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  • おしまい

      このブログを終わりにします。 日々を見つめること、そしてそれを言葉にしていくことに、もういちど喜びを感じられるようになったら、またどこかで書きたいです。 これまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。どうか素晴らしい日々を。

  • おりあい

    生きていくにつれ、夢は小さく切実になっていきます。子どもが生まれてから、とにかく、我が子に人並みの栄養を与えて、人並みの服を着せて、人並みの教育を受けさせ、人並みの娯楽を与え、人並みに夢を追いかけさせてやりたいと願い、それが日々の目標のようになっていきました。そして、人並みとい...

  • 卒検。ポケモンGo散歩。

      卒検を受け、自動車学校を卒業しました。あとは免許センターで学科試験を受けて合格すれば、晴れて免許が交付されます。刺激的で、日々緊張感のある、長い2カ月弱でした。 卒検では緊張しすぎて、方向転換のバックで脱輪してしまい、その瞬間にもう完全に落ちたと思ったのですが、路上で点数を...

  • かえるのうたがきこえてくるよ

    ゴールデンウィークが終わったあたりから、家の周りの田んぼに次々と水が張られ、カエルが鳴き始めました。彼らはなぜか一斉に鳴くので、そうなると空から鈴でも降り注いでいるかのような騒ぎで、夜中もびゃんびゃんびゃんびゃん空気が震え続けています。 カエルの中には、自分の田んぼが気に入ら...

  • 仮免

    第一段階の実技修了検定と学科試験を受け、なんとか仮免許取得までこぎ着けました。第一関門クリアです。学科はともかく実技のほうは前日のみきわめも微妙な出来具合で合格できる自信がなかったので、緊張と恐ろしさのあまり夜もほとんど眠れず、浅い夢の中で、ずっとコースを走っていました。だから...

  • 海岸線ひとりでいくよ緩やかなカーブが目的地を遠ざける

    今日の実技教習は、S字もクランクも脱輪せずに通り抜けることができました。ゴールデンウィーク中、YouTubeで手当たり次第に教習系の動画を見てイメトレを重ねた成果が、少しは出たのでしょうか。 これまで最高35㎞/hしか出したことがなかったのだけれど、今日は「アクセルをしっかり...

  • 生きるのがやけにきついと思ったら太宰治の死んだ年齢

    連休明け、ひさびさに重めの片頭痛。薬でだいぶよくなったけれど、動くとじわんじわん痛むから、今日は安静に過ごしたい。連休といっても、ただ子どもが毎日家にいたというだけで特に何をしたというわけでもないのに、疲れだけはちゃんとたまったらしい。 あしたからは教習も再開するので、学科の...

  • 長い5日間

      ゴールデンウィークに入り、教習所通いは一時中断です。夫は仕事なので子どもたちとの5日間、どう過ごしたものか。専用のリモコン(?)を買ってAmazonプライムやTVerをテレビ画面で楽しめるようになったので、それもフル活用しようかと思っています。 今日は姉妹で楽しそうにおし...

  • そうさぼくらは

    教習所通いにも慣れてきて、期間限定の学校通い生活を楽しんでいます。そして、そんなふうにひさびさの学校通いを楽しんでいる自分に、なぜだか泣きたくなりながら、休憩時間には窓辺の椅子でチョコバーを食べています。朝からの教習でお昼まで何も食べずにいると、血糖値が下がってクラクラになるの...

  • 自動車学校

    自動車教習所通いが始まりました。幼稚園の送り迎え以外でどこかに毎日通うということがもう本当に久しぶりなので、長いあいだ眠りについていた脳の一部が急激に活性化される感じがします。 学科の授業は、学生時代に戻ったみたいで、とても楽しいです。チャイムが鳴って教科書を開く感覚、先生が...

  • 春の日の不安極まる教室でまず笑わせてくれたから好き

      新年度です。長女は春休み中に作った眼鏡をかけて、次女は髪の毛をいつもより高めのポニーテールに結って、緊張気味の面持ちで出発しました。下校時刻になって、どんな顔で帰ってくるだろうかと祈るような気持ちで近所まで迎えに出たら、次女は今朝までランドセルにかけていた1年生用の蛍光カバー...

  • 助手席にファブリーズしてビートルズ赤盤かけて迎えに行くよ

    38歳になりました。何かを諦めるのにも、何かを始めるのにも、ちょうどいい年頃だなと思います。そんなわけで、これまでずっと避けてきた自動車運転免許を取得するため、今月から自動車学校に通い始めます。視野が狭くて注意力散漫で状況判断が苦手な私がハンドルを握るのは、とても恐ろしいです。...

  • ぬくもりが変わらないなら勘違いしたままだってよかったのにな

    暮らしの中で、書きたいなと思う瞬間はちょくちょくあって、だけど最後まで書き切らないまま、 中途半端な下書き保存ばかり増えていくこのブログ。私は一体このブログをどうしたいのでしょう。分からないけれども、とにかくぼちぼち、続けていきましょう。よほどの理由がない限り、やめるよりは、続...

