火入れ式

ようやく家も完成し、2月の半ばに引越しも終わらせ＜スローライフ＞の第一歩を踏み出した。引越し当日、おおかた、荷物のかたずけも終わったところでついにその時がやってきた。我が家の薪ストーブ、アンコールの初火入れだ！！今まで、本やネットなどで調べてきたとおりに小枝を組み、その下に着火剤を置きおそるおそるライターで、火をつけてみた。すると、すぐ小枝に火が移った。用意しておいた中薪を入れたところ一瞬火が小さくなったが、すぐに中薪も元気よく燃え出した。その後、中薪を何本か入れたところストーブの上の温度計が250度ぐらいになった。ダンパーを閉めると、揺らめくような炎に変わり巡航運転に入った。思ったよりは簡単だった。この暖かさがまた、何とも言えない。ファンヒーターの様に、ムッとした温風では無くやわらかいと言うか、懐かしいと言う...火入れ式

完成

「建て前」も終わり後は家の完成を待つだけとなった。ちょくちょく現場を見に行くと、屋根が出来、壁が出来、じょじょに家らしくなっていった。「欠陥住宅」や「手抜き工事」など、この頃よく聞く言葉だが、親父さんが棟梁として、現場を仕切り、監視していてくれるのでなんの心配や、ストレスも無くただ子供のように、ワクワクしながら家の完成を待てば良かった。もし「手抜き工事」をされていても自分みたいな素人が現場を見ても、見抜けないだろうし本当に、心強いいことだった。そして建築費用のことも嫁が親父さんに無理難題をふっかけ親父さんや職人さんにも、かなり泣いてもらい少ない予算で、それ以上の家を造ってもらった。こうして、2月の初めに家が完成した。完成

建て前

初めは簡単に考えていた、別荘地でのスローライフだがこんなにも苦労するとは思わなかった。しかしその苦労のおかげで土地にも、家にも愛着がわくと言うものだ。そして、ついに建て前の日がやってきた。この日に備え嫁は、休みを取ったらしく「じゃあ、俺も休んどくわ」と言った所「あんたは休まんでもええわ！仕事行っといで」と言われたが「あほ。建て前やぞ！！」と、とりあえず何かはよく分からないが＜施主＞としては、休みを取ってその日を迎えた。しかし結果的に嫁の言うとおり別に自分がいなくても、事は進んでいった・・・クレーンで柱を吊り上げ、それを大工さん達が受け止め、組んでいく。その間に嫁は、休憩や昼食、そしてお土産の用意などさすがに大工の娘だけあって、段取りよく忙しく動き回っていた。そして自分は・・・・・何をしたら良いのか分からず、ただ...建て前

建て前までのこと

こうしてやっと、後は家の完成を待つだけとなった。家を建てようと、思ってからここまで5ヶ月ほどかかった。その時その時は、本当にイライラしたり、忙しかったり普通に町の中に家を建てるなら、しなくてもいい苦労などもあったが今振り返るといい思い出だ。その後はやれ「TOTO」だ「INAX」だ「タカラ」だ・・・ショールーム、そして家具屋、電気屋・・・と毎週の休みは、色々付き合わされた。ローンが通らなくて、銀行めぐりをした時は本当に疲れたが、話が前向きな時は疲れもしたが、結構楽しかった。しかし、それからが大変でもらってきたカタログを見て二人で「どうしよ～？」、「どれにしよ～？？」と悩んでいたが、話もまとまらないし、「もう、まかした！！」と得意の丸投げ作戦に出た所嫁「じゃあ、これとこれとこれ、どれがいい？？」自分「ん～これかな～...建て前までのこと

間取り図のこと 2

間取りを考えるのが、こんなに大変なものとは思いもしなかった。22,5坪と言う制約の中に、自分と嫁の理想を入れようとすると、「出来た」と思ってもトイレがなかったり、風呂がなかったり・・・もう考えるのも飽きてきた・・・(;´ρ`)グッタリちょうど、倒木作業の最中だったので「俺、忙しいし後はまかした」と、嫁に丸投げしといた！(´∀｀)ヵヵヵそして数日たった頃嫁「間取り、出来たで！」自分「まじで！？どうしたん？？」嫁「それがさ～・・・話とは嫁は、MIXIに参加しているのだが設計士の人達のコミュニティーに入っていきその中の一人の人に、一晩で考えてもらったと・・・しかも無料で・・・そして、その間取り図を見してもらったところまさに、二人の理想の家だった。ん～さすがプロ、あんなに悩み考えたのに、一晩で・・・今回もプロの技に感動...間取り図のこと2

