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レビューブログ【レブログ!】 https://reblog.hateblo.jp

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書のレビューが5000件以上! レビューは毎日更新します。

ファン意識や世論に流されず、 自分の感じた感想を正直に伝えたいと考えています。

D.IKUSHIMA
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2008/06/18

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  • M3GAN / ミーガン

    M3GAN/ミーガン(字幕版)アリソン・ウィリアムズAmazonおもちゃメーカーで働く開発者が 最新のAIを搭載した少女型ロボットを 子供の友達として連れ帰る話。 おおよそ予想通りの展開で進むものの、 ミーガンのいかにも作り物っぽい動きと 狡猾さを感じる言動が非常によくできていて、 何をしでかすか見ていてヒヤヒヤさせられる。 序盤からテンポがよくて退屈する暇がないし、 ミーガンに感化された子供の態度がどんどん悪くなる上に いくら注意しても2対1の図式になって 暴走を抑えきれないのも恐ろしい。 社会にITが浸透した今だからこその説得力があり、 「チャイルド・プレイ」の現代版のような 期待通りの面…

  • 今日も小原台で叫んでいます 残されたジャングル、防衛大学校

    今日も小原台で叫んでいます 残されたジャングル、防衛大学校作者:ぱやぱやくんKADOKAWAAmazon自衛隊の幹部自衛官を目指す学生たちが過ごす 防衛大の生活を思い返したエッセイ。 4年間を寮で生活するというだけでなく、 学年による上下関係や特殊な慣習など 独特の環境が面白おかしく語られていて、 防衛大がどういう教育訓練を行っているのかがよくわかる。 テレビで自衛隊の活動を見かけることはあっても 彼らを育成する学校の内情を知る機会はなかなかないため、 厳しい環境を興味本位で垣間見れる1冊。 【関連作品のレビュー】 あおざくら 防衛大学校物語(マンガ)

  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

    砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)作者:桜庭 一樹KADOKAWAAmazon将来の希望が持てないまま漫然と暮らす中学生の少女が 都会から来た変わり者の転校生と交流していく話。 限られた世界で生きる中学生らしく、 家族と友人程度しか登場しない世界観で、 不自然な言動を繰り返す転校生の背景が 少しずつ明らかになっていく展開。 ただ、キャラクターには魅力を感じることができず、 予想通りの人物像が明らかになっていくだけという印象だし、 筋書きについても冒頭で明かされた結末に向かって じわじわと近づいていくだけなので、 世間の評判に見合うだけの面白…

  • 相談役 島耕作<全6巻>

    相談役 島耕作(1) (モーニングコミックス)作者:弘兼憲史講談社Amazon「会長 島耕作」に続く島耕作シリーズの8作目で、 いろいろな企業における経営の適正化に取り組んでいく話。 会社経営に直接的に関わらないという点では前作同様だが、 今回は海外や経済界よりも企業の経営層に関するエピソードが多く、 人間関係やその心理を軸にしたやり取りが味わえる。 また、コロナ禍の空気感を反映した場面や 歳を取った島耕作と同世代の死を体験する場面もあり、 バリバリと働いてきたこれまでとは少し違った雰囲気がある。 過去シリーズと比べるとパンチが弱く、 島耕作の人間性に触れたいシリーズファン向けという印象。 【…

  • ワイルド・スピード ファイヤーブースト

    ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(字幕版)ヴィン・ディーゼルAmazon「ジェットブレイク」に続くシリーズ10作目で、 昔の強奪事件で恨みを買った相手が ドミニクに復讐しにくる話。 ナンバリングはされていないものの 過去作品のキャラクターや人間関係を引き継いでおり、 これまでの内容をしっかり把握していないと 誰と誰が何のために行動しているのかがわからない。 派手な場面は多いが必要性は薄く、 とにかく激しい映像を見せるばかりで ストーリー的に没入できる部分があまりない。 省いてもいいような無駄な乱闘ばかり。 続編を意識した造りでラストも中途半端だし、 全体的に満足度を感じる部分が少ない。 …

  • チェルノブイリ<全5話>

    チェルノブイリ(字幕版)ジャレッド・ハリスAmazon1986年のチェルノブイリで起きた原子力発電所の事故について その発生から後処理までを描いたもの。 福島第一原発での事故を描いた「THE DAYS」は 作業員の人間ドラマに焦点を当てていたが、 本作は事故の発生から現場付近の様子、 徐々に影響が拡大していく様を描いており、 事態の深刻さが容赦なく伝わってくる作風。 30年以上も前の旧ソ連の景色がリアルに再現されており、 不用意に被曝してしまった人たちの体調が どんどん悪化していく様子が痛々しい。 また、社会主義国特有の 反骨精神を許さない閉鎖的な雰囲気も恐ろしい。 第4話までは放射線被害の恐…

