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りさ、性的奇譚集 https://chopin001.jugem.jp/

連続官能ミステリー。曜子の奔放な性的日常と不可思議な出来事の短編集です。

連続官能ミステリー。 曜子の奔放な性的日常と 不可思議な出来事の短編集です。 エロチシズムと、人の心の裏側に潜む 「恐怖」について、 直接的でなく、作品全体で表現していきたい。

小川りさ
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2007/12/19

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  • 13.ゴシックの迷宮

    人気ブログランキングへ順位表示はこちらです。いつもありがとうございます!「もういい。やめて」これ以上続ける事は無意味だった。相変わらずヨウコは言われたとおりベランダのガラス窓に張りつくようにして私を凝視しているし、国分は国分で完全に私の奴隷

  • 12.ヒールで踏みつけられたい。

    人気ブログランキングへ順位表示はこちらです。いつもありがとうございます!全裸で、黒いエナメルのピンヒールだけを履き床に横たわる国分の顔の上にしゃがんでいると、ベランダに閉じこめられたヨウコが、必死に自分をアピールするがごとく、自ら、行為を始

  • 11. ベランダで手淫する女

    人気ブログランキングへ順位表示はこちらです。いつもありがとうございます!電気スタンドで顔面を殴打された国分は、その場に倒れ、その拍子にバスルーム入口の段差に後頭部を打ちつけ、動かなくなった。手早く(さっきまで私を縛っていた)バスローブの紐で

  • 10.唾液にまみれ音をたてながら

    人気ブログランキングへ牛歩戦術モードでランキングアップちゅう。「そろそろ本番だよ」甘くからめ取るように耳元で囁かれ、私の心臓はかつてないほどに早く脈を打った。 国分という男を、私はまだ今日、この眼で見てはいない。私の知っている国分は、理知的

  • 9.ひだとひだを合わせて

    人気ブログランキング順位表示はこちら。熱帯低気圧のごとくじりじり北上中。口の中に溜まった血反吐を飲み込み、恐怖で凍りついたまま身動き一つ出来ない私は黙ってその場に横たわっていた。両手を後ろで縛っているこの布さえ解く事が出来れば、ここを逃げ出

  • 8.蔑(さげす)んでくれ。

    人気ブログランキング順位表示はこちら堕ちてゆく。私は堕ちてゆく、この暗闇をどこまでも。人は、視覚を遮断され続け、身体を拘束されながら興奮したり怯えたりを繰り返すと、ある時、いきなり蜘蛛の糸を切られたカンダタのように墜落し、無力感に支配される

  • 7.どうしてほしいのか言ってごらん

    人気ブログランキングへ本気で怯え、恥ずかしい気持ちで一杯だったが罵倒されるたびに私は興奮していた。国分とヨウコに何もかもを委ねてしまったら、これから先にどんな世界が広がるのだろう。ヨウコが低い声で呟く。「可哀想に」私を憐れむようにそう言うと

  • 6.侮辱されて欲情してみろ

    人気ブログランキングへ電話を切った。傍らの女は、さっきまでの興奮が嘘のように、おとなしく何事もなく横たわっていた。初めてこの部屋に入って来た時と寸分違わない姿勢を保ち、両脚をいっぱいに広げ、両手は腰の下で縛られたまま、目隠しをされ、まったく

  • 5.羞恥のまるいしみ

    人気ブログランキングへ同じ女性として、女の裸体を、こんなふうに観察して気分が昂揚するのは、もちろん初めての経験だった。腰の下で両手を縛られているため、開脚し丸見えになってる場所が、つんとせり上がり、そこから溢れ出る愛液がつーと糸を引くように

  • 4.鈍角に開脚していなさい。

    人気ブログランキングへ残り時間は、あと僅かだった。私のカルティエのウォッチの細い秒針は、くるくるとオモチャのように回転している。地下鉄の真っ暗な窓に映る自分の姿は、B級映画のヒロイン並みインスタントな深刻さで、こちらをじっと見ている。滑稽だ

  • 3. 隷属。

    国分からの電話を切った後、しばらくの間ベッドに横たわったまま窓の向こうを眺めるでもなく眺めていた。いつもいつもこんなふうに、回遊魚みたいに、然したる主体性もなく動き回っている。しかも奇跡的といっていいほどに痛い目にも遭わず、その代わりに深く

  • 2.口のききかたに気をつけなさい

    その日の午前中はオフで、予定が何もなかった。VOGUEの最新号を、一ページ目から隅々まで読み尽くし、シャワーを浴びた。自然光の浴室は、しらじらしいほどに明るく、水蒸気の粒子がうねるように踊っているのが判る。全身を映し出す鏡の中に無防備な裸の

  • 1.今?何もつけてないの。

    ことの始まりは、ちょっとした出来心だった。物語の始まりなど路傍に転がる石くれのような、取るに足りないきっかけがあれば、充分なのだから。「もしもし、少しだけお話ししない?」「どちら様?」「あなたのよく知った女だけど。私はあなたを知ってる。そし

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小川りささん
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りさ、性的奇譚集
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