製品の値段の高騰が、世界各地で報道されています。こちらでも、全体的に20~30%物価が上がったように感じます。砂糖は侵攻が始まってすぐ在庫がなくなりましたが、露政府のコントロールにより、現在はどの店にも在庫が見られるようになりました。日本であまり報道されていない製品の値段の高騰があります。製紙商品です。オフィス用コピー用紙や感熱紙が、通常価格の3~4倍に跳ね上がっています。こちらでもA4コピー用紙(500枚入)に関して言うと、侵攻前230RUB(当時で360円相当)だったのが、現在は1000RUB前後(1570円相当)です。文房具やハイパーマーケットで在庫を見かけなくなりました。あっても高額です。「ロシアは資源国だし、製紙工場もあるから、自前でできるんじゃないの?どうしてそんなに高騰してるの?」と思...製紙の値段がロシアで3~4倍に高騰

  • ムルマンスク州の除雪列車

    鉄ちゃんに嬉しいニュースかもしれません。ムルマンスク州キーロフスク市からやって来た除雪列車です。ホラー映画に出てくる肉挽き機?名作「風の谷のナウシカ」に登場する蟲たちのTOP、王蟲を思い出させるお口。「王蟲の怒りは、大地の怒りじゃ・・・」ムルマンスク州の除雪列車

  • 情報戦で保護者の皆さんパニック

    今から1ヶ月ぐらい前ですが、SNS保護者チャットである親御さんが「5年生の先生から拡散希望でこんな情報が入ってきたの。学校情報よ。」とコメントし、リソースリンクつきで次のような情報をクラスの保護者チャットに投稿しました。発信源はロシア人のmichail_shorさんが書いた3月19日に書いたブログ。内容を掻い摘むと・・・学校の運営側からのお願いです。この情報を学校・保護者のSNSで共有&拡散希望!週末タルフンジュースを飲んだ少年がビリルビン上昇による中毒で2日間の昏睡後、昨日集中治療室で亡くなった。Citro(ガラス、ブランドを覚えていません)を飲んだ女の子が、金曜日から点滴治療をしている。次の子供向けウクライナ産商品は、危険添加物入り。タルフンジュース(E102)、チョコバーMilkyway(E129)、ノン...情報戦で保護者の皆さんパニック

  • 露政府 IT企業に対し所得税免税などの優遇措置を発表

    露のウクライナへの侵攻が始まってわりとすぐ露の報道TV「Russia24」で、IT企業に対し所得税免税などの優遇措置を発表していました。「IT企業に対し所得税免税などの措置」の大統領令http://publication.pravo.gov.ru/Document/View/0001202203020001「IT部門の急速な発展のための優遇措置」に関し解説しているネット記事によると、IT企業の所得税が、2022年1月1日から2024年12月31日までの期間3%から0%に引き下げ。会社員の保険料が、7.6%に引き下げ(通常は30.2%)。2027年までIT企業の従業員に対し兵役義務の延期(大統領令では誰に対して適用されるか指定してないが、デジタル開発省のウェブサイトによると、延期はソフトウェアの開発と実装に直接関...露政府IT企業に対し所得税免税などの優遇措置を発表

  • 帰国便をお探しの在ロシア邦人の方へ

    ウクライナ侵攻後、空路は絶たれました。また先日、サンクトペテルブルグ-ヘルシンキを結ぶ鉄道がウクライナ情勢を受けて、運休になりました。ロシア残留組はもうそんなに多くはないと思いますが、これからお考えの方へ。ちょっと遠回りかもしれませんが、こんな方法もあります。閉鎖都市区間を通行中、検問があります。パスポなどはすぐ出せるようにしておいてください。ムルマンスク→→(バス)→→キルケネス→→(飛行機)→→トロムソ→→(飛行機)→→成田※最速最安経路。ムルマンスク市内からバスで4時間(3375RUB)でキルケネス着。AMFIキルケネスまで歩き、そこからバス(64、66、218系統、620RUB)で、キルケネス・ルフトハヴン・ホウブクトモエン下車、8分徒歩でキルケネス空港着。キルケネス空港から飛行機(5000-26000...帰国便をお探しの在ロシア邦人の方へ

  • ムルマンスク市内の様子(3)

    4月なのに、こちら相変わらず雪景色です。3月中旬に気温も上がり雪が解け始めたので「おぉ?!これは例年より早い春の渡来か?!」と市民の皆さん喜んでいたのに、先週からドカ雪に見舞われています。また例年通り、5月まで降るのでしょうか・・・・3月29日から市中心に写真のような赤い梁や階段が置かれています。これ何だか、お分かりになりますか?観客席を作っているところです。何のため観客席でしょうか?ロシアの彼方此方で必ず開催される2大国威発揚イベントといえば、4月12日の「宇宙飛行士の日(ソ連の宇宙飛行士ガガーリンが、世界で始めて宇宙飛行をしに出発した日ですね)」。そして5月9日の「戦勝記念日(第二次世界大戦でナチスドイツに勝った日です)」。その2つ目の国威発揚イベント「戦勝記念日」で、戦時功労者に座ってもらうための席です。...ムルマンスク市内の様子(3)

  • ウクライナ侵攻後の世界経済の行方

    2月24日から続いているウクライナ侵攻ですが、私の生徒にもいろいろな立場の人がいます。反戦運動に参加して拘束されないか案じている生徒もいたり。ソ連時代に戻るんだったら御の字で、その時代に戻りたいとか言っている生徒もいたり。私が個人授業で受け持っている20代後半の生徒さんがいます。その生徒さんはほぼプーで看護師の母親の収入だけで暮らしていて、週に3回も日本語の授業を入れるという、まあ不思議な家庭なのですが。看護師ってそんなに収入いいんですかね・・・。3月21日にロシアが課した日本への制裁に対する落胆と憤りをその翌日に話してたら、その生徒さん・・・・「先生、心配しないで!欧米がロシアに経済制裁かけているけど、結局経済制裁のブーメランが降りかかって自分達が困ってるじゃない!自業自得よ!私キエフに友だちがいて、その友だ...ウクライナ侵攻後の世界経済の行方

  • 国防相がいません

    このところ露のショイグ国防相の姿がないそうで。こんな大局面に一体いずこへ・・・。Yahooニュース:「ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は今どこにいるのか。ロシア軍のウクライナ侵攻を統括指揮する立場にありながら、この2週間近く公式の場に姿を現していないと、ロシアの独立系メディアが指摘し、さまざまな憶測が飛び交っている。」そこでなんですが。前から一部メディアで上がっている情報が「ウラルかシベリアのシャーマンのところに通っているんじゃないか」ですって。こんな情勢でオカルト持ち出すなんて不謹慎な、ってお叱りもあるかもしれませんが。以前大統領も伴って行ったこともあるそうです。数ある情報源のリンクの一つを掲載しておきます。儀式の一部に衝撃的なことが書いてあるので、心臓の弱い方は読まないことをお勧めします。https://e...国防相がいません

