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栗林浩のブログ http://ht-kuri.at.webry.info/

「吾妻鑑」をもとに『頼朝の弟たちを』書いてみました。希義・範頼・全成の兄弟以外に実朝取り上げました。

頼朝の兄弟の話を調べて書きました。義経はあまりにも有名ですので、あまり触れていませんが、同腹の弟希義、三代将軍暗殺事件の陰の犯人、梶原景時や三浦一族についても書かれている短編集です。ご興味のある方には、新人物往来社刊行の拙著『頼朝とその弟たち』をお頒け致します。ブログには、俳句や地球温暖化のテーマもありますが、どうぞ頼朝関係のところをご覧下さい。

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2008/04/08

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  • 長谷川玲子句集『洗心』鑑賞

    長谷川玲子さんの句集『洗心』(文學の森、平成二十八年三月刊行)を鑑賞する機会を得た。著者は大正十四年生まれなので、九十一歳。「七曜」「天狼」に属し、山口誓子の膝下で学んだ。誓子没後、悶々としていたが、誓子につながる島村正主宰の「宇宙」に参加し、今回の句集上梓に至った。島村主宰の懇切な序文がある。 誓子・島村の流れから来る端正な叙景・叙物句が多い。

  • 伊丹三樹彦著作『写俳亭の書写句文集 梅』

    三樹彦先生の表現意欲は留まる所を知らない。この間(二〇一五年十月)『写俳亭の書写句文集 蓮』を上梓されたと思ったら、今回は『写俳亭の書写句文集 梅』である(青群発行所、二〇一六年二月三日刊行)。さらに次の書写句文集を準備中と聞く。

  • 田吉明句集『既視海峡』

    田吉さんが表記の句集を出された(霧工房、二〇一六年一月三十日刊行)。第四句集である。不用意に「句集」と書いたが、通常の意味での句集ではない。作品は、「題」と二句もしくは三句が一組を形成して一作品となる。だから、氏はこれを「組曲」と呼んでいる。重要部分を構成する「句」は必ずしも「俳句」の定義を厳密には守っていない。しかし、短い定型的「詩」であることは間違いない。それらが、「題」と呼応しながら、え…

  • 竹内葉子句集『青』七句鑑賞

    「小熊座」所属の竹内葉子さんが句集『青』を上木された。2011年11月11日、ふらんす堂刊行。文庫本の大きさの手軽な句集だから、ポケット入れてどこにでも持って行きながら読める。 帯文は高野ムツオ主宰。次の一句とともに帯にある。 戦あるな家鴨水牛蝉しぐれ 同行したベトナムでの作。人間のみならず、生きとし生けるもの、すべてが平和であるようにとの祈りと 願いがこもる。さらに作…

  • 澤好摩著『高柳重信の一〇〇句を読むー俳句と生涯』

    澤好摩さんが表記の著作を刊行された。飯塚書店、二〇一五年十二月十日刊行。 高柳重信の生涯を語り、その作品を解説してくれる書が、とうにあって然るべきだったのだが、今般、それが陽の目を見た。しかも、著者は重信の傍にいて、「俳句研究」の編集を手伝っていた澤さんである。重信の作品の背景などには十分に精通している訳で、まさに人を得た著作と言えよう。

  • 俳人・有馬朗人さんに聞く(前編)

    現在「小熊座」に「昭和・平成を詠んで」として、先輩俳人を取材し聞き取りましたことを掲載しております。時代背景がその俳人の作品にどう現れているかをお聞きするものです。 今回は、有馬朗人先生を訪ね、苦労話を伺いました。前編のみここに掲載致します。ご興味のおありの方は、子熊座」へお問い合わせ下さい。この次のお客様には黛執先生を、その次は大串章先生、さらに池田澄子さんと続きます。

  • 藤野武句集『火蛾』十句鑑賞

    藤野氏が第二句集『火蛾』を上梓された。角川書店、平成二十八年一月二十五日刊行。氏は金子兜太の「海程」入会後、塩野谷仁代表の「遊牧」の創刊に参加。一九九二年には第三十八回角川俳句賞を得ている。筆者も「遊牧」の吟行などで、氏とは何度か一緒させて戴いている。 句集は一九九四年からの二十一年間の作品からなり、二〇一一年の東日本大震災の句を含んでいる。奥様は三陸地方のご出身。

