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No Room For Squares ! https://blog.goo.ne.jp/6x6_2008

レンズという窓を通じて見えるもの。あるいは見えざるもの。

写真自体そのものよりも、寧ろそこから喚起される「もの」に意味があると考えています。全てのものは消え去っていきます。それでも、この儚い時間を、ほんのひと時だけでも繋ぎ止めてみようと思います。 ※機材紹介ブログではありません。撮影した写真を掲載するブログです。

6X6
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住所
秋田県
出身
静岡県
ブログ村参加

2008/06/13

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  • タイムカプセル①〜美しい猫は守られている

    先日、ボツ写真をブログ記事に昇格させたという話を書いた。今回も同様の企画だが、違いはGooBlog上で記事まで書いて(下書き)いるのに、何らかの理由で採用されなかったものであることだ。写真が気に入らなかったのか、内容的にいまいちだったのか、あるいは単純に忘れてしまったのか、それはもう分からない。15年近くブログをやっていて今更だけど、記事一覧のところで「公開中」か「下書き」を選べることを最近初めて知った。「下書き」にすると全ての下書きを見ることが出来る。何年か前に、そういうものを全部消そうと手作業で探した覚えがある。そんなことをしなくても、一覧で見ることが出来たようだ。さて残った下書きから、何個かをランダムに乗せたいと思う。比較的最近のものしかないが、ちょっとしたタイムカプセルみたいで面白い。初回はこれか...タイムカプセル①〜美しい猫は守られている

    地域タグ:秋田市

  • ただいま絶賛禁酒中

    家にある酒の種類を確認してみた。ビール、日本酒、ワイン、スパークリングワイン(シャンバン)、ウイスキー(バーボン系、スコッチ系、日本系)、ラム、ジン、ウォッカ。そこから派生する缶飲料。大体の種類はある。全部の写真を掲載しようとも思ったが、断念した。メジャーどころでないのは焼酎、テキーラ、紹興酒くらいのものか。サイクル的に日本酒とウイスキーは仕入れ(?)時期である。だが!!。そんなに威張ることではないが、6月14日から僕は一時的な禁酒を続けている。はるか昔から、夏ともなれば浴びるようにビールを飲み続けてきたが、流石に身体が悲鳴を上げている。各種健康数値も危険な指数を示している。とうとう内臓系の疾患にも罹ってしまった。今後、一生(生きている限りという意味)お酒を楽しむために、一時的に身体を休ませてメンテする必...ただいま絶賛禁酒中

  • 愛すべき駅でやりたいこと

    愛すべき由利高原鉄道。そしてここは毎度お馴染みの曲沢駅。本来6月の秋田県といえば、雨でも降れば肌寒く、何かを上着を羽織らないといけない場面も多い。それがこのところ、毎日蒸し暑い日が続いている。僕がもし学生で、しかも東北から遠い地に住んでいたとしたら、この夏は由利高原鉄道の曲沢駅を目指すのも悪くないと思う。きっとその頃には乾いた太陽が照りつけ、山肌には入道雲が見えるだろう。やっとの思いで駅まで着いたら、小型の冷却袋でキンキンに冷やした缶ビールをグビっと一気に飲みたいものだ。・・・。今の学生は、そんなことしないか。学生だったらと言いつつ、やることだけはオッサンのままだ。X-PRO3/XF14mmF2.8R愛すべき駅でやりたいこと

  • この小さな蜻蛉の名前を知りませんか

    田んぼの脇で車を停めて窓を開けていたら、小さくて綺麗な蜻蛉が車内に入ってきた。写真2枚目がそれである。そっと指の上に乗せて、外に逃してあげた。蜻蛉の赤ちゃんだなと思っていたが、よく考えたら蜻蛉の赤ちゃんはヤゴである。成虫になった時点で蜻蛉は大人だ。これから大きくなるわけではないのだろう。後で調べてみてもよく分からない。ニホンカワトンボの一種か、アオモンイトトンボだろうと想像している。もし分かる人がいたら教えて下さい。X-PRO3/XF16-80mmF4ROISWRこの小さな蜻蛉の名前を知りませんか

