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ビーグルの仔犬がやってきた!

仔犬と夫と息子・・・オトコたちに囲まれたやみーの やむやむな毎日。

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2008/03/31

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  • つながり読書182 「ストレイト・ストーリー」 村上龍

    村上龍をもう1冊。読み始めて明らかに村上龍のテイストをまったく感じないので変だと思ったら、実話を元にした絵本版(映画化もされているらしい)だった。絵本版ということで、ときどき入る挿絵や表紙を見ても「子供向け?」と思っていたら、これまた全然違う。ストーリー的にはおじいさんの冒険物語でしかないのだが、語り手は、インディアンの霊魂であり、老人アルヴィンの生き様を眺める視点で書かれている。だれにも話せない秘密があったり、不調で毎日愉快に過ごせなかったり、思い通りにならない人生をどう過ごすか?やりたいことを本気でやるというのはどういうことか?教訓めいてないのにじっくり考えこみたくなるポイントの多い読書。分量もちょうどいい。つながり読書182「ストレイト・ストーリー」村上龍

  • つながり読書181 「69」 村上龍 含むネタバレ

    内館牧子が卒業した武蔵野美術大、つながり。この本を借りたのは、代表作「限りなく透明に近いブルー」を読もうと思ったから。ところがタイトルに抱いた自分の勝手なイメージとは180度違った衝撃に耐えきれず、冒頭からどこまでも、気持ちが悪く、我慢比べのような読書になりつつあったのでやめた。生理的に合わない、ってやつだろう。で、おそるおそる「69」を読み始めたら・・・これが楽しくて読みながら何度吹いたことか。ちりばめられたオヤツを拾い歩くような読書。その中でも、ちょっとしみじみ味わった異色のおいしいところをメモ。P064「すなわち、不幸は自分が知らない間に、知らない場所で、勝手に育っていって、ある日突然、目の前に現れる、という重要な事実に、である。幸福は、逆だ。幸福は、ベランダにある小さなかわいらしい花の苗だ。」本当にそう...つながり読書181「69」村上龍含むネタバレ

  • つながり読書180 「終わった人」 内館牧子

    格闘技ファンの内館牧子。大きな体格が好きらしい。身長180センチ、空手愛好家の今野敏、というつながり。こういう読みやすい小説が久々だったこと、想像しやすい主人公壮介の定年後の生活や心境だったこと、丸くおさめようとしないストーリー、に引き込まれ、楽しい読書だった。定年後ジジババグループのリアルに抵抗したくなる気持ち、分かる気がしたけれどそこに染まるのもまた老年期をおだやかに過ごすための戦法であるように感じた。ただひとつ、子持ちの娘に対して自分のことを「パパは、ママは」と話しかけるのはなんだか気持ち悪い。娘のほうも結婚してある程度両親との距離が離れるとあそこまでズケズケ言えないないよなーと思った。つながり読書180「終わった人」内館牧子

  • つながり読書179 「隠蔽捜査」 今野敏

    今野敏が北海道出身という北海道つながり。ゴリゴリの大学派閥や出世欲、を全面に押し出す主人公のキャラが新鮮。またまた勝手なキャスティング。竜崎は、椎名桔平伊丹は、江口洋介で決まり。犯人探しやトリックに重点を置かず、警察という組織で働く人間模様を描いた作品。そのわりには、事件絡みの情報も細かいのでなかなか疲れる。テレビドラマ向きかな。つながり読書179「隠蔽捜査」今野敏

  • つながり読書178 「海峡の光」 辻仁成

    前回作品は、舞台の西側の海、が色濃く、今回は、北の海、というつながり。辻さんが北海道に居住歴があることを知っていたので、小説を書くときには、きっと自分のなじみの海が舞台になるはず、と想像して選んだ。その目的はばっちり果たされ、函館の海の風景とともに北の大地の厳しさと、刑務所という無機質な緊張感を満喫できた。とても読みやすく、想像しやすい情景描写が心地いい。主人公の斉藤よりも受刑者花井に焦点を当てることでまた別の見方ができるような奥深さがある作品。つながり読書178「海峡の光」辻仁成

  • つながり読書177 「共喰い」 田中慎弥

    前回、人魚になった人間が、人魚の肉を食べることで、若返る・・・これは「共喰い」???というつながり。以前読んだ「聖水」のように土地に密着した物語。西の地方、独特の海辺の街、どろ、におい、みたいなものがあるように思える。あまりのなまなましさはとても読んでいて気持ち良いものではないが、2つ目の「第三紀層の魚」のほうはある年齢の男子の繊細さが想像しやすく、ある意味口直しになった。つながり読書177「共喰い」田中慎弥

  • つながり読書176 「人魚の森」「人魚の傷」 高橋留美子

    前回、がんや死が題材で、今回は不老不死。人魚の肉というファンタジーな要素が生み出す物語の中でも、不老不死の人生に明るさは見えない。ただ主人公が自ら示してくれるのは愛する人とと一緒に歳を取りたい、と人間は願う生き物だということ。やはりそれを一番の自然として受け入れること、が生まれた瞬間から課せられていることなのかもしれない。つながり読書176「人魚の森」「人魚の傷」高橋留美子

  • つながり読書175 「がん消滅の罠」 岩木一麻

    前回「聖水」のお父さんは末期がん患者、というつながり。やっと読了した今、もう一度読み返せば、ハッとすることもあるのかもしれないが、そのエネルギーは次の本に注ぎたい。最後何十ページかで、一気に話に躍動感が生まれる作品。ただその躍動感の中に残る疑問点。だからって不倫するかー?夫の子供じゃないって隠せるものかー?偽名で付き合ったりするかー?羽島がそれに気付かないかー?自分の病気を隠すことが、羽島を守ることになるのかー?夫人の不倫相手が単に巻き込まれた被害者ー?実の娘と出会った経緯はー?自分の中では消化不良な感じ。つながり読書175「がん消滅の罠」岩木一麻

  • つながり読書174 「聖水」 青来有一

    景山民夫の晩年といえば、「宗教」というつながりで余命短い病人がすがる水の話。(その他3つ短編)長崎の干潟の泥の感触、海際の坂の街、南国の風や植物、が記憶に残るような文章が魅力的。ストーリーは、やはり長崎色強く、「宗教」「先祖」というものに対する思いは何か特別なものを感じ、身近ではない分、戸惑った。「聖水」も「ジェロニモの十字架」も「宗教」「先祖」という分野に半信半疑な人間を主人公にして、見渡している視点だからこそ読了できたのかもしれない。つながり読書174「聖水」青来有一

  • つながり読書173 普通の生活 影山民夫

    前回、清水義範と同じ年に生まれたつながり。つまり存命なら、73歳。景山民夫の著書、仕事を知らずにこの本にいきついた。詰め込まれたエッセイから見えるのは男子のやりたいこと全部やりました!感と同時に持つ、彼の繊細さ。困ったときにはパパに連絡するエピソードを読むと、「放蕩息子」という言葉がつい思い浮かんでしまう。エッセイひとつひとつはとても興味深いが、離婚後に息子の参観に行ったら久しぶり過ぎて顔が分からない、という話は本人のショックを想像できるだけにイタイ。。。つながり読書173普通の生活影山民夫

