なよよかに夢二のをみな月見草薫風や稚児舞ふ如き花咲きて五月尽
写真短歌五月尽
四畳半の恋のあの夜や晶子の忌女心の未だに不思議白桜忌老い独りの峠の家や朴の花晶子忌
ひなげしや溢るる笑みのお人柄虞美人草四面楚歌聞く涙かなひなげし
早苗田や丹波の里の雨上がり五月雨の音聞く夜や望郷歌五月雨
写真短歌母の想い出
実の程を知りてぴりりと青山椒実山椒ぐうで始まるじゃんけんぽん青山椒
写真短歌旧懐
並ぶレジをあの女性と決めアマリリス遠き日の鞘笛の音や青葉風ときめき
酢漿草や片通行の恋もして剪定や切りて深まる縁もあり人の縁
写真短歌田植え、城詰め草
小満の夜来の雨や天地満つ農夫老えど田の若やぎて蛙の子小満、おたまじゃくし
多宝塔を目指す石楠花咲ける坂過ぎし日は目映し初夏の夕間暮れ石楠花、過ぎし日
写真短歌（新世界、蝮草、カラー）
これよりは急登の山路蝮草マムシ草笑っちゃ負けよアツプツプ蝮草
ビリケンの撫でる足裏や夏備黄菖蒲や老いの勝負はこれからとういるすの危機ひた迫り青嵐青嵐、夏備え
写真短歌寂光陰、紫蘭、鈴蘭
花虻や君が心に一刺しを恋の味忘れかけをり蜜の虻虻
世の中の行く方見えず天道虫患える目に柿若葉そよと風天道虫、柿若葉
コロナ自粛
世界中すつたもんだの五月かななんじゃもんじゃの花⇒すったもんだ水鉄砲狙いをつけて立小便すったもんだ
花の名を一つ覚えて夏立ちぬ夏めくやファイト一発！高みへと夏めく
写真短歌（亡き母への想い）
夢で会ふ夏の少女のままの君夏来る同じ阿呆なら踊ろうか夏の少女
すずらんや昔恋などしたことも緑なす卯月の風となりにけりときめきの余力まだあり花水木卯月
想い出の写真短歌を発表します。（その4）新作の写真短歌です旧作写真短歌（その5）
夏立ちぬむっくりむくり起きませう夏立ちぬ季感薄れる国に生き立夏
なりゆきに任せてみるか鯉幟翩翻と平和憲法五月風翩翻（へんぽん）平和憲法
同歳と思えば憲法記念の日憲法は私と同い年73歳です蒲公英や平和憲法擁す国憲法記念日
母嫁して隠れ泣きし日母子草親のゐぬ少年の日々鯉のぼり母子草、鯉幟
想い出の写真短歌を発表します。（その4）旧作写真短歌（その4）
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