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2007/09/19

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  • ロシア侵攻に口実与えるな その三

    その一、その二の続き昨日2月24日、ついにウクライナへのロシア侵攻が行われた。「米政権が「ロシアのウクライナ侵攻が間近」と繰り返す中......」という表現が河北新報にあったが、それが現実化してしまう。22日の社説タイトル「ウクライナ危機/ロシア侵攻に口実与えるな」だけで、この地方紙の質が知れよう。本当のところ社説執筆者は、「外交による解決」など不可能なことを知りつつも、「外交努力を尽くすべきだ」等の非現実的な原則論でお茶を濁し、アリバイ作りをしていたとしか見えない。今回は米政権が繰り返した「ロシアのウクライナ侵攻が間近」は、全くのデマではなかった。あれだけ軍隊をウクライナ周辺に集結させていれば、素人でも遠からず軍事侵攻が行われると思うはず。それにしてもナチスドイツ式の電撃戦だったのは意外だった。ネットコラム「...ロシア侵攻に口実与えるなその三

  • ロシア侵攻に口実与えるな その二

    その一の続き「外交による解決」「外交努力を尽くすべきだ」等の空虚なお題目を並べただけの社説が載った同日、河北新報の国際面トップはウクライナ東部親ロ派武装勢力支配地域からの避難民の記事だった。「避難住民募るいら立ち」「親ロ派地域からロ南部へ」「米ロ情報戦「私たちをもてあそぶな」」という大見出しで、避難民の声を紹介していた。記事の冒頭を引用する。―「ドーン、ドーン」。親ロ派地域住民が会員制交流サイト(SNS)に投稿した映像では夜の住宅街に砲撃音が響き、画像が揺れた。続けて「ドネツク人民共和国」の住民の声を載せた後、記事にはこうあった。―米政権が「ロシアのウクライナ侵攻が間近」と繰り返す中、親ロ派はウクライナ軍の本格的攻撃開始が近いと訴え、住民に避難を促す。爆発などはウクライナの仕業と主張。ロシア系メディアも治安悪化...ロシア侵攻に口実与えるなその二

  • ロシア侵攻に口実与えるな その一

    国内外のメディアが連日トップニュースで報道しているロシア・ウクライナ危機。宮城の地方紙・河北新報でも取り上げられており、昨日2月22日付社説のタイトルは「ウクライナ危機/ロシア侵攻に口実与えるな」だった。この社説は電子版でも読める。昨日はタイトルが目に入り、つい社説を見てしまったが、前にこの新聞の社説を読んだのは何時だったのかは憶えていない。とにかく論調が尊大で、上から目線の典型なのでかなり前から見ていなかったのだ。十年以上昔はもっとソフトな文章だったと記憶しているが、今は全く様変わり。しかも記名無しで、ネットの匿名書込みと同レベル。社説を見た感想だが、某アニメのキャラクターの口癖に倣うと、「またつまらんモノを見てしまった」。さすが河北!見事な正論だ……と思った購読者も中にはいただろうが、この程度の社説を感心す...ロシア侵攻に口実与えるなその一

  • 皇族に人権はないのでしょうか?

    河北新報は毎週日曜毎に新書案内を掲載しており、2月13日には久しぶりに香山リカの新作『なぜ眞子さまのご結婚はバッシングされたのか』が載っていた。香山リカというだけで読む気もないし、amazonの紹介だけで似非人権家に相応しい戯言だったが、河北新報では未だに“識者”扱いである。ネットでは香山リカへのバッシングが多くみられるし、デモに参加した彼女を映した「発狂する香山リカ」の姿はネットでは結構知られている。目を吊り上げ、青筋と中指を立てた表情では「これキチガイの顔ですわ」と言われても当然。ただ、自称人権派が皇族擁護のフリをすることは少なくなく、真意は人権という名での言論封じなのだ。拙ブログにも「皇族に人権はないのