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本は電車で読もう!立川在住・一児の父が読書と子育てに明け暮れる日々を綴ります。

自宅(立川)と会社(川崎)の二つの図書館を駆使して読書に耽る中毒者(読書ジャンキー)のアスランです。 結婚前は暇に飽かして映画館に入り浸る映画中毒者でした。いまや夫婦で育児に追われる親バカ中毒者でもあります。 このblogでは、本を紹介し、立川で育児に悪戦苦闘する日々を報告し、そして愛しき映画の記憶を語ります。

アスラン
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立川市
出身
板橋区
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2008/05/22

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  • 死神の棋譜 奥泉光

    息子が小学生の頃は、一時期週末は将棋漬けの毎日だった。ふとしたきっかけで将棋に関心をもち、みるみるうちに上達し、駒の動かし方も入門書で再確認しながらの僕では歯が立たなくなり、幼児向けの将棋教室に通わせるようになり、それに飽きたらなくなると、もっと上を目指すためにわざわざ千駄ヶ谷の将棋会館のスクールにまで通うことになった。おかげで待ち時間をぶらぶら過ごすうちに将棋会館周辺の様子はなんとなく頭に入ってしまった。同じ頃に「3月のライオン」の連載が始まり、主人公の桐山が義理の父との対局に勝利した帰りに、心の痛みから慟哭する国立競技場脇の公園の風景が手に取るようにわかってしまい、一読者以上に思い入れを..

  • 筒美京平 Hitstory Ultimate Collection 1967~1997(vol.1 DISC4)(その1)

    昨年末の29日にテレビ朝日「林先生の今でしょ2時間スペシャル」で、爆笑問題・田中がセレクトした筒美京平ベスト20を紹介していた。その中で、編曲家・武部聡志が「無駄なメロディが全くない」と絶賛していた「よろしく哀愁」を、大晦日の紅白歌合戦で郷ひろみが筒美さんを追悼して熱唱していた。このDISC4は、その曲からはじまる。「無駄なメロディが全くない」というコメントには僕も完全に同感だが、その点について補足説明があまりなかったので、発表当時の衝撃を知らない若い世代にはわかりにくいかもしれない。僕なりに噛み砕いてみる。歌には何度も味わわなければ良さが伝わってこない曲もあるし、サビ前のメロディ(Aメロデ..

  • 藍色夏恋 (2001年台湾・フランス)

    「japanぐる〜ヴ」が昨年末の12/26日をもって最終回。毎回熱心に見ていたわけでもないが、音楽や映画の最新情報などがコンパクトにまとまっていて、グルメとかショッピングとか観光などの要素がなく、今どきの情報番組としては希少価値が高かった。ぴあのような情報誌を愛読していた世代にとっては非常に懐かしい構成だ。その中で、松崎健夫・添野知生両氏による映画紹介は、映画館通いが遠のいて久しい僕にとっての楽しみの一つだった。後番組はアジアを中心とした情報番組になるようだし、サイトを見るとグルメの要素も入ってくるみたいなので、もういいかなという気がしてる。 唐突に番組が終了してしまったようだが、コ..

  • 追憶の東京 異国の時を旅する アンナ・シャーマン (早川書房)

    時の鐘というと川越のメインストリートにある塔のような建造物を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。実は江戸にも時の鐘はいくつもあった。江戸には最初、三箇所に時を告げる鐘が配置された。日本橋小伝馬町の牢屋敷内、浅草寺、上野寛永寺だ。やがて100万人を超える大都市となるに至って、江戸には幕府公認の時の鐘が次々と増えた。時の鐘は当時の市民たちの生活に区切りを与える役目を果たした。この本は、日本に10年暮らした著者が時の鐘を探し求めながら、すでに多くは失われてしまった江戸の痕跡をたどる旅行記である。 もちろん江戸時代には現代のような正確に時を刻む時計はなかったが、「暮六つ」「お八つ」「丑三..

  • 2021年元日、日野橋周辺にて

    元日の夕方、まだ日が暮れないうちに立川の河川敷に向かってのんびり散歩する事にした。 年末は、息子と昭島方面に向かって河川敷を歩いたので、年始は柴崎体育館の前を通り抜けて根川緑道を歩く事にした。すると、日野橋の立川側のところに接続する事になる。日野橋を正面に見て右手にちょっと盛り土になったところがあって、そこに物見台がある。あんまり、そこを利用している人を見かけた事はないのだが、まだ息子が幼い頃には、なんどか連れてあがった事がある。 結構立派な物見台で、利用者が少ないせいか痛みも少ない。上がってみると利用者が少ない理由がわからないでもない。河川敷から見る風景の醍醐味は、なんと言っても..

  • 寝ても覚めても本の虫 児玉清(新潮文庫)

    児玉清と言えば、やはり「アタックチャンス!」の人という感じだ。今はすっかり谷原章介さんの決め台詞になってしまったが、僕の世代にとっては、児玉清の「パネルクイズ アタック25」だ。役者でありながら司会もこなす器用さを持ち合わせた谷原さんとは違って、児玉さんの司会は決してうまくはないが、誠実で熱意のこもった「味のある」ものだった。俳優としての児玉清も、やはり器用さとは無縁の誠意の人を演じる事が多かった。木村拓哉主演の「HERO」の鍋島次席検事役に代表される良き理解者のイメージが強い。遡ると織田裕二・矢田亜希子主演の「ラストクリスマス」の医師役もそうだった。 若い時には好青年役もやれば、悪..

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