立秋
2019年8月30日(金)立秋大津留公彦秋立つは悲しみの日の前後ろ 長崎の義母の佇つ気配あり立秋のそぼ降る雨に濡れて行く 涙のようなその只中を秋立ちて鍵穴の鍵抜けにくし 猫の子どもも人を恋う頃今朝の秋故郷の駅に見つけたり 風吹き抜ける高みにありて秋立てば縹渺として池に波 「父と暮せば」余韻に浸る立秋に購う妻と我の本電脳空間から明日には届く立秋の風死ぬ公園横切りぬ 暑さの峠はまだ越えぬ頃立秋は名のみや公彦不調なり 寝苦しき夜直に連ねて一首選んで頂けると有り難いです。...
2019/08/31 00:00