  • ムルマンスク市の様子

    このところウクライナ情勢関連で、弊ブログにも多くのアクセスがあります。また私の安否を気遣う便りも、数多く寄せられました。どうもありがとうございます。世界的に悪いニュースばかりで気が滅入って、やる気も希望も感じずにいますが、「こんな風に感じているのは、私だけじゃない。日露に関わっている人皆も辛い。」と、気張って頑張っております。全てにお答えするのは時間の都合上できませんので、申し訳ありませんが、この場を借りてお礼と近況をお伝えしていこうと思います。さて、ここ最近のムルマンスク市の様子です。3月18日に市中心にあるピャーチウグロフ広場で、クリミア併合8周年行事がありました。「ЗаМир,ЗаРоссию,ЗаПрезидента(平和のために、ロシアのために、大統領のために)」「СвоихНеБросаем(私達は...ムルマンスク市の様子

  • ムルマンスク市内の様子

    さて本ブログのメインである、ムルマンスクの様子をお知らせします。街中は今のところ、落ち着いています。銀行もパニックなど見られません。ですが市中心にあるピャーチウグロフ広場には、警察が常時監視中です。この写真は3月14日に撮影しましたが、明るいときで5~6名、夜間で2~3名の警官が待機しています。2週間前、ここで小規模ながら反戦デモがあり、逮捕者もでたそうです。メインストリートにある電飾は、侵攻前まではオーロラを模したり寅の顔を模したりしたイルミネーションで大変美しかったです。しかし現在はご覧のとおり、ロシア国旗とゲオルギーエフスカヤのリボン(第二次世界大戦でロシアの戦勝シンボル)を表示したイルミネーションになっています。2旗の間はVictoryの頭文字を模したV字を象っています。13日(日)に、市内にあるデパー...ムルマンスク市内の様子

  • 露の公営テレビ局1TV「Время」でのハプニング

    本日の露の公営洗脳メディア1TV「Время」でのハプニング。メインキャスターがニュースを読み上げている最中、女性局員が「戦争反対」のプラカードを持って乱入。露の公営テレビ局1TV「Время」でのハプニング

  • ウクライナ 国歌「ウクライナは滅びず(Ще не вмерла України)」

    ムルマンスクとロシア情報を紹介する「ムルマンスク便り」と趣旨が少し離れますが、お聞きください。ウクライナ国歌「ウクライナは滅びず(ЩеневмерлаУкраїни)」ウクライナ国歌「ウクライナは滅びず(ЩеневмерлаУкраїни)」

  • ウクライナ危機

    ↑GIF画像は2009年に連載した「ムルマンスク⇔ハリコフ2776kmの旅」の中で紹介した自由広場、シェフチェンコ名称庭園、動物園ここ最近、期末考査対応と年度末書類作成とイベント対応で超多忙なので、ご無沙汰していました。溜まってたオーロラ出現報告を先に公開しましたが、この立て込んでいるときに「ロシアによるウクライナへの侵攻」ニュースが飛び込み、愕然としております。筆者は10年位前に2度程、ハリコフ市(ハルキウ市)を訪れたことがあります。日本のガイドブックではウクライナ東部はほとんど紹介されてないため、未だに街情報が少ないみたいですね。その時の旅行記を弊ブログの「ムルマンスク⇔ハリコフ2776kmの旅」コーナーで紹介しましたが、今でもネット上に数少ないウクライナ東部情報みたいです。当時は、街中ではウクライナ語表示...ウクライナ危機

  • 2022年1月のオーロラ出現報告

    2022年1月のオーロラ出現報告です。▲2022年1月1日左:無題(V・ジガーノフ氏、キーロフスク市)右:無題(D・コレーエフ氏、ムルマンスク市郊外)▲2022年1月2日左から上段1番目:無題(A・フィラートフ氏、キーロフスク市)上段2番目:無題(A・クロトフ氏、アパチット市)上段3番目:無題(A・ワシーリエフ氏、ムルマンスク州)上段4番目:無題(V・アリモフ氏、ムルマンスク州)下段1番目:無題(D・コレーエフ氏、ムルマンスク市郊外)下段2番目:無題(M・レヴィナ氏、ムルマンスク市郊外)下段3番目:アイフォンで撮影(E・スヴィリドワ氏、ムルマンスク州)▲2022年1月3日左:コラ半島のサーミ族村上空の撹乱(S・カズノフ氏、ムルマンスク州)中:無題(E・シュヴェドフ氏、キーロフスク市)右:オーロラと世界最北の仏教...2022年1月のオーロラ出現報告

  • 2020年のグーベルナートルスカヤ・ヨールカの惨事

    皆さん、如何お過ごしでしょうか。まあNHKやヤフーニュースとかで伺っているので、だいたいわかりますが。こちらは新年早々、メートル級のドカ雪が降ったかと思えば、暖かい南風が突如吹いて気温がソチよりも高い+5℃を記録した日もありました。でもその後は氷点下。その上ここへ来て、新型コロナのオミクロン株が急速に猛威を奮っていて、州内における1日の新規感染者数が500人とかに達しています。こんな世界的に有事なのに、ロシアはウクライナ侵攻へ準備中。「全く何やってるんだ!」とロシア国民は憤っています。いろいろ振り回されて、疲弊しきっています。でもオーロラは、地上での有事なんて我関せずと、相変わらず素晴らしく綺麗。後に1月のオーロラ出現報告を出しますね。はやく平穏が欲しいですね。---------さて、別の話題を。「グーベルナー...2020年のグーベルナートルスカヤ・ヨールカの惨事

  • 2021年12月のオーロラ出現報告

    読者の皆様、寒中お見舞い申し上げます。年末年始休暇が明け、読者の皆様も既にお仕事モード全開だと思います。無病息災を今年も願いたいですね。コロナ禍にも拘らず、年末年始にはモスクワやサンクトペテルブルグ在住の日本人の方々が、オーロラハントにご参加されていました。勇気ある行動に市民代表して感謝しますが、くれぐれもご健康にお気をつけ下さい。さて2021年12月のオーロラ出現報告です。▲2021年12月3日左:無題(D・ベレニヒン氏、テリベルカ村)中:無題(A・ヴェルラン氏、ムルマンスク州)右:無題(N・グーシン氏、ムルマンスク州)▲2021年12月5日無題(V・セーヴェルヌィ氏、ムルマンスク州)▲2021年12月6日左から1番目:無題(V・ミリャーエフ氏、キーロフスク市)2番目:無題(A・ステパーネンコ氏、ムルマンスク...2021年12月のオーロラ出現報告

