頭に浮かんだなんでもない話を ただ、書いてみようと思った。 それだけです。
ほんとになんでもない話ばっかりで 気の利いたオチもさほどないですね。 特に意味のない話や、なんじゃこりゃ?っていう文章もあります。 あんまり難しい文章かけないので、内容もほわほわしたものになってます。 でも読んでくれる方がいらっしゃれば とってもうれしいです。 話の横に、ちょこっとだけイラストも載せてます。
朝と夜に上がる雨はつまらない 朝上がるのは 味気ない 夜上がるのは 意味が無い 昼間に上がる 雨こそが 皆が望む雨上がり -------------------------------------
軽い肺炎で、入院することになった。 横のベッドのネームプレートには、「スズキタカオ」という名前。 高校時代にケンカ別れした彼と、同姓同名だ。 わあ・・・タカオと同じ名前じゃん・・・ でもま、ありきたりな名前だし同一人物なわけないな。 寝てるっぽいから明日あいさつしよ。 私はベッドに横たわり、天井を見上げた。 タカオのことを思い出すと、未だにむかつく。 自転車を二人乗りしたとき、タカオがスピードを出しすぎて私だけ転げおちた。 カメラの現像を頼んだけど、タカオはカメラをまるごとなくした。 真夏の遊園地でタカオは、ソフトクリームを3..
針は、思った。 俺は糸とは別に動きたい、と。 糸も、思った。 僕は針より先に動きたい、と。 ただ、それを動かしているのはニンゲンであって ニンゲンは、裁縫をするとき 針と糸を別々で使うことはないし 糸だけで直接、布を縫うこともしない。 ある日、針は思った。 俺は裁縫箱の中にいるから、糸と一緒に使われてしまうんだ。 俺が一人でいれば、きっと単体で俺を使ってくれるはずだ。 針は、自分にくっついていた糸をひっこぬき、裁縫箱を飛び出した。 それをみつけたニンゲンは、 「うわ、こんなとこに針が落ちてる、危ないな」 と..
小学校のとき、一緒に帰っていた友人Mと 無言でけんかをしたことがある。 原因は、石。 私は石を蹴るのに夢中になりすぎて、前方にMがいるのを忘れ すごく思いっきり、蹴った。 それは見事にMにヒットし、彼女は歩くのをやめる。 眉間にしわを寄せ、くるりと向きを変えたMは 私がけった石をこちらにむかって蹴り返す。 すねに当たる。痛い。 (ああ、もっと小さい石蹴っときゃよかった。) 後悔しても遅い。 私はまたその石を蹴り返す。 互いにゆずらず、 蹴って、当たって、 また、蹴っての繰り返し。 「もうやめよう」と言ったら、負けなような気が..
隣のりすくんは、今日もまた休み。 「あいつ、昨日原っぱで見たぜ?」 ねこくんが言う。 実はぼくも見た。 池から顔を出したとき、りすくんが一生懸命何かしてたとこ、見たんだ。 学校に来ないで、いったいなにをしてるんだろ・・。 放課後、おうちにいってみよっかな。 「おおい、りすくん〜ぼくだよさかなだよ〜」 りすくんの家は木の家だ。 ぼくは最初遊びに来たとき、どれがりすくんの家かわかんなくて 木という木に話しかけていた。 りすくんはそれを草むらから見て、笑っていた。 でも、もう何本目の木に住んでるのか、覚えられたんだ。 「・・・なに?」 ..
「リエコさんの絵は、なんというか・・・背伸びしすぎてる感じがするよ。もうちょっと基盤ができてれば、堂々とした格好いい絵になるんだけどなあ・・・。」 先生にそう言われた。 私は言われている意味がわからなかったし、ちょっとむかつく。 背伸びって、なに? 描きたいものを描いて、それがへたっぴだったら背伸びしてるってことになるの? そりゃあ、基礎は全然勉強してないし、見たままに描くことも満足にはできないけど 私は人に見せるために絵を描いてるんじゃない。 自分が満足したいため、気分転換のため、そういうスタンスで描いてる。 背伸び?それは先生から見た私の絵の感想です..
ぼくの家は、パンやさん。 パパは週に一回、ともだちの分のおやつパンを焼いてくれる。 ぼくを入れて、ワニくん、ゾウくん、ネコくん、ヒツジちゃんの、5つ。 それをぼくがポッケに入れて、みんなに配る。 「やっぱり、ほかほかのパンはおいしいや!」 「いいなあ、カンガルー君、こんなおいしいパン毎日食べれて!」 まわりのみんながおいしいと言ってくれるのが、 喜んでくれるのが、ぼくはうれしくてたまらない。 ある日、となりのクラスのアリクイ君が、ぼくらがパンを食べ終わったあとにやってきて 「あ・・・もうなくなっちゃったかあ・・・。」 としょんぼりした。 僕..
