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ある記憶 https://blog.goo.ne.jp/dragon_21/

遥か遠くにいってしまった記憶たち

僕の写真アルバムにはある時期の写真が1枚もない。一番多感で感受性にあふれていたはずのその時期の写真が。その頃の映像は僕の記憶の中にのみある。けれどどれも遥か遠くに遠くに行こうとしている。

dragon21
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2007/12/08

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  • 千のナイフ 千の目

    蜷川幸雄さんといえばいわずと知れた演出家、映画監督そして俳優までこなすマルチな文化人です。この人の随筆に「千のナイフ千の目」というのがあります。その著書の中で次のような印象的な言葉がありました。千人の観客がいれば千の動機があり千の人生があるだから自分は千のナイフを用意する千の心の各様につきささる舞台をつくるためにどこの会社も顧客のない会社はない。僕らの会社も千人どころか万を超える顧客を相手にしている。多種多様な商品サービスを提供している。その商品やサービスを購入する顧客の動機や目的は千差万別。同じように僕らはそのリテールにまでこだわった千のナイフ、万のナイフを用意しているであろうか…ひとつの商品だってさまざまな特徴やパーツで成り立っています。同じ使い方をするにしても人それぞれ感じ方や使い勝手に差があると思う。だ...千のナイフ千の目

  • こんな辺鄙な街角でも

    僕のふるさとは東北の都市部からずっと離れた何にもない片田舎です。東北大震災では沿岸部ではなかったために被害はそれほどでもありませんでした。隣の南三陸町、高校時代3年間通った石巻市、友達のいる女川町、そして気仙沼市や塩釜、松島…その辺の被害からすればせいぜい瓦が落ちたり壁にひびが入った程度で人命に影響はありませんでした。それでも仕事で、配達に、たまたまそこにいて僕の実家の町でも何人か命を落としました。僕の中学の同級生の女の子もその一人でした。それでもみんな一生懸命に再生・復興に向けがんばっているのだと聞きます。僕の町の駅前通は、今年もライトアップしています。町民の寄付で年末年始にブルーやホワイト、レッドのLEDライトを灯し、クリスマスやハッピーニューイヤーを皆で祝うために通の木々にデコレーションするのです。規模は...こんな辺鄙な街角でも

  • ついてない床屋

    月に一度、駅前の床屋に行きます。そこは全員女子が散髪をしてくれます。1階、2階に分かれ全部で十数席はあるでしょうか。ということは最低でも十数人の女子が控えているわけで、行った瞬間にあいている順に席に案内されます。こちらで席や担当者を選ぶことはできません。それゆえ料金はサービスの割には安いと思います。席に着くとまず「お時間は十分にございますか?」と聞かれます。普通は「大丈夫です」と答えます。「今日はどうなされますか?」「後ろは借り上げて、横は耳をすっきり出して、前は1cmくらい切ってください」いつも僕はそう注文します。店内はミストの匂いに包まれ目をつむると森の中にいるような気分。散発の前に軽く洗髪をされ、丁寧に時間を掛けて散髪が始まります。約30分くらい後、三面鏡を後ろにかざされて、「いかがでしょうか?」と感想を...ついてない床屋

  • 早起きの効用

    年をとるに連れて、若いときの「夜型」からめっきりと「朝方」の人間になってしまった。夜は10時を過ぎるともう眠気が襲い、まぶたを開けているのがつらくなる。油断していると知らず知らず意識がすーっと底に落ちていく。そのまま座布団を布団代わりに眠りこけてしまうこともしばしばである。そして何時に寝ようと朝は5時前には目が覚める。目覚まし時計の設定時間のすぐ前になぜか不思議と目が覚める。睡眠時間はそれほど短いわけではないが、若い頃のようにどっぷり深い眠りにつくことはまれである。夢を見ていても夢を見ている自分を「これは夢だな」と冷静に見ている自分がいたりする。何しろ眠りが浅い。眠りのバイオリズムの伸びたところでなんとなく目が覚めたような気になりながら寝ている。朝早く起きていいこともある。一日がとても長く感じること。そして一日...早起きの効用

  • なんと呼ばれてた?なんと呼ばれてる?

    自分のアイデンティティのひとつが名前です。もうだいぶ長いこと付き合い続けてきた自分の名前。生まれたときにはもう決まっていて従うしかなかった。僕の場合は亡くなった祖父が命名したのだと聞きました。祖父の名前の一部をもらいました。そういえば小学校の頃か、授業で自分の名前の由来、親がどういう願いをこめてその名前にしたのか。そういうテーマで発表させられとても困った…。好き嫌いを越え、もはや僕を識別するための必須アイテム、そしてこれからも死ぬまで僕はこの名前と付き合うことになるんだろう。思い出してみるといろんな呼び名で呼ばれていたね。今の僕の身の回りでは苗字で呼ばれるのがほとんど。都内に在住する大学の友人らは名前を呼び捨てにする。気のおけない彼らであれば当然で心が通じあうような気がする。苗字で○○さん、○○君は形式ばってよ...なんと呼ばれてた?なんと呼ばれてる?