  • 2021年11月のオーロラ出現報告

    読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。2020年に続き2021年も新型コロナウイルスが全世界中を蹂躙し、私達の生活を脅かしています。2022年はよい兆しが現れることを願って止みません。さて2021年11月のオーロラ出現報告です。ムルマンスクでは11月12月とドカ雪が続きました。▲2021年11月1日左から1番目:宇宙からの窓(V・ペトケーヴィチ氏、ムルマンスク州)2番目:無題(V・ペトケーヴィチ氏、ムルマンスク州)3番目:無題(E・ゼムスコワ氏、セヴェロモルスク市)▲2021年11月4日左:無題(A・ステパーネンコ氏、ムルマンスク州)右:無題(O・セメンキーヴィチ氏、ムルマンスク州)▲2021年11月9日無題(V・ジガーノフ氏、アパチット市)▲2021年11月12日無題(N・パヴロワ氏、ムルマンスク州...2021年11月のオーロラ出現報告

  • 2021年10月のオーロラ出現報告

    2021年10月のオーロラ出現報告です。10月からようやく降雪開始しました。▲2021年10月1日左:無題(S・バイルコフ氏、コヴドール市)右:無題(A・コヴァリョフ氏、カンダラクシャ市)▲2021年10月2日無題(O・セメンキーヴィチ氏、ムルマンスク州)▲2021年10月5日無題(V・ジガーノフ氏、アパチット市)▲2021年10月7日無題(K・マコフ氏、ヴェルフネトゥロムスコエ貯水池)▲2021年10月9日無題(V・イストミン氏、ムルマンスク州)▲2021年10月10日左:無題(V・ノヴィコフ氏、ムルマンスク州)右:白海近くのコヴダ村で(V・ノヴィコフ氏、ムルマンスク州)▲2021年10月11日無題(O・セメンキーヴィチ氏、ムルマンスク州)▲2021年10月12日左:無題(A・ルトシュキン氏、テリベルカ村)右...2021年10月のオーロラ出現報告

  • 2021年9月のオーロラ出現報告

    2021年9月のオーロラ出現報告です。9月の時点では降雪はまだなく、肌寒い日々が続いていました。外国人観光客はまだいらっしゃいませんでしたが、オーロラハンター達は最高の一枚を納めるために、州の彼方此方に車を飛ばしていました。9月下旬がハント好機だったようです。▲2021年9月7日左:イマンドラ湖上で(V・ジガーノフ氏、アパチット市)中:無題(V・イストミン氏、アパチット市)右:無題(S・コロトキィ氏、ムルマンスク州)▲2021年9月8日無題(A・ルジェフスキィ氏、スレードニィ半島)▲2021年9月9日左:無題(D・グラートキィ氏、スレードニィ半島)右:無題(O・セメンキーヴィチ氏、ムルマンスク州)▲2021年9月11日左から1番目:無題(S・コロトキィ氏、テリベルカ村)2番目:無題(O・セメンキーヴィチ氏、ムル...2021年9月のオーロラ出現報告

  • 2021年8月のオーロラ出現報告

    久々のオーロラ出現報告です。気がつけば、昨年はオーロラ出現報告が8月~10月分までしかできていませんでした。11月から翌年4月までちゃんと出現していたんですが、私事で編集できずにいました。スミマセン。今期から太陽活動概況をすっ飛ばして、写真をお送りします。ロシアでは新型コロナ肺炎の患者数が急増したため秋休み(10月30日~11月7日)を非労働週間と定め、飲食店はテイクアウトのみ、一部のサービスではワクチン接種証明の提示を求められました。また秋休み明けても、サラトフ州など一部の州では秋休みを1週間延長しました。ムルマンスク市中心街では、11月9日から象徴的なノッポのツリーの設置開始しました。12月2日には、太陽が1日中昇らない「極夜」に突入し、翌年1月12日頃まで続きます。今期も海外からの入国制限があるため、今期...2021年8月のオーロラ出現報告

  • 秋の味覚(2)

    私は先日子供と親戚と共にキノコ狩りに行ってきました。いいポイントでキノコ狩りするためには、車は欠かせません。いくつかのポイントを巡りましたが、最初のポイントはとってもジメッとした森で、赤くテラテラ輝くスィロェーシカが彼方此方にあり、まるで童話の世界でした。違うポイントでは、ポドシーノヴィク、ポドベリョ-ゾヴィクが沢山採れ、ソテーや塩漬けなどいろいろ作ったのですが、どれもとても美味しすぎてうっかり写真を撮るのをワスレテシマイマシタ・・・スミマセン。来年レシピ&写真付きでご紹介しますね。*******************それから、こちらの秋の味覚で忘れてはならないのが、木の実。こちらでは次のような木の実が採れます。チェルニーカ(черника)は、日本で言うブルーベリーのこと。自生のブルーベルーは径が5mm程と...秋の味覚(2)

  • 秋の味覚(1)

    まだ日本では暑さが続いているようですが、こちらムルマンスクは気温+10℃前後と、既に秋を感じさせます。秋といえば、日本では栗やサツマイモ、秋刀魚などといったおいしい秋の味覚が楽しめますね。こちらロシアでは秋の味覚といえば、やっぱりキノコです。日本人にとっては自生しているキノコを食べるなんて食中毒になりそうで怖いですが、ロシアでは秋になれば多くの人が山へ出かけ、キノコ狩りを楽しみます。山へ出かけなくても、キノコ狩りをしてきた人が街中で販売しているので、そこで買うこともできます。次に紹介するキノコがこちらでよく採集されるものです。フライパンなどで調理してすぐに食べられる下処理不要のキノコと、1時間位茹でてから調理する下処理必要のキノコがあります。下処理が不要なキノコベールィ・グリブ(белыйгриб)は、香り・味...秋の味覚(1)

  • 新型コロナ・インフルエンザとの闘いー4 in ロシア

    東京オリンピックが始まりましたね。酷暑とコロナ禍で厳戒体制の中、美しく行われていました。祖国での開催は、異郷の地に住む者にじんわりと感動を与えてくれました。その新型コロナですが、世界的に新型コロナは変異を続け、残念ながら終息の兆しがまだ見えません。ワクチン接種が進んでいるロシアでも変異種が確認されました。ロシアでは、夏休みが終わる8月下旬まで多くの人々が保養地で休暇をとっています。9月から学校が始まりますが、どうなるでしょうか。日本であまり報道されていない、ロシア(主にムルマンスク州)での最新の新型コロナ関連情報をお知らせします。1)感染状況ロシア国内全体では、一般向け大規模接種開始後は徐々に右肩下がりになり、7月22日現在では一日の新規感染者数が24471人です。3ヶ月前の4月18日の時点では8632人。7月...新型コロナ・インフルエンザとの闘いー4inロシア