  • 心霊マスターテープ2 -念写-<全6話>

    心霊マスターテープ2寺内康太郎Amazonスタッフから持ち込まれた念写に関する実験映像の 出どころや関係者を探っていく話。 前作はあくまで創作ドラマだったと潔く仕切り直し、 改めて同じメンバーで調査をしていく流れだが、 今回は前作以上にテンポが遅く、なかなか確信に迫らない。 ミステリー的な要素もほとんどないし、 関係者の内輪揉めばかりが長くてつまらない。 調査の過程にも肝心のオチにもまったく興奮できず、 ただただ退屈な内容だった。 【関連作品のレビュー】 心霊マスターテープ 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!<FILE-01>口裂け女捕獲作戦 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!<FILE-02>震える幽霊…

  • オテサーネク 妄想の子供

    オテサーネク (字幕版)ヴェロニカ・ジルコヴァーAmazon赤ん坊を切望していた夫婦が 人の形に似た切り株を息子として扱い始める話。 妙にアップが多い独特のカメラワークだが、 赤ん坊に執着してノイローゼに陥っている導入部から 妊婦のように振る舞って収拾がつかなくなる場面、 食欲が治まらないオチークの暴走など 次々に展開していくストーリーがすべて恐ろしい。 気味の悪いストップモーションに定評のある ヤン・シュヴァンクマイエルが監督を務めており、 動きは粗くてもその生々しさや存在感が素晴らしい。 割とクセのある作品なので好みは分かれるが、 いろいろな狂気が味わえる異色ホラー。 【関連作品のレビュー…

  • タワマンに住んで後悔してる

    タワマンに住んで後悔してる (コミックエッセイ)作者:グラハム子KADOKAWAAmazonタワーマンションで暮らす3つの家庭の 関係性やその内情を描いたもの。 高層階で暮らすときの不便や 建築構造からくる不満に関する話と思いきや、 マンション住民のコミュニティや 夫婦間の問題を題材にした内容なので、 タワマンに問題があるようなタイトルには違和感があるが、 徐々に不幸に陥っていくエグい展開には引き込まれる。 どのエピソードもよくある筋書きだが、 他人が羨むタワマン暮らしでも 人間関係や家庭環境がうまくいっていないと どんどん荒んでいくという展開が辛辣で面白い。 周囲の人間の気持ちを考えた行動が…

  • ウェディング・ハイ

    ウェディング・ハイ篠原涼子Amazonあるカップルの結婚式を舞台に いろいろな関係者の事情を描いた群像劇。 結婚式の準備にウンザリしている新郎の様子をはじめ、 いろいろな人物の背景が垣間見れる前半は面白いが、 中盤以降は展開が雑すぎて一気につまらなくなる。 披露宴の時間短縮についても場当たり的な提案をするばかりで ウェディングプランナーの手腕が伝わってこないし、 侵入者との攻防劇についても くだらないコントを見せられているような印象。 もっと「ハッピーフライト」のようなノリで 面白おかしくトラブルを解決していくのかと思いきや、 いろいろな要素をツギハギしただけの退屈な作品だった。

  • 君たちが子供であるのと同じく

    君たちが子供であるのと同じく (アクションコミックス)作者:室木おすし双葉社Amazon1990年前後に少年時代を過ごした作者が 当時の思い出を振り返ったもの。 子供時代特有の視点や遊びが豊富に描かれており、 年代の近い自分の記憶とも多くの共通点があって面白い。 人それぞれだと思っていた子供時代が こんなにも他人と類似していることに驚かされる。 大人になった今だからこそ、 当時の状況を冷静に振り返れる部分や 自分を見守る親の気持ちがわかるところにグッとくる。 ノスタルジーに浸りつつ、 子供の頃の無邪気さを追体験できる作品。 mclover.hateblo.jp

  • 心霊マスターテープ<全6話>

    心霊マスターテープ寺内康太郎Amazon日本初の心霊ビデオの存在を確かめるため、 いろいろな業界関係者と情報を集めていく話。 手持ちカメラによるドキュメンタリー仕様というだけでなく、 実際に心霊系の映像作品を撮っているスタッフたちが そのまま本人役として出てくるのは 非常に贅沢だし、リアリティも感じる。 ただ、前半のテンポが悪いのが残念で、 なかなか話が進まないところを我慢して乗り越え、 第4話あたりからやっと面白くなってくるのが辛い。 これならもう少し削ぎ落として 短めの映画にしてしまった方がよかったように思う。 心霊ものとミステリーをうまく融合させた作品。

  • カルト

    カルトあびる優Amazon3人のタレントと霊能者が 心霊現象に悩む母子家庭に訪問する話。 番組の収録という体裁のため手持ちカメラ映像が中心となるが、 固定カメラもいくつか設置されているため、 一般的なPOV作品ほどの没入感はない。 各登場人物の個性や開始30分あたりまでの流れは悪くなかったが、 中盤以降は同じような展開の繰り返しになり、 解決したように見えて問題が残っているというやり取りばかり。 割と引っ張った上にラストが中途半端なので ホラー映画としてもスッキリしない。 前半の勢いのまま最後まで行って欲しかった。