  • つながり読書172 「はじめてわかる国語」 清水義範

    前回、名古屋が深く関わる作品で、名古屋生まれ、名古屋育ち、名古屋弁に関わる著書も多数、中日文化賞まで受賞という、名古屋とは切れないご縁の作家、というつながり。先に理科、社会、算数と、科目シリーズが出ているようだが、読むのはこの「国語」が初めて。文中、納得することしばしば。☆中学受験において、国語ができるというのは、その子がどのくらい大人っぽく成長しているかという、おませ度を測っているようなところがある、という内容に納得。小学生のころ、まさしくそういう早熟タイプの友達がいたから。確かに国語がダントツできて、話していると刺激的で、すでに俯瞰的な視点を持ち、彼女は私のことを「子供らしい子」と言っていたくらい。☆挿絵担当の西原理恵子について「男的知恵誇り文化の中で、私がえらそうにウンチクをたれると、わかんねえよシミズ、...つながり読書172「はじめてわかる国語」清水義範

  • つながり読書171 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

    前回とのつながりは、死にたい若者。「多崎つくるはほとんど死ぬことだけを考えて生きていた。」この作品の冒頭の通りだ。こんな充実した気持ちが残る読後。最近なかったな、と思う。理由はどこにあるんだろう。たぶん今の私の歳、経験、ふだん考えていること、などにマッチした、ということなのではないかと思う。村上春樹の作品が好きなところはきちんと生活している描写だ。掃除や洗濯、アイロン、食事・・・想像して気持ちがいい。そしてちりばめられた「〜のよう」という表現は私にとって宝石だ。手にとって何度でも眺めて楽しむ。今回は特に気に入った箇所が多かったように感じたが、その中のNo.1はこれ。つくるがフィンランドで泊まったときのホテルのボーイさんの描写。「ボーイはにっこりして、賢い猫のようにそっと部屋を出て行った。」つながり読書171色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

  • つながり読書170 「冷たい校舎の時は止まる」 辻村深月

    前回の藤野千夜と出身大学(学部も)が同じつながり。ワカモノに人気がある作家、そんなイメージを持っていたのでこの作品にのめり込めない、と分かったとき、真っ先に思い至ったのは「ジェネレーションギャップ」という言葉。まず会話がつらい。こんな高校生いるか?と思う成熟度。夜更けに独身男性教師が教え子に風呂を貸す、不自然さ。こういう気になることを打ち消すほどの何かが見つからないまま読了。つながり読書170「冷たい校舎の時は止まる」辻村深月

  • つながり読書169 「夏の約束」 藤野千夜

    「王妃の離婚」が直木賞を受けた1999年の芥川賞受賞作品というつながり。ゲイカップルの日常、という感想だけで特に珍しさを感じないのは、時代のせいかもしれない。女性同士のラブシーン、男性同士の同棲生活、が小説やドラマの設定にあっても全然不思議ではない時代になった。「あ、そっちね」と思うだけ。芥川賞受賞作品に対する防御反応がある私にはある意味、拍子抜けの作品だった。つながり読書169「夏の約束」藤野千夜

  • つながり読書168 「王妃の離婚」 佐藤賢一

    なぜか一度書いたものが消えてしまった。ので、なんとなく思い出しながら。。。前回は、どうして結婚したの?これからも結婚生活続けるの?という二人が出てきたのので、今回は「離婚」というつながり。リーガルハイを思わせる独善的で個性的な弁護士、フランソワの活躍は映画を見ているようで気持ちがいい。ただ、王妃ジャンヌが王にあらためて拒否られたことに対する少女のようなダダコネや、フランソワに優しく扱われて「やっぱ離婚するわ」ってなるのが、どうも受け入れがたい。エンディングで親子関係が明らかになってめでたしな感じだけど、そもそも彼をオーエンの息子だと思うかな?オーエンが息子に「フランソワ」って名付けると思う?など、意外と突っ込み甲斐がある作品でした。つながり読書168「王妃の離婚」佐藤賢一

  • つながり読書167 「終の住処」 磯崎憲一郎

    前回からは、老年期を思わせるタイトルつながり。芥川賞受賞作品、というだけでケーカイする私。情報ないまま読み始め、これは・・・もしかして・・・とイヤな予感がしたまま読了。同じニオイしかしない、書き下ろしの「ペナント」もつらかった。こういうタイプの小説の存在を否定したいわけではないけど仲良くするスキのなさに疲れてしまった。つながり読書167「終の住処」磯崎憲一郎

  • つながり読書166 「おらおらでひとりいぐも」 若竹幸子

    前回の、生死の境を題材にした作品からの未亡人の視点へ、というつながり。まず何かの受賞作品に対する私の警戒心は読んですぐに吹っ飛んだ。こういう作品も芥川賞の対象になることを知って安心した。テーマは「老後の孤独」。主人公桃子さんの場合、未亡人であり、二人の子供ともギクシャク、他人と積極的に関われない、体の衰えを感じる・・・そういう環境での孤独。桃子さんがその孤独を克服してしまうような、夢物語ではないところがいい。実際そんな簡単なことじゃないのだろう。ただ「桃子さんの考える桃子さんのしきたりでいい。おらはおらに従う。」そう覚悟を決めたことが「おらおらでひとりいぐも」なのだと思う。老いも死も孤独も、なにもかも知らないことを知るのは楽しいこと。そう思わなくてはやっていけない、そんな老年期がこわい。でも生き物として、私も最...つながり読書166「おらおらでひとりいぐも」若竹幸子

  • つながり読書165 「想像ラジオ」 いとうせいこう

    前回の燃え殻氏はテレビ業界の方。で、今回はラジオ、というつながり。みうらじゅん、仏像、たぶんすごく変わった人・・・イメージのいとうせいこうが書いた小説。そんな私の勝手なイメージを完全に裏返した。ちょっとびっくり。この世とあの世の間に流れているかもしれないこんな時間。死はとても個人的なことであるけど実はお仲間がたくさんいて・・・コミカルであると同時に、世の中の「循環」を感じさせる。作品終盤で出てきた「山河草木、ふく風たつ浪の音までも、念仏ならずといふことなし」(一遍上人)隔たりはない、みんな一緒だよ〜そんな安心感が、この小説にピッタリのセリフに聞こえた。つながり読書165「想像ラジオ」いとうせいこう

  • つながり読書164 「ボクたちはみんな大人になれなかった」 燃え殻

    未練がましい中年男の成就しなかった恋愛の回想、とまとめたら怒る人がいるかもしれない。ワタシも怒る。この作品の共感ポイントは、恋愛の感触を遠く懐かしむ、なのだから。前回とのつながりは、世代というものをちょっとズームアウトして捉えようという感覚つながり。バブル崩壊前後の青春時代。どんな恋をしていたか?著者が90年代というものを表現したかった、というような(冗談らしいが)発言が載っていたこともあり、テレビ業界の裏側や、派手なイベントや事件の描写は当時の騒ぎを上からのぞいているような感覚で読むことができた。つながり読書164「ボクたちはみんな大人になれなかった」燃え殻

  • つながり読書163 「新人類図鑑」 PART1,2 筑紫哲也編

    前回、「医龍」で感じた「世代交代」というキーワードつながり。この本の記事が「朝日ジャーナル」に掲載されていた1985年にさまざまな分野で先頭を走っていた人間の活躍を知った。印象深く残ったインタビュー☆木佐貫邦子(ダンサー)「あたしは身体を通して自分の時間を見つけたいんですよね。中略それを簡単な言葉で言えば、丁寧にやらないと確かめられないんですよね。」ゆっくりなダンスの理由についての発言。とっても分かる気がする。☆西和彦(エンジニア)「自分の過去を毎日否定しながら生きるというのかな、そういうふうにやらなきゃいけないなという感じがする。」「否定」するという表現を言い換えるなら「進化する」かもしれない。昨日の自分より進化する、それを「毎日」実行できなくても、意識する、ことぐらいならできる???つながり読書163「新人類図鑑」PART1,2筑紫哲也編

  • つながり読書162 「医龍」 1~25 乃木坂太郎 (原案 永井明)

