野口さんが第二句集を出された。第一句集は2013年の『しやりり』。彼女は俳句雑誌「noi」を創刊し、代表を務めている。2026年9月30日、ふらんす堂発行。 小生が感銘を受けた句は次の通り。結構多数に及んだ。 016 食ひ終へて蜜柑の皮に火のかたち 016 ...
野口さんが第二句集を出された。第一句集は2013年の『しやりり』。彼女は俳句雑誌「noi」を創刊し、代表を務めている。2026年9月30日、ふらんす堂発行。 小生が感銘を受けた句は次の通り。結構多数に及んだ。 016 食ひ終へて蜜柑の皮に火のかたち 016 ...
上智大学のソフィア俳句会のアンソロジーが、今回も送られてきた。指導者の大輪靖宏先生のご縁かと思い、なつかしく読ませて戴いた。お一人から一句ずつを選ばせ戴き、お礼に課させて戴きます。 011 思ひ出に扉のありて金木犀 根来久美子 014 心経に無の文字...
千野さんは「蒼海」(堀本裕樹主宰)に創刊から参加。円錐新鋭作品賞、蒼海賞、星野立子賞などを受け、二〇二五年に角川俳句賞を受けられた。序文は、堀本主宰が丁寧に書いている。二〇二六年九月十四日、ふらんす堂発行。 一読して、平明ながら、視点が実に鮮やか。ただごとと思える事象に...
若森さんは「渦」(赤尾兜子主宰)、「花」(八木三日女主宰)などを経て、1978年、兜太の「海程」に入会。1985年、海程賞受賞。その後、「船団」(坪内稔典代表)にも参加。関西地区の幾つかの賞を授与され、現在は「海原」同人であられる。就中、兜太との永い句縁は、若森さんの宝で...
工藤氏が句集『幻肢』を出された。とても初句集だとは思えない。しかも。九十五歳になられる。氏は、青森出身で、寺山修司が去った後の青森句会に参加。その後「小熊座」や「遊牧」で学ばれた。 この句集は、令和八年八月二十五日、現代俳句協会から発行された。帯は「遊牧」の代表清水怜氏...
「俳句スクエア」は、五島高資氏を代表、石母田星人氏を副代表とする俳句集団で、ネット活動を主体に活躍しているようだ。2026年7月26日、第九号の「年鑑」が発刊された。同人会員28名の俳句作品と、作品鑑賞、エッセイ・評論からなっている。 評論の中には、朝吹英和氏の「モーツ...
柴田さんは、詩集ではいくつかの賞を貰っている詩人であるが、同時に俳人(今井聖主宰の「街」の重鎮)でもある。この句集は評判の高い第一句集『赤き毛皮』につぐ第二句集で、2026年7月31日、金雀枝舎発行。実に17年ぶりの句集発表である。 自選句...
庄子さんは大牧広主宰の「港」に参加、1997年に「港」新人賞を、2026年には現代俳句協会年度賞を受賞しておられる。現在は「牧」(仲寒蝉代表)に所属。その第二句集で、序文を仲寒蝉氏が書いておられる。2026年8月25日、朔出版発行。 ...
谷さんは坪内稔典さんの講座を聴いて句会を体験し、俳句にはまったようだ。黒田杏子の「藍生」と稔典さんの「船団」(現在は「窓の会」)に所属。句集『逢ひに行く』では宗左近俳句大賞を得た。評伝に『芝不器男への旅』があり、エッセイ集『空にねる』がある。 この著作の俳句作品部分は、...
山下さんは「蘭」で野澤節子に師事。「街」をへて同人誌「麟」を創刊。『明日の友』(婦人之友社)の俳壇選者をなさっておられる。その第三句集で、2026年8月1日、ふらんす堂発行。 自選15句は次の通り。 井戸水にくもる包丁ほととぎす 水仙...
増田さんの第八句集である。特定の結社に属さない増田さんは、詩や絵画への強い興味があるようで、過去の作品群からも、それが分かる。この句集は「ぶらんこ」ではあるがむしろ「鞦韆」という言葉に惹かれたという。2026年、霧工房発行。 裏帯には今泉康弘...