  • 沈黙の戦艦

    Under Siege (字幕版)スティーブン・セガールAmazonアメリカ海軍の戦艦を占拠したテロリストに 同乗していた武闘派のコックが立ち向かっていく話。 格闘技や銃器の高い腕前を身につけているだけでなく 爆発物や船舶についても詳しいコックという設定はめちゃくちゃだが、 その場で調達できるものを利用して 多数の敵と戦っていく展開は気持ちいい。 仲間と協力して対抗していくのかと思いきや ほぼ1人で戦っているのも残念で、 もう少し他の登場人物の見せ場も欲しかったところ。 1992年公開と古い作品のためか、 アクション映画としてはまずまずといった印象。

  • エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

    エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス [Blu-ray]ミシェル・ヨーAmazonいろいろな問題に頭を悩ませていた中年女性が 別の宇宙から来たという夫の指示を受けて 並行世界を行き来する敵と戦っていく話。 異なる世界の自分を憑依させることで 一瞬で新たな能力を身につけるところは 「マトリックス」を彷彿とさせる部分はあるが、 とにかくストーリーが致命的につまらない。 奇抜な行動が別の宇宙に移るパワーになるのはいいとして、 なぜ運良く戦闘向きの能力になるのかがわからないし、 必要性の薄い下品なネタも観ていて冷めるだけ。 ただ映像としての見せ方に凝っているだけで 主人公たちのコスプレを…

  • 数学教師もげきはじめの考察

    まとめ 数学教師もげきはじめの考察作者:さわぐちけいすけAmazon変わり者の数学教師が 中学校で起きるいろいろな問題を 独自の切り口で解決していく短編集。 Web上で連載されていたカジュアルな作品なので ラフな線で背景もないタッチが雑に思えるかもしれないが、 生徒や教師や保護者絡みで起きる問題に対して ズバズバと切り込んでいくのが気持ちいい。 語り口は独特だがとことん筋が通った理屈ばかりで、 いろいろな悩みがあっさりと氷解していくのが痛快。 同じような問題で悩んでいた人にも 希望を与えるようなエピソードばかりで面白い。 何事もドライに観察することで 逆に人々に救いを与える斬新な世界観。 いろ…

  • ELI / イーライ

    作品情報: https://www.netflix.com/title/80206910 外気に触れることができない重病を抱えた少年が 両親に連れられて収容された治療施設で 毎晩のように奇妙な現象を体験する話。 迫力ある映像と緊迫した雰囲気に引き込まれつつ 主人公を取り巻く不思議な要素に どんな秘密があるのか気になる構成で、 誰の言葉を信じていいのかわからないのが面白い。 ラストの展開はやや唐突だが、 各人物の印象が一気に変わる筋書きとしてはよかった。 予備知識によってやや評価は分かれるが、 クオリティの高い映像と見せ方で一定の満足感は得られた。

  • 夏目にーに漫画短編集<1~5巻>

    第1集 今やれ、今: 夏目にーに漫画短編集作者:夏目にーにAmazon私立高校の美術教師を務める作者が 学生へのアドバイスや想いをまとめたもの。 教員としての実体験をベースにしたものなので マンガとしての明確なオチはなかったりするが、 若者のリアルな部分を垣間見ることができる。 また、夢があるはずの彼らの 怖がりですぐ楽な方に流れる様子が生々しすぎる。 エピソードによって差はあるが、 自信がなく不安ばかり抱える若者に向けた 教員であり先輩画家でもある作者の想いにグッとくる。 クリエイターたちが陥りがちな心理に共感しつつも 鋭く切り込んだアドバイスが痛烈。 創作活動に関わる人に刺さる部分が多く、…

  • 戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!<FILE-02>暗黒奇譚!蛇女の怪

    戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪大迫茂生Amazon「恐怖降臨!コックリさん」に続くシリーズ9作目で、 山の中で出会った孤独な少女を 怪しい言動の母親から救い出すため、 中年男性とともに取材班が家に乗り込む話。 90分以上とシリーズの中でも長めのボリュームだが、 内容が薄くてテンポが悪いだけという印象。 少女の秘密が徐々に明かされる展開だが、 そもそもタイトルでネタバレになっているのが残念。 映像から感じるインパクトも弱く、 全体的にパワーダウンしているように思えた。 【関連作品のレビュー】 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!<FILE-01>口裂け女捕獲作戦 戦慄…