  • ムルマンスク州の植物(2)

    夏至が過ぎました。ムルマンスクでは明るい夜がまだ続いています。TOPの写真は、真夜中のムルマンスク市中心街。7月上旬には、気温が+30℃にもなり、北極圏とは思えないほど暑い日々が続きました。暑い快晴が何日か続くと、滝のようなにわか雨が降り、雨が上がると虹が見えます。下の写真は、真夜中に現れた虹です。今は+10~+20℃台。時折涼しい風が吹いたり冷たい雨が降ります。タンポポの季節は終わり、今は次のような植物が繁生しています。ライラック(Сирень)白や桃色、紫色などの花房が美しく、芳香漂う木です。リューチク(Лютикползучий)キンポウゲ属の黄色い花で、花は直径1cm、葉は菊に似ている丈の低い草です。雌しべが黄緑色のものや、花弁に艶があるものもあります。ロマーシュカ・パフーチヤ(Ромашкапахуч...ムルマンスク州の植物(2)

  • ムルマンスク州の植物(1)

    北極圏にすっぽり入るムルマンスク州にも、短い夏は訪れます。緯度差や毎年の気象変化で少々違いが出ますが、大体6月中旬から7月下旬までがこちらでいう「夏」だと思います。夏の最高気温は+25℃。初夏から様々な植物が芽吹きます。今回ご紹介するのは、3種類のタンポポです。フキタンポポ(ロシア名:Мать-и-мачеха)(写真:ウィキペディア)「母と継母」なんて奇妙な名前のタンポポ。例年だと5月中旬頃から6月上旬頃まで見られます。これが現れると長い冬がやっと終わったと感じます。※2021年は4月中旬からもう咲きました。セイヨウタンポポ(ロシア名:Одуванчиклекарственный)(写真:ウィキペディア)日本でお馴染みのタンポポ。日本では繁殖力が強いということで「侵略的外来種ワースト100」に指定されている草...ムルマンスク州の植物(1)

  • 新型コロナ・インフルエンザとの闘いー3 in ロシア

    皆さんいかがお過ごしでしょうか。大分更新してませんでしたね。すみません。超多忙でした。新型コロナのパンデミックの第2、第3、第4波が、地球民の生活を相変わらず脅かしていますね。マスク・手袋・ソーシャルディスタンス・人数制限、、、、もうウンザリ。日本であまり報道されていない、ロシア(主にムルマンスク州)での最新の新型コロナ関連情報をお知らせします。1)感染状況ロシア国内全体では、一般向け大規模接種開始後は徐々に右肩下がりになり、4月18日現在では一日の新規感染者数が8632人です。2ヶ月前の2月2日の時点では1万7千人。4月17日時点でロシア在住の1570万人が新型コロナワクチンを接種しました。これは全国民の11%に相当します。ムルマンスク州内では、一般向け大規模接種開始後は徐々に右肩下がりになり、4月18日現在...新型コロナ・インフルエンザとの闘いー3inロシア

  • 新型コロナ・インフルエンザとの闘いー2 in ロシア

    皆さんいかがお過ごしでしょうか。新型コロナのパンデミックが、まだまだ続いていますね。日本であまり報道されていない、ロシア(主にムルマンスク州)での新型コロナ関連情報をお知らせします。1)感染状況ロシア国内では、一般接種開始前までは一日の新規感染者数が2万~2万5千人でした。しかし開始後は徐々に右肩下がりになり、2月2日現在では一日の新規感染者数が1万7千人です。ムルマンスク州内では、一般接種開始前までは一日の新規感染者数が250~280人でした。しかし開始後は徐々に右肩下がりになり、2月2日現在では一日の新規感染者数が158人です。▲図1-1ロシア国内での新規感染状況▲図1-2ムルマンスク州内での新規感染状況2)ワクチン接種状況世界に先駆けて発表したロシア発の抗新型コロナワクチン「スプートニクV(正式名ГамК...新型コロナ・インフルエンザとの闘いー2inロシア

  • ムルマンスクの子供達はー21℃でも通学

    読者の皆様、寒中お見舞い申し上げます。昨年はパンデミックで本当に酷い年でした。今年もまだ続いていますが、少しでもいい年になりますように。さて北極圏最大都市ムルマンスク市は、昨日1月11日に初日の出を迎えました。日照時間ほぼ30分と短かったですが、ほぼ1ヶ月ぶりのご来光に市民は皆歓喜に満ち溢れています。昨日を境に明るい時が少しずつ増えていくのが実感できます。昨朝8時は真っ暗だったのに、今朝8時はちょびっと明るい♪それからその初日の出を迎えた昨日の夜9時半頃、エメラルド色に明るく舞うオーロラが観望できました。仕事帰りだったので、時間に終われることなく堪能できました。(オーロラ出現報告は、後日。)太陽がちょびちょび顔を出してきていますが、今週から週末にかけて寒波が入ってきており、また風もあるため、体感温度的にかなり低...ムルマンスクの子供達はー21℃でも通学

  • 極夜のシーズン到来

    極夜のシーズンですね。極夜とは、一日中太陽が水平線から現れない、北極圏ならではの自然現象です。ムルマンスク州では、緯度の違いにより極夜開始/終了日がこれだけ異なります(カッコ内は極夜日数)。11月26日~01月16日(52日)Вайда-Губа(ヴァイダ・グバ町),полуостровРыбачий(ルィバチィ半島).11月28日~01月14日(48日)Печенга(ペチェンガ町).11月29日~01月13日(46日)Заполярный(ザポリャールヌィ市),Никель(ニーケリ町),Заозёрск(ザアジョールスク市),Видяево(ヴィチャエヴォ町).11月30日~01月12日(44日)Ура-Губа(ウラ・グバ村),Гаджиево(ガジーエヴォ市),Полярный(ポリャールヌイ市),С...極夜のシーズン到来

  • 2020年9&10月のオーロラ出現報告

    9月10月の太陽・地磁場活動とオーロラ出現報告です。9月10月ともに、おとなしめの太陽活動でした。9月26日頃にC1クラスの小規模フレアがありました。9月24日頃から9月末にかけて磁気圏の活動が活発になりました。その際太陽風速度も600km/秒とやや高めでした。ずっと無黒点でしたが、20日頃に微小黒点(2773群)が現れました。しかしそれも1週間後に消えてしまいました。微小黒点(2774-2779群)もちらほら出現しては規模が小さくなったり消失したりを繰り返していました。10月6日頃また太陽風磁場の強まりが到達して、地球磁気圏の活動がまた活発になりました。10月17・21・28・30日頃にBおよびCクラスの小さいフレアが発生。19日頃黒点群2776群でA8クラスの小さいフレアが発生しこれに伴ってコロナのガスも飛...2020年9&10月のオーロラ出現報告