  • 『大澤弁護士の俳句事件簿』を読んで

    弁護士の大澤孝征さんは俳人(戸恒東人主宰「春月」の同人)でもあり、篠笛も吹かれる趣味人。先に句集『夏木立』を上梓され、鑑賞する機会をえた(このブログにあり)。その中に、著書『大澤弁護士の俳句事件簿』のことがあり、興味を覚えた筆者は、大澤さんに一冊無心した。早速読ませて頂いた。

  • 高岡修句集『水の蝶』十句鑑賞

    高岡さんの第六句集『水の蝶』(平成二十七年十二月二十日、ジャプラン刊行)を鑑賞する機会を得た。表紙の青い蝶がモワレ模様の光を帯びて美しい。 作品は、詩的ひらめきに満ちており、読者に相当な鑑賞力を要求する。だから、全体を読み通して、平明な句に感動を覚え、結果的に、筆者の能力に見合った句のみを選んだようだ。しかし、十句鑑賞のつもりが、それを越えた。

  • 昭和・平成を詠んで③ 橋爪鶴麿さんに聞(前編)

    平成27年8・9月から「昭和・平成を詠んで」というシリーズを企画し、「小熊座」のご理解を戴き、連載し始めました。一回目は小原啄葉さんで、すでにこのブログにもアップ致しました。 今回は、橋爪鶴麿さんを取材し、「小熊座」の平成27年10・11月号に掲載して戴きましたので、その前半をアップいたします。後半についてもご興味のおありの方は、小熊座にご連絡下さい。 このシリーズの目的は、国民の戦中・…

  • 豊里友行句集『地球の音符』十句鑑賞

    沖縄の豊里さんが表記の第二句集を出された(沖縄書房、平成二十七年十二月二十日刊行)。実は、同氏には平成二十三年二月の初めに沖縄市にて会ったことがある。新鋭俳人を取材し雑誌「俳句界」の新鋭シリーズとして掲載するためであった。氏はその十人目のお客さんで、勿論、沖縄ではただ一人だった。最初のお客さんは高柳克弘さんで、三番目が神野紗季さん、最後が山口優夢さんだった。

  • 大澤鷹雪句集『夏木立』十句鑑賞

    大澤氏の表記句集を鑑賞する機会を得た。本阿弥書店、平成二十七年十二月十四日刊行。 氏は戸恒東人主宰の「春月」の同人で本業は法曹界の人。従って、我々が出会えないような仕事の場面にあって、それを句材にしている。そこが一般の俳人の句集と比べて極めて興味がそそられる点である。勿論、仕事を離れての趣味の世界である「篠笛」や「歌舞伎」の場面も多い。日常詠でも「通」の世界に属するものもあって幅が広い。 お…

  • 吉永興子句集『パンパスグラス』十句鑑賞

    結社「街」の主要同人である吉永さんが句集『パンパスグラス』を上木された(角川書店、平成27年12月)。序文は今井聖主宰が丁寧に書いている。 パンパスグラスは薄の大型のもので、アルゼンチンのパンパ地方に多い。筆者(=栗林)はアルゼンチンに住んだことがあるので、郊外のゴルフ場へ行く道端で、あるいはドライブ中の草原でよく見かけた。懐かしい。日本にもある。たしか箱根の強羅公園にも一叢あったと思う。句集…

  • 坪内稔典句集『ヤツとオレ』10句鑑賞

    坪内さんの第十二句集(角川文化振興財団、平成二十七年十一月刊行)。氏の六十代から七十代に及ぶ時期の句を集めてあるが、この期間、大学定年退職と胃の手術という大きな出来事があった。にも拘わらず作品は陽気で、表題からして軽い。そこが稔典さんの変わらぬ持ち味である。

  • 政成一行句集『風の宿』十句鑑賞

    政成さんが句集『風の宿』を上梓された(沖積舎、平成二十七年十一月)。氏は「青群」の同人兼編集人である。その縁であろう、伊丹三樹彦さんが序句・序文を書かれている。

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