  • ゾン100 -ゾンビになるまでにしたい100のこと-<実写映画版>

    作品情報: https://www.netflix.com/title/81464329 周囲の人間が次々とゾンビ化していく中、 やりたいと思っていた事柄を実現していく青年の話。 ゾンビを題材にした作品はかなり多いが、 終末世界で夢を叶えていくという設定は新鮮。 ただ、サバイバルものとしてはリアリティが低く、 お人よしすぎる主人公のキャラクターや 危険が迫る状況下で無防備に遊ぶのは不自然すぎる。 また、ゾンビが音に反応するのはわかるとしても 目が見えていないような描写には違和感があるし、 ラストの戦い方もめちゃくちゃすぎて 観ていて恥ずかしくなるほど。 タイトルのインパクトが強いだけで 映画と…

  • 戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!<FILE-01>恐怖降臨!コックリさん

    戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん大迫茂生Amazon「最終章」によってこれまでの流れがリセットされたため、 新しい流れが始まったシリーズ8作目で、 コックリさんを行ったせいで呪われた女子高生たちが 「コワすぎ!」のスタッフたちに助けを求める話。 新しい世界線に移動したことで過去シリーズは存在しなくなり、 FILEナンバーも改めて1から始まっているのに 女子高生たちが番組のファンという設定はかなり違和感があり、 そのあたりのつじつまが合っていないのは残念。 また、コックリさんの対抗手段はなかなか新鮮だったが、 最後のオチが割とつまらなかったのも期待ハズレだっ…

  • THE DAYS<全8話>

    作品情報: https://www.netflix.com/title/81233755 東日本大震災での福島第一原子力発電所の事故について、 現場作業員や関係者の地震直後からの日々を描いたもの。 当時、ニュースでしかわからなかった内部の様子が 非常に細かくリアルに映像化されており、 原子炉の間近にいる現場作業員と彼らに指示を出す対策本部、 バタバタと混乱する政府の様子がよく伝わってくる。 事態を悪化させないよう知恵と勇気を絞る原発所員たちと 好き勝手にわめき散らす政府関係者が対照的で、 総理大臣すらもかなり悪く描かれている作風が新鮮。 最初からずっと重い雰囲気が続く内容だが、 特に第3話あた…

  • 戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章

    戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章大迫茂生Amazon「史上最恐の劇場版」に続くシリーズ7作目で、 前作の最後で消失した工藤と市川を復活させるため、 カメラマンの田代が奔走する話。 これまでのシリーズ作品だけでなく、 「オカルト」で出てきた人物が大きな軸となるため、 そちらも観ている方が深い味わいが得られる。 最初の1時間はひたすらグロテスク路線で、 なんの脈略もない汚らしく性的で痛々しい描写が続くので 直視できない人も少なくないだろう。 ただ、筋書きとしてはこれまでで一番完成度が高く、 予想できない展開ばかりなのに 過去6作品の要素を散りばめつつ 直面している問題をうまく解決していく流れに…

  • 機動警察パトレイバー アーリーデイズ<初期OVA版・全7話>

    機動警察パトレイバー アーリーデイズ冨永みーなAmazon「レイバー」と呼ばれる作業用ロボットが普及した近未来を舞台に、 それらを使った犯罪に対抗する警察内の特殊部隊が いろいろな任務に取り組む日々を描いた話。 テレビアニメ版よりも前に公開されたOVA作品だが、 各キャラクターの顔つきとノリが若干違う程度で 特車二課に入隊する第1話以外はエピソードも重複しておらず、 テレビアニメ版と両立して楽しめる内容。 1988年公開と古い作品だが、 今見ても近未来が感じられる世界観だし、 全7話と適度なボリュームで 誰にでも観やすく仕上がっている良作。 【関連作品のレビュー】 機動警察パトレイバー(テレビ…

  • オカルト

    オカルト宇野祥平Amazon観光客を襲った通り魔殺人事件から数年後、 生き残った被害者男性の密着取材を進めていく話。 取材陣や男性に預けられたカメラ映像のみで構成され、 ドキュメンタリー風に仕上げられたホラー作品だが、 日雇い派遣で働く男性の言動が妙に生々しく、 ゆがんだ性格を感じるやり取りがリアルで怖い。 タイトル通りオカルト色の強かった前半に対して 後半はサイコパスな方向に展開していき、 約束の時刻が迫るにつれて不思議な高揚感を感じた。 一番肝心のラストの映像があまりにチープなのが残念で、 これなら具体的な長さない方が盛り上がったように思う。 低予算ながら雰囲気とキャラクターに引き込まれる…