  • 船舶ニュースほか

    お久しぶりです。船舶マニアな方々がどきどきするようなニュースが、この10月に2件もありました。1921年に造船・進水し、今尚現役な伝説的帆船「セドーフ号」が、ムルマンスク港へ寄港しました。これまで世界各地を航行していましたが、今年8月に極東ロシアの首都ウラジオストクから2ヶ月かけて北極海航路を航行し、10月19日にムルマンスク港へ寄港しました。2代目となる原子力砕氷艦「アルクチカ号」の就航式が、10月21日に開催されました。原子力砕氷艦技術トップのロシアが、世界一のパワー(81500馬力)を有する砕氷艦を製造しました。式典には中央政府からミシュスチン露首相が訪れました。首相は今年4月に新型コロナ肺炎に罹りましたが、全治して来訪し元気な姿を見せました。まず式典で祝辞を述べ、その後の北極海航路の発展に関する会議に出...船舶ニュースほか

  • 2020年8月のオーロラ出現報告

    9月になりました。ロシアでは1日から新学期開始です。学校では、児童以外の入校制限、構内の移動制限、ソーシャルディスタンス保持、入校時検温など、非常に慎重に対応しています。**********8月25日にムルマンスク州で珍しい現象が確認されましたので、写真でご紹介します。▲2020年8月25日左:赤い虹(V・イストミン氏)右:真珠母雲(A・ステパーネンコ氏)**********8月の太陽活動概況と出現したオーロラの写真をご紹介します。8月は中小規模のフレアが現れました。黒点は現れては消えの繰り返しが続き、相対数も相変わらず1ケタ台。南北磁場が比較的大きく振れたのは下旬。丁度その頃ムルマンスク州でも天候に恵まれ、同州在住のオーロラハンターがこぞって出動し写真に収め、シーズン到来の知らせをSNSに送っていました。太陽...2020年8月のオーロラ出現報告

  • 渡辺大剛さんの誕生日

    今日は、冒険家・渡辺大剛さんの誕生日です。2012年夏、自転車で中国からユーラシア大陸横断を開始し、同年12月26日朝ムルマンスク州南部にあるカンダラクシャ市郊外で交通事故により亡くなられました。享年31歳、ご存命であれば今日で39歳のはずでした。亡くなった翌年の9月初旬、富士山を模した慰霊碑が地元の有志により事故現場傍の雑木林の中に設置され、同月中旬にご遺族関係者が当地にいらっしゃり、ゴール地点であったムルマンスク市までを結ぶメモリアルサイクリングを敢行致しました。その後も、サイクリング愛好家の方々が立ち寄り、碑に供え物をしています。今日はモンチェゴルスク在住のヴィタリーさんの写真をご紹介。今夏に慰霊碑に寄って撮影。あれから8年が経ちましたが、全く変わっていません。**********二輪・ヒッチハイク等でム...渡辺大剛さんの誕生日

  • 新型コロナ・インフルエンザとの闘い in ロシア

    皆さんいかがお過ごしでしょうか。こちらは7月下旬に最高気温+25度まで上がりました。家の中にいると蒸し蒸ししますが、外へ出ると高原にいるような心地よさでした。雨も時々降りました。8月末にはいつものように気温が+12~+13度まで下がりました。このお蔭で、今キノコ&木の実狩りの真っ最中です。マイカーで出かける家族もいますが、町でも露店で販売しています。毎年と同じ風物詩・・・と思いたかったですが、今年はマスクと手袋、社会的距離保持がこれを不自然にしてしまっています。**********ロシア全土では少しずつ新型コロナ肺炎の新規患者が減少しています。新規患者数が5月初旬で1万人を超えてたのが、現在はその半分。ムルマンスクでもそうです。でも油断はできません。日本では治療薬アビガンが正式承認になかなかこぎつけず、国民が業...新型コロナ・インフルエンザとの闘いinロシア

  • ムルマンスクの近況

    今年は新型コロナで、世界中散々ですね。ロシアではヤクーツク地方で38度を記録したり、モスクワ・ペテルブルグなどで大雨洪水などで異常気象を感じさせます。ところでムルマンスクは、冷夏です。13度前後で、道行く人は薄手コートを着ています。マスクをしてる人は半々ですが、店内車両内はマスク着用が義務付けられていて、なければ追い出されます。そうそう、6月21日に夏至を迎えました。夏至の日前後のムルマンスクって、1日じゅう太陽が上がったままで、地平線をぐるつと廻るんですよ。真夜中の太陽って、ご覧になったことがありますか?真夜中なのに夕闇のような赤く弱い陽が町中を包み、車や人通りがなくまるでゴーストタウン。これが人里離れた自然の中だと、もちろん生活音や物音が聞こえて来ず、その代わり風がなければ「キィ・・・・・・ン」のような形容...ムルマンスクの近況

  • ムルマンスク市郊外にある鉄道橋が崩落

    今ロシアの自然災害系の事件でテーマナンバー1は、クラスノヤルスクで起こった重油流出事件。近くの大河にダクダクと流れ大汚染、大騒ぎです。そのような大事件に押しつぶされそうなのですが、こちらでも自然災害が起きています。ムルマンスク市郊外にある鉄道橋が崩落しました。事件の場所は、コラ駅とヴィホド駅の間にあります。(ヴィホド駅の先は、ペトロザヴォーツク駅、サンクトペテルブルグ駅、モスクワ駅などが続きます。)5月末から好天気による雪解け水が多くなり更に大雨が降ったため、川の水位が上昇。支流の堤防が流されて、鉄道橋が崩落しました。幸いこの事件で、誰も負傷しませんでした。鉄道FANや長旅FANには痛いニュースですが、復旧には3週間とも半年とも言われています。早期かつ頑丈な復旧が待たれます。ブログランキング【くつろぐ】ムルマンスク市郊外にある鉄道橋が崩落

  • 不労働の日 解除されたけど

    ムルマンスク市中心の様子をwebcameraで公開中。http://youwebcams.org/online/murmansk/ploshhad-pyat-uglov/5月12日にプーチン大統領により不労働日が解除されましたが、ムルマンスクではマスク着用義務を導入しました。モスクワでは相変わらず感染者数の増え方異常だし。それまでは余程のことがない限り、自宅で自主隔離しなければなりませんでした。どうしても外出するなら、以下の必要な説明書を書いて持参しなければなりませんでした。支障なく仕事するための説明書(№3)ボランティア活動するための説明書(№4)必要最低限の買い物外出などを近場でするため説明書(№5)これがないと、警察の取締りを受けることになります。実際、こんなケースが市内でありました。「夫妻子3人で車で少...不労働の日解除されたけど

