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インコと家族の痛快小説:スカイブルーのつむじの寒暖 http://pi-sukepi-modore.seesaa.net/

中学3年の兄と小学4年の弟とその両親が繰り広げる愉快痛快・問題多き日々をインコの目からつづる小説

反抗期あり・わがままあり・甘えありの兄弟と母のバトルと、これを見つめるインコのチョッパーがインコの世界と人間の世界を客観的に分析し語りあげます。

コダックもどき2号
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2008/07/25

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  • 第3章 ⑤新天地の明るい展望

    トモのコウコウ生活が始まったようだ。 春休み中には、コウコウから出された課題を前広に、それはそれは一生懸命にこなし、入学に備えたトモだった。 トモは、僕たちのいる部屋でベンキョウする。 他にトモがベンキョーする部屋があるらしいんだけど、サボって寝るだけの部屋らしい。 なんで僕たちのいる部屋でないとベンキョウできないかというと、よく僕にグチを言いに来る母ちゃんの話では、 僕たち…

  • 第3章 ④静寂の後の涙の種類

    今日はなんだかみんな、うはうはしている感じがする。 昨日までの空気とは打って変わった雰囲気だ。 ガミガミ、カリカリと聞こえてきていた母ちゃんの声がうわずっているんだ。 デンワと呼んでいるものを耳にあてて、目から涙がこぼれているのに笑いながらデンワに向けて一人で話しているんだ。 ぼくはせまいかごの中からその動向を見守る。 人間っていうのはうれしくても泣くのか! 人間が笑いながら泣くっていう…

  • 第3章 ③静寂じゃない憂鬱な時間

    しばらくの間、なんだか変わった空気が流れていた。 これは、僕とメロンの間のことではなく、母ちゃんとトモとの関係だ。 めっきり寒くなって、夜になると、トモの弟、小4のハルはいつしか僕たちのかごの外にあったかーい電球みたいなのを取り付けてくれるようになっていた冬の間。 本当は昼間もつけてくれたらうれしいんだけど、ケチな母ちゃんは、もったいないから夜だけでいいのよ、ってハルに言っている。 た…

  • 第3章 環境好転の裏の静寂②僕の生きる道

    ぼくはいつの間にか、今度はメロンに牛耳られるようになった。 美人で優しかったあのメロンが、美人には変わりないのだが、ぼくをおしのけてご飯を食べ、 僕をおしのけてお水を飲むようになった。 時にはぼくをそのかわいい口でつっつき、時にはありえない声を出して僕を威嚇する。 そのたびに止まり木のはしっこまで追いやられ情けない顔をしている僕に、中3のトモは、 「チョッパー、お前女子に弱いなー。女子は…

  • 環境好転の裏の静寂①退屈な平穏

    オレ様、オレ様とえらそうにしゃべるぴーすけ君が自由の世界へ飛んで行ってしまってからどれくらいたったのだろうか。 2日か3日か、それとも3ヶ月も半年もたったのか、ぼくにはよくわからない。 それに、ぴーすけ君が戻ってくるのかもわからない。 ぴーすけ君がいなくなってから、母ちゃんはめそめそしていた。 ほうぼう探したみたいだけど、どうにもみつからないらしい。 そして、ぴーすけは雨にうたれて寒くない…

  • 自由の定義⑤わがままからの飛翔

    オレ様はまた夢を見ていた。 トモとハルが何か言い合っている。 またおきまりのチャンネル争いか?? それとも、おかずのとりあいか? いや、夢の中のトモは悲しそうな顔をしている。 いつもの意地悪をいうトモではなかった。 「ぴーすけをちゃんと探したのかよ!お前が失敗したんじゃないのか?ぴーすけはまだこどもなんだぞ」 「ちゃんと探したよ。でも近くにはいないし、よその家にも入れないし・・・。…

  • 自由の定義④別れの確信

    ・・・しばらくは固まったままだった。 お腹はぺこぺこだ。今はここから飛び立つ元気などまったくなかった。 みかんすずめたちも、またどこかに飛び立ったまま戻らなかった。 オレ様たちのような鳥の仲間は、人間の胃袋に匹敵する機能をもつ消化器官をもっていない。 だから口から入った食べ物は一度溜められることなくどんどんうんち化に向けて進んでいく。 一説によると食べた後17分でうんちが作成されるらしい。 だ…