  • 会長 島耕作<全13巻>

    会長 島耕作(1) (モーニングコミックス)作者:弘兼憲史講談社Amazon「社長 島耕作」に続く島耕作シリーズの7作目で、 日本経済や世の中の発展のために尽力していく話。 株式会社テコットの会長という立場となり、 経営に関しては後任の社長に任せて 諸外国を含めて社会全体を良くするという視点に変わっている。 島耕作の身近な数人が引き継がれているだけで おおむね本作だけでも理解できる内容。 団体名や企業名は改変されているが、 日本の経済界や農業・漁業の話が具体的に登場し、 現実の社会問題を理解する上でも非常に勉強になる。 相変わらずキャラクター設定がうまくて どの登場人物も人間臭くて好感が持てる…

  • 戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版

    戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版大迫茂生Amazon「劇場版・序章」に続くシリーズ6作目で、 訪れた者が発狂するという山奥の廃村に 数人の協力者を連れて乗り込む取材陣の話。 前作の霊能者が再登場するだけでなく、 FILE-01で語られたエピソードやFILE-02に出てきた人物、 FILE-04のギミックが絡むため、 これまでのシリーズを観てきた人向けの内容。 ただ、特撮映像のクオリティは相変わらず低く、 突飛な設定を表現しきるレベルに達していないので そのあたりを気にし始めると冷めてしまうだろう。 一応、これまでの作品を伏線として回収する1本だが、 我慢して観てきた苦労に見合う面…

  • アウト・フォー・ジャスティス

    アウト・フォー・ジャスティス(字幕版)スティーブン・セガールAmazon同僚を殺したマフィアの男を追う刑事の話。 街で好き放題に暴れる凶暴な男を 同じく乱暴に追い回す主人公が見どころで、 刑事なのに犯罪ギリギリのやり方で 敵に容赦なく詰め寄っていく様子が気持ちいい。 警察とマフィアの組織的な対決ではなく、 マフィア自体も男を追っている図式が新鮮で、 なかなか尻尾をつかませないところが クライマックスに向けて熱くさせてくれる。 スティーヴン・セガールの主演作の中でも観やすく、 観ている者をスカッとさせてくれる作品。

  • 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!<劇場版・序章>真説・四谷怪談 お岩の呪い

    戦慄怪奇ファイル コワすぎ!劇場版序章 真説・四谷怪談大迫茂生Amazon「真相!トイレの花子さん」に続くシリーズ5作目で、 四谷怪談の「お岩さん」を扱った映画撮影で 連絡が取れなくなった女優を調査する話。 おおよそこれまでと同じ見せ方で 特に新しい刺激を感じる展開はなく、 見せ場となるはずの場面でもその映像のチープさが目立つ。 特に前作同様の異空間での表現がひどい。 C級ホラーというイメージはいつまでも拭えず、 あまりのめり込めない凡作に感じた。 【関連作品のレビュー】 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!<FILE-01>口裂け女捕獲作戦 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!<FILE-02>震える幽霊 …

  • 七年目の浮気

    七年目の浮気 (字幕版)Tom EwellAmazon妻と息子が避暑地に旅立ち 自宅にひとりだけとなる夏の間、 美女との浮気を夢見る男性を描いたコメディ。 白いスカートが大きくめくれるシーンが有名な マリリン・モンローの代表作のひとつだが、 いざ見てみるとその場面の存在感は非常に小さく、 物語の大半は自室内で展開していく。 浮気に魅力を感じつつも臆病な主人公が ぶつぶつと独り言を言いながら いろいろな妄想を展開していくのが面白い。 欲望と倫理観と恐怖感の間で揺れ動く様子に 感情移入しながらも笑ってしまう。 1955年公開とかなり古い作品だが、 コメディ映画として人を選ばず楽しめる内容だった。 …

  • 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!<FILE-04>真相!トイレの花子さん

    戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-04 真相!トイレの花子さん大迫茂生Amazon廃校になった母校に忍び込んだ少女2人が そこのトイレで体験した出来事をもとに 取材班が現地を調査する話。 手持ちカメラの映像のみを使ったPOV形式でありながら 時間や場所を飛び越える演出が多用されているのは面白い。 幽霊や化け物そのものの描写よりも こういった映像処理の方が自然で迫力がある。 「低予算映画の中ではマシ」という程度だが、 これまでの3作と比べるとそれなりに楽しむことができた。 【関連作品のレビュー】 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!<FILE-01>口裂け女捕獲作戦 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!<F…

  • 陰謀のセオリー

    陰謀のセオリー (字幕版)メル・ギブソンAmazon被害妄想が強く、世の中の出来事が ある組織の陰謀だと思い込んでいるタクシー運転手が 突如拉致され、拷問を受ける話。 いろいろな妄想を毎日のように触れ回るため 周囲から変わり者だと思われていた男性が 徐々に事件に巻き込まれていく流れが面白い。 主人公の徹底した行動原理が凄まじく、 異常な警戒心と正義感が緊迫感を煽る。 場面によって彼に対する印象が変わるのも興味深い。 2時間を超える長めの作品だが、序盤から没入感が高く、 陰謀論を軸に緊迫感のある筋書きに仕上げた良作。