村上さんは「濱」の大野林火と松崎鉄之介に師事、その後その系列の大串章の「百鳥」の創刊・編集同人となられた。2005年に「いには」創刊、主宰となり、現在に至っておられる。俳句協会千葉県支部支部長。第一句集では俳人協会新人賞、大野林火に係わる評論では同協会評論賞を貰っている。...
小林さんはまだ40代初めで、25歳のとき石田波郷新人奨励賞を受けている。2013年に「群青」に入会した。この句集『女王蟻』への祝句は、櫂未知子さんが〈わたくしの城へようこそ女王蟻 櫂未知子〉、跋は、佐藤郁良さんが書いている。2026年7月25日、ふらんす堂発行。 帯には...
俳壇でご活躍の瀬戸優理子さんが、北海道で、同人俳句誌を創刊いたしました。年一回発行の少人数(現在四人)の俳誌ですが、創刊号を増刷され、二号と共に送って戴きました。 好きな句を一句ずつを抽出してみました。 創刊号(2025年7月) 絡みつく極暑の...
岩田さんは、田中裕明賞や俳人協会新人賞を二十二歳で受賞した新鋭である。賞歴は、石田波郷新人賞、俳人協会新鋭評論賞、角川俳句賞などに及んでいる。開成高校出身で、櫂未知子、佐藤郁良に師事している。その第二句集で、二〇二六年六月三十日、書肆侃侃房発行。装画は如何にも若者風で、あ...
木村さんは大牧広の「港」で学び、後継誌「牧」に参加、編集長を務めておられる。本業は弁護士であられるようだが、エッセイを書かれ、落語家でもあるという多能な方である。著名な知己も多く、栞は、宮部みゆき、夢枕獏、坪内稔典、北大路翼が書き、序文は「牧」主宰の仲寒蟬が受け持った。豪...
髙田さんは「藍生」創刊と同時に黒田杏子に師事、俳人協会新人賞や星野立子新人賞を受賞している。杏子逝去後「青麗」を創刊された。この句集『紅藍』は、第三句集『青麗』以降二〇二三年秋までの三〇〇句を纏めた第四句集にあたり、ふらんす堂から二〇二六年五月 二十五日に発行された。 ...
栗林明弘さんは「春野」(初代は黛執さん、二代目は奥名春江さん)の現主宰を、令和六年から務めておられる。永年、教育関係のお仕事をされていたせいか、句柄がとても優しく、ゆったりと読める句集である。第二句集で、角川文化振興財団、二〇二六年四月二十四日発行。 ...
安徳さんは若くから「沖」で学び、定年後「海程」に参加、兜太没後、「自鳴鐘」に入り、七十四歳のときに「小熊座」に参加した。この句集は彼女の第四句集。文學の森、令和八年三月二十八日発行。 自選十二句は次の通り。 フリージアの首の湾曲もの思ふ...
大池さんは「海程」新人賞を貰った才媛で、現在は「海原」同人。また塩野谷仁代表(現在は名誉代表)の「遊牧」にも属しており、遊牧賞をも受賞している。 この句集『さざ波』は第二句集で、ふらんす堂が2026年5月1日に発行した。装幀は間村俊一。帯文は塩野谷仁、跋は「海原」の武田...
甲斐さんは俳文学者井本農一に学び、関口昭子主宰の「祥」、有馬朗人主宰の「天為」に所属、第二句集『雪華』で俳人協会新人賞を得ている。この句集は、第一句集『春の潮』、第二句集『雪華』、第三句集『耳澄ます』を抄録し、四〇〇句としたものである。二〇二六年三月二十八日、ふらんす堂が発...
杉美春句集『蝶ゆらぐ』 - 杉さんは、「天為」(有馬朗人主宰)と「小熊座」(高野ムツオ主宰)に属しておられたが、有馬先生没後は佐怒賀正美主宰の「秋」や「天晴」(津久井紀代代表)にも入られ、「天晴」では編集長を務めておられる。また、現代俳句協会の編集関係でもご活躍である。 ...
