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2007/10/10

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  • 夢の住人 八

    片道13kmの帰り道は、後半、家に近づきだすと緩やかな坂が永遠と続き体力は少しずつ奪われていくゆでカエルのように。ヘトヘトになりながら、毎日帰っていた。行きは…

  • 夢の住人 七

    息づかいを荒げながら、正座し整列、面を取った。一息、深呼吸をつき、心地よい汗を拭った・・・いつものように、黙想をする・・・ゆっくりと瞳を閉じたが、無の境地に今…

  • 夢の住人 六

    もう一度、言おう時計の針は午前8時を示していた。完全に遅刻だ。何ヶ月ぶりの遅刻だろう。僕は珍しく着替えて、玄関には向かわずリビングで朝食でも取ろうと、二階から…

  • 夢の住人 五

    ゛は゛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無力だった。テレビ番組の早押しクイズのような速さで受話器を置いた。いや、そんなものじゃない慌てて置いた受話器はガタ…

  • 夢の住人 四

    考えざるえなかった。家路に帰る道のりで、本当に運命ってあるのかなと・・・リアルなアイドルでよかったはずの僕の中の彼女。朝のひと時の幸せのあいさつだけでよかった…

  • 夢の住人 参

    いつもと同じ朝がきた。眠りにつくのが遅かったせいか少し胃が痙攣していたのを覚えている。僕は朝食はいつもとらない、今でもそうだ。いつもの赤い自転車にまたがり、約…

  • 夢の住人 弐

    部活のない日にスーパーのレジ店員のバイトを高校には内緒で隠れてしていた。私のレジ番号はその日は6番だった。ベルトコンベアーに流れてくる部品のように、カゴをもっ…

  • 夢の住人 壱

    高校1年の丁度、今と同じ夏が終わり始めた頃彼女に一目惚れをした。千曲川沿いの800mの道、突然、目の前に現れた彼女は魂を抜き去る妖怪のように、僕の心を奪ってい…

  • 夢の住人 零

    早朝とも深夜とも言える四時十五分にふと、目が覚めた2時間ぐらいは寝れただろうか・・・私は昼間寝て、深夜おきる。こんな生活から脱却したいと思い描いている仕事にも…

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