  • 自由の定義③食のカルチャーショック

    オレ様は夢を見ていた。 赤ちゃんでピーピー言いながらよろよろ動くだけのオレ様の夢だ。 オレ様の上にはふかふかであったかいママのお腹があった。 ママは時々、オレ様とオレ様の兄弟を整然と巣の中に配置した。 他の兄弟と、ところせましと巣の中でおしくらまんじゅう状態でいたら、いつのまにか誰かの上にオレ様が乗っていたりする。 そうするとママが並べ替えるのだ。「まー、このコはまた兄弟の上に乗って、ダメ…

  • 自由の定義②みかんすずめ

    はらぺこのまま泣きながら恐怖におびえてすごした最初の夜がようやく終わった。 オレ様の気持ちとはうらはらなきれいな青空が今日も続いている。 目の前には入れ替えてくれたばかりのえさはない。 途方にくれるオレ様の横に昨日の雀たちが飛んできてとまった。 「昨日のきみ、まさかあのままここにいるなんて思わなかったよ。 大丈夫だったみたいだね。 なんだか様子がおかしかったから身に来て見たんだ。 ・・・目…

  • 自由の定義①自由の代償

    せっかくカゴから出られたからメロンのそばに行こうとしただけなのによー、母ちゃんたら、オレ様を無理に捕まえようとするからつい飛んじゃったんだ!。 条件反射ってやつだよ。 いつもなら四角い箱の狭い部屋だから、逃げ場は天井の電気のかさの上って決まってるんだけどよ、 今日に限って四角い箱じゃなかったんだよな。 ちょっと爽快で高く飛んでみたら、あっという間に騒いでいる母ちゃんを見失っちゃって参ったよ。 …

  • 青空の誘惑⑧ぴーすけ君との別れ

    母ちゃんが家の外でかごの掃除をしてくれるって! うれしいなあ。 「めんどくせえ」 と言いながら塾に行こうとするトモに僕たちが住んでいるカゴを持たせた母ちゃんは、 「どうせ玄関まで行くなら手伝ってねっ!」 かなり強引なので、 反抗期のトモもたじたじだ。 もともと僕を気に入ってどうしても飼いたいと言ったのはトモだし、 当然と言えば当然だよ。 母ちゃんは計算高いので小さくて軽い方のぴーすけ君のかごを…

  • 青空の誘惑⑦久々の青い空

    黄色のセキセイインコの乱暴なぴーすけ君が隣に引っ越してからというもの、 平和で平和で僕は あくびがでちゃうんだ。 いつもエンタの神様やレッドカーペットに夢中のトモってば僕のあくびを 見逃さないで見ていて 「おまえヒマなんだなー。 円周率、 コンマ以下何桁まで言えるか 覚えてみるか! 」 なんて言い出すんだ。 3.1415・・・、 ん? そのあとは何だっけ? まあいいや。 ほれ、 言ってみろ、 3.1415、…

  • 青空の誘惑⑥快適な部屋

    中学3年の兄と小学4年の弟とその両親が繰り広げる愉快痛快・そして問題多き日々。反抗期あり・わがままあり・甘えありの兄弟と母のバトルと、これを見つめるインコのチョッパーがインコの世界と人間の世界を客観的に分析し語りあげる痛快現代小説

  • 青空の誘惑⑤引越しの検討

    ハルが言い出した案に考えている様子の母ちゃん。 (確かにチョッパーはかわいそうだけどもう一つわざわざカゴを買うの…

  • 青空の誘惑④母ちゃんの説教ぐせ<br />

    やっともらえた朝ご飯をぴーすけ君が食べ終わった。 ようやく僕とメロンの番が来た。 うれしいな。 やっと食べられる。 がつがつ・・・ あ、 トモがもそもそ起きてきた。 今日のご機嫌はどうかな? ま、いっか! とにかくお腹すいてるからトモはどうでもいいや。 がつがつ・・・ ・・・気がついたらトモの顔が目の前にあった。 「チョッパー、 おまえがつがつ食うなよ。 行儀悪いな。 ぴーすけ…

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