イスラム結婚指南―意外にお役立ちな結婚を長続きさせるコツ

最初の結婚に失敗した私は、なんで自分の結婚生活はうまくいかなかったのだろうと悩み、多くの「結婚を長続きさせるコツ」のような本をたくさん読みました。たとえば： ①ローラ・ドイル「賢い女は男を立てる サレンダード・ワイフ」 三笠書房 2002年 ②ウィラード・ハーリ「パートナーと気持ちが100％通う10の法則」 三笠書房 2004年 ③ジュディ・C・ピアソン「結婚生活を長続きさせる10…

イスラムにおける妻とは？夫とは？

イスラム教を勉強してみて驚いたのは、行動規範やら守るべき事柄が非常に細かく決まっていることです。先に挙げた食べ物 や服装 のほかにも、宗派や解釈により多少は異なるようですが、結婚生活・離婚などはもちろん、人生で遭遇するであろうさまざまな事柄について「イスラムとしてはどうあるべきか」ということが決まっています。これらイスラムの規範や解釈については、本や論文などたくさんあり…

専業主婦生活開始・・・迷う毎日

私が仕事を辞め、夫は仕事に全力投球する日々が始まりました。朝はお弁当 を作り、夜は「お帰り」と迎える毎日。子どもの学校の行事はかかさず出席、週末の子どものスポーツ少年団活動にもフルに参加。意外に忙しい毎日で、あっという間に日々は過ぎていきます。夫もやはりこの役割分担のほうがしっくりくるようで、仕事の愚痴を言いながらも、以前のように家で鬱々と過ごすことはなくなりました。 でもごま…

妻が稼ぐと夫は傷つく

夫は私が外国人でもあり、最近改宗したばかりの「イスラム初心者」であることから、さほどイスラムの教えを厳格に守れとは要求しませんが、やはり心の中ではさまざまな葛藤があるのでしょう。私もできるだけイスラムを理解し、服装やら食事やらに気を配るようにしてはいましたが、どうもしっくりいきません。ついには夫はうつっぽくなり、精神科を受診したりするようになりました。 さすがに私も心配になり、私たち夫婦の結婚…

外ではダサく 家では派手に・・・イスラム妻の服装

夫と付き合い出した頃から気になっていたことは、私の服装にいちいち口出ししてくることでした。最初は「髪の毛を伸ばしてほしい」から始まり、身体の線がはっきり見えるスーツは着ないで、スカートは長めのものを、ヒールの高い靴を履いて・・・と注文は多岐にわたり結婚後は厳しくなりました。タイトスカートやおしりのかたちが分かるパンツなどは、外で着られなくなりました。身体にフィットするTシャツなどもダメです。 …

晩酌はチャイと甘いもの：宴会は茶飲み会

イスラム教で食べてはいけない食品については、先のブログで触れたとおり、豚肉が代表的なものですが、お酒類もダメです。ところが、都合のよいことに、お酒類については豚肉ほど嫌悪感はなく、ビールなどはたまに飲むことがあります。夫のお気に入りはキリンのモルトスカッシュという低アルコールビール。ちなみに普通のビールは苦くて飲みにくいそうです。夫の友達の間などでは、ビールは「強壮剤」と思われているようで、「こ…

豚肉抜きの生活とは

イスラム教徒には食べてはいけない食品（ハラム）、食べて良い食品（ハラル）があります。豚肉が料理の中に入ってなければいいだろう程度の認識だった私は、後に厳しい現実を知るのです。ハラム食品の中でも、豚肉は日本で避けることが難しいものです。餃子やとんこつラーメンとか食べなければいいんでしょ、ではすまされません。豚からできているあらゆる製品、ソーセージ、ベーコン、ゼラチン、ラード等々すべてダメなのです。…

プロポーズは「イスラムに改宗して」

夫とは仕事で5年ほど前に知り合いました。なんとなく気が合う仲間だったので、二人でごはんを食べに行ったりすることはありましたが、当時私は既婚者だったため、それ以上にはすすむことはありませんでした。 離婚後間もなく彼と会う機会があり、お互いに近況を話し合い、私が「実は離婚をした」という話をしたとき、「じゃあ、僕と結婚しようよ」と彼が言ったのがきっかけで付き合いが始まりました。付き合って間もなく「イス…

はじめまして

今日からブログを始めました。よろしくお願いします。