    医療・バチスタつながり。あっという間の25冊。そして読後、また1巻から読み直したい!というのも、登場人物たちの成長や、心が揺れ動く様子が激しいので、最初の印象をもう一度「ああ〜こんなだったよなあ」と思い返したくてうずうずしてしまうのだ。もともと医療系の海外ドラマや小説は好きなのだがただ天才外科医の足跡を追うだけではない、ごちゃごちゃした人間の多面体を見せてくれるのが、この作品の魅力だ。そして時々気味悪いほどに描かれる、人間の「悪」がにじむ表情。これが画力ってものなのか。世代交代は家庭でも、仕事場でも、あらゆる場所で繰り広げられている。「受け継ぐ」ということをあらためて考えさせられた。つながり読書162「医龍」1~25乃木坂太郎(原案永井明)

  • つながり読書161 「チーム・バチスタの栄光」 海堂尊

    前回、薬学部出身の瀬名秀明に続き、医大卒病理医歴17年の作家、海堂尊というつながり。タイトルから、最初はスーパースター桐生くんの成功物語か?と思ったら全然違った。上巻で準備した素材が、下巻で白鳥という強烈キャラを加えることで一気に開花した感じ。表に出るべきところは出て、影番に徹するところはうまく人を使う、院長。人間性を見抜く眼力があるのだと思う。それにしてもこんなにオモシロイ人間模様を文章で表現できるお医者さん・・・絶対、天から二物以上もらってますよね???つながり読書161「チーム・バチスタの栄光」海堂尊

  • つながり読書160 「第九の日」 瀬名秀明

    伊坂幸太郎と同じ東北大出身の、瀬名秀明というつながり。「ケンイチ」をつくった祐輔。ロボットの心を育てることは、研究として成り立つか?そんなテーマが始終見える作品。思い出すのは攻殻機動隊のタチコマ。彼らが自分たちで考えた末、命令に背くというストーリーがあった。エヴァーヴィルの町のロボットたちのように人間と同じことをしてひたすら学習しても本当の痛みを得ることはできないと分かった彼らがどういう方向に行くのか?哲学的で難解な小説の中にも、私が刺激される部分があった。小説のテーマからは外れるが気になるセリフがあった。「私たちが愛する者から聞きたいのは『はい、わかりました』『あなたのすべてを理解しました』ではない。『もっとあなたのことを理解したい』だ・・・・・・」つながり読書160「第九の日」瀬名秀明

  • つながり読書 159 「砂漠」 伊坂幸太郎

    島田荘司を「神様みたいに思ってきた」という伊坂幸太郎、というつながり。女子にだまされたことがきっかけで友人が腕を失ったり、強盗犯に襲われたり、到底ふつうの学生生活では起きない事件が起こっているにも関わらず彼らが過ごした4年間になんとなくダラッした感じが漂うのはやはり「大学生」という中途半端な段階にある若者の話だからなのかもしれない。その中でも印象深いのが西嶋というキャラクター。実際に友人だったらメンドーだけど、活字にすると彼が何を考えているのかもっと知りたくなってしまう。自分が彼らより若い年齢のときに読んでいればそれぞれいろんな個性を持ちながらも共存を認めようとする大学生の世界にちょっとあこがれたかもしれない。つながり読書159「砂漠」伊坂幸太郎

  • つながり読書 158「UFO大通り」島田荘司

    御手洗シリーズつながり。中編2作品。御手洗シリーズ初心者だが前回の作品より短い作品ということもあり、中身もライト。本当にアナフィラキシーを恐れている人の行動としてはどうなのか、いくら工事中の騒音でも、人間と電車が接触して誰にも気付かれないだろうか、一人殺したあとで、もう一人自分のそばで死ぬような(死んだように見えても)事態が起きたとき、あのような心境になれるか、傘の持ち主は傘に名前や住所を書くタイプの人間だろうか、落ちていたビニールの中身も確認せずに、それを持って相手の女のところに乗り込むだろうか・・・なーんてことを考え込まず2時間ドラマを見るような感覚で読んだら楽しいと思う。つながり読書158「UFO大通り」島田荘司

  • つながり読書157 「ロシア幽霊軍艦事件」 島田荘司

    戦後、曽野綾子の父親が支配人をしていた富士屋ホテルつながり。御手洗と石岡のコンビが謎解きをするシリーズ。初めて読んだ者にもとっつきやすい設定で、バックグランドを想像するのも楽しかった。ずっとタブーとされていた写真が富士屋ホテルにある、そこからロマノフ王朝のミステリーを軸にして壮大なストーリー展開。身近な題材ではないのに、ロシアの吹雪、箱根の嵐、アナスタシアの孤独、寝無里の腹立ち、平八さんの無念・・・どれも迫るものがあり、違和感なく、ぐいぐい引き込まれた。つながり読書157「ロシア幽霊軍艦事件」島田荘司

  • つながっていない読書 「記憶する体」 伊藤亜紗

    本当にこの方の視点はおもしろい。「活字にする意味」を感じる本。若いうちにこういう世界観を味わえたら、人生の荒波も少し捉え方が違うかもしれない。たとえ内容と同じ体を持っていなくても思い通りにならないことはたくさんあるし、いろんなことで傷つき、いろんな痛みをみんな持っている。そういうときの「工夫」こそがアイデンティティをつくっている!と思う。つながっていない読書「記憶する体」伊藤亜紗

  • つながり読書156 「無名碑」 曽野綾子

    前回、朱門さんの奥様、つながり。随筆しか読んだことがなかった曽野綾子の作品。今回の読書で「小説家ってこういう人のことをいうのだな」としみじみ思った。読後はエンディングの衝撃からしばらく立ち直れないのだが、道をつくろう、ダムをつくろう、と大きな仕事を成し遂げようとする人間でさえ結局は大きな流れに漂っているだけだ、小説から受け取ったそんな視点から見渡すことで、だんだんなじんでくる。精神に支障をきたした容子の感覚の描写はゾッとした。「自分はおかしいのではないか?」と問うことさえできなくなったときの暴走。人間の精神の複雑さを感じずにはいられない。つながり読書156「無名碑」曽野綾子

  • つながり読書 155「老いは怖くない」 三浦朱門

    老人つながり。タイトルを頭に置きながら読むと「?」と思うつながりの薄い内容もある。しかもあとがきで自分の行く末を「心細い」と言っているのにはギャグか?と思ってしまった。☆「今日を精一杯に生きていれば、とても明日を思いわずらっている暇はないのである。」そうだと思う。特に昔は3食食べる用意だけでも大変な時間がかかっただろう。便利さが生む時間は、老人にとっては逆効果なのかもしれない。つながり読書155「老いは怖くない」三浦朱門

  • つながり読書 154「楢山節考」 深沢七郎

    前回作品中に登場のつながり。たしか何かの病気の発作で何度も死を覚悟した深沢七郎。収まっている短編4つ、どれも毛色が違うのでほんとに同じ人が書いてるの?という感じ。後半2つは、不可解。目当ての「楢山節考」は想像通り。自分の歯をどれだけ残せるか、に重点を置く現代。おりんさんが自分の歯を砕くシーンは衝撃だが、時代背景が違うということがこれだけ価値観を変えてしまうという事実を垣間見た気がした。つながり読書154「楢山節考」深沢七郎