大海渡憲夫句集『爽凉』 - 大海渡さんは「春月」(主宰は戸恒東人さん)のひと。永い商社務めのあと、国際文化交流活動に携わり、書道や茶道にも精を出されておられる。その第一句集で、2026年1月15日、雙峰書房発行。帯文は戸恒主宰、跋は句会で一緒だった小滝徹矢さん。 自選十...
橋本順治句集『素心』 - 橋本さんは「朴の花」(長島衣伊子主宰)の人。その第一句集で、令和七年十二月二十六日、文學の森発行。序文は長島主宰が書かれ、帯には〈「ヤットサー」の声は父なり阿波踊〉が抽かれている。 自選十句は次の通り。 藤棚の光零るる砂あそび 卯の花や...
高市 宏句集『牡丹散華』 - 高市さんは大学の俳句サークルで俳句を始め、「桔槹」に所属、現在はその編集長。また六年前から「小熊座」にも参加。福島県にお住いで永瀬十悟氏に勧められ、この句集を上梓した。帯文は高野ムツオ、跋文は永瀬氏。2026年2月1日にコールサック社から発行...
有住洋子句集『夜は九夜 日は十日』 - 有住さんは、個人誌「白い部屋」を発行されておられ、句集もすでに二冊、他に評論的エッセイ集も沢山お書きで、熱意ある表現者である。 この句集は、2026年1月20日に、ふらんす堂から発行された。 自選句は次の十句。 孕み鹿月の裏...
廣澤田を句集『知らない道』 - 廣澤さんは鈴木六林男の「花曜」に入会、「わわ」「花林」を経て「花林花」の同人。現在は同結社代表の高澤晶子に師事。その第一句集で、2026年2月1日、コールサック社発行。 高澤代表の選による十句は次の通り。 歩を合わせ何から...
益岡茱萸句集『雨の器』 - 益岡さんは「玉藻」の同人で、星野高士さんを囲んで、コピーライターらのグループで句会を楽しんでこられた。第一句集『汽水』で自費出版文化賞を貰われた。この句集『雨の器』は第二句集で、2025年11月25日、ふらんす堂発行。 自選句の提示はないので...
原田もと子句集『書きかけの葉書』 - 原田さんは「円錐」(前代表澤好摩の没後、山田耕司が継承)の同人で、池田澄子さんがおられる「つうの会」にも所属しいる。その第一句集で、栞には池田澄子さんと山田耕司さんの懇切な解説がある。二〇二五年十二月二十日、大風呂敷出版局発行。 小生は...
坂本宮尾句集『ゆるやかな距離』 - 坂本さんは、山口青邨に師事し、青邨の没後、有馬明人の「天為」、黒田杏子の「藍生」の指導を仰いだ。『杉田久女』で俳人協会評論賞をうけ、桂信子賞をも受けておられる。大活躍の俳人である。この句集は第四句集。二〇二五年八月八日、角川文化振興財団...
大崎紀夫句集『耳菜草』 - 大崎さんは「俳句朝日」の創刊編集長を務められ、朝日新聞を退職後、「WEP俳句通信」の創刊編集長に就任。現在は、同時に、結社誌「やぶれ傘」創刊主宰、同人誌「棒」の同人でもあられる。この句集は第十三句集にあたり、二〇二五年七月十五日、株式会社ウエップ...
川森基次句集『あやまちに似て』 - 川森さんが第二句集を出された。2025年9月14日、東京史輝出版発行。 氏は「遊牧」(塩野谷仁名誉代表、清水伶代表)の編集長であり、「門」(鳥居真里子主宰)の同人でもある。2023年には第一句集『隠喩さみしい』(ふらんす堂)出されて日が...
山本敏倖句集『無限白書』 - 山本敏倖さんは「山河」の主宰。現代俳句協会の参与で東京都現代俳句協会の会長でもあられる。攝津幸彦賞優秀賞もお取りになられ、若いころからけっこう前衛的な作品を発表されておられた、との印象を持っている。令和七年八月二十三日、現代俳句協会発行。 ...