  • 小さな紫陽花くらいで良い

    裏庭の紫陽花は何種類かあるようだが、ガクアジサイが咲くのは来月になってからだと思う。この紫陽花は別のもので、種類は分からない。妙に小さいところが良いなと思った。話は変わる。6月は忙しい。予定がギッシリと詰まり、もう嫌になって放棄したものもある。田舎在住なので、各種団体などにも参加せざるを得ず、総会やら懇親会やら会合やらも多い。僕はいつまでたっても成熟した大人になれない。公的な仕事には全く興味はなく、自分の時間が削られるとストレスになる。田舎のオヂサンは皆退屈していて、色々な「会」で用事を作ったり、酒飲みの機会を設けたり、それ自体を楽しみにしている人が多い。僕はといえば、お陰様でやりたいことには事欠かないので、それらを可能な限り退避する。そんなに欲張らないで、この小さな紫陽花くらいで良いではないかと思う。X...小さな紫陽花くらいで良い

  • 季節は急激に変わる

    北東北では大体6月初旬、場合によっては中旬くらいまでは、朝晩は結構冷える。ストーブだって普通に使う。僕が育った静岡県では、暖房機器(主に炬燵、石油ストーブもある)は、12月に入らないと使ってはいけないし、3月に入ったら片付けないといけない。だから4月以降にストーブを使う事に対し、当初は罪悪感が消えなかった。今は良い。6月に入ってもストーブは使う。問題は6月の中旬以降は急激に暑くなることだ。具体例でいえば、6月12日に寒いからストーブを点ける、6月21日には暑いからエアコンを点ける。そういうことだ。6月1日の衣替え時期は寒くて半袖なんか論外で、パーカーとかカーディガン的な上着を羽織らないといけない。それが6月15日からは暑くてTシャツ一枚になる。つまりは中間期(過渡期)がないのである。服装も極論を言えば、真...季節は急激に変わる

  • 本当にあった嘘みたいな話〜かっぱ小路にカフェができた

    秋田川反の「かっぱ小路」。骨の髄まで昭和が染み込んだバラック飲屋街である。ここで閉店する店舗はあれど、新たに開店する店舗など存在しない。誰もがそう思う。ありそうにないことが起こるのは世の常だ。昨年の10月にカフェがオープンした。小路のどんつきの建物(しばらく誰も使っていなかった)を、別の店舗の経営者が譲り受けた。以前は崩壊寸前の建物に見えた。だが実はそこは、かつて料亭だった建物であり、内部は立派な土蔵だったという。それを改装してオープンしたのである。僕が川反に行くのは日曜日なので、カフェの定休日だ。一度だけ営業していたことがあったが、貸し切り営業だった。かっぱ小路にカフェ、何ともいえない違和感だ。そんなわけで、かっぱ小路通の僕としては気になって仕方がない場所だった。今回、店としては休業日だったが、店のメン...本当にあった嘘みたいな話〜かっぱ小路にカフェができた

  • 思いがけぬボツからの復活

    かの森山大道氏いわく、「デジタルだからといって写真を捨てたりしない」。自分でボツだと思っていても、後から「意外と良いじゃない」と思うこともあれば、他の人の眼でみればそんなに悪くない可能性もある、と。それは森山大道さんであれば成り立つ話で、僕レベルの「ボツ」は「ボツ」、正直そう思えてしまう。先週は諸般の事情で外出できなかった。今回の写真はそれ故、ボツから本篇に昇格した。巨大土偶の駅の写真を掲載した「木造(きづくり)町」のものである。こう見ると、そもそものレベルは別にして、他の僕の写真と大して変わらない。同じような写真ばかり続くことに、自分で辟易して没にしたのだろう。X-PRO3/XF23㎜F1.4R思いがけぬボツからの復活

    地域タグ:つがる市

  • 微妙なバランス

    厄年ではないけど、今年は次々に厄難が襲い掛かる。思えば、昨年末に凍結路で転倒し、左肩を痛打した。今だに痛みが残る。そして3月の下駄骨折。ほぼ3ヶ月半が経過し、全治の目処の時期となった。自己リハビリも必死にやったし、スポーツ整体のようなところでトレーニングもした。身体というものは微妙なバランスで成り立っているもので、悪ければ悪いなりのバランスがある。僕は頑張り過ぎた代償として、別の異変が生じた。いわば第三の矢であり、意味当初の骨折より重症となった。愕然としているが、世の中には、もっと大変な病気に直面している方も大勢いる。今回は自分の病気の話題は徹底的に避けて、素知らぬ顔をしようと思う。さて。写真はJR秋田駅前の喫茶店の照明である。近くに行けば毎回撮っている。当面は、こんな写真とストック写真でやりくりしたいと...微妙なバランス