  • つながり読書 153「知識人99人の死に方」監修荒俣宏

    テーマ「死」つながり。巻頭の荒俣死の言葉によれば「死の準備に対する準備」のために本が役立てれば、とある。最初はなるほどそうか、と思った。他人の死に方に興味があるなんて、どこか後ろめたい気がするからだ。中年まで生きても臨終の場面に立ち会う経験なんて数は限られている。興味があるからといって、どんなに親しくてもそういった経験について根掘り葉掘り聞くわけにもいかない。だから・・・こういう本は助かる。でも所詮自分がカスタマイズできる部分はわずか。きっと死ぬ瞬間になってはじめて「あ、ワタシはにはこういう臨終か」と分かるのかもしれない。93菊池寛「死ということは、人間生活にとってやはり一つの救いなのだ」つながり読書153「知識人99人の死に方」監修荒俣宏

  • 「ジョイ・ラック・クラブ」1993 アメリカ

    4人の娘と4人の母。母親という立場に焦点を当てればかつてだれかの娘であった、という事実はどこの親子でも変わらない。この物語のいずれの母親も娘の幸せを強く願うゆえにこじれ、でもどれもきれいな修復を見せて終わる。中でもリンドのケースは腑に落ちない。どこに母娘双方歩み寄りのポイントがあったのか?おもしろかったのは娘たちがまだ子供の時代に必死に母に抵抗し、またその母も鬼の形相で必死で支配しようとする様子。結局、親子といっても違う人生を歩く一人一人。母が考える幸せ=娘の幸せではない。「ジョイ・ラック・クラブ」1993アメリカ

  • つながり読書 152 「死にゆく者からの言葉」 鈴木秀子

    老いや死がテーマ、つながり。亡くなる直前の、一瞬回復したかのようにみえる時間をここでは「仲よし時間」と呼んでいる。そういう時間を共有した経験はないが死にゆく当人と、見守る家族と、両方が死を受け入れる準備ができているとは限らないということが、著者の体験から分かる。死に方は選べない。でもこうして死ぬ間際に振り返る時間を持てるということは、そしてなんらかの手段で残る人に伝えられるということは、本人のためというよりは残された人が、その死を受け止めて生きていくための力になるのだ、ということを感じた。つながり読書152「死にゆく者からの言葉」鈴木秀子

  • つながり読書 151「老いを生きる人々」 大島玲子

    病とともに、老や死を近くに感じたモリー先生からのつながり。老人福祉センター相談員から見たさまざまなケースをつづったもの。老や死というものからできるだけ目を背けていたいけれど、「こういうものだ」という事実を頭の片隅に入れて置きたい気もする。体験談は30年ほど前のものであるようだが、現場で起きている本質的なところは同じなのかもしれない。でもせっかく時代は進んでいるのだから現代の技術や知恵が、少しでも老人たちの機嫌よく過ごせる時間につながればいい、と願う。「攻殻機動隊」でタチコマが施設で老人のケアをするシーンが自然と思い浮かぶ。理想はあれだ。つながり読書151「老いを生きる人々」大島玲子

  • つながり読書150記念

    101ミネット・ウォルターズ「蛇の形」コナン・ドイルからイギリスミステリー作家つながり102コニー・ウィリス「犬は勘定に入れません」「このミステリーがすごい!」2005年海外部門つながり103川村元気「世界から猫が消えたなら」犬の次は猫、つながり104湊かなえ「告白」川村元気がプロデュースした映画つながり。105百田尚樹「Box!」2009年本屋大賞つながり。106井上雄彦「SLAMDUNK」「Box!」の主人公が桜木のキャラに激似つながり107三崎亜記「となり町戦争」井上雄彦が中退した熊本大学つながり108朱川湊人「花まんま」第133回直木賞候補から受賞作品つながり109鈴木光司「樹海」専業主夫つながり110浅田次郎「獅子吼」(ししく)「父親業は愉快だ!」の13人のうちの一人、つながり111村上春樹「風の歌を...つながり読書150記念

  • つながり読書 150 「モリー先生との火曜日」ミッチ・アルボム

    タイトルで職業が分かるつながり。150冊目というキリの良さにふさわしくいい本に出会えた。そばに置いておきたい、と思う本。たぶん今の私だから先生の言葉が響く本。彼の教え子ミッチが迷える子羊であることへの親近感を感じる本。「人間教科書」と呼ぶにふさわしい先生という職の本質を感じる本。自分の変化を真正面から受け止めるコツと、それにどういう意味があるかを教えてくれた本。「人間らしく」の意味を考えさせてくれた本。何に集中するか、を選ぶことが「自分の文化」をつくることになるのかな、と思わせてくれる本。自分にはすべての年齢の自分がつまっている、と気付かせてくれた本。自分が持つすべての可能性を信じているか?自問させてくれた本。人間は自然より上だと思っている自分に気付かされた本。これから何度も読み直す本になりそうだ。つながり読書150「モリー先生との火曜日」ミッチ・アルボム

  • つながり読書 149 「機関車先生」 伊集院静

    タイトルで分かる職業つながり。離島・海・よそもの=私の中でよみがえるのは「Dr.コトー」。島の自然も島民の暮らしも、やはり共通点がたっぷり。違うのは今回の先生は学校の先生であること。風景の描写や、ヨウの夢の内容など、文章から受け取れる美しさがあるのに小説としてのストーリーにはいまいちのめり込めない。話すことができない先生という存在をまわりの登場人物たちによってつくられ過ぎてしまいもっと先生自身の内面を、たとえば手記などの表現で知りたかった。それにしても鉄郎とメーテルか!と突っ込まずにはいられない最後のお別れシーン。私の頭の中ではささきいさおさんが歌い出してしまい集中できないし・・・あれは唐突で不自然。つながり読書149「機関車先生」伊集院静

  • つながり読書 148 「小説 バンカーズ」 山崎洋樹

    タイトルから職業が分かるつながり。わざわざタイトルに「小説」とついてるのに小説らしい楽しみはゼロだ。よく小学生の作文や日記で「朝は何して、昼はどこへ行き、歯をみがいて寝ました。」という羅列を見かけるけど、全体的にそんな感じ。銀行の内部が知りたい!と思っている読者の期待にこたえていると言えるかもしれないがこれは「小説」じゃない。私にとっては、主人公にまったく魅力を感じない、というのも致命的だった。つながり読書148「小説バンカーズ」山崎洋樹

  • つながり読書 147「銀翼のイカロス」 池井戸潤

    半沢シリーズ、第一作目の次は飛んで飛んで第4作目、のつながり。まさしく「倍返し」が楽しめる作品なので、ストーリー的には、お!そろそろ逆襲か?という期待に応えてくれる気持ち良さあり。ただ今回は半沢直樹という人間よりも銀行とは?トップとは?銀行員とは?そんな視点で書かれた部分が多い気がする。シリーズのうち1,2作読んだら、ドラマも見てみる、がいいかもしれない。つながり読書147「銀翼のイカロス」池井戸潤

  • つながっているはずだった読書 「Dr.コトー診療所」 山田貴敏

    タイトルで職業が分かるつながり。完結しているのかと勘違いしたので、つながりに数えず。どうやら25巻までで現在ストップしているらしい。一気に読み切った25巻。こんな医者、いるわけないっと思うのだが、いて欲しいとも思う。こんな先生に診てもらえたらたとえ技術的に名医でなくても私なら満足だ。医療を中心にしていろんな側面を見せてくれる島の暮らし。たくましい内さんのおばーちゃん。どこでだって生きていけそうなのに移住したあとの内さんには泣けた。コトー先生が言う、島の力、がたっぷり味わえる作品。つながっているはずだった読書「Dr.コトー診療所」山田貴敏