対馬康子句集『百人』 - しばらく休んでおりました小生のブログを復活させました。その第二弾として、対馬康子さんの『百人』をアップ致しました。 対馬さんは、ご両親を亡くされた松山の実家と、ご主人の住むジャカルタとご自宅の東京との三拠点でのあわただしい生活を送られてこられた。そ...
片山由美子句集『水柿』 - 旧ブログをムラゴンのアプリにかえて新しく致しました。その間、たまった句集鑑賞録を、少し遅くなりましたが、掲載いたします。 先ず、片山由美子さんの第七句集です。以下、引用です。 句集『水柿』を賜りました。さっそく読ませて戴き好きな句を抜き書き...
合同句集『あざみのⅡ』 - 私の周りには熱心な句会がたくさんある。「あざみの」もそのひとつで、横川はっこう氏が束ねておられる。その合同句集Ⅱが2025年12月1日発行された。ひとり42句から、私の目に止まった句を挙げさせて戴いて、お祝いに換えよう。 ...
『西池冬扇集』 - 西池さんが、第一句集から第五句集までから300句を選んで、短い自解を添えて一冊にまとめ上梓された。俳人協会の「自註現代俳句シリーズ」の中の一冊であり、令和七年十月十五日に発行された。 西池さんは、結社「ひまわり」と「棒」に所属され、句集はもちろん、評...
中村雅樹著『中村雅樹句集』 - 中村さんが、ふらんす堂の「現代俳句文庫Ⅱ」のシリーズで該句集を出された。過去の句集『果断』『解纜』『晨風』の抄録と、飴山實に関する論考を収めている。解説は森賀まりさん。2025年11月27日発行。 中村さんは宇佐美魚目に師事、「晨」同人。...
池田瑠那句集『心柱』 - 池田さんは「澤」の所属で同結社の新人賞を受けておられる。令和3年には、俳人協会の新鋭評論賞を、令和5年には山本健吉評論賞を戴いた方である。その第二句集で、文學の森、2025年8月18日発行。 ...
西村和子第九句集『素秋』 - 西村さんは行方克已氏と結社「知音」を創刊、その共同代表。「慶大俳句」で清崎敏郎に師事。多くの句集と著作を出されておられる。俳人協会賞、同評論賞、小野市詩歌文学賞、俳句四季大賞などを受け、現在は、毎日俳壇選者や俳人協会副会長を務めておられる。 ...
松本節子句集『塔二つ』 - 松本さんは平成26年「雪解」(古賀雪江主宰)に入門とあるが、この句集を一読した印象では、もっと長いご経験がおありであろう。それとも九十歳になられるお年の功であろうか、実にしっかりした句柄である。叙景,叙物句が多く、俳句の骨法を抑えておられる。 ...
関根道豊句集『施無畏』 - 関根さんは大牧広主宰の「港」で学び、「こんちえると」を発刊。句集、随筆集など多数お出しになっておられる。2025年10月15日、牛歩書屋発行。 反戦、反核思想のはっきりした社会性豊かな句集である。師の大牧さんに通じる点があるように思えた。 ...
毬矢さんは「銀化」同人でフランス文学を専攻。『源氏物語 A・ウイリー版』を現代語版に訳し戻しをされておられる。この句集は第一句集で、帯文は「銀化」の中原道夫主宰、栞は神野紗希、阪西敦子、堀切克洋の各氏が書いておられる。 一読して、毬矢さんは文学通で、巡礼を含む外国の旅が...
望月さんは高校生時代から「あざみ」に入り、編集同人を務め、平成二十一年には同人会長となった。令和五年まで、横浜俳話会幹事長を務めておられた。この句集『塩の道ー武相のあはひ』は第一句集で、令和七年十月三日、文學の森から発行された。 著者の自選十句は次の通り。 結納の...
能美さんは「沖」(能村研三主宰)の重鎮で、日本詩歌句随筆評論大賞「俳句部門」大賞を受けておられる。令和四年から六年までの作品から百句を厳選して第三句集『和らぎの水』として上梓した。装画・挿絵は成瀬政博、装幀は髙林将太。 驚いたことに、一頁一句の百句構成である。珍しい。読...