  • 食堂記憶遺産〜妄想する時間

    廃業してしまった食堂。残った建物は撮影することができる。往時の写真を持っている人もいるだろう。だが世の中がどれだけ進歩しても、食べ物の味を記録(アーカイブ)することはできない。師から弟子へ、親から子へ、伝承されていく幸せな味は極めて少ない。大衆食堂の味などは、写真や思い出話から、その味を知る人が思い起こすことしかできない。記録ではなく、記憶の中にしか存在しない味である。青森県つがる市(旧・木造町)で見つけた食堂は、真冬の雪のなかで見たかったと思う。吹雪で凍てつく真冬、この食堂は天国だったに違いない。僕だったら何を食べようか。熱燗も頼もうか。店の前で佇み、妄想に耽ける。X-PRO3/XF23mmF1.4R食堂記憶遺産〜妄想する時間

  • 猫と解像度について悩む

    ブログで写真を表示させると、多かれ少なかれ画質は劣化する。多くのブログサイトで言われている問題だ。それにしてもここ数年、GooBlogの画像の劣化は著しい。理由か分からないが、特にライカのモノクロ画像は激しく劣化する。何故??。元画像はシャープでも、アップロードするとピントが外れたようなモヤっとした写真になる。これではモチベーションが下がりまくりだ。家の猫も不満そうだ。アップロードの際の圧縮率を上げてみようかとも思うが、そういう問題でもないような気がする。最近はスマホでのアプリ閲覧を推奨するGooBlogさん。スマホ閲覧であれば、解像度問題は気にならないとは思う。だがパソコンでブログを書き、写真や画像をアップすることを楽しみにしている人が多いことも理解して欲しい。多分、有料会員(アドバンスとかフォト)の多...猫と解像度について悩む

  • 板柳温泉は消えたけど・・・

    とっくに青森の旅は終わり、僕の身体は戻ってきているが、写真の進行と僕の心はまだ青森にあった。青森市から帰路につく途中の寄り道、最後は板柳町だ。板柳に来るのは3回目。これははっきりしている。初めて来たのは2017年で、帯状疱疹を発症していた。だから激痛に耐えながら町を歩いた。何故そんな馬鹿な真似をしたかといえば、帯状疱疹にかかっているとは知らなかったからだ。それで翌年リベンジに訪れた。今回は、写真一枚目の「板柳温泉」に風呂に入りに来た。残念ながら廃業していた。町歩きを何年もしていると、こういう事がよくある。やはり、「いつか」は「いつか」のままで終わる。思い立ったら、即やらないと後悔することもある。改めて痛感した。青森シリーズの関連編もこれで終わりです。X-PRO3/XF23mmF1.4R板柳温泉は消えたけど・・・

    地域タグ:板柳町

  • 何故か懐かしさすら覚える鶴田の町

    青森県の鶴田町。調べてみたら僕が鶴田で写真を撮るのは、4回目のことだった。①2017年5月、②2018年2月、③2020年8月、そして今回の④2022年6月、である。③の時は体調が悪く、写真らしい写真は撮っていない。すると今回が実質3回目となる。とてもそうは思えないので(もっと来ている筈)、ブログに掲載していなくても、立ち寄って写真を撮ったことは他に1~2回はあると思う。備忘録として、今回のトピックを。1~2枚目の「鶴乃湯」で温泉入浴は断念した。この後に板柳町に寄り、板柳温泉に入る予定でいたからだ。3枚目、毎回この辺りで自転車が背後から「チリンチリン」と通過する。他の場所では全く見ないので不思議だ。4枚目、気になるので中身を見ておけば良かった。5枚目の建物は変わらなかった。6~7枚目、町には人の姿はなかっ...何故か懐かしさすら覚える鶴田の町