  • つながり読書 146「オレたちバブル入行組」 池井戸潤

    お仕事がタイトルで分かるつながり。銀行だけが使う「入行」ということば。「これで君は一生安泰だ」そう祝福された、内定をもらった半沢。そんな時代の銀行の誇りを匂わせる。ドラマは見ていない。でも、これは本で読んでよかったと思う。勧善懲悪、起承転結がはっきりした爽快さが売りなので映像化にふさわしいのだが、分かりにくい金融のしくみや、銀行の組織などとってもうまく説明されているのでそれを理解して読むとオモシロさ倍増。読んでいると自然に頭に浮かぶ、番組プロフェッショナルのテーマソング、スガシカオの「Progress」。ヨーイドンで走り始め、隣の子がこけたのを見て、「シメシメ」と思う。どんな職場にもあることだが、銀行という組織はこんな光景は日常茶飯事、こけた理由がたとえ「理不尽」によるものであっても「そういう世界ですから」とい...つながり読書146「オレたちバブル入行組」池井戸潤

  • つながり読書 145 「鋼の錬金術師」 荒川弘

    タイトルに職業名が入ってるつながり。コミック全27巻、実写映画化、アニメ、ゲームと多方面で支持された作品。読もうかな、と思ったきっかけは息子が見ていたアニメの最初のほうを何かしながら声だけ聞いていた。そのうち、ストーリーがなんとなく見えてきて思わず涙ぐんでしまった。(タッカーが娘を錬金に使った場面)これは読むか、見るか、全話どうにか触れてみたいと思っていたところに、夫が全巻そろえてくれて念願叶った、といういきさつ。確立された「ハガレン」ワールドの哲学と巻末の4コマ漫画と、魅力のあるキャラ設定にどっぷりはまった時間を過ごせました。つながり読書145「鋼の錬金術師」荒川弘

  • あれ?って思ってる?

    息子は朝起きれば「ボック、おはよー」、帰ってくれば「ボック、ただいまー」、小学校2年生のときにボックが我が家に来てからこのたび家を出るまで、ずうっと欠かさなかった。彼が1週間ほど家をあけているときに私が「〇〇、帰ってこないねえ」と話しかけるとあわててボックは玄関を見る。彼はいつも玄関から入ってくる人、と思っているらしい。今は、なんか気の毒なのでそういう声かけはしないけれど・・・犬はいつも家にいる人数をだいたい把握している、と聞いたことがある。「あれ?なんか一人足りない・・・?」そう思ってるかな。こんなふうに遠くを見てじっとしているのを見ると、想像してしまう。それにしても年とったね、ボック。あれ?って思ってる?

  • 大学受験ってやつ 12

    こうして18年一緒に住んだ息子を追い出すと「さびしいでしょお!」とまるでそこで「うん」とうなずかなきゃ、あーたおかしいわよって勢いで誘導尋問する人の多いこと!!!確かに、さびしいの?さびしくないの?って聞かれたらさびしいのかもしれない。少なくとも、フレッシュな話題は減るだろう。彼が犬に別れの挨拶をしている場面はウルウルしたし。。。しかーし意気揚々と未来しか見えてないピッカピカの若者が家を出るこんな感動的で、めでたいことがあるだろうか。息子の新居に一度も踏み込まず、大学の入学式にも参加しないことに姑からは驚かれ実の母にたしなめられてもただひたすら拍手喝采で息子を送り出す母親でいたい。そして私は息子が使っていた部屋をガンガン片付け始める!大学受験ってやつ12

  • つながり読書 144 「運転士」 藤原智美

    すごい。こんなにワケワカラナイ読書はあまり経験ない。よかった、この長さで。以上。次!あ、ひとつだけ。電車に乗っていれば、「位置直しまーす、少々お待ちください」って経験はけっこうある。でもその運転に対してどうこう思ったことはない。この「運転士」は「死にたくなる」らしいが。。。前回からのつながりは、お仕事内容がタイトルについてるもの。つながり読書144「運転士」藤原智美

  • 大学受験ってやつ 11

    家を出たワカモノが、お腹がすいたときに何を食べるか?外食する場所はいっぱいあるし、コンビニも近い、学食もある。実家にヘルプを求めるほど困りはしないだろう。問題は栄養の偏りと、値段だ。若いから多少抜いても、多少偏っても、体調が即がたがた↘↘↘ということはないはず。ただ、「ああ、あれ食べたいな」というものが実は足りない栄養だったりする。体は正直だ。そういう欲求に気付ける、のは大事だと思う。息子はブッキーだが、自分の食べたいものを作ろうという気持ちが高まったとき台所に立つのはメンドーではないようだった。ならば、できるだけ簡単で、好きな野菜を入れるアレンジがきくものを、と思って伝授したのが「炊飯器で炊くエビピラフ」。エビはウィンナーやハムでもいいし、野菜は冷凍ミックスベジタブルでもいい。好きな具材をフライパンでバターで...大学受験ってやつ11

  • つながり読書 143 「プリズンホテル」 浅田次郎

    和菓子屋からホテル経営というつながり。この物語の変わったところは、経営しているのがヤクザの親分ってとこだ。小説家と叔父さんが、話の軸であるが私はホテルに赴任した花沢支配人が従業員になじんでいくまでの過程が好きだ。そして、グレた息子にどういうホテルなのか説明なしに、アルバイトさせるという、ユーモアとまともさをもった花沢支配人という人間も好きだ。DVを思わせるシーンは気持ちは良くはないが小説家の生い立ちと、母を思い続ける、日記を書き続ける、何かを続けるという作業の結果、いつの間にかねじ曲がってしまった感情を想像させる素材は多く、気軽にスパイスとして挿入している感じはしない。それにしてもそのDVの対象ともいえる清子。どうしても綾瀬はるかを思い描いてしまう。つながり読書143「プリズンホテル」浅田次郎

  • 大学受験ってやつ 10

    きっと3月末バッタバタで荷造りして出発するんだろうなあ、と思っていたら、そーでもなかった。結局進路を決めたのは、国立前期の発表3月8日ころ。そこからの準備期間はちょうどよかった。当人にしてみると物足りない日々だったと思うが。。。おそらく、家具などの準備、公共料金の手続きなどが必要なかったためライトな引っ越しで済んだ、というのも大きく影響したと思う。というわけで宅配で頼んだダンボールは3箱。①寝具②衣服③靴その他こんな感じのパッケージ。靴に関しては迷ったが、ここに置いておいても劣化するばかり。他は厳選したが、靴はほとんど持っていってもらった。で、出発当日は写真の通り①小さなスーツケース(薬洗面道具、食材関連、書類など)②バッグ(管理人さんへのおみやげなど)③リュック(PC、配線関連、書類、上履き、下着類など)おそ...大学受験ってやつ10

  • 自分を大事にしてますか?

    私の夫と、夫の母は実の親子であるからこその事件がときどき勃発する。感情をぶつけた結果、たぶん夫の母が気分を害しているいるか、落ち込んでいるかも?とちっと気になることもある。で、私が伺う。文字通りの「ご機嫌伺い」。ところが大抵夫の母は、その事件より心をざわつかせる何かで忙しく私への遠慮もあると思うが、要するに気にしていない。というわけで、別件に関するおしゃべりを私は受け止めるだけでよい。結果、母すっきり、でバイバイする。これってすごいことだと思う。時間を持て余している老人、でなくても、いざこざがあった後のモヤモヤを引きずりがちだ。そうしないポイントは他の人間関係に忙しいこと、かもしれない。そして自分の心が晴れるか何かを実行する。母の場合しゃべって発散。こうやって自分を大事にするのだ。自分を大事にしてますか?