  • コロナ禍中の学校教育事情

    ロシアの学校は1学年4学期制で、9月1日から始まり、翌年5月末頃に終わります。第3学期終了は3月末頃ですが、新型コロナウイルスのパンデミックにより1週間早く3月17日から4月5日まで休校措置を採りました。しかしその間も状況が芳しくならないので、4月6日から正式に遠隔学習体制を採りました。遠隔学習とは、自宅で取り組むうシステム。スライド式に作られた授業内容を見て、スライド最後にある課題を各自解いて、担当教師に送ります。時々ビデオにして送ったり、Zoomなどの通信プログラムでオンライン授業を行うこともあります。最良手段と謳われているZOOMですが、通信状態が安定してない家庭もあれば、通信手段が元々ない家庭もありで、スムーズではありません。ロシアは遠隔教育プログラムReshを起動させましたが、重たくロードに時間がかか...コロナ禍中の学校教育事情

  • 新型コロナウイルスホットスポット ベロカメンカの様子(続報)

    ベロカメンカは、コラ半島北部にある小さな村で、ムルマンスク市から12~13kim離れています。そこはプーチン大統領の肝入り開発プロジェクト「北極海航路」のためのプラント建設が進められていました。しかし4月上旬にその地にガソリン運搬トレーラーを運転して来た運転手が新型コロナウイルス感染者だったため、プラント建設作業に動員されている作業員が、ほぼ100人単位で次々に感染するという惨事に見舞われました。当初は現地に(まるで野戦病院のような)テント張りの臨時診療所が登場、ケアに当たっていました。その後その作業員を隔離するための寮の建設作業が急ピッチで進められました。4月30日に第1棟、5月6に第2棟。寮内はすべて消毒され、作業員らはそこに一時的に居住しています。このため、この日を境に増加が緩くなり、ロシア国内では1日の...新型コロナウイルスホットスポットベロカメンカの様子(続報)

  • 第75回大祖国戦争戦勝記念日

    5月9日。ロシアでは大祖国戦争戦勝記念日が祝われます。いつもは朝9時頃から軍人パレードが行われ、陸軍海軍空軍がそれぞれの装備を披露しながら街中を行進し、市内は見物客で賑わいますが、2020年の今年はコロナ禍が影響して、規模が縮小されました。市のあちこちには戦勝記念オブジェクトがきれいに飾られていましたが、街中のパレードはありませんでした。空軍による航空パレードはありました。天候が悪かったため、他州よりも少し遅れて開始。https://www.tv21.ru/news/2020/05/09/v-murmanske-proshel-vozdushnyy-parad州立キーロフ文化宮殿のイニシアチブで進められたプロジェクト「中庭で歌おう」。19時から各地でこんなユニークな催しが。https://www.tv21.ru...第75回大祖国戦争戦勝記念日

  • ムルマンスク市郊外にコロナウイルスホットスポット発生

    日本時間5月3日にAFP通信がムルマンスク州関連のニュースを出しましたので、詳細をお伝えします。ムルマンスク州を含む北極圏の地域は、プーチン大統領の肝入りプロジェクト「北極海航路」に指定されています。ベロカメンカ(Белокаменка)は、ムルマンスク市から直線距離で12-13kmぐらい離れていて、人口が100人を切る小さな村です。ここではロシアの企業ノヴァテク(НОВАТЭК)を中心に系列の建設会社ヴェロストロイらと共にプラント建設が進んでいました。プラント建設に数千人が投入されています。4月15日頃ガソリン運搬トレーラーを運転していた作業員が、自身に新型コロナウイルスが伝染しているのにも拘らずこの建設現場に入り、不覚にも広範囲に撒き散らしてしまったのが、事の発端です。この建設現場では出入りのチェックはそれ...ムルマンスク市郊外にコロナウイルスホットスポット発生

  • オーロラ出現報告(2020年3-4月)

    さて、2020年3月1日~4月半ばまでに、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子をご紹介します。1月から2月にかけて微小黒点がたまに現れては消えの繰り返しで、無黒点の日々が多かったようです。このため平均黒点相対数は、1月は6.4、2月は0.4でした。フレアも静かでした。太陽風は、1月2月の初旬に高速でしたが長くは続きませんでした。しかし南北磁場は2月下旬に少し大きく南に振れ続け、この影響でオーロラが出現し、さらに運よく天候にも恵まれたので、ムルマンスク州の写真家が狙い撃ちで撮影していました。どれも素敵な写真です。ご覧ください・・・。一部、写真家の特別サイトにジャンプできるリンクもあります。名前にカーソルを合わせて、クリックしてください。では、2020年1-2月に撮影されたオーロラをお楽しみください。▲202...オーロラ出現報告(2020年3-4月)

  • 人唇魚

    ムルマンスク市の漁師フェドルツォフ・ロマン氏が、3月9日にUPした彼のTWITTER記事。「これ、何ていう魚だろう。名前RTプリーズ。ありがとう」WanttoknowwhatkindofFISHRTpleaseorNameThankspic.twitter.com/SaIAoeikp1—РоманФедорцов(@rfedortsov)March9,2020口唇が・・・人間のソレに似てません?・・・ということでこのところネット界を俄かに賑わせております。新聞記事はこちら専門家によると、これはトリガーフィッシュと呼ばれるそうで。なんでこんなお口になっちゃったんだろ?もともとのお顔の作りとともに、なんか笑える。人唇魚

  • オーロラ出現報告(2020年01-02月)

    新型コロナウイルスが世界的に拡散し、巷を不安に陥れています。ロシアでは患者数は数名ですが、感染力が極めて強く治療法が確立してないという未知の流行病に、ムルマンスクの住民も困惑しています。それまで年明け土用波のように押し寄せ、ムルマンスクのあちこちで見かけていた賑やかな中国人観光客が、パタ・・・・・っといなくなりました。街の雰囲気は少々寂しいですが、中露蜜月前の状態はそういえばこんなだったな・・、と回顧する日々です。ムルマンスクに数あるオーロラツアー会社も皆、溜息をついています・・・。前は大型バスうん台分も押し寄せていたのに・・・。このような事態が早く終結し、元通りの平和な日々が送れることを祈ります。さて、2020年1月1日~2月29日までに、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子をご紹介します。1月から2月...オーロラ出現報告(2020年01-02月)

  • 原子力砕氷艦タイムィル&ヴァイガチのランデヴー

    凍てついた北極海に佇み、共に明かりを灯して逢瀬を楽しんでいる(ように見える)、2隻の原子力砕氷艦「タイムィル(Таймыр)」と「ヴァイガチ(Вайгач)」。2隻の砕氷艦の管理会社ロスアトムフロートから提供された映像です。原子力砕氷艦タイムィル&ヴァイガチのランデヴー