    地域タグ:鶴田町

  • 青森編最終回・最後の第三振興街(終)〜惜別の刻

    青森の夜が明けた。もしかすると第三振興街は無くなっているのではないか、そんな想いで来た青森だった。僕の行動範囲内ではベストの光景を持つ飲屋街である。かつての栄華を見たことはないが、急速に衰退する姿は見てきた。今回は夕方の姿を撮り、夜の姿も撮った。これで思い残すことは・・・、ある。思い切りある。やはり夕方の光景は、光が強すぎてうまく撮れなかった。第三振興街の持つ、時が停まったような静かな佇まい。それを朝の光の下で撮りたくなった。僕は三度、ここに来た。希望したものが撮れたのかどうかは分からない。次に来たとき、もうこの飲屋街は存在しないかもしれない。それは別にここに限ったことではなく、全ての森羅万象も同様である。そのことに改めて気づいただけでも、三度も撮った価値はある。ここには時と共に消えた名もなき人々、彼らの...青森編最終回・最後の第三振興街(終)〜惜別の刻

    地域タグ:青森市

  • いつだって青森の夜は・・・

    これは僕の独断なので間違っているかもしれないが、他の街、例えば新潟なんかだと美味しそうな店は地元の人で込み合っている。それがホームタウンの利なので仕方がない。でも青森の場合、いかにも美味しそうな店はガラガラに空いていて、どこにでもありそうな店とか、どうでも良さそうな店に限って地元の人で込んでいるような気がする。それは僕にとっては有り難いことでもあるので文句はない。ただ「あそこは良かった」と思い、数年後に再びそこに行くと、かなりの確率で店は存在していない。競争は厳しいのかもしれない。第三振興街に二度訪れる前後に、僕は二軒の店で食事をした。二軒とも晩酌セット的なものを頼んだ。どちらも判で押したように飲み物付きで1500円だった(飲み物は更に追加するけど)。そしてどちらも客は僕だけだった。安いうえに旨いのだが・...いつだって青森の夜は・・・

    地域タグ:青森市

  • 最後の第三振興街②〜そこに赤い灯が点る

    まだ空には明るさが残る。時刻は19時30分頃だった。一応20時以降は立ち入らないようにと考えていた。杞憂だったようだ。見た限り営業しているのは、入り口にある赤提灯の店だけである。第三振興街には二つの通路(奥で繋がる)がある。赤提灯の店は大通り側に面し、その横にある狭い通路は通行禁止となっている。事実上の廃墟ゾーンだ。もう一つの通路は比較的状態が良いが、営業している店は見当たらない。誰も通らない通りの入口と出口、そこには「第三振興街」と描かれた看板がある。その看板は煌々と紅い明かりを灯していた。奥側には割と新しいトイレもある。照明も点灯していて使用できる状態にある。一体誰が管理して、誰が費用を分担しているのか疑問にもなる。20時になれば営業する店があるのだろうか。否、そんな気配は感じない。この紅い照明が消え...最後の第三振興街②〜そこに赤い灯が点る

    地域タグ:青森市

  • 最後の第三振興街①〜斜陽の光

    青森のアイコン的存在である「第三振興街」。異論はあるだろうが、僕にとっては青森の象徴だ。考えてみれば青森新幹線が開通した時に、このバラック飲屋街が解体されても不思議ではなかった。そうならなかったのは、最早この路地がかつてのような毒気を抜かれ、その存在が問題視されなくなったことの証左かもしれない。放って置いて良い。遅かれ早かれ消えていくのだから・・・。そして案の定、他の昭和路地と同様に第三振興街は終焉の時を迎えようとしている。まだ終わってはいないけど、終わったも同然の姿となっている。この後にどういう展開が待っているのかは分からない。確実にいえるのは、元の姿を取り戻すことは100%ないことだ。この路地の最後の姿を記憶する為に青森まで来た。まだまだ続きます。X-PRO3/XF23mmF1.4R最後の第三振興街①〜斜陽の光