  • それなりの大人になんてなれないよ手をとりあって絶滅しよう

    引っ越しをして、夫や子どもの生活はかなり変化しましたが、私自身はというと、激変したといえばしたけれど、それほど変わらないといえば、変わらないような生活です。 仕事は相変わらず在宅でせっせとテープ起こしをして、あとは、家事をしたり、時間のあるときには、アマプラで映画を観たりして...

  • 触ったらあっという間に消えちゃうとうつむく君の前髪に雪

      気まぐれに雪が舞い、ふぶいたかと思えば晴れ間がのぞいて、あちらこちらに天使の梯子が現れる、静かでのどかでさみしい土地の、かわいらしい色合いのアパートに引っ越しました。野原と田んぼのあいだにきっぱりと建っていて、風が真正面から窓をたたきます。歩いて行ける距離のところには、お寺と...

  • 浴槽のお湯に揺らめく照明で光をすくう練習をする

      2020年が終わります。今年は世間的にも、個人的にも、実にとんでもない、まさかまさかの一年でした。それでもなんとか、家族みんなそろって元気に年を越せそうなことを、しあわせに思います。 この1年で長女はより生意気に、次女は活発になりました。少しずつ世間のざらつきに触れ、現実世...

  • 書こうよ

    先ほど洗面所で、そばを通りかかった長女に「あれ、お母さんがなんか小さく見えた。こんなに小さかったっけ」と言われて、その瞬間に「あ、やばい、ブログ書かなきゃ」と思いました。私が小さくなったのではなく、長女がここのところ急に大きくなってきて、その成長のスピードに、感覚が追いついてい...

  • あと半歩踏み間違えば電柱が今夜の月を貫くだろう

    もうじき自分たちがこの町からいなくなることが確定しても、当たり前のことながら、町の様子は何もかもいつもどおりで、ただただ、自分たちだけがここから抜け落ちていくのだな、そしてまるで最初からいなかったみたいにこの町は続いていくんだなと、そんなことを思いながら歩いていると、なんだか体...

  • 「まんげつはたぶんあしたの気がする」と月のまるさをまだ認めない

      月とか、雲とか、風に揺れる草花とか、そういう自然物に、深く心が癒やされるのを感じるようになったのは、最近のことです。評価や価値観がめまぐるしく変化する人間社会と違って、太古の昔からずっとそこに変わらずありつづけている自然物は、なんて大きく、絶対的で、無欲で、静かなのだろう。 ...

  • 必ず届くと信じていた幻

    20代、私の頭の中は、お花畑だった。10代のころにまき散らした種が、憧れの東京に上京した瞬間から満開に咲き誇り、お花畑から立ちのぼる霧に視界を霞ませながら、ずっと夢見がちに、理想を掲げて生きていた。どんな困難が起こってもきっと乗り越えてみせるわ、生きたいように生きてみせるわ、だ...

  • 強靱なミサンガを編む叶わない願いのほうが気楽できれい

    穏やかに過ぎた週末。 土曜日は長女の行きたがっていたアスレチック公園へ行きました。山の起伏を利用して作られた本格的なアスレチックで、子どもたちはたっぷり走り回り、よじ登り、ぶら下がり、ジャンプし、玉の汗をかいていました。運動をしたあとは、落ち葉の絨毯の上にレジャーシートを敷い...

  • 過去形に変える過程でつまずいて楽しかったよなんて言えない

    朝一で急ぎの仕事に取りかかろうとしたら、指先がかじかんで思うように打てず、気温が夏の終わりの涼しさから冬の始まりの寒さへと変わってきていることに気づかされました。慌てて家族みんなの衣替えもして、タンスの中はすっかり冬モードになりました。 サイズが小さくなって長女が着られなくな...

  • 秋が来て会いたい人は日常に登場してはいけない貴方

    日に日に明け方の気温が低くなってきました。そろそろ子どもが風邪を引きやすくなる季節です。今年はとくに、気をつけなければ。いつになったらマスクしなくてよくなるのかと子どもに聞かれて、来年の夏にはそうなってるといいねと、あいまいに答えました。それを明確に答えられる大人は、世界中探し...

  • らんまらんまで日が暮れる

    私が高橋留美子漫画を愛するきっかけとなった『らんま1/2』を、そろそろ長女も楽しめるかなと思って軽く勧めてみたら、ちょっとこちらが引くほど全力でハマってしまい、お小遣いで全巻そろえると言い出しました。ブックオフですでに10冊ぐらい購入して、親子で読んでいます。 らんまに夢中に...

  • 今、アンに出会えてよかった

      『赤毛のアン』を読み終えました。涙をぬぐいながら最後の一行をゆっくりと読んで本を閉じ、ああ、これは本物の名作だわ、そりゃあ長く読み継がれるわけだわと、心の中で大きな拍手を送りました。 人生に必要な本には、出会うべきときに出会うべくして出会えるものなのだなと、すばらしい読書体...

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