  • オーロラ出現報告(2019年11-12月)

    皆さんごぶたさしてまして、毎度申し訳ありません。2019年11月1日~12月31日までに、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子をご紹介します。黒点は出現しては消滅を繰り返し。11月2・14日、12月18・22・25日に極小黒点が現れましたが消滅し、あとは無黒点が続きました。このため平均黒点相対数は、11月は0.5、12月は1.6でした。フレアもゼロでした。太陽風は、11月21日頃と12月18日頃に高速でしたが長くは続きませんでした。12月の太陽風高速時コロナホールが太陽面中央に移動し、これらの影響のためオーロラが出現したようでしたが、地上の天気に恵まれなかったようです。ムルマンスク州では11月12月は降雪シーズンですが、オーロラ写真家は自分のお気に入りの撮影スポットへ車を出し足を運び、素敵な写真を公開しま...オーロラ出現報告(2019年11-12月)

  • オーロラ出現報告(2019年10月)

    皆さんごぶたさしてまして、毎度申し訳ありません。2019年10月1~31日までに、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子をご紹介します。黒点は9月20日頃に極小黒点が出現しましたが、翌日に消滅。1日頃と6日頃に極小黒点が現れましたが消滅し、7日から無黒点の日々が続き、9月の平均黒点相対数は、9月よりも小さい0.4でした。フレアもゼロでした。しかし太陽風は、初旬と24~28日頃高速でした。特に24~30日頃に南北磁場が南向きに大きく振れて、磁気圏の活動を強めました。また中旬頃から月末にかけて大きなコロナホールが太陽面中央に移動し、これらの影響のため地上はオーロラが乱舞しました。ムルマンスク州では平年より遅れ10月下旬から降雪シーズンに入りましたが、オーロラ乱舞のときは天候にも恵まれ、観望地には自然写真家と観光...オーロラ出現報告(2019年10月)

  • オーロラ出現報告(2019年9月)

    皆さんごぶたさしてまして、毎度申し訳ありません。2019年9月1~30日までに、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子をご紹介します。黒点は9月20日頃に極小黒点が出現しましたが、翌日に消滅。9月中もほぼ無黒点の日々が続き、9月の平均黒点相対数は1.1でした。太陽風は、初旬と下旬に高速でした。特に28~29日頃に南北磁場が南向きに振れて、磁気圏の活動を強めました。ムルマンスク州では雪が断続的に降り始める10月中旬まで、ムルマンスク州中のオーロラハンターたちが足しげくお気に入りの撮影地へ向かい、素敵な作品をSNSにアップロードしました。どのオーロラもムルマンスクの自然風景と共に大変美しい・・・では、2019年9月に撮影されたオーロラをお楽しみください。▲2019年9月1日左から1番目:僕の宇宙(Stepane...オーロラ出現報告(2019年9月)

  • 8月のオーロラ出現報告

    皆さんごぶたさしてまして、申し訳ありません。一時帰国して戻ってきましたが、弊ブログも含めgooブログが表示されないという不具合が続いており、更新できないでおりました。さて今期もオーロラウォッチング開始です。日照時間の都合上、こちらムルマンスクでは8月末から翌4月中旬までが観望シーズンです。二人のオーロラ写真家が早速ハンティングに成功しましたので、ご紹介します。2019年8月31日▲オーロラシーズン到来!(ParamonovG、ムルマンスク州)▲無題(ÆvarssonN、テリベルカ村)9月に取れた選りすぐりのオーロラ写真も続々登場していますので、ご期待ください。8月のオーロラ出現報告

  • シェレメチェヴォ→ムルマンスクSU1492便落雷火災事故

    5月5日夕方、モスクワのシェレメチェヴォ空港からムルマンスク空港に向けて離陸したスホイスーパージェット100機SU1492便が事故に遭い、乗員乗客78名中41名の方が死亡するという大惨事が発生しました。雷雨がある中離陸を決行。離陸直後に落雷に遭い、通信機関に支障をきたし、シェレメチェヴォ空港に戻った際、地面に数回バウンドして機体後部から出火、火は瞬く間に燃え広がり、消火した頃には後部全体が焼け爛れて骨組のみが残っていました。事故で乗員乗客78名のうち、41名が死亡。37名が生き残りましたが、このうち10名は重篤で入院中です。78名のうち27名がムルマンスク州から来た方々でした。機内は阿鼻叫喚の大パニック。出入口近くの席だったのにどういうわけか機体後部に逃げて戻れなくなった女性。次々と倒れていく乗客の後衿を掴んで...シェレメチェヴォ→ムルマンスクSU1492便落雷火災事故

  • ムルマンスク情報サイト「アリョーシャ」閉鎖のお知らせ

    皆様にお知らせです。2003年3月から16年間続けてまいりましたが、超多忙でサイトリニューアルが困難なため、今年3月を持ちましてムルマンスク情報サイト「アリョーシャ」http://www.murman-navi.info/を閉鎖することに致しました。ありがとうございました。尚、当ブログ「ムルマンスク便り」は執筆致します。現地からの情報を発信してまいりますので、引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。ムルマンスク情報サイト「アリョーシャ」閉鎖のお知らせ

  • オーロラ出現報告(2018年9月)

    相変わらずの多忙で、ごめんなさい。2018年9月1~30日までに、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子をご紹介します。黒点は9月8日に極小黒点2721が出現しましたが、数日後に消滅。9月中は無黒点の日々が続き、9月の平均黒点相対数は3.3でした。太陽風は、5日ぐらいから20日間ぐらい続けて高速で、これにほぼ伴い10日前後と22日前後の南北磁場が大きく南向きに変化して、磁気圏の活動を強めました。ムルマンスク州では当月の写真投稿数が120作品まで達しました。こちらも、ダウンロードに選考に大変です。当ブログでおなじみのプロ写真家の写真はもちろん、最近ではアマチュアの方も多く参戦、自身の「一番」をSNSに披露していました。弊ブログでは公平を期すため、プロアマ問わず各自1日に1作品公開としています。勿論同日に撮られ...オーロラ出現報告(2018年9月)