ひとつ ふたつ みっつ よっつ いつつ むっつ ななつ やっ 「ワっ!!!!」 「んん!も!!せっかくかぞえてたのにっ!!」 ヤスヒコくんは怒りました。 ヤスヒコくんは今、セーターの毛玉をとっている真っ最中だったのです。 10個かぞえたら、まとめてむしることにしています。ちょっとでもわかんなくなったら、最初からやりなおし。 これは自分ルールです。 それを、ミキオが邪魔しました。 「ミキオくんっ!あっちいってて!」 ヤスヒコくんは怒りながら、いままでむしりとった毛玉をセーターにもどします。そしてまた数えます。 「ばっかだな..
だんごむし先輩、今日はハチに遭遇しました。 ↓ http://ameblo.jp/dangomusu/ よろしければこちらもご覧になってみてください。
ワニくんは、花を摘む。 くま先生におこられても、ニワトリおじさんにつつかれても、 毎日花を摘んでいる。 「ワニくん、どうして、怒られるのに花を摘むの?お花は生きてるんだよ?」 ともだちのぞうは、不思議そうに尋ねた。 「おれは、おかしいと思うんだ。」 ワニくんは言う。 「だってよお、学校とか、人んちの庭とかに咲いてる花を摘んだときだけ怒られんだぜ。どーして野っ原に咲いてる花を摘んでも、怒られないんだ。同じ花で怒られないのは、どーしてなんだっ!」 ワニくんはすぐ怒っちゃう。 ぞうはこういう場合、そっとしておくのが一番だと知っているので 「そっか。」と..
とりあえず絵だけ、あげときます・・。 ー追加更新ー 「だんごむし先輩」というブログを 新たに立ち上げてみました。 ↓ http://ameblo.jp/dangomusu/ よろしければこれからも よろしくお願いします。 今日先輩は、くつしたをはきましたよ。
「ねこ君!ぼくもそっちの世界に入れておくれな!」 うさぎはぴょんぴょんはねながら、塀を登ろうとしている。 それを塀の上から見下ろしているねこが言う。 「おまえ、コレ越えたら、みみ、ねこ型になるんだぞ。いいんだろうな?」 「ええ、それはヤだあ。でもぼくもそっち行きたいよう。」 「ばかか。甘えよ!だからおまえ、淋しいぐらいで死んじまうんだよ。」 ねこは冷たい。そのやりとりを隣で見ていた鳥が言う。 「そおーだよ!アタシみみなんてどうでもよかった!みみのことよりこっちに来て、もっと広い世界を見たい気持ちのほうが強かったよ!あんたそんな中途半端な気持ちで..
長戸家のしょうゆさしは 非常にキレが悪かった。 しょうゆさしはいつも、くちからしょうゆを垂らしていて ソースからばかにされていた。 別に、垂らしたくて垂らしてるわけじゃない。 でもぼくには手がないし、第一動けないし こういう造りなんだから仕方ないんだもの。 ソース君はいいなあ。ひねって開けるフタだもんね。 ひねらない限り垂れないじゃん。 いいな・・ぼくもひねって開けられるタイプになりたかった。 ああ、パパさんは今日もお刺身を食べるみたい。 できるだけもう、僕を使わないでほしいんだけど・・・。 ぼくを使わなくても、刺身セットについてるビ..
昨日、久しぶりにやってみたネットゲームで とっても落ち着いた二人に会いました。 私はてっきり、話方とかで自分よりお姉さんとお兄さんだと思っていたら 本当は中学生の女の子と、高校1年生の男の子。 はじめて喋った子たちだったけれど 「自分」というものをしっかり持っていて 周りに流されることが嫌だということを常にぴりぴりと発している そんな感じがしました。 ネットゲームの世界というのは、アバター(キャラクター)しか見えません。 だから、聞かない限りは、または聞いたとしても、本当に相手が女なのか男なのかもわからない。 いくつなのかも、わからない。 まあ、こ..
「タカシくん!やめなさい!」 ぼくは笹野先生にうしろからひっぱられ 持田からひっぺがされる。 持田、うるせえ。泣くなばか。 「どうして?どうして噛むの?持田さんが何かしたの?」 持田はヒックヒックしながら、首をぶんぶん横にふる。 「タカシくん。どうしてすぐ人を噛んじゃうの。伝えたいことがあったらまず言葉で伝えようねって、いつも言ってるよね?」 言えるか。 持田の腕がなんかすべすべしてたから、持田が可愛いから噛んじゃいましたとか。 言えないよ。 放課後、お母さんが面談室に呼ばれて、先生と話をしていた。 お母さんは、何も言わない。ぼくをあま..
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