  • 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!<FILE-03>人喰い河童伝説

    戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-03 人喰い河童伝説大迫茂生Amazon人がほとんど立ち寄らない池で釣りをしていたカップルが 河童らしきものを見たという投稿をもとに 現地を調査していく取材班の話。 2本目のビデオ映像までは見応えのある場面が少なく、 ディレクター不在ということもあってかなり退屈。 ただ、陸上での素早い移動と人を弾き飛ばすパワーは これまでの河童のイメージと違っていて面白い。 さんざん引っ張る展開だった前半に対して 河童の姿がきちんと映るのは救われるが、 池の近くに住む男性の演技が下手すぎて冷めるのは残念。 全体としてはまだまだ安っぽい完成度だが、 河童部分の映像は悪くなか…

  • ハート・オブ・ストーン

    作品情報: https://www.netflix.com/title/81416533 国家の安全のために 仲間とともに特殊任務にあたる女性が 監視システムを狙う敵に対抗する話。 「ミッション:インポッシブル」のようなものを描きたいのだろうが、 とにかく魅力らしい魅力が見当たらず、 ただアクションとCGを見せつけたいだけの内容。 かといってアクション目当てと割り切れるほど 派手でカッコいい場面が拝めるわけでもない。 世界を牛耳る強力なシステムを奪い合うにしては 敵も味方も人数が少なすぎるし、 キャラクターとして惹かれるところがないのも辛い。 どこかで見たような要素ばかりを寄せ集めた凡作。

  • 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!<FILE-02>震える幽霊

    戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-02 震える幽霊大迫茂生Amazon幽霊が出るという廃墟に忍び込んだ男女の投稿動画をもとに そこで撮影された震える幽霊について調べる取材班の話。 今作も安っぽいホラーという印象が抜けず、 ディレクターの荒々しい部分が露わになるぐらいで これといって面白い部分は見当たらなかった。 基本的には独立したエピソードだが、 一部の場面で前作のアイテムが登場するため、 順を追って観ていることが想定されている。 のちに回収される伏線が散りばめられているということなので とりあえず我慢して観るしかない1本。 【関連作品のレビュー】 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!<FILE-…

  • ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り<2023年公開版>

    ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇りChris PineAmazon世界初のTRPGを実写映画化したもので、 死んだ妻を生き返らせる宝を手に入れるため、 仲間とともに奔走する吟遊詩人の話。 ファンタジーの世界観をふんだんに盛り込んでいるため、 ゲームや小説などである程度慣れていないと その設定や用語が理解しにくいだろうが、 非常に豪華な映像を使った派手な見せ場が多く、 次々と危機を乗り越える盛り上がりが味わえる。 目的を果たすために新たなアイテムや人物を探す流れが多いので しっかりとセリフを聞いておく必要があるが、 個性的なキャラクターを活かした場面の連続で 仲間と協力するRPGらし…

  • 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!<FILE-01>口裂け女捕獲作戦

    戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-01 口裂け女捕獲作戦大迫茂生Amazon昔流行した都市伝説の「口裂け女」に よく似た女性に追いかけられたというビデオ投稿をもとに 現場検証や聞き込みを進めていく取材班の話。 撮影係が撮った手持ちカメラの映像を中心に展開される ドキュメンタリー形式のホラーだが、 取り立てて見応えのある場面もなく ごく普通のC級映画といった印象。 シリーズ全体で徐々に伏線回収が進むということなので 今後に期待したいところだが、現時点では単なる凡作だった。

  • 同志少女よ、敵を撃て

    同志少女よ、敵を撃て作者:逢坂 冬馬早川書房Amazon第2次世界大戦中のソビエトにおいて ドイツ軍に家族を殺された少女たちが 狙撃兵として訓練を積んでいく話。 ドイツやルーマニアと戦ったソ連の戦史をベースにしているが、 小難しい話はそこまで多くはなく、時間を飛ばしながら 見応えのあるシーンをテンポよく拾っていく構成なので 普段あまり小説を読まない人でも入り込みやすい作風。 女性兵ばかりで構成された狙撃手専門の部隊を軸に その厳しい訓練の様子から実戦までを描いていくが、 読者が期待するような王道の場面と展開が多く、 「スターリングラード」や「アメリカン・スナイパー」のような 興奮するビジュアル…

  • N号棟

    N号棟萩原みのりAmazon幽霊団地という噂のある廃墟に ホラー映画を撮りに来た3人の大学生が そこで出会った奇妙な住民たちと接する話。 意味不明なノリで怖がらせたいのだと思うが、 異常現象に慣れているはずの住民たちが いちいち大騒ぎするのも不自然だし、 彼らの目的もイマイチ見えてこない。 主人公たちの行動もとにかく一貫性がなく、 逃げたいのか撮影したいのか仲間に入りたいのかわからないし、 見ていてイライラさせられるばかり。 意味がわからない様子を見せるだけの 安直なホラーといった感じで、 結局何を描きたかったのか伝わってこない作品だった。

