著者は級友
不思議な縁でこの本を手にしました。照屋さんを級友と呼ぶべきか旧友と呼ぶべきか迷ったけれど、大学卒業後60数年間出会うこともなかったのでやっぱり級友と呼べきと思ったのでした。照屋さんとの出会いはまさに奇縁と言うべきでした。彼は沖縄出身で私は東北出身。縁もゆかりもないと思っていたのでしたが、高校時代所属する部活を通して交流していたのでした。そんなわけで彼の文学論などを聞いたような気がします。いま記憶にあるのは歌人若山牧水が好きということ、時には一人で新宿に飲みに行くということでした。牧水の歌は忘れたけれど、友人が照屋さんの話をすると私の脳裏に浮かぶ言葉は!照屋さん、酒はしずかに飲むべかりけり当時沖縄はアメリカの統治下にあり、彼は留学生として本土(彼らは内地と言っていたような記憶があります。)に来ていました。同...著者は級友
2024/08/31 09:09