シベリウスの交響曲を、また改めてきちんと聴こうと思う日がくるとは、本当には思っていなかったような気がする. …なんて、ちょっとへんな言い方になったが、それはずっとむかし、まだクラシック音楽を聴きはじめて間もないころから、シベリウスは数少ない “好きな”...
リマスターの話ばかりで恐縮だが、Emerson, Lake & Palmer の “Brain Salad Surgery” の発売40周年記念のリマスター盤を買った (これには『恐怖の頭脳改革』という邦題がついているが、LP時代から輸入盤を買って...
Mike Oldfield, CRISES TOUR (1983)
数年前から、1年に2作品ずつというペースで Mercury が Mike Oldfield の過去作品の再リリースを行っている。 最初はあまり興味を持っていなかったのだが、よく考えればぼくの持っている音源も相当に古い。LPのものはさすがにCDに買い直して...
FLAC/MP3/DSD 管理・再生ソフト: TuneBrowser
先日、まだベータ版ながら TuneBrowser というソフトをリリースさせていただいた。どういうソフトか、というのは、専用のページを作ったのでそちらを参照いただくとして、きちんとしたソフトを開発・公開するのはひさしぶりなので、経緯について、すこしだけ...
クラシック音楽と PCオーディオと タグ データ (その2)
前回、大量――数千,数万ファイル――の音源データのなかから「自分が聴きたそうな音楽」を探し出すのは意外と難しく、アルバム(CD)の単位にこだわるのをやめて、各楽曲のタグを整理し、そのタグをもとに音源を検索できるようにしないと、もう無理。という話をした。...
クラシック音楽と PCオーディオと タグ データ (その1)
むかし、楽曲(CD)を管理するデータベース・アプリケーションを作成したことがある。そのソフトはさまざまな課題を残したので結局は公開できずに終わったが、そこでは、きちんと正規化したデータベース・テーブル群を用意して、アルバムや作曲家、演奏者を手入力して管理す...
ひさしぶりにオーディオ機器に変化があった。 TEACのDAC (DAコンバータ)、 UD-501を購入したのだ。 これまで使用していたDACは、以前ご報告したとおり、英国CHORDのDAC64 mk2。気がつけば、導入からずいぶんと時間が経った。このDA...
ちょっと期待が大きすぎたのかもしれない。現代バーバリズムの権化のようなゲルギエフがラフマニノフの交響的舞曲を振ったというので、躊躇なく購入したのだが、実際に1回聴いてあれっと思い、気をとり直して翌日もういちど聴いてみたものの、残念ながら印象は変わらなかった...
また、前回の投稿からずいぶんと時間が空いてしまった。「また」というより、こんなに空いたのははじめてだと思う。そのあいだにあったことについては、いい話はあまりないし、書きはじめるとキリがなくなるので、今回はさらっと、いつものとおり、買ったCDの話をしよう。...
ホロヴィッツのスカルラッティ: ベルリン コンサート 1986
ひさしぶりに「待ちに待った」という思いを味わったCDが出た。ウラディミール・ホロヴィッツが、1986年にベルリンで開催したコンサートの録音がCD化されたのだ。 「待ちに待った」というのは、ふたつある。ひとつは、コンサートが行われてから20年以上が経過し...
foo_NowPlaying.gadget (foobar2000 用ガジェット)
先日通りすがりさんからリクエストをいただいたのと、ときどき某掲示板で話題にしてもらっていることもあるようなので、Windows 7 / Windows Vista 用のガジェット foo_NowPlaying.gadget を公開しました。 この fo...
依然あわただしい日々がつづいているなか、さらに追い討ちをかける出来事があった。手術のため1週間入院したのだ(^o^;。 原因となった疾病は深刻なものではなく外科的なもので、医者も気軽に引き受けてくれたけれど、なんといっても、こちらは抜歯以外には手術など経...
今年、うちの会社の夏休みは9日間あった。でも残念ながら、トラブルを起こした他課の工事の応援に入ることになり、結局2日間しか休めなかった。 その2日間、滋賀県の東近江市永源寺にある、「愛郷の森」に家族でキャンプに行ってきた。キャンプとは言っても、設備の整...
すでに国内盤が発売されているので入手されている方も多いと思うけれど、サイモン・ラトルとBPO(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)によるブラームスの交響曲全集が発売された。待望の、と言っていいと思う。全世界が待ち望んだ、という感じかも(笑)。 海外盤が...
最近ティル・フェルナーがECMに録音した、バッハの『インヴェンションとシンフォニア』を買った。 この曲集はどうしても教育用というイメージがあり、これまであまり熱心には聴いてこなかった。いまもべつに、熱烈に聴きたいと思っているわけでもないのだけれど、そうい...