  • #マンホール

    #マンホール中島裕翔Amazon結婚式を翌日に控えた男性が 誤ってマンホールに落ちてしまい、 なんとかして脱出しようとする話。 いわゆるシチュエーションスリラーというジャンルで ほぼ全編が穴の中で展開されるが、 次々と変化する新しい状況に退屈する暇がなく、 約100分の長さを緊迫感が続くのが素晴らしい。 こういう筋書きで主人公の頭が悪いと辟易するが、 観ている者より早いタイミングで 最善と言えるアイデアを思いついていくため、 イライラせず素直に見守ることができた。 スマートフォンというアイテムを非常にうまく使い、 限られた情報をもとに理詰めしていく面白さが味わえる作品。

  • スプリガン<2022年公開版・全6話>

    作品情報: https://www.netflix.com/title/81050064 現代の技術を大きく超える古代文明の出土品を守るため、 組織のエージェントとして活躍する少年の話。 1990年前後に連載されていた古いマンガをアニメ化したものだが、 パワードスーツやオリハルコンナイフといった SFアクションものの定番の設定が多数登場しており、 いわばそういったジャンルの先駆けになった作品。 スマートフォンが各場面に織り交ぜられているなど 時代設定が現代にアレンジされていて 連載時から30年経った今でも違和感がないようになっている。 原作の印象的なシーンを忠実に再現しつつも 1話で完結するよ…

  • 少女は卒業しない

    少女は卒業しない Blu-ray&DVD [Blu-ray]河合優実,小野莉奈,小宮山莉渚,中井友望,窪塚愛流Amazon卒業式が明日に迫った高校で 4人の女子高生に焦点を当てた話。 異なる想いを抱えた少女たちを描く群像劇で おそらく原作小説は読み応えがあるのだと思うが、 映画として実写化された本作はどのキャラクターも薄っぺらく、 各場面も淡々としていて盛り上がりに欠けた。 青春の1コマとしてはリアルな雰囲気があるが、 どの登場人物にも感情移入することができず、 廃校になるという設定も活かされていないように思えた。

  • 長ぐつをはいたネコと9つの命

    長ぐつをはいたネコと9つの命 (吹替版)アントニオ・バンデラスAmazon「長ぐつをはいたネコ」の続編で、 ネタが持つという9つの命のうち8つを失った主人公が 願いを叶える星を探し出そうとする話。 ストーリーはシンプルだがキャラクターは魅力的だし、 見る人によって地形が変化する地図のアイデアや 戦闘シーンだけに見られる独特の映像表現は面白い。 ヒロインは前作から引き継がれているものの 今作だけでもそれほど問題なく理解できる内容。 「猫に九生あり」という伝説や「3びきのくま」の物語、 「ちびっこジャック・ホーナー」の歌など、 さまざまな素材が元ネタになっているので そのあたりを知っているかどうか…

  • バイオハザード:デスアイランド

    作品情報: https://biohazard-deathisland.com/ 「ヴェンデッタ」に続くシリーズ4作目で、 感染経路のわからないゾンビ化事件の謎を解くため、 クリスたちが刑務所として使われていた島に乗り込む話。 クリス、レオン、クレア、ジルと ゲーム版の主人公が勢揃いしている上に 前作の登場人物も引き継いでいるため、 ある程度シリーズに精通している人向け。 噛まれなくてもゾンビになってしまうという設定は新鮮だが、 ミステリーというほどの謎解きは含まれておらず、 かといって裏切りや欺瞞などを味わえるほどのドラマもない。 派手な武器を次々と使う戦いぶりは贅沢で嬉しいが、 それがほと…

  • パディントン2

    パディントン2(字幕版)ベン・ウィショーAmazonロンドンの生活にも慣れたクマのパディントンが おばさんへのプレゼントを買うためにアルバイトを始める話。 あざとく見える言動が鼻につくかと思ったが、 その純真さがあまりに突き抜けていることで むしろ笑いにつながっているのが面白い。 そのまっすぐな思いやりが味方を増やし、 後半になるほど盛り上がる筋書きも素晴らしい。 細かい要素まで伏線として活かされていたり 特撮が実写の中に絶妙に融合していたりと 映画としての完成度や演出のクオリティも高い。 前作に続いて非常に満足いく仕上がりで 大人から子供まで誰にでも楽しめる良作。 【関連作品のレビュー】 パ…

