開高健記念館「開高健とパリ」展 「パリ」、そしてフランスは、初めて訳した詩人たち、リルケの暮した街、サルトル、ボーボワールなどの思想家・文学者との精神的な親近感や憧れを、開高健のなかに育んだ場所であり、遠くアラスカ、アマゾン、南北アメリカ大陸縦断、モンゴルといったのちの旅の出発...
公私ともに開高さんと親交のあった菊谷匡祐氏が、1月18日に亡くなられたそうです。 <訃報>菊谷 匡祐氏75歳=日本の文筆家・翻訳家 - isaoaoki.com 青木功公式サイト 風の便りに聞いていたのですが、どこにもまったく情報がなかったので、確信が持てずにいました。 昨...
4月26日、「直筆原稿版 オーパ!」が発売されます。 大河アマゾンに、幻の巨魚と (オーパ!)を追った、伝説の紀行ノンフィクションが32年ぶりに甦る。 ときに笑い、ときに賛嘆する作家の姿が、書き記した一字一字から伝わってくる直筆原稿版。新セレクト口絵カラー32P付。自筆原稿26...
青梅市立美術館で、「開高健とベトナム」展が開催されます。 2010/02/03〜17、二週間と短い間ですが、ぜひ時間をつくって行きたいと思います。 開高健、平和へのメッセージ 来月青梅で 平和運動家や釣り師としても活躍した作家、開高健(1930〜89年)が朝日新聞社の臨時特...
開高健---生誕80年記念総特集 (文藝別冊) (単行本) 今よみがえる巨人の全貌 ベトナム戦争体験を経て、決定的な喪失を味わい、ドキュメンタリー、釣、酒、食と転戦した開高文学の再評価。 単行本未収録再録と重松清による角田光代ロングインタヴュー等。 1月22日、久しぶ...
今日、12月12日、NHK BSh で、週刊ブックレビュー番組まるごと「開高健特集」の再放送があります。 時間は、22:00〜22:55。 ゲストは、佐野眞一さん、角田光代さん、鬼海弘雄さんの三人。 茅ヶ崎にある、開高健記念館で収録が行われています。 番組中で紹介された、ゲ...
12/09(命日) 饒舌の思想 一九六〇年代、開高健が綴った濃密な年月の記録の文章。サイゴン、アウシュヴィッツ、そして東京からの緊急報、初の文庫化。 12/08 ああ。二十五年 (光文社文庫 か 40-10 開高健エッセイ選集) 没後20年後を迎える作家の<エッセイ選集>。...
いつのまにか、新潮社から講演CDが発売(10/30)になってました。 しかも初商品化と思われる、聴いたことのないものまで。 足で考え、耳で書く,雨の日には釣竿を磨きながら (新潮CD) 世界中の紛争地域で拾い集めた貴重なエピソードを語った「足で考え、耳で書く」。 ウォルトン...
2009/10/17 「週刊ブックレビュー」開高健特集で紹介された本です。 【開高健 私の一冊】 輝ける闇 (新潮文庫) 開高 健 新潮社 売り上げランキング: 180 Amazon.co.jp で詳細を見る 声の狩人(光文社文庫) 開高 健 光文社 売り上げランキング: ...
開高健関連サイトの紹介です。 コレクシオン開高健 署名本から、雑誌の記事までものすごい蔵書の数です。 T・Kとの邂逅 邂逅記は読みごたえあり、開高健記念館が写真で紹介されています。 Kazz Fishing Page 開高健釣具大全。著作別に使用タックルの詳細なリスト...
書斎の万年床が敷かれていた部屋の壁には、ベトナムとアラスカ半島の大きな地図が2枚貼られている。いずれも開高健の人生にとってかけがえのない地である。 書斎にこもり原稿用紙に向かい、構想にふけり、疲れたときなどに地図を眺め、想いを新たにしていたのだろうか。アラスカ半島の地図には、...
白いページ―開高健エッセイ選集 (光文社文庫) 「純潔無比の倨傲な大岩壁をしぼって液化したかのようである」新潟・銀山平の水を「飲む」。二〇〇人の部隊のうち十七人しか生き残らなかったヴェトナム戦争の最前線を回想し「弔む」。老釣師から鮎釣りの秘技を「伝授される」―。動詞系をタイ...
「悠々として急げ」は削除されました
「ベトコン少年、暁に死す」は削除されました
直筆原稿版『夏の闇』 (原寸大・函入・部数限定) 小説家・開高健が心血を注いだ代表作を、408枚の直筆生原稿そのまま、原稿用紙の質感に迫る原寸大で再現。 精緻で圧倒的な小説世界が、作家の筆遣い、息遣いとともに直に伝わってくる特別愛蔵版です。 担当編集者による解説、編集者マグ...
企画展示(2008/12/05〜2009/09/27) 開高健 自筆原稿展 丸みを帯びた楷書体の文字の一文字一文字が、原稿用紙のマス目を埋めている。 どっしりとしていて迷いがみられない。 直しもほとんどみられない。 不必要な句読点や改行もない。 作家・開高健の原稿は美しい...
1989年12月9日、食道腫瘍に肺炎を併発し逝く。 享年58歳。 北鎌倉の 円覚寺 松嶺院に眠る。 もう20年ですか。 橋の下をたくさんの水が流れました。 円覚寺は紅葉真っ盛りのようです。
ここ以外のところならどこへでも行きたい フランスの批評家 詩人 シャルル・ボードレール NHK映像ファイル 「あの人に会いたい」 より
青い白昼のなかに草いきれがたちこめ、遠くでニワトリの鳴声がするほか、何の物音も聞こえない。 風もなく、匂いもなく、ただ正午すぎのむっちりとうるんだ、蒸暑い 静謐のなかで無数の花が血のように閃いている。 開高健ルポルタージュ選集 『サイゴンの十字架』 より
いつかロバート・キャパが日本へきて、東京を観察し《ピクトリアル・パラダイス》、写真の天国だといったことがあった。 その口調を借りると、サイゴンは《リテラリ・パラダイス》、文学の天国だといえそうである。 開高健ルポルタージュ選集 『サイゴンの十字架』 より
サルトル この身なりかまわぬ、汚ならしくて、陽気な小男は、博識のために行方を失うということがなかった。 私は彼の小さな後ろ姿に “ 巷の哲学者 ” の印象をうけて見送った。 彼は、その前夜、バスチーユ広場の群衆の中にいた。 殺到する国警の棍棒の中で、逃げまどう群衆の一人と...
それだけきりの民話なんですね。 「家帰って戸を開けたらこれくらいの虫がいました 」 たったそれだけきりなんです。 講演 『経験・言葉・虚構』 より
見えざる危機は自分の心ですね。 外からくる危機というのはあります。 大地震がくるとか、あるいはすごいインフレがくるとか、いろいろありますけども。 外側からくる危機に対しては人間はわりあいに抵抗の術を知ってるんですが、自分の心に生じてくる危機に対しては手のつけようがないです...
「開高健のモンゴル大紀行」削除されました
いったい国家はいつになったら誇りと偏見を去って怪物でなくなり得るのか。 いつになったら軍縮があるのか。 すくなくともツバがとんでいるあいだ灰がとばないのなら、いつまでも会議をつづけているほうがいいというくらいのことしか言えない。 今夜も憂鬱がたちこめて眼がよく見えないよう...
「ブログリーダー」を活用して、kaikoさんをフォローしませんか?