  • 団体ツアー企画「新年のオーロラ2019」のお知らせ

    すみません、通常の業務の他「ロシアにおける日本年」関連イベントで多忙を極めておりますので、更新が滞ってしまいました。「ロシアにおける日本年」関連イベントに関しては、こちらが落ち着きましたら弊ブログでご紹介しますね。ムルマンスク市のオーロラ&大自然ツアー会社・ノルドツアーズからお知らせです。団体ツアー企画新年のオーロラツアー2019ツアー開催期間1月1日~1月7日日程表1月1日オーロラハントに出かけよう19:00ムルマンスク市を出発。20:00観望地到着。ガイドによるオーロラの話、オーロラの現れ方や観望の仕方を聞きます。そしてオーロラを背景にあなたの記念写真を高品質で撮影致します。観望中は温かいお飲み物とおつまみをご用意します。02:00ムルマンスク市内に到着。オーロラ観望参加費は7000RUB(お一人様)。お子...団体ツアー企画「新年のオーロラ2019」のお知らせ

  • オーロラ出現報告(2018年8月)

    相変わらずの多忙で、ごめんなさい。2018年8月1~31日までに、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子をご紹介します。8月は、フレアは月通して小規模でしたが20日にCMEが発生し、これによる太陽風の乱れが26日頃到来。磁場が大きく南向きに最大15nTまで変化して、磁気圏の活動を強めました。8月の平均黒点相対数は8.8でした。これを待ち構えていたムルマンスク州のオーロラハンターたちが愛機でバシバシ撮って数時間後にはネットにUPLOAD。州内で一番早かったのは、常連のトゥリフォノワ氏と、新しくオーロラハンターに加わったセーヴェルヌィ氏でした。では、2018年8月に撮影されたオーロラをお楽しみください。▲2018年11月3日左:無題inムルマンスク州(LTrifonova)右:無題inムルマンスク州(VSeve...オーロラ出現報告(2018年8月)

  • 団体ツアー企画「冬のオーロラ2018」のお知らせ

    すみません、通常の業務の他「ロシアにおける日本年」関連イベントで多忙を極めておりますので、更新が滞ってしまいました。「ロシアにおける日本年」関連イベントに関しては、こちらが落ち着きましたら弊ブログでご紹介しますね。ムルマンスク市のオーロラ&大自然ツアー会社・ノルドツアーズからお知らせです。団体ツアー企画冬のオーロラツアー20182泊3日の旅ツアー開催期間11月30日~12月2日12月7日~12月9日12月21日~12月23日12月28日~12月30日日程表1日目サーミ族とトナカイに会いに行こう(昼食付き)北に生息するトナカイとコラ半島に住む北方少数民族サーミ族の代表達と会います。サーミの暖炉を囲い本物の民族料理を食べ、あなたのモバイルでトナカイと一緒に写真を撮りましょう!2日目ハスキー犬が牽引するそりに楽しく乗...団体ツアー企画「冬のオーロラ2018」のお知らせ

  • 団体ツアー企画「秋のオーロラ2018」のお知らせ

    すみません、あまりに忙しいので、更新が滞ってしまいました。ムルマンスク市のオーロラ&大自然ツアー会社・ノルドツアーズからお知らせです。団体ツアー企画「秋のオーロラ2018」日程(2泊3日):第1弾9月28~30日第2弾10月26~28日第3弾11月3~5日料金(お一人様):22,100ルーブル※人数が多いと、お安くなります。詳しくはノルドツアーズ(+7-911-340-5357)までお問い合わせください。団体ツアー企画「秋のオーロラ2018」のお知らせ

  • オーロラツアーお申し込みの皆様へ

    すみません、あまりに忙しいので、更新が滞ってしまいました。ムルマンスク市のオーロラ&大自然ツアー会社「ノルドツアーズ」からお知らせです。オーロラツアーに関する、これまで戴いたお便りやアクシデントについて回答致します。前払いだと25%お得!ご旅行が確定すると、当社から参加料金お支払いをお願いするメールが届きます。当日払いできますが、前払いするとグッとお得です。ご到着日から3営業日前までに前払いすると、25%引きでご参加できます。例)2名様が2月23~25日の間ムルマンスクにご滞在し、ツアーに一回参加する場合2月23日にムルマンスク市ご到着→2月20日まで前払い受付致しますすると・・・<当日支払い>9,000ルーブル/名様×2名=18,000ルーブル<前払い>9,000ルーブル/名様×2名×(1-0.25)=13,...オーロラツアーお申し込みの皆様へ

  • オーロラ出現報告(2017年11月)

    相変わらずの多忙で、ごめんなさい。2017年11月1~30日までに、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子をご紹介します。今月は太陽面が非常に賑やかな月でした。9月上旬に2673・2674黒点群が太陽面で大きく発達。その2673黒点群から、4~11日にMやXクラスの大規模フレアが断続的に発生しました。特に、7日のX9.3、11日にX8.2クラスと十数年ぶりの大規模フレアでした。そして8月末に大きな黒点が現れました。11月の平均黒点相対数は3.4でした。当月の太陽風速度は、ほぼ常に500km/s以上でした。南北磁場も活発に変化しましたが、特に上旬のXフレアが出た後に-29nTまで非常に大きく振れました。9月上旬にあったXクラスフレア連発の時には、ムルマンスク州でも州内中のプロアマ写真家が一斉にオーロラハントに...オーロラ出現報告(2017年11月)

  • オーロラ出現報告(2017年10月)

    2017年10月1~31日までに、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子をご紹介します。当月は、非常に穏やかな太陽面でした。2682黒点群によるMクラスの大規模フレアが21日に発生。その後2685黒点群が出現しましたが、月末に消滅し、10月は無黒点の日々が続きました。10月の平均黒点相対数は7.9でした。当月の太陽風速度は、中旬に700km/s台の高速風を記録、下旬にも600km/s台を記録しましたが、月平均して中低速でした。南北磁場は小幅な動きを見せました。当月最大高速風を記録した17日でも、磁場の振れは-6nTまででした。ムルマンスク市では10月中旬から11月にかけて降雪シーズン。曇天雪天の日々が続きましたが、ムルマンスク州内中のプロアマ写真家が、転向にめげず足しげく脚を運び、撮影してくれました。ありが...オーロラ出現報告(2017年10月)

  • オーロラ出現報告(2017年9月)

    2017年9月1~30日までに、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子をご紹介します。今月は太陽面が非常に賑やかな月でした。9月上旬に2673・2674黒点群が太陽面で大きく発達。その2673黒点群から、4~11日にMやXクラスの大規模フレアが断続的に発生しました。特に、7日のX9.3、11日にX8.2クラスと十数年ぶりの大規模フレアでした。そして8月末に大きな黒点が現れました。9月の平均黒点相対数は26.2でした。当月の太陽風速度は、ほぼ常に500km/s以上でした。南北磁場も活発に変化しましたが、特に上旬のXフレアが出た後に-29nTまで非常に大きく振れました。9月上旬にあったXクラスフレア連発の時には、ムルマンスク州でも州内中のプロアマ写真家が一斉にオーロラハントに出掛け、愛機でバシバシ撮って数時間後...オーロラ出現報告(2017年9月)

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