いつも踵を踏んでいたから塩を踏むとは思わなかったドジを踏んでは空足を踏み三歩目を踏むのが怖かった新人時代
吟遊詩人・作詩屋がお届けする渾身の四行詩をご賞味下さい。
愛と感動と思いやりを 知性と意志で描けばそこに 人間がいちばん自然でいられる 無理のない輝かしい姿がある
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いつも踵を踏んでいたから塩を踏むとは思わなかったドジを踏んでは空足を踏み三歩目を踏むのが怖かった新人時代
私は熟れても甘くならないから見た目はずっとお子さまだけど子孫だけは絶やしたくないから食べごろはちゃんと見極めてね苺
追っても追っても追いきれない割いても割いても割ききれない食っても食っても食いきれないいくら切っても待ってくれない時間
ホントはお茶の子なんだけどただのお茶汲みを装っている毎日お茶を濁されているから私は出涸らしを飲むしかない出涸らし
人生において失敗することは成長するために必要になことだからどんなことがあっても笑顔でいようって決めている◆追悼:八代亜紀◆『今日を楽しく』
不休なのが望ましいけど不急ならば休むとしよう腐朽させられないように不朽な自分を心掛けたい2024
自分が悪いわけでもなく相手が悪いわけでもない誰にもぶつけられなくてただ悔しくてたまらない「悔」
交会すれば後悔しないか狡獪ならば後悔しないか何度も更改を試みるけど叩解しては後悔している後悔
熱い視線と甘い囁きで口説かれるたび微笑む素振りをしている土曜日のparty私を誘ったことも忘れたアイツだけど来てくれたら許しちゃうんだろうなぁ◆松本伊代meets木村和◆土曜日のparty
遠野に蛍桜と音江桜の桜前線が北上する頃カナリア達が母の子守歌を熱唱して嘲笑うたとえトムが大都会では主人公だとしても誰も織姫とのキューピットにはなれないとダリア~品種遊び詩③~
温茶とアラモードのマンゴープリンで今日もセンチメンタルなティータイム舞曲を耳に浴衣姿にドレスアップしても恋の季節に国宝級の貴公子が現れないダリア~品種遊び詩②~
幸せな花嫁を装っているだけの影法師だから髪飾りのティアラもシュシュも捨てちゃったいつか君待坂で詩織という桜貝になりたくて今夜もマルガリータに恋金魚を浮かべているダリア
揚げひばりで陽気になれるのは介抱してくれた親指姫のお陰様いつも埋め合わせの存在だけど少し爪痕を残せればそれでいい飛燕草
たとえどんな時計の針でも止めてもいい針なんてない螺子を巻いて動かさなければ新しい自分は再生できない時計の針
私はただのメイドだから色目で見ないでくださいいくら遠くに逃げてきても恋の断捨離がしきれない紫君子蘭
私がどんな服を身に纏ってもあなたへの想いは変わらないまた西からの風に襲われたら私は東へ逃げて凪になりたい大蔓穂
ずっと舞妓のままでいたいのに大人はバレリーナにさせたがる「一生あなたを守りたい」とかそんな言葉は聞き飽きちゃった浜簪
道端で私の姿を見つけるたびに子供たちが駆け寄ってくるけど私はステラになれているのかないつもそんな感慨に耽っている繁縷
白い嘘をついたとして黒い嘘だと思われたらそれは真赤い嘘なのかそれとも青い嘘なのか嘘色
良きも悪しきも古い自分は古井に身を投じてしまおう新たな篩に掛けられたくて寒さで身震いしたくなくて2023
ずっと舞妓のままでいたいのに大人はバレリーナにさせたがる「一生あなたを守りたい」とかそんな言葉は聞き飽きちゃった浜簪
道端で私の姿を見つけるたびに子供たちが駆け寄ってくるけど私はステラになれているのかないつもそんな感慨に耽っている繁縷
白い嘘をついたとして黒い嘘だと思われたらそれは真赤い嘘なのかそれとも青い嘘なのか嘘色
良きも悪しきも古い自分は古井に身を投じてしまおう新たな篩に掛けられたくて寒さで身震いしたくなくて2023
手塩にはかけられたけど甚六だとは思っていない躾けられた手札の中にはちゃんと光物の札がある総領の光一
相続人として後継者として甚六だなんて思っていない全てを支配できるからこそ光一という名の札になれる総領の甚六