途中で数年間のブランクがあるとはいえ、雑誌『レコード芸術』をかれこれ20年以上読みつづけている。ここ数年は定期購読にしているので、買おうかどうしようか迷うヒマもなく毎月届く。クラシックレコード業界の不振で目新しいニュースが少なく、いっぽうでインターネット...
リビングのテレビを新しくした――わが家もついにデジタルに対応した――と同時に、テレビ台も新調した。 このテレビ台、数ヶ月かけて家具屋をまわってみたものの、なかなか好みにあうものを見つけられず、結局インターネットでオーダに応じてくれる店を見つけて、そこにお...
先日4月12日、鈴木雅明とBCJ(バッハ・コレギウム・ジャパン) による、J.S.バッハのマタイ受難曲を聴いてきた。場所は兵庫県立芸術文化センターのKOBELCO大ホール。 この公演の最大の目玉は、マタイ受難曲が「メンデルスゾーン版」だということだろう...
前回「プライヴェートが忙しい」とふざけたことを書いていたら、年が明けて仕事のほうで大きなクレームが発生して、ひさしぶりに大変な日々を過ごすことになってしまった。製造に携わる方なら誰しも経験があると思うが、こういう状況になると、カチリとスイッチが切り替わり...
秋の運動会から今日まで、とても忙しかった。去年は去年で思うところがあり、一念奮起して担当者の仕事に戻って腕が痛くなるほどコーディングをして、要するに仕事で忙しかったのだが、今年はプライヴェートな生活が忙しかった。 § ことの発端は、そろそろ築10年になろ...
ポリーニの新譜が出た、と聞いて、心躍らせるひとが、いまはどれくらいいるのだろう――そういうぼくも、楽しみにはするが、強い期待感とか、わくわく感というのは最近はすこし薄らいできた。逆に言えば、すこし前までは、ポリーニの新譜が出るということは、それはとても特...
夏もひと段落したかなというこの季節、連発の運動会やらなにやらで週末はあわただしく過ごすことになる。さらに今年は、ひさしぶりにコンサートにも出かけたりして、週末はすべて予約済みという状態だった。そんななか、タイトルにもあるように、熱帯魚水槽の立ち上げを行っ...
B&W 802D と 部屋の対策 (その3)...天井
前回、部屋の話をしたのが去年の10月のことだから、すでに1年ちかくがすぎてしまった。そのあいだ、部屋の対策についてはなにもやっていなかったのかといえば、じつはその通りで、いろいろと考えあぐねているだけで、結局ほとんどなにも手をつけていなかった。 スイー...
今年の夏は、いつもだれかどこかの調子が悪く、結局子供たちをプールに連れていくことができなかった。今週末は、こんどこそと思っていたら、不覚にもまえの晩にぼくがひざをざっくりと怪我してしまった。なかなか血が止まらないし、その傷をプールにつけるのは、周囲のひと...
ヒラリー・ハーンのヴァイオリン、バッハ、シェーンベルク、シベリウス
米国出身のヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーン (Hilary Hahn) が大活躍している。これまでその容姿から、なんとなくアイドル系というような先入観――思い込みがあって、あまり興味も惹かれないできたのだが、どのレビューを見てもかなり好評なので、見識を...
ATI RADEON HD3450 から HDMI で音声出力
オンキヨーのAVアンプ TX-SA606X があらたに到着するのにあわせて、リビングのPCのグラフィックカードもあたらしくした。最近は濃厚な発色が気に入ってもっぱら nVIDIA の GeForce ばかり使っていたのだが、HDMI 出力をやってみたくて...
子供たちがすこし大きくなって、気持ちの余裕が出てきたのか、あるいはなにかが目覚めたのか、女房が「リビングで音楽を聴きたい」と言い出した。 ずっと以前――もう10年ちかく前だ――わが家のリビングには、当時まだそれほど一般化していなかった「ホームシアター」が...
前回、なにげなく買ったCDの例として、クラウディオ・アバドとジュリアーノ・カルミニョーラのモーツァルト、ヴァイオリン協奏曲全集のことについてすこし触れた。 そのとき、同じ時期にリリースされたアバドのモーツァルト交響曲集を「買ってしまうかも」とつぶやいてい...
ときどき、あまり聴きたいわけでもないのに、まるで義務であるかのように買ってしまうCDがある。聴いてみてちょっとがっかり――というのはしかたがないにしても、そもそも買おうかどうしようかという状態のときに、たいして聴きたいわけでもないはずなのに、長い「購入候...
いったいどういう経緯なのかよくわからないのだが、マイク・オールドフィールドの『Tubular Bells』がクラシックの新譜として発売された。HMVで1枚660円という廉価盤ながら2005年の立派な新録音で、クラシック専門レーベル "BRILL...
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