ベルリン世界陸上：日米長距離比較考～5000m＆10000m編

ベルリンで行われていた世界陸上が終了。北京に続いて4×100mリレーで男女ともバトンミスで予選敗退するなど、短距離王国の座はすっかりジャマイカに奪われてしまったアメリカ代表だが、今回のメダル獲得数22個（うち金メダル10個）は、過去の大会と比べても必ずしも悪い数字ではない。もちろん、獲得数は世界一だ（余談ながら、2年前の大阪で獲得した26個（金メダル14個）はアメリカ陸連史上最高の成績）。 さ…

セントラルパークでランニング

先週から毎週木曜日、地元ニューヨークのランニングクラブの練習に参加させてもらっています。 ■Nike Centeral Park Track Club http://www.centralparktc.org/ 先週のメニューが、セントラルパーク1周（約6マイル）のペース走。今週は、2マイル、1．5マイル、1マイルのインターバルでした（つなぎは0．5マイル）。 前回、久しぶりの練習でいきないAチーム（速い方の組）に入るように言われて、 「まぁな…

ワールドマラソンメジャーズ第2弾：ロンドンマラソン展望（後編）

男子同様、女子も経験豊富なメンバーが揃った。世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ（英国：2時間15分25秒）が右足先骨折のため出場を取りやめたものの、オリンピッ…

ワールドマラソンメジャーズ第2弾：ロンドンマラソン展望（中編）

2時間5分台が3人、6分台が4人、7分台3人が出場する今年のロンドンは、ハイレ・ゲブレセラシェ（エチオピア：2時間03分59秒、世界記録保持者）を除く…

ワールドマラソンメジャーズ第2弾：ロンドンマラソン展望（前編）

先週末行われたボストンマラソンに続き、

ガウチャー週間MVP､米国陸連の表彰制度

米国陸連（USA Track & Field:USATF）が毎週発表している「USATF Athlete of the Week (週間MVP)」にカラ・ガウチャーが選ばれました。ガウチャーは先日のボストンマラソンにおいてラスト1mileまでトップ争いを演じ、アフリカ勢二人に全く引けを取らない力強い走りを見せてくれました（ラストの

ボストンマラソン：ホール＆ガウチャーはともに3位!

113回目を迎えたボストンマラソン！まずは下のゴール映像をチェック！！

マウントサック：5000mはA標準を3人切るハイレベルな争い

毎年米カリフォルニア州で行われているマウントサックリレー。日本選手にとってもお馴染みとなりつつある同大会ですが、今年は棒高跳びの沢野大地選手が5m70cmで優勝。1500mでは上野裕一郎選手（3分42秒51）、5000mでは石川末廣（13分45秒92）、池上誠悟（13分50秒79）、佐藤悠基選手（13分48秒71）らの名前もありました。 …

大注目！第113回ボストンマラソン！！

世界最古の113回目を迎えるボストンマラソン。アメリカ国内では今回はかなりの注目を集めています。最大の理由はライアン・ホールとカラ・ガウチャーという、男女のアメリカ長距離界期待の両選手が走るからなんです。 ホールは昨年のロンドンで、ア…

アジダス、ボストンマラソンと契約延長

来週月曜日に迫ったボストンマラソン。今年は、アメリカ長距離界期待の二人、ライアン・ホールとカラ・ガウチャーが出場予定で、今から結果が楽しみでなりません。 そんな中、ボストンマラソンを主催するボストンアスレチックアソシエーション（BAA）が…

2009年度：マラソン展望

2009年の本格的な陸上シーズンを前に、米ユニバーサルスポーツが、今年度のマラソン展望を書いていました。なかなか興味深い記事です。 同サイトの記事から、今季特に注目される男女のマラソン選手をまとめてみると、ざっと以下のような感じになります。 男子<…

ディックス、今季世界最高の10秒00

北京オリンピック100m、200m銅のウォルター・ディックス（写真）が、11日にフロリダで行われたセミノール招待の100mで10秒00の今季世界最高で優勝しました。 向かい風1．1m、今季初戦でこの記録。もし風がなければ推定9秒93と、ディックスの自己ベスト9秒91にほぼ匹敵します。 ディックスはどちらかといえば…

ボルトのアピアランスフィーは2500万円！？

来月5日にナイジェリアのアブジャで行われる国際陸連のGPシリーズに、ウサイン・ボルトが出場を見合わせる方向のようです。北京オリンピックで100m、200mの世界記録で金メダルを獲得したボルトは、元世界記録保持者のアサファ・パウエル、大阪世界陸上3冠のタイソン・ゲイらとともに、同陸上への出場が噂されていました。 http://www.punchng.com/Articl.aspx?theartic=Art2009040925871 さて、上の記事の中で…

名選手は名コーチ？

シドニー五輪の女子400mの銅メダリスト、イギリスのキャサリン・メリー氏が、イギリスの放送局BBCのウェブサイト上で、「元トップアスリートは果たして良い監督・コーチになれるのか？」についての記事を書いていました。陸上に限らずスポーツ界でたびたび話題になることですよね。 ↓シドニー五輪女子400m決勝。フリーマンが金メダルを取ったレース。懐かしい...

アメリカ-ジャマイカ陸上対抗戦、パウエルは興味なし！？

先日発表になった陸上のアメリカvsジャマイカ対抗戦。元100mの世界記録保持者アサファ・パウエルが、同対抗戦の開催について、 「これまで数々の大会でアメリカの選手と走っている。アメリカ対ジャマイカの国別対抗戦がそれほど意味のあるものだとは思わない」 と、否定的ともいえる発言をしました。 ※パウエルが9秒74の世界新（当時）で走った時の動画