  • 隠居生活 早くしたい

    よく地元の住宅街をぶらつきます。いろんなお家がありいろんな家族がいろんな事情を抱えて暮らしているんだろう。そんなことを思いながら歩きます。生垣の花々を見たり庭の植え込みをのぞいたり、他の人が見ると僕は盗人の下見でもしているように映るかもしれません。こんな感じの家がいい。平屋でこじんまりとして。草花に囲まれた小さなお家です。今はそんな時期なので鬱蒼として少しうらぶれた感じがしますが、季節によってはきれいな花々が周りを埋め尽くします。通るたびにいいなと思っていました。古い建付けで多少増築しているのではないでしょうか。洋式の煙突が見えます。中に暖炉とかあるのでしょうね。元々は和式の平屋建てだったようです。小さな庭があります。今日のように天気のいい日は日向ぼっこもいいでしょう。背の高い植え込みが周りを取り囲んでいますか...隠居生活早くしたい

  • 林芙美子を見に

    結局、気になり神奈川近代文学館へ。その前に…まったく冴えないスポーツウエアをまとい、朝もはよから特急に乗って早朝の横浜港みらい21地区へと。インターコンチネンタルホテル。いつか泊まりたいと願うホテルのひとつ。いかにもこのホテルの宿泊者が朝ジョギングしている風を装って。そんな人々とすれ違いながら、朝の浜の空気はとてもうまい。なんとも憎たらしい造形だ。海岸線に垂直にそそり立つ白い怪物。そう昔々その昔、大怪獣ガメラシリーズに出てた宇宙怪獣「ギロン」。頭がどでかい包丁の刃となり何でも切り刻む恐ろしい武器に。それを思い出す。こんなダサイ格好で赤レンガ倉庫まで駆け抜けました。そして大桟橋、山下公園、元町から港の見える丘公園へと向かったのでありました。もうへとへとですね。林芙美子展を見ました。物書きに生涯をささげた人の生き様...林芙美子を見に

  • 二子玉川から三軒茶屋経由の「長旅」

    朝6時に家を出て最寄の駅から田園都市線の二子玉川まで電車で行く。途中の自由が丘で「林芙美子没後60年記念展」のチラシをピックアップ。大井町線への乗り換え時間に眺めていました。10.1~11.13神奈川近代文学館会場では残された原稿・草稿、書簡、遺愛品など400点により、彼女の作品や生涯を紹介するのだといいます。「放浪記」が有名ですが他にも「清貧の書」「浮雲」など愛すべき作品が多数あります。さて、二子玉川駅に到着しまずは目の前を流れる多摩川の川原へと向かいました。早朝の多摩川の流水はとても清らかで荘厳な感じがしました。いっそバシャバシャ顔を洗おうかと思いましたが、止めときました。ちょうど鉄橋を見上げると東急の電車が通るところでした。思い出深い街、二子玉川…ここを始発に、多摩川美術大学→砧公園→馬事公苑→…(未定、...二子玉川から三軒茶屋経由の「長旅」

  • 黒のハットと赤いシューズで

    渋谷の東宝劇場で「アンフェア」を見ました。雪平夏見、相変わらず不死身でした。いつもながらとても見応えがありました。はらはらどきどき、いくつものどんでん返し、誰が味方で誰が敵か、最後の最後まで気が抜けません。TVと違いCMで邪魔されないところが映画のよさです。それに大画面(席は前から3列目のC席…)。一気に最後まで息もつかせぬ一騎通貫の緊張感が心地よい。原作者:秦建日子第一作「推理小説」第二作「アンフェアな月」第三作「殺してもいい命」この日のために全三作を復習の意味で読みました。今日の終わりからするとまだまだ続く「アンフェア」。楽しみにしましょう。さて、秋を意識して黒の厚手の帽子を被りました。米国製、雉のきれいな羽が横についています。お気に入りの逸品です。109のこの場所。前にも記したことがありました。数少ない僕...黒のハットと赤いシューズで

  • 多摩川から田園調布、自由が丘、そして・・・

    自分に対する「制約」としてのマラソン、今日はやや趣向を凝らして。早朝、最寄の駅まで軽くジョギングし東横線に乗って多摩川まで行く。そこが本日のスタート地点です。駅の前に柿がなっていました。向こうに素敵な洋館が見えます。さて、走るか。大きく朝の新鮮な空気を吸い込み、いざ。すぐに「多摩川台公園」の急勾配に直面…ここは小高い丘陵になっており古墳が点在しています。すぐ隣を多摩川がゆるく流れているので太古から住みやすい場所だったんでしょう。こんな赤い橋が途中にあります。散歩している人もちらほらおり毎朝こんなところを散策できたらとても健康な日々を過ごせるんだろうなぁ…とか思いながらマイペースで走る、走る、走る。そうしてこの丘陵を過ぎ下っていくとそこは田園調布の街並み。まずは「宝来公園」に行き着きます。何度か来たことがあり、こ...多摩川から田園調布、自由が丘、そして・・・

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