  • 大学受験ってやつ 9

    これで入学する大学にようやく焦点を合わせて準備スタート。ウェブ上で済むものはすべて息子担当。親が関わったのは、生協の申し込みと、寮の手続き、奨学金の準備、4年間の資金計画だ。この中で各家庭ごとに大きく違うのは、4年間の資金計画だろう。「うちは余裕がござーますの、おほほ」という家庭以外は年間にかかる授業料、月々の寮費、を考え、本人が自由に使えるお金が(うちの場合食費含む)どのくらいであるか、あとはバイトで補え、と伝えておくのがいいと思う。春休み中、外食に連れて行くと自分の頼んだメニューの値段を見て「ああ、これはオレの3食分か。これ食ったらもう何もないんだなー」と憂いていた。よしよし。いい効果。しっかり管理できるようになる前のこの意識が大事。そして我が家の場合、全体のここまでは親が負担、あとは奨学金として借りたお金...大学受験ってやつ9

  • 換気しよう!

    どこにでもにおいはあるものだけど特に冬場、暖房器具で空気がかき混ぜられた部屋のにおいはなかなかキツイ、と思ったほうがいい。訪れた人のコートなど布類に簡単ににおいが移るほどのにおいだ。自分のにおいだし、嗅覚の衰えを考えれば気づきにくいのも当然。まず簡単にできるのは「換気」だろう。新鮮な空気は脳にもいいに違いない。あとは気になる場所に重曹。その辺で売ってるスプレー類よりずっと効果がある(と私は思う)。危険なのは、別の香りでごまかすこと。これをもしやるなら相当の注意が必要。換気しよう!

  • 大学受験ってやつ 8

    住まいは、「運」and「縁」!と、思うことにしている。結局、息子が見学して選んだところの費用を確認。オーケーしてそのまま親は現地を一度も見ずに今に至る。食事なしではあるものの寮タイプなので、家具の購入も必要なく、荷物を最低限送るだけ。個人で公共料金の契約をせずに月々定額というシステムは学生にはいいと思う。よし!住まいの予約完了!!と思って入学に向けてエネルギーを傾けていたら、夫からやや焦り気味の連絡。「国立(選ばなかった)が、入学辞退届けを今日中に出せって」なぬ???たしか受験の案内に、所定の期限までに手続きしなければ入学辞退とみなす、という文言を見たあと、資料関連ほとんど廃棄した。が、その「入学辞退」の書き方は捨ててしまった案内に載っているらしい。。。このメールを受け取った時点でもう夜。今日中にFAXしろと。...大学受験ってやつ8

  • 大学受験ってやつ 7

    運と実力とたくさんの人の支えのおかげで受験した国立と私立、両方の合格をGETした。それにしても合否の結果をネットで確かめるのはわりと味気ない。ログインするとペローンと「合格」の文字が出るものはまだしも、画面上に出たたくさんの番号の中から探す作業は宝くじかっ?という感じ。おもしろかったので画面を撮って残してある。そして訪れる恐怖の入学金手続き。私立の払込期限は、国立の発表を待ってくれない。息子の人生かかっていることに、ごちゃごちゃ言うな、と思われるかもしれませんが、お世話になるかどうか分からんとこに20万もの大金をつぎ込むのってどうなん?という気持ちは拭いきれない。入学金を払い込んだあと、辞退した人が5人で100万、50人で1000万・・・ぎゃあああ。大学にとっちゃ「はした金」でしょうけど。結果、彼は私立を選択し...大学受験ってやつ7

  • 大学受験ってやつ 6

    こうして受験当日、健康に問題なく、交通機関も無事で、天候も良好。。。ああ、よかった!・・・では済まなかった。国立受験当日の朝。私のLINEに届いた4文字。「緊急事態」汗ばむ手でケータイをつかみ、内容を確認するまでいろんな「最悪」を想像する。一番ありえそうなのは体調の急変か???違った。「受験票を忘れた」とのこと。いやいやいや。あれだけ持ち物確認したのにそんなはずはないと思ったらどうやら国立には、その大学の受験票とセンター試験の受験票、2枚が必要だったらしいのだ。そんなこと、おそらく高校でガンガンに注意されてたことだろう。まったく恥ずかしい話なのだが、あのときの私の血の引き具合を忘れないよう、この先このネタでつっつく楽しみを残すため、記録しよう。結局、運良く在宅だった私が受験票の写真をLINEで送り、彼は受験番号...大学受験ってやつ6

  • つながり読書 142「アンと青春」 坂木司

    濃すぎるつながり。続編!映画でもドラマでも、続編に期待をいだきにくい私。でも「和菓子のアン」を読んでしまったら次を手に取らずにはいられない。で。期待に見事にこたえて頂きました〜。ぱちぱちぱちぱち。今回、存在感を増した立花さんはぴたりとはまる俳優を発見。高橋一生さん!!!特にファンじゃないけど、彼の繊細さと、意外と乙女な仮面が似合いそうで。アンちゃんへの思いをとっくに見抜いて、痛烈な指摘をする師匠は、火野正平かなあ。嫁に向けられた姑の視線、放射能に対する考え方、などお客様を通して見えてくる黒いもの。でもそれを黒いものと判断するかどうかは、和菓子を売ることと無関係である。そんなプロとして商売する心構えを、後ろを歩く人たちに伝える店長は本当にかっこいい。つながり読書142「アンと青春」坂木司

  • 大学受験ってやつ 5

    センター試験当日、私立受験日当日、国立受験日当日。計3回の本番を経験した息子。私の気がかりは健康状態と、精神状態と、忘れ物。健康状態は食事の管理と、手洗いうがい、ちょっと体調下り坂になったときのケア、忘れ物については、リストアップなどでお手伝いできるが精神については・・・朝、ホテルで起きるときの音楽をこれにしてみた!ドラクエ宿屋ゲーム好きな人にはゲーム音楽を。大学受験ってやつ5

  • 大学受験ってやつ 4

    さて12月に突入し、うちはクリスマス・お正月どこじゃないわ、と思う頃、学校ではセンター試験の手続きが済み、私立の検定料を払い込む。この時点で息子は私立の志望校にあまり重きを置いていないように見えた。では現実を見なくてはならなくなったのはいつか?センター試験終了後だ。最初、前期後期で2種類の国立を受けようとしていたのを前期後期とも同じ学校にすることにした。これだけは気をつけようと思っていたのは本人に決めさせるということ。子育てしてきて思うのは手間ひまかけて育てた人間に「あのときこーしろと言われたから」と文句を言われることほど割に合わないことはない。絶対やだ。現実を見なくちゃならない時期が来たとき親はおくちチャック!そして相談されたらでっきるだけ客観的なアドバイスを。大学受験ってやつ4

  • つながり読書 141「和菓子のアン」 坂木司

    店つながり。私の好みにバッチリ合う作品に出会えた。まず主人公の梅本杏子ちゃん。私が杏子ちゃんと同じ年代のころは、彼女の友人たちと同じく短大に通い、サークルに入り、クリスマスなどのイベントを楽しみ、宿題に追われ、ときどきバイトし・・・そんな生活を送っていた。だけど中身は杏子ちゃんと似ている部分が多かったのかもしれない。キラキラしてる人たちを横から眺めているようなところはとても共感できる。杏子ちゃんの映像化に成功する前に読み終わってしまったのだが、椿店長は最初からピタッとはまった女優がいた!吉田羊だ。服のセンス最悪な彼女もまたイケる。杏子ちゃんがたとえられた、まわりの人を幸せにするような「大福」の物語、よかったな。あれを最後に持ってこられたので、「ああ、これでお別れか」と残念に思っていたら、続編が出ていることを知っ...つながり読書141「和菓子のアン」坂木司

