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針しごと 窯しごと https://blog.goo.ne.jp/utaka-shihuku/

仕覆の仕立てと窯の仕事をしています。 四季折々の自然や行事とともに綴っています。

日々の暮らしを季節とともに楽しみたい。

うたか
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2007/12/04

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  • 筒井金襴

    黙々と仕覆の仕事に没頭しております。今日仕立てましたのは、「筒井金襴」という裂地でした。古賀先生の「茶の裂地」を見ますと、「二分ほどの間隔で、一重襷紋が丹地で残るように金糸で織り出し、それに五分くらいの間をあけて窠紋を互の目に配し、中に螭龍(ちりゅう)を向かい合わせた金地金襴である」と書かれています。丹地とは赤のことで、窠紋とは木の上ではなく地上に作られた鳥の巣、また螭龍とは小さいとか幼い龍のことです。私の手持ちの裂地は、丹地ではなくこげ茶ですけど、それはそれで重厚な色で気に入っています。この裂地を手にとって見ておりますと、先日の柴山緞子と意匠がとても似ていることに気がつきました。襷は一重と三重の違いだし、窠紋と木瓜はそっくりだし、その中に龍が書かれているということ。裏地は桜で染めた茶味がかった桜色、緒は白茶で...筒井金襴

  • 柴山緞子

    先日、お客様よりとても抽象的な裂地のイメージを伝えられて、ようやくお目にかなったのは「柴山緞子」でした。「上品な・・・」と言われても、上品さは人それぞれに感じ方が違うものですけど、この裂地を見た瞬間に「これなら気に入っていただけるに違いない」と確信したほど、私自身も気に入った裂地でした。さて家に帰って、一応本で調べてみましたら、似ても似つかぬ裂地が載っていまして、驚いてまたまた古賀先生の「茶の裂地」を調べましたら、ちゃんと同じ裂地が出ていました。違うほうのは「柴山純子」で、緞子も純子も同じ「どんす」だと思っていましたが、裂地も違うものがあるということに気がつきました。芝山監物の所存だとか、柴山茶入れの仕覆だったとか、いわれは諸説あるようですが、細川緞子にも酷似しています。よくよく見てみますと、細川緞子は地紋の菱...柴山緞子

  • 薩摩間道

    今日からまたお仕覆を仕立てております。先日、友人のお知り合いから預かりましたきれいなエメラルドグリーンの面白い小壺を茶入れに見立てたものにかけています。手持ちの裂地の中から選ばれた「薩摩間道」(写真右)でと渡されましたものは、初めて見る裂地でした。早速、古賀先生の「茶の裂地」で調べてみますと、やはり薩摩間道というのは類裂が多いと書かれています。相良間道や薩摩宮内間道なども、薩摩間道から派生して織られたもののようです。わたしの手持ちの薩摩間道(写真左)には、梅鉢文がたくさん入っており、古賀先生によると、相良間道には梅鉢文があるとのことです。数冊の本で薩摩間道を調べましたが、それぞれまったく違う文様なので、本当に見分けがつきにくい裂地ですね。太縞、と細縞、そして幾何学文に唐花文、このあたりが共通点といえましょうか。...薩摩間道

  • 謹賀新年

    あけましておめでとうございます。どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。今年のおせちです。謹賀新年

  • 小晦日

    毎日、着々と大掃除をこなして、完璧とはいかないけれどもようやく終わりました。明日は朝から一日中おせち作り。黒豆、たたき牛蒡、数の子、田作り、高野豆腐。たけのこ、金時人参、ふき、かまぼこなども次々に煮ていきます。ほかにも、鰤の照り焼きやエビの塩焼き、鯛の塩焼き、タコとマグロのお刺身など。今年も無事に年末の一通りの家事をすませることができそうです。休み休みながら細々と続けていますこのブログに訪問いただいた皆様、今年も1年間、ありがとうございました。どうぞよい年をお迎えになられますように。また来年も宜しくお願いもうしあげます。小晦日

  • 五周年プレゼント

    21日に締め切らせていただいた五周年記念プレゼント。おかげさまで、プレゼントの数よりも多くのご応募をいただき、ありがとうございました。アンケートやご返信で、色々なご感想をいただき、とてもうれしく思いました。ご当選されたかたには、近いうちにお届けできるようにしたいと思っております。昨夜はクリスマスイブで、仏教徒の我が家には関係ないのですけど、小さい頃から日曜学校に行っていた事やミッションスクールに5年間も通っていたので、ちょっとご馳走を作りたくなってしまいます。夕べのメニューは、ローストレッグ、ローストビーフ、スモークサーモン、ビーフシチュー、スパゲティーサラダ、ピッツア、ガーリックラスク。意外にも母がおいしいおいしいとたくさん食べておりました。でも考えてみたら、私の料理にしてはめずらしく素材から全部作ったのはシ...五周年プレゼント

  • 松の葉 その5

    いよいよ最後の作品になりました。せみ袋という香袋です。裂地は龍村美術織物の「キャリコの牛」という錦です。結びは上から、几帳結び、袈裟結び、玉結び、前に出ている部分は、お守り結び、几帳結び、こま結びです。中にはお香が入っております。お茶室だけではなく、ふつうのお部屋に掛けていただけます。ご応募、締め切らせていただきました。松の葉その5

  • 松の葉 その4

    玉房結びという日本の結び方によく似ていますが、紐の通し方が少し違います韓国風な結びの壁飾りです。横にぐんと伸ばした形がユニークでおもしろいですね。緋色ですので、おめでたいときになど掛けていただけたらよいかと思います。松の葉その4

  • 松の葉 その3

    本日ご披露いたしますのは、以前にブログでもご紹介したことのあります「まゆ玉」です。本来は2ミリの紐で、繭の玉を数個入れたものですけれど、少しアレンジしましてかわいらしい飾りにしてみました。長さは29センチです。まゆの中にはかぐわしいお香が入っていますので、お部屋や車などのアクセントにお使いいただければ・・と思います。松の葉その3

  • 松の葉 その2

    次にお見せするのは、「梅結び」のブローチです。わたしのプロフィール画像にも使っていますかわいらしい結びです。昨日、きちんとしたことをお知らせしませんでしたけれど、最終日のプレゼントのお披露目の次のブログで、お申し込みのフォームでご希望の品を送信していただくつもりをしています。ただそのフォームがちゃんと作れるか心配なのですけど(笑)いつもご覧いただいているかたなら、知り合いの方も友人もどなたでもご応募してくださるとうれしいです。(応募よりプレゼントの数のほうが多かったらちょっと悲しいな)松の葉その2

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