句集『折り紙』を戴きました。好きな句が沢山ありましたので、抜き書き致します。 008 突如降りし鶴の歩みの神事めく 009 日脚伸ぶ画鋲の穴にさす画鋲 009 春の雪捨つるに惜しき菓子の箱 031 ぶかぶかの制服が行く朝桜 032 桜咲き満つ寂しさの倍になる 035 家電...
野口さんが第二句集を出された。第一句集は2013年の『しやりり』。彼女は俳句雑誌「noi」を創刊し、代表を務めている。2026年9月30日、ふらんす堂発行。 小生が感銘を受けた句は次の通り。結構多数に及んだ。 016 食ひ終へて蜜柑の皮に火のかたち 016 ...
上智大学のソフィア俳句会のアンソロジーが、今回も送られてきた。指導者の大輪靖宏先生のご縁かと思い、なつかしく読ませて戴いた。お一人から一句ずつを選ばせ戴き、お礼に課させて戴きます。 011 思ひ出に扉のありて金木犀 根来久美子 014 心経に無の文字...
千野さんは「蒼海」(堀本裕樹主宰)に創刊から参加。円錐新鋭作品賞、蒼海賞、星野立子賞などを受け、二〇二五年に角川俳句賞を受けられた。序文は、堀本主宰が丁寧に書いている。二〇二六年九月十四日、ふらんす堂発行。 一読して、平明ながら、視点が実に鮮やか。ただごとと思える事象に...
若森さんは「渦」(赤尾兜子主宰)、「花」(八木三日女主宰)などを経て、1978年、兜太の「海程」に入会。1985年、海程賞受賞。その後、「船団」(坪内稔典代表)にも参加。関西地区の幾つかの賞を授与され、現在は「海原」同人であられる。就中、兜太との永い句縁は、若森さんの宝で...
工藤氏が句集『幻肢』を出された。とても初句集だとは思えない。しかも。九十五歳になられる。氏は、青森出身で、寺山修司が去った後の青森句会に参加。その後「小熊座」や「遊牧」で学ばれた。 この句集は、令和八年八月二十五日、現代俳句協会から発行された。帯は「遊牧」の代表清水怜氏...
「俳句スクエア」は、五島高資氏を代表、石母田星人氏を副代表とする俳句集団で、ネット活動を主体に活躍しているようだ。2026年7月26日、第九号の「年鑑」が発刊された。同人会員28名の俳句作品と、作品鑑賞、エッセイ・評論からなっている。 評論の中には、朝吹英和氏の「モーツ...
柴田さんは、詩集ではいくつかの賞を貰っている詩人であるが、同時に俳人(今井聖主宰の「街」の重鎮)でもある。この句集は評判の高い第一句集『赤き毛皮』につぐ第二句集で、2026年7月31日、金雀枝舎発行。実に17年ぶりの句集発表である。 自選句...
庄子さんは大牧広主宰の「港」に参加、1997年に「港」新人賞を、2026年には現代俳句協会年度賞を受賞しておられる。現在は「牧」(仲寒蝉代表)に所属。その第二句集で、序文を仲寒蝉氏が書いておられる。2026年8月25日、朔出版発行。 ...
谷さんは坪内稔典さんの講座を聴いて句会を体験し、俳句にはまったようだ。黒田杏子の「藍生」と稔典さんの「船団」(現在は「窓の会」)に所属。句集『逢ひに行く』では宗左近俳句大賞を得た。評伝に『芝不器男への旅』があり、エッセイ集『空にねる』がある。 この著作の俳句作品部分は、...
山下さんは「蘭」で野澤節子に師事。「街」をへて同人誌「麟」を創刊。『明日の友』(婦人之友社)の俳壇選者をなさっておられる。その第三句集で、2026年8月1日、ふらんす堂発行。 自選15句は次の通り。 井戸水にくもる包丁ほととぎす 水仙...
増田さんの第八句集である。特定の結社に属さない増田さんは、詩や絵画への強い興味があるようで、過去の作品群からも、それが分かる。この句集は「ぶらんこ」ではあるがむしろ「鞦韆」という言葉に惹かれたという。2026年、霧工房発行。 裏帯には今泉康弘...