  • 大学受験ってやつ 3

    今思えば。。。あのとき笑わなくてよかったと思う。学校や塾の先生が夏の時点でしてくれる、「この辺をねらってみよう!」という提案に。しかも受ける本人が「いけるかも」と思えるかどうかも大事。「いやいや〜またー先生〜無理っす(^_^;)」と、あそこで親が笑っていたら確実に本人、やる気、減↘だ。たしかに。その頃にはもう模試の嵐。次々に返却される細かすぎる試験の結果。40過ぎた老眼デビューに近いおばさんの目は大きな文字しか追わなくなる。判定Dなんて文字を何度も見た志望校を先生にすすめられたら笑わなくても「先生!現実をみましょう!!」と逆にさとしたくなる。でもポイントはそこじゃない。どのくらい本人が本気になるか、だ。なんだか塾の受け売り文句のようだけど、本当にそう思う。どのくらい伸びるかなんて誰にも分からない。イヤでも現実を...大学受験ってやつ3

  • 大学受験ってやつ 2

    ああ、うちも受験生かあ、と思ったのはいつだろう?たぶん夏の面談で、志望校の絞り込みを始めたころだ。世の中にこんなに楽しそうに勉強する人がいるんだ、(少なくとも私のまわりにはいなかった)と好奇の眼差しを向け始めたのは、息子が小学生のころ。そのあたりから、私は息子の勉強に口出しをしなくなった。ほっとくが吉、だと思ったので。そんなタイプの息子の興味の幅は広く理系・文系を選択するのも、父のアドバイスがなかったら永遠に決まらないんじゃね?という感じ。当然、具体的な将来のビジョンなどない。大学の見学にもあちこち出かけるものの、あまりピンとこない様子。当時いろいろなことに首をつっこんでいたイベントに没頭していたからそれも進路検討から彼を遠ざけた。というわけで面談で先生に質問されても「たーだーいま、かんがえちゅう♪」という感じ...大学受験ってやつ2

  • 大学受験ってやつ 1

    このたび息子の大学受験ってやつが終わった。最初はうちにもそういう時期がとうとう来たかーという感じでスタート。熱心な家庭が聞いたら笑うかもしれないけど大学受験というシステムをなんとなく私が理解したのははっきり言って受験が終わってからだ。受ける本人は学校で塾で、再三説明を聞かされ、脅され、尻をたたかれていたのだから、よく分かっているだろう、と思っていたのだが、「大丈夫か?」と疑う気持ちを持つことも多々。どんなタイプの子供でどんな進路を選ぶか、たったそれだけでも大学受験の様子はさまざまだろう。どんな両親で、どんな風に育ち、何に興味があって、どんな高校に通い、将来のビジョンは?・・・などなどを加味したら、それこそ受験生の数だけの受験体験があるだろう。どこそこに受かったというただの結果論はあまりオモシロクナイのでそこに付...大学受験ってやつ1

  • ㊹わび と さび は違うもの?

    わびさび、と言うだけでなーんとなく日本古来の雰囲気がしてしまうちょっと便利だけどあいまいな言葉。でももとは、さびは劣化した美しさ(表面的)わびはその美しさをポジティブに受け入れる精神(内面的)なのだそうです。時間が経ったもの、アンティークをめでる気持ちは日本だけではないと思うけれど、よーく五感を研ぎ澄ますという努力があるからこそ受け取れる魅力、というものがわび・さびにはあるような気がする。㊹わびとさびは違うもの?

  • つながり読書 140「暖簾」 山崎豊子

    「暖簾」は今やインテリアの域。その「暖簾」を受け継ぐということが、どれほど深い意味を持ったことなのかを先代そして八田親子二代に渡って商う「浪花屋」を舞台にじっくり感じることができる。その根底に流れるのは「大阪の商売人の血」だ。戦前戦後を生き抜いてきた商いに丁稚(〜吉)・手代(〜七)・番頭(〜助)出世魚のようにそれぞれ違う名前がつけられる習慣があったことを初めて知った。昆布一筋、ボスとしての素質を兼ね備えた先代の息子はぼんくら。よくある話だけれど、そこに同郷出身の少年を拾うことで激動の時代を流れていく物語。映像化された山崎豊子作品しか知らなかったが、読むことでそれと同じ力強さを感じられた。つながり読書140「暖簾」山崎豊子

  • 刺激与えよう!

    最近思う。いくつでも、歳を取ったらなおさら意識して自分に刺激を与えることが心身の健康につながる!と。意識して、というのがポイント。笑顔を作ることで精神が変わる、という研究があるようにまずはかたちから。おかしくなくても、一人でいても口角を上げる。外出できなくても、人に会えなくても刺激する方法はいっぱい。キレートレモンを飲んで酸っぱい刺激、部屋の模様替えのための片付けをしてすっきりの刺激、トイレに行ってホッとする刺激、お風呂に入ってあちちの刺激、筋トレして苦しいの刺激お笑いの動画を見てあははの刺激。。。刺激与えよう!

  • ㊸ロッシーニ風な料理?

    イタリア出身の作曲家、ジョアキーノ・ロッシーニ。音楽家として成功を収め、76歳の生涯のうち37歳からは音楽より食、という人生だったというからそれなりにお幸せだったのではないかと想像。後世に残る「〇〇のロッシーニ風」というメニューはフランス料理店で見られる。あれ?でもロッシーニはイタリア人。パリで仕事してた期間があることを考えると不思議ではないけれど晩年もフランスで過ごし、死没地もパリということは「食」の都はやっぱりフランス?㊸ロッシーニ風な料理?

  • つながり読書 139 「タルト・タタンの夢」 近藤史恵

    お店つながり。本の紹介に「ミステリ」の文字を見たけれど、いわゆる警察が関係するような事件は起きない。どこにでもあるような人間関係のもつれを持ってビストロ「パ・マル」に現れるお客たち。シェフが、ほんのちょっとのやり取りと、料理で、そのこんがらがった糸をほぐす、というようなエピソードを集めた短編集だ。本当に街のどこかに存在していそうな店であり、高築くんのフツーさ、金子さんのおもしろさ、シェフの変人さ・・・どこにも不自然なところがない心地よさ。そして、お汁粉屋のお友達同様、私もフランス料理といえば結婚式のイメージが強く、もとの素材を聞くと「さっと湯がいただけのものの方が好きだなー」なんて思ってしまうことも多々。でもここでの料理はそんなフランス料理への見方も変えてくれた。つながり読書139「タルト・タタンの夢」近藤史恵

  • 京都のおみやげ

    夫の京都出張。仕事で遠出してる人に、おみやげを頼むのはほんの少し心が痛むのだが、買ってきてもらいました。志津屋のパン。え?京都でパン?という意表を突くのもポイント高し。カルネ(ハムとたまねぎ)andビーフカツサンドandアップルカスタードパイの3点。あああ。よかった。頼んで。京都のおみやげ

  • つながり読書 138「薔薇のない花屋」 野島伸司

    店つながり。まず私はノベライズ本というものを知らなかったのかもしれない。この作品は2008年放送のドラマのノベライズ本。つまり映像のあと、小説化されたもの。もしこれがノベライズ本の特色ならば私はもう読まない。厳密に言えばこれが「小説化」じゃない。ドラマの画面につけられたテロップに毛がはえたようなものだ。100歩譲って順番の問題かもしれない。ドラマを見て、ものすごく気に入った作品のノベライズ本を読む、順序ありきのもの。そういうことで次!!!つながり読書138「薔薇のない花屋」野島伸司

  • ㊷レディバードは7つの斑点?

    聖母マリアの7つの悲しみ、7つの喜びというものに由来したLadybird=てんとうむし、Ladyはマリア様のことだったのか。ちなみにレディバードで検索すると映画「レディ・バード」がずらずら出てくる。ウィキペディアをさらっと読むとやたら評価が高い。どんな映画なのかな。㊷レディバードは7つの斑点?

