理想と現実の狭間で。新卒博士、ポスドクの就職事情。
理想と現実の狭間で。新卒博士、ポスドクの就職事情について、情報を集めていきたいと思います。博士課程で企業へ就職しようと思っている人、進学前の貴方必見。
2013年の就職活動も本番を迎えていることでしょう。 遅ればせながら、就職四季報2013年版を手元に、理系人気企業トップ10の博士採用動向についてまとめておきます。 1位. 明治グループ 博士の初任給:記載なし。 コメント:基礎研究もやってるみたいですが。あまり新しいことやっていないのかもしれません。 2位.
専門分野によって違うものの、博士の学位をとってから、希望通りに大学教員などのアカデミックポストに就職をすることは難しい。 それは、多かれ少なかれ一般の就職にもいえることではあるが、必ずしも「頑張った」ことが報われるわけではなく、希望するポスト との相性、採用側の内部事情など、本人の頑張りではどうしようも無い部分で不採用になることもある。 そういう意味でも、様々な可能性を考えて、いわゆる「潰し」が…
博士の学位を取得したからとはいえ、必ず就職できるとは限らない。 また、助教などのアカデミックポストに たとえ就けたとしても、任期があったり、任期が無くとも、 なかなか教授になるのは難しく、 昇格に苦労したりする。そのような博士にとって「教員免許」 という資格は意外にも重要になってくる。 それは、研究者の道をあきらめて、中学校・高校の教員になる、 という道だけではなく、大学教員・高専の教員の 公募…
近年、大学の法人化等の制度改革によって, 大学教員という職業も一昔前の「象牙の塔」という夢の場所ではなくなってきた。 もちろん大学も人間がつくる社会的な組織であるため、 そこには人間関係や競争原理など通常の社会と同じような集団力学が適用される。 しかし、それでもやはり大学教員というのは他の職業に比較すると 自由で素晴らしい職業ではないかと思う。 ポスドクからどのようなキャリアパスで大学教員とな…
現在博士課程後期2年目の学生は, そろそろ就職活動に意識をむけはじめたころでは ないかと思う。例えば、 リクナビ2011 は既に会員登録受付中であるので, 企業に就職を希望する人は登録するといいだろう. 博士学位取得後、どのような職業につくか? というのは, 専門や本人の希望で様々な業種が考えられる. 応用とは関係ない理学(素粒子理論や分類学…
前回の記事「博士の定員割れ」で博士課程がお金がかかり、お金がもらえる海外の博士課程に比べて、国内は違うと述べた。ついに制度改革がはじまった様である。 博士課程学生に「給与」年180万円 文科省概算要求へ(asahi.com) 素晴らしいことである。記事によると、2千人程度に給与が支払われるとのこと。 一方で
博士課程に進学するのは自分への投資である。 しかし如何せんお金がかかる。海外ではお金を貰いながら 博士論文を書く(研究をする)というのが普通であるが、国内では事情が異なる。 そんななか、日刊工業新聞によると 博士課程、6年連続定員割れ−研究水準の低下懸念 修了者の就職難などが…
Slashdotより 博士号取得者(ポスドク)の正規就業を促進する観点から、ポスドクに対して汎用的能力を高める研修を行った上で、産総研と企業との共同研究等に当該企業への正規就業を視野に入れて活用することで、当該ポスドクの正規就業に結びつける取り組みを実施いたします。 とのこと. 産総研の説明ページ…
とにかく博士として生きていくことを決めた場合、博士として生きていく術(スベ) を身につけていかなくてはならない。 それは何か。 何のことはない、貴賎を問わず、すべての仕事に共通の「段取り」である。 研究テーマを決めて、それにアタックし、成果がでる出ないにせよ、その過程 を科学的に分析し、報告書を書く。与えられた時間毎に。 あれこれ考えていたらキリがない。 「頭を真っ白にして書く。頭を真っ…
博士の就職活動は、前回まで見てきた様に、「新卒博士」であれば比較的容易にアプライすることができる。さて、片やアカデミックへポストの道へと舵を切ったポスドクたちはどうすれば良いのだろうか。 まずは基本として, *独立行政法人科学技術振興機構 ジェイレック 研究者人材データベース に登録して、マッチングメール機能を使うと良い。 …
博士を評価する企業(5) 昇給率からみえてくるもの (II)
これまで就職四季報2009年版のデータを基に博士を評価する企業について考察してきた。前回は「博士を評価する企業(4), 昇給率からみえてくるもの (I)」ということで, 学部卒, 修士了, 博士了の初任給の差を比較した指標からランキング…
博士を評価する企業(4), 昇給率からみえてくるもの (I)
前回の博士を評価する企業(3), 修士の初任給との差では, 新卒博士の初任給が修士の初任給より3万円以上多い企業51社のランキングを示した. 今回は, 絶対的な金額ではなく, 「昇給率」というものを指標として考えてみる. 学部, 修士で入社した学生の昇給を基準として考えると, 博士の初任給は同程度にしているか, それ以上か?ということ…
博士を評価する企業(1), 博士を評価する企業(2)で博士が初任給で幾ら程もらえるのか?というのをみてきた. 有名企業でも10社10色といったところだろうか. しかし, 実は, 初任給の額だけみても, その企業の博士への評価は見えてこない. もちろん…
以前のエントリー博士を評価する企業(1)では博士の初任給の高いトップ20企業を紹介した. 例えば, サントリーと東洋エンジニアリングは30万円を超える初任給を博士に払っている. このように, 初任給で博士に対する高い評価を表明している企業も多い. ただ, 一般的にあまり知られていない企業も多い. そのような本質的な優良企業にこそ博…
いつかの少年の夢は「博士」になることだった. 他の少年が, 野球選手やサッカー選手になりたかったみたいに. それはお金の為ではなく,「好きなことをして有名になりたい」というモノだったかもしれない. ひたすら「本」が好きだった. そして将来自分も「本」を書くことが目標になった. 本に読み疲れたら, 空の雲を眺め, 風を感じ, 落ちている石を拾い, 時間の不思議, 生命の神秘, 宇宙の謎, etc., 「…
「ブログリーダー」を活用して、ハカセ2号さんをフォローしませんか?