    地域タグ:青森市

  • 思えば遠く(青森)へ来たもんだ

    僕は色々な町が好きだけど、惹かれるという意味合いでは「青森」が最強だと思う。やはり本州の北の果て、最果てという点に魅せられるのだろう。高校生の頃、青春18切符の旅で北海道を目指し、挫折したことがある。その旅の終焉の地も青森市だった。その時の「やり残した感」が僕を青森に誘っているのかもしれない。秋田県に住むようになった今、青森は多少の無理をすればクルマで日帰り出来る場所となった。それでも来るたびに、「遠くに来た」と心の底から思う。そんな青森の写真を、これから何日間に渡り掲載する。今回のテーマは「あれ」。あれと言ったらアレしかない。もう嫌っていうほど、あれの写真を掲載したいと思う。追伸:今まで骨折後の足を労って、温泉旅館に行くことが多かった。コロナ禍で街中に泊まることを避けている面もあった。今回は「労り」より...思えば遠く(青森)へ来たもんだ

    地域タグ:青森市

  • 巨大土偶が鎮座する駅舎(かなり大きいです)

    青森県つがる市にあるJR五能線の「木造(きづくり)駅」である。「巨大な土偶が出迎える迫力ある駅舎」として、東北の駅百選に選定されている。ふるさと創生事業(1988年、昭和63年〜平成元年)で建築され、駅舎は「木造ふれ愛センター」も兼ねている。もう見た目そのもので、遠目に巨大な土偶が鎮座する駅舎は異彩を放っている。というか、駅前は寂しいことになっているので、ほぼ土偶しか眼に入らない。ちなみに「ふるさと創生事業」は各市町村に1億円を交付し、地域つくり事業を自治体が自由に出来るというものだった。平成の大合併前なので、かなり小さな自治体もあったが、すべてに格差なく1億円が交付された。かなりの「とんでもない企画」を行った自治体もあったと聞くが、木造町(きづくり町)の場合は成功例と言えるのではないか。ちなみに、土偶の...巨大土偶が鎮座する駅舎(かなり大きいです)

    地域タグ:つがる市

  • 大森を歩くと、妄想だらけになる

    秋田県の旧・大森町(現・横手市)。理由はよく分からないけど、この町が結構好きだ。大森というと、学生時代に大森でアルバイトをしたことがあった。この場合の大森は東京都大田区の大森だ。駅まで送迎車が来て勤務先まで通勤したが、最初から最後まで会社がどこにあるのかよく分からなかった。アルバイトは銀行関係の機密情報を扱うので、仕事部屋には私物を一切持ち込めなかった。その代わり、作業自体は一回2時間弱で、それを2回。夜の9時から朝の5時までの拘束だったけど、半分以上の時間は待機。休憩室で備え付けの漫画でも読んでいればよかった。飲み物も軽食も無料で提供された。僕は大学の最終年度にここでバイトをして、休み時間に卒論を書いていた。忙しくなって行く回数が減ると、時給が跳ね上がって驚いた。秋田の大森を歩きながら、そんなことばかり...大森を歩くと、妄想だらけになる

  • 町の魚屋さん健在なり

    今では食品スーパーで魚を買うことが当たり前だけど、思い出して欲しい。ほんの少し前まで、魚は「町の魚屋さんで」買うものだった。別に田舎だけの話ではない。都会だって同様である。サザエさんだって、魚屋さんで買っているではないか。今でも都会の一部商店街では、魚屋さんとか八百屋さんが活況だったりするのかもしれない。これが田舎になるとどうなるか。田舎だから町の魚屋さんが活況とは限らない。皆、郊外のショッピングセンターや食品スーパーに魚を買いに行く。むしろ田舎の方が個人商店は寂しい状況になっている。秋田市某所。ここに昔ながらの魚屋さんがある。目利きの親父が、自分で選んだ魚を仕入れ、捌いて、店頭に並べる。旬の魚で刺身の盛り合わせなんかも作ってくれるのだろう。年末にここで「まぐろを中心とした刺し身盛り合わせ」を買った人から...町の魚屋さん健在なり

    地域タグ:秋田市

  • 盛岡的な時間(終)~路地歩きの作法

    まだまだ歩く場所は残っているが、今回は家人の所用で来ているので、そちらの事情が優先される。最後に盛岡八幡神社手前の路地を歩いた。何日か前に掲載した猫と遭遇した場所だ。この路地で僕は、行きは広角レンズ(今回は24mm)、戻りは標準レンズ(今回は50mm)で一往復することが多い。路地は片道だけ歩くのはでなく、往復するとまた違うものが見えてくる。必ず往復すべし。森山大道氏の教えである。これだけで二倍楽しめる。季節や時間も変えれば、楽しみは無限大になる筈だが、僕はそこまでは達観できていない。今回の驚きの一枚は、最初の一枚。これは画像加工は一切していない、撮ったままの画像である。こういう画像を最近はカメラが出してくれるようになった。これはカメラが持ち主の趣味と傾向を判断し、忖度された画像なのである。多分、カメラの中...盛岡的な時間(終)~路地歩きの作法