村上さんは「濱」の大野林火と松崎鉄之介に師事、その後その系列の大串章の「百鳥」の創刊・編集同人となられた。2005年に「いには」創刊、主宰となり、現在に至っておられる。俳句協会千葉県支部支部長。第一句集では俳人協会新人賞、大野林火に係わる評論では同協会評論賞を貰っている。...
小林さんはまだ40代初めで、25歳のとき石田波郷新人奨励賞を受けている。2013年に「群青」に入会した。この句集『女王蟻』への祝句は、櫂未知子さんが〈わたくしの城へようこそ女王蟻 櫂未知子〉、跋は、佐藤郁良さんが書いている。2026年7月25日、ふらんす堂発行。 帯には...
俳壇でご活躍の瀬戸優理子さんが、北海道で、同人俳句誌を創刊いたしました。年一回発行の少人数(現在四人)の俳誌ですが、創刊号を増刷され、二号と共に送って戴きました。 好きな句を一句ずつを抽出してみました。 創刊号(2025年7月) 絡みつく極暑の...
岩田さんは、田中裕明賞や俳人協会新人賞を二十二歳で受賞した新鋭である。賞歴は、石田波郷新人賞、俳人協会新鋭評論賞、角川俳句賞などに及んでいる。開成高校出身で、櫂未知子、佐藤郁良に師事している。その第二句集で、二〇二六年六月三十日、書肆侃侃房発行。装画は如何にも若者風で、あ...
木村さんは大牧広の「港」で学び、後継誌「牧」に参加、編集長を務めておられる。本業は弁護士であられるようだが、エッセイを書かれ、落語家でもあるという多能な方である。著名な知己も多く、栞は、宮部みゆき、夢枕獏、坪内稔典、北大路翼が書き、序文は「牧」主宰の仲寒蟬が受け持った。豪...
髙田さんは「藍生」創刊と同時に黒田杏子に師事、俳人協会新人賞や星野立子新人賞を受賞している。杏子逝去後「青麗」を創刊された。この句集『紅藍』は、第三句集『青麗』以降二〇二三年秋までの三〇〇句を纏めた第四句集にあたり、ふらんす堂から二〇二六年五月 二十五日に発行された。 ...
栗林明弘さんは「春野」(初代は黛執さん、二代目は奥名春江さん)の現主宰を、令和六年から務めておられる。永年、教育関係のお仕事をされていたせいか、句柄がとても優しく、ゆったりと読める句集である。第二句集で、角川文化振興財団、二〇二六年四月二十四日発行。 ...
安徳さんは若くから「沖」で学び、定年後「海程」に参加、兜太没後、「自鳴鐘」に入り、七十四歳のときに「小熊座」に参加した。この句集は彼女の第四句集。文學の森、令和八年三月二十八日発行。 自選十二句は次の通り。 フリージアの首の湾曲もの思ふ...
大池さんは「海程」新人賞を貰った才媛で、現在は「海原」同人。また塩野谷仁代表(現在は名誉代表)の「遊牧」にも属しており、遊牧賞をも受賞している。 この句集『さざ波』は第二句集で、ふらんす堂が2026年5月1日に発行した。装幀は間村俊一。帯文は塩野谷仁、跋は「海原」の武田...
能美さんは「沖」(能村研三主宰)の重鎮で、日本詩歌句随筆評論大賞「俳句部門」大賞を受けておられる。令和四年から六年までの作品から百句を厳選して第三句集『和らぎの水』として上梓した。装画・挿絵は成瀬政博、装幀は髙林将太。 驚いたことに、一頁一句の百句構成である。珍しい。読...
句集『折り紙』を戴きました。好きな句が沢山ありましたので、抜き書き致します。 008 突如降りし鶴の歩みの神事めく 009 日脚伸ぶ画鋲の穴にさす画鋲 009 春の雪捨つるに惜しき菓子の箱 031 ぶかぶかの制服が行く朝桜 032 桜咲き満つ寂しさの倍になる 035 家電...