  • マッシブ・タレント

    マッシブ・タレントニコラス・ケイジAmazonかつての人気を失い、妻と娘にも愛想を尽かされた俳優が 彼の大ファンという大富豪の誕生パーティーに招待される話。 ニコラス・ケイジが本人役で出演している作品だが、 おっちょこちょいなエージェントのコメディとしても 落ちぶれた俳優の出演作をいじった自虐ネタとしても 何が面白いのかわからないノリが多くて笑えなかった。 アクションもそれほど見応えがあるわけでもないし、 ストーリーとしても単純で見応えを感じなかった。 ニコラス・ケイジによほど思い入れがある人向け。 【関連作品のレビュー】 リービング・ラスベガス ザ・ロック コン・エアー フェイス / オフ …

  • かがみの孤城

    かがみの孤城當真あみAmazonイジメが原因で不登校になっていた少女が 鏡を通じて同じような中学生たちが集まる城へ行き来する話。 日中だけ過ごすことができる異世界の設定はいいとして、 本来の目的である鍵探しをしている様子が感じられない上に 月単位でどんどん時間が過ぎるのも強引。 結局、数ヶ月もの時間をどんなことに使っていたのかが ちっとも伝わってこないし、 その割に自分たちの違いに気づきそうな近況や 最近の流行について情報交換していないのは不自然すぎる。 親も担任も主人公の事情に疎すぎるし、 頻繁にいなくなっていることに気づかないのも無理がある。 大半の声優が芸能人のためかレベルが低くて耳障り…

  • お金のむこうに人がいる

    お金のむこうに人がいる――元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた 予備知識のいらない経済新入門作者:田内 学ダイヤモンド社Amazon社会におけるお金の役割や存在意義を 予備知識なく直感的に理解できるよう解説したもの。 社会経済をお金ではなく労働力の観点から考えることで これまでと違ったイメージでとらえるという発想は面白く、 お金が行き来することでどういう影響が生まれるか、 それが人々の生活にどう関わってくるかがよくわかる。 いろいろな要素が複雑に絡む経済の世界を グッとシンプルに考えることで 固定観念を打ち砕く感覚が得られるが、 バッサリと単純化されている話の中には いくつか納得しに…

  • バイオハザード:ヴェンデッタ

    バイオハザード:ヴェンデッタマシュー・マーサーAmazon「ダムネーション」に続くシリーズ3作目で、 ゾンビウイルスを使ったテロ行為を収めるために クリスとレオンが奔走する話。 数年おきに公開されるフルCG映像シリーズで 映像にはかなりの進化を感じるが、 あまりにウソ臭い場面や戦い方が多く、 いくら映画といえどもリアリティがなさすぎる。 銃を持っているのに接近戦を挑む主人公たちや なかなか死なないヒロイン、 一般市民への被害を顧みない雑な行動など かなりご都合主義な展開も気になった。 まだ前作の方が納得性が高く、 映画としてのデキがよかっただけに そのあたりの完成度が下がったのは残念だった。 …

  • ヘルボーイ<2019年公開版>

    ヘルボーイ (字幕版)デビッド・ハーバーAmazon超常現象絡みの事件を捜査する悪魔の男が 災いをもたらす魔女の復活を阻止しようとする話。 同じ原作を映像化した2004年公開作品のリメイクとなるが、 エピソードや仲間のキャラクターは異なっており、 独立した新作として観ることができる。 ただ、アクションは序盤の巨人との戦いがピークで、 以降はラストも含めて地味すぎて期待ハズレ。 主人公の造形も前作の方が迫力があったように思える。 映像のクオリティは悪くなかったが、 派手さの割に爽快感に欠ける仕上がりだった。 【関連作品のレビュー】 ヘルボーイ(2004年公開版) ヘルボーイ ゴールデン・アーミー

  • FALL / フォール

    FALL/フォールグレイス・キャロライン・カリーAmazonクライミングが趣味の女性2人が 高さ600メートルの古びた鉄塔を登ろうとする話。 ボロボロに錆びついた細い鉄塔を舞台に 高所特有のヒヤヒヤする感覚が常に感じられることと、 ほとんど2人だけの登場人物なのに 意外にもシリアスな展開を味わうことができる。 シンプルで単調な筋書きではあるが、 スリラーとして工夫された部分が多く、 期待せずに観るなら悪くないデキだった。

  • バイオハザード ダムネーション

    バイオハザード ダムネーション (吹替版)マシュー・マーサーAmazon「ディジェネレーション」に続くシリーズ2作目で、 クリーチャーを生物兵器として利用する小国に 主人公が単身で乗り込む話。 映画としてもゲームとしても続編に当たるが、 エピソードとしてはほぼ独立しているため 前作を観ているかどうかはあまり影響しない。 ただ、今作の設定を冒頭のナレーションで一気に語るため、 いずれにしても少し不親切な印象。 ゲーム本編でも印象的だった敵キャラを 自分の味方として利用する設定は新鮮だが、 ラスト以外の戦闘が全体的に単調で残念。 あまり有効でない銃を無駄撃ちするシーンが多い。 レオンとエイダを主人…

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