  • 盛岡的な時間②〜花街の面影

    盛岡には花街的だった場所が幾つかある。昔の人は清濁をシンプルに考えていたのだと思う。①神様に参拝し、②酒を飲んで、③遊郭に行く。現代では①と②は組み合わさっても、③は別の話だ。実際には③的な場所に行く人がいても、あくまで直接的には関係のない事柄だとされる。昔(どれくらい昔か知らないが)の人は、晴れやかな場なんだから、神様を拝んだ後で、酒呑んで遊郭に行くのは当たり前じゃないか、そんな思想があったのではないか。実際、膨大な町で写真を撮ってきたが、繁華街は神社か寺か役所の近くにあるものと相場は決まっている。そしてかなりの確率で、繁華街の地主は寺や神社そのものだったりする。そんなこんなで、今や普通の繁華街となった地ではあるが、何となく艶っぽいような気がするし、それを探して歩くのは楽しいものである。8のつく日はwe...盛岡的な時間②〜花街の面影

    地域タグ:盛岡市

  • 盛岡的な時間①〜ズミルックス50mmで撮る立体感

    盛岡は東北の中では大きな町で、その割には風情もある。写真の撮り甲斐のある町である。撮影すべき町並みは点在しているので、飽きも来ない。こういう町は他にも撮影する方がいるし、別に僕が撮る必要もないのではとも思う。格好つけているわけではない。盛岡は写真を撮ってくれる人が沢山いるから、僕は殆ど誰も写真を撮らない町を撮ってあげないと可愛そうだ、そういう意味である。でも東北地方に住んでいれば、定期的に仙台とか盛岡に出かける用事も出来るものだ。今回は家人の用事の付き添いで来た。僕は特段用事はないので、その間、ぷらぷらと盛岡の町で写真を撮った。ここでは人と町が有機的に絡みあい、流動している。その流動にも関わらず、静かな時間が流れている。やはり良い街だと思った。それにしても今回使ったレンズ、ズミルックスM50mm(ASPH...盛岡的な時間①〜ズミルックス50mmで撮る立体感

    地域タグ:盛岡市

  • 猫VS人間 24mmの闘い(惨敗)

    ここは盛岡市某所である。クルマも通行できない細い路地である。僕は24mmレンズ、つまり結構な広角レンズをつけていた。広い範囲は写るけど、アップで撮ることは難しいレンズである。そんな時に限って、猫が通る。一枚目の写真、すっと現れた猫は、僕が素早い動作を出来ないことを見抜いているようだった。僕は前方の猫を認知し、目線を合わすためにしゃがもうとした。しゃがんだ時点で、既に猫は横を通過するところだった。間に合わないので、しゃがむ途中で撮ったわけだ。動作が遅いので、こんな写真しか撮れなかった。「おい、ちょっとまってくれよ」と追いかけたが、猫は僕が速く歩けないことも承知のようだ。余裕たっぷりに路地の奥に消えていった。動作を速くする前に、もっと違うレンズをつけておけばよかった。LEICAM10MONOCHROME/EL...猫VS人間24mmの闘い(惨敗)

    地域タグ:盛岡市

  • にわか雨の中庭と骨折経過ご報告

    にわか雨が降る我が家の中庭。・・・。というのは嘘で、昔の商人の邸宅である。こういう邸宅であれば、雨降りを見るのも悪くない。最近はすぐに悲劇的な豪雨被害になるが、楽しめる雨だと良いのにと思う。さて、左足中足骨の骨折からもうすぐ三ヶ月。ギブスを外してから6週間、松葉杖を手放してから4週間が経過した。歩くこと自体は苦労も無くなりつつある。すぐに疲れたり、びっこを引いたり、今だ続く浮腫みと痛み。それも日々改善しつつある。そんなわけで先週、通院してレントゲン撮影と診察を受けた。多分これで一応の完治となるだろうと想像していた。・・・。結果は骨折位の右(内側)半分は、ほぼ骨が接合していた。それに対し左半分(外側)は、まだまだ駄目だった。恐らくだけど、途中で強い負荷が掛かったことで悪化したのではないかと思う(それに関して...にわか雨の中庭と骨折経過ご報告