  • つながり読書 137「食堂かたつむり」 小川糸

    店つながり。今度の店も食べ物を提供する店。でも「かもめ食堂」とだいぶテイストは違う。全体にこだわり過ぎの「食」の描写は現実的。でもいきなり開業して、こてこて好みの店を作り、一日一組しか予約させないスタイルで親への借金を返すつもりの主人公は非現実的。破天荒なおかんのキャラは好感が持てるのだけど、このおかんとの関係に「確執」という言葉を使う主人公には違和感がある。おかんが病気になった瞬間に見事なチェンジをする娘。これってありうるのかなあ。なににせよ、エルメス調理の描写の衝撃を引きずったままエンディングを迎えてしまった。つながり読書137「食堂かたつむり」小川糸

  • ㊶ルッツはどんなジャンプ?

    フィギュアスケートを見ているとジャンプの名前をよく連呼しているが実際どんな違いがあるのかよく分からない。その中でも「ルッツ」はジャンプの中でも難しいらしく理由はジャンプする直前までの助走の力を活かせないから、とのこと。ジャンプ前の傾きが採点に影響するなんて・・・こりゃ素人には分からんわ。㊶ルッツはどんなジャンプ?

  • つながり読書 136「かもめ食堂」 群ようこ

    映画化されたのがよく分かる。文章の量は多くないのに、その空気感を味わう材料に物足りなさを感じることはない。フィンランドの白くて丸っこいかもめの愛らしさ、トンミくんの変な日本語のイントネーション、リーサおばさんのにらむ顔、などなど、彼らの住む世界のすぐそばに読者がいられるような安心感がある。私の好きな文章。リーサおばさんがハゲた旦那に裏切られた話を泣きながら告白するところで、亡くなった愛犬の写真を見せるのだが、「寝室のチェストの上にいかにも駄犬といった風体の、にくめない顔立ちのイヌの写真が、写真スタンドに入れられてたくさん飾ってあった。」笑える。「駄犬」が見えるようだ。舌をベロンと出して笑っているような、困っているような顔をしている犬が。つながり読書136「かもめ食堂」群ようこ

  • ㊵梨園と歌舞伎の関係は?

    歌舞伎の世界を「梨園」という言葉に置き換えている場面によく遭遇するが、なぜ「なし」なんだ?と思っていた。中国の芸能好きな皇帝が、梨を植えた庭で宮廷の音楽を学ばせていた、という故事に由来するらしい。りんご園、ぶどう園、じゃなくてよかったかも。。。㊵梨園と歌舞伎の関係は?

  • つながり読書 135「ナミヤ雑貨店の奇蹟」東野圭吾

    書店から雑貨店へ。店つながり。東野圭吾の「容疑者Xの献身」が大好きなのでそれをイメージして読み始めると「あれ?」と戸惑う。なんとなくタイトルから想像していたけど「奇蹟」って言われたら、なんでもありじゃない、そんな偶然ないし、と結局物語にのめり込めない予感がしていた。が。。。いい。とてもいい。これを「奇蹟」と呼ぶなら「奇蹟」ってステキだと思ってしまう。一人の人間の感情にじっくり沿うタイプの小説が好きだけど構成上、この作品の登場人物は多い。だけど、この一本の糸でつながる物語の芯にあるのは雑貨店を営む、浪矢さんという人間の誠実さ、生き方、なんだなあということを、あたたかなエンディングとともに味わえた。つながり読書135「ナミヤ雑貨店の奇蹟」東野圭吾

  • センター試験が終わって

    試験が終わったのは事実だけど逆だ。始まったのだ。自己採点を終えて、本人の境地は???デリケートな事柄だけにずけずけとは聞けない。特に落ち込んでいたら・・・息子よ。たとえば。。。これから先の受験が全部うまくいかなかったとしよう。その自分が今の自分を見つめることができたらなんと声かけるだろう。「下むいてる場合じゃねー!!!」だと思うのよ。「下を向いてるやつにボールは来ない」って言ってたよね、ジャイキリの達海監督が。センター試験が終わって

  • センター試験 2日目

    2日間あって大変だけど、2日とも席が同じなのはいい。息子は自分の席がなかなか気に入ったらしい。大事だ。さて今夜はホッと一息。晩ごはんのおかずを探しながら、私はナマモノを解禁することにした。今まで火が通ったもの中心だったので。マグロ・サーモン・しらす丼。あああ〜久しぶり。うーまーいー。そうそう、センターは鉛筆でマークするため鉛筆削りが必需品なのだけど、彼は小さい携帯用の鉛筆削りが嫌いらしくなんと昔ながらのギーコギーコ回す箱タイプのものを持参した。昔ながら、というか、ホンモノの昔のもので私が小学校低学年時代に買ってもらったものだ。まさか、息子のセンター試験に役立つとは。。。センター試験2日目

  • センター試験 1日目

    前夜、「当日の朝もし寝坊したら・・・」のぞぞぞ、を想像して、携帯のアラームを二度見。無事起床。よく眠れた模様の息子、いつも通り犬に挨拶、うどんをおかわり、鼻歌でトイレ、バタバタと出発した。電車で寝過ごす息子を想像して、会場着いたら一言、を要求。さ、明日も長丁場。気抜かないようにしよう。センター試験1日目

  • センター試験まであと1日

    ついに明日。よく勝負メシにゲン担ぎで「カツ丼」などを用意するおかあさんもいる中、恥ずかしいけど言ってしまおう。今夜の受験生のメシは、なんと「冷凍ギョーザ」!!!ちょっと昼間の運転で疲れたこともあり本人に聞いてみたら「食う!食う!」との勢いのよいお返事。すまんねえ。せめて心を込めて焼くよ。まずは持ち物チェック。あとは風呂入って寝るだけ。センター試験まであと1日

  • 「海よりもまだ深く」 2016 監督 是枝裕和 その3

    ②妻・母・姑・祖母樹木希林・妻として、ずいぶん苦労を強いられた、という人生を一応なげくそぶりはするが、亡くなった夫ととの結婚生活をけっこう楽しんでいた自分もいることを知っている。それが「海よりも深く」人を愛してなくてもなんとか毎日楽しくやっていけるのよ、というセリフにつながる。凍らせたカルピス、冷凍のカレー、みかんの木の水やり・・・が彼女の生活であり、おそらくあの団地に住んでいなくても、お金持ちになったとしてもその生活は変わらないだろう。・母の顔をしていられるのは、頼りになる娘の前よりも、ダメダメな息子の前だ。だからダメダメ息子も、お小遣いを渡したりして安心していい息子を演じたりする。「あたしが弱っていくの、ちゃんとそばで見てなさいよ」という息子へのセリフ、これって樹木希林のオリジナルなんじゃないか、と生前の言...「海よりもまだ深く」2016監督是枝裕和その3

  • センター試験まであと2日

    学校の授業も今日から午前のみということで用事を済ませつつ迎えに出たら、授業の後、長いホームルームがあったようで、結局犬とともに3時間ほど車で待つことに。とほほ。まあ、こんな出来事今までよくあったけどもうすぐなくなる、と思えば(予定)心もちょっと穏やか。晩ごはんメニューに、スーパーの刺身コーナーに立ち寄るが「うーーーん。ナマモノはやめよう。」という結論に至り、本日はチキチキボーンの粉をつけて揚げた鶏胸肉がメイン。キレートレモン・いちご・R1・お茶・・・少しは役に立っているかな。本人体調まずまず。雪の心配たぶんしなくて大丈夫。ありがたや。センター試験まであと2日

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