間取り図のこと

ウチの土地は、国定公園の中に有る。そのことを初めに聞いた時、国定公園が、どういう物かよく知らないし、「そんなとこに住んでええの？？」と、思ったが「スローライフ」と「国定公園」「ん～なんかええやん！！」と、何の根拠も無く思っていた。不動産屋は「建蔽率が15％で、色々制約も有りますし・・・」とか言っていたが建蔽率とか、意味が分からないしそんなことよりも、自分のイメージが先行して「おっ！分かった、分かった！！」と、適当に話を聞いといた。しかし、いざ「家の間取りどうする？？」と言う話になった時この建蔽率が効いてきた。150坪も土地が有るのに、建坪は22．5坪しかない。二人で色々考えたが、どうもいい案が浮かんでこない。設計士に頼めばいいのだろうが、それにはお金がかかる・・・ただ、親父さんに「とりあえず簡単なんでええからイ...間取り図のこと

土地の造成

倒木作業が終わり親父さんの、知り合いの業者さんに入ってもらい土地の造成をしてもらった。さすがプロ、さすが重機！一日で駐車場にする予定のところを掘り下げ、家を建てる所を、均してしまった。当初は造成も重機を借りてきて、自分らでする予定だったが見るに見かねた親父さんが「まあ、よう頑張った。後はこっちでしたるわ！」と言うことで、うんもすんも無くお任せした。(○゜▽゜○)/作業をしているのを見ていると、いとも簡単そうに、重機を操り土を掘ったり、盛ったりしていた。これを自分らでしていたら時間も数倍掛かり、こんなにうまく出来なかっただろう・・・やはり何事も、プロにまかすのが一番だ。(⌒^⌒)b・・・さきだつ物が有ればの話だが・・・(＞Д＜；)この頃の自分は「もうこれで、肉体労働から解放される、後は、家を建ててもらうだけだ！そ...土地の造成

倒木作業のこと

まず親父さんに、家を建てる予定の場所を、杭で囲ってもらった。そして親父さんに「杭で囲ってきたから庭に残す木に印を付けときな」と言われた。しかし自分は、虫が大嫌いである・・・あんな雑木林に分け入るなんて・・・今まで山での生活の、良いとこばかりを考え憧れていたが、当たり前のことだが、山には虫がウジャウジャいる・・・が、そんなことを言っていたら倒木作業どころか、山での生活など出来ない・・・勇気を振り絞って、印を付けてきた！！そして8月のくそ暑い時にドッグカフェのマスターに手伝ってもらいついに作業を始めた。初めは、ビビリが入っていた虫もムカデを足で、踏みつけられるぐらいに成長した。自分は暑さに強いのか、熱中症になったことなど無かったのだが初めて経験することが出来た・・・木が、思いもしない方向に倒れて隣の家の屋根を直撃す...倒木作業のこと

チェーンソーのこと

倒木するに当たっては、まずはチェーンソーを購入しなければならない。薪ストーブのことを色々調べている時に＜薪を作るのに、チェーンソーが必要＞と言うことは知識としてあった。何でも格好から入る自分としては、とりあえず「チェーンソーは買い！！」と言う気持ちは有ったのだが、鬼嫁に、そのことを伝える勇気はなかった・・・これはいい機会だ(≡^∇^≡)自分「木を切るのに、チェーンソーいるよなっ！」嫁「まぁいるわな～けど安いのな！！！」（自分の狙っているのは＜ハスクバーナーの339XP＞と言うので10万ぐらいする）自分「お、お～・・・・で、いくら位？？」嫁「そりゃ～2，3万ぐらいちゃう！」自分「で、でもどうせ買うなら、ええの買っといた方が・・・」嫁「どうせあんた、すぐ飽きるんやから！！いつもそうやろっ！！大体このお金の要るときに...チェーンソーのこと

新しい土地のこと 2

やっと住宅ローンの通る土地になり、憧れのスローライフまで、もう一歩のところまでこぎ付けた。しかし家を建てるには、造地しなければならない。しかもその新しい土地は、未開の雑木林である。とりあえず業者に聞いたところ40万～50万程は、かかると言うことだった。そんなお金はもう無い・・・嫁の裏資金も、底を付いてしまったらしい・・・こんなことなら、もっと不動産屋に、ごねておけば良かった・・・ん～これはコマッタ・・・／(-_-)＼そんなある日、いつものドッグカフェで、コーヒーを飲んでその話をしているとマスター「そしたら自分で、木を切ったらええやん！」自分「は？？自分で？？？」マスター「俺も手伝ってあげるよ！」自分「・・・・・」それを聞いていた鬼嫁は鬼嫁「そうやん！それやったらお金もかからんし」結局お金である・・・旦那の体のこ...新しい土地のこと2