  • 洋装学院について想う

    古い町並みを歩くと、かなりの確率で「洋装学院」の痕跡を眼にする。それは町内地図看板の中にあったり、広告看板があったり、ということだ。建物自体は数少なくなった。現在でも洋装学院と名乗らなくても、洋服やファッション関係の専門学校は数多くある。その殆どは大きな町や都市部に集中しているだろう。洋装学院は、地方の普通の小さな町にある点が良い。どういう人が、どういう目的で通ったのだろうか。婦女子の嗜みとして重要だったのだろうか。お習い事の人もいれば、花嫁修業の人もいるだろう、手に職をつけようと勉強した人だっているだろう。他にすることがないので通った人もいるかもしれない。それが普通の小さな町にあったのである。一体どんな教室で、どんな授業を受けていたのだろうか。そんなことを想像するだけで楽しい。X-PRO3/XF23mm...洋装学院について想う

  • 摺沢とペコちゃんの意外な関係

    千厩の町を歩いて、足が限界に来ていた。でも目の前に「摺沢」があるのに無視して通過も出来ない。しかも、もしかしたら摺沢に行くかもと思い、それだけの為にライカM10モノクロームを持参してきた。他の場面は全てフジのカメラで撮ったが、摺沢だけは「ずーん」と沈んだモノクロで撮りたい。さて、今回の写真について若干の解説をしたい。一連の写真は駅前にクルマを停めて、食品スーパーまで牛乳を買いに行く、その往復の過程で撮ったものだ。その牛乳とは、「不二家牛乳」。不二家乳業という会社が作る牛乳は、岩手県南部の生乳から作られている。その会社があるのが、このモノクロの地「摺沢」である。ペコちゃんの描かれた牛乳パックは違和感ないデザインだけど、実は他の地域では売っていない(ネットでも購入できるらしい)。摺沢周辺では一般的なスーパーマ...摺沢とペコちゃんの意外な関係

  • 今日は千厩日和(終)~たかが6000歩、されど6000歩

    この日、千厩で歩いたのは約6000歩。前後の町も含めて、一日のトータルでは約9000歩だった。目標であった1万歩には届かなかったが、骨折後では間違いなく最長だ。ちなみにコロナ禍前の最盛期には、2万歩オーバーが大体の目途で、時には3万歩に迫ることもあった。今回の千厩では、6000歩に達する前に足が悲鳴を上げ、びっこを引きながら歩くことになった。それでもクルマに戻り、次の町に行くまでに快復するようになってきた。夜は足がパンパンに浮腫むけど、そのリカバリーも早くなった。こういう町で歩けば、僕のリハビリは進んでいく。ありがとう千厩。また来るまでさようなら。今日は千厩日和(終)~たかが6000歩、されど6000歩

  • 今日は千厩日和②~楽器を演奏するが如く

    僕は楽器を演奏することが出来ない。小学校の時、母方の祖父母から「なんでも好きなものを買ってあげる」と言われ、僕はカメラを選び、妹はピアノを選んだ。カメラはオリンパスのハーフ判で、ピアノは普通のアップライドピアノだった。子供心にも「この格差は何なんだ」と思った。それでも僕が写真を撮り始める契機となった出来事だ。別にそこで僕もピアノを習ったり、使ったりすることもできた筈だ。祖父母もそういうつもりだったと思う。でも僕は頑なにピアノに触れることを拒んだ。嗚呼、勿体ない、今でもそう思う。その後にギターやウクレレなどを買ったこともあるが、全て挫折している。だから僕は、ピアノやギター、サックスなどを演奏できる人を尊敬するし、格好良いと思う。さて、本題の写真の話に戻る。引き続き、千厩の町だ。何回も同じ町を歩き、基本的に殆ど同じ...今日は千厩日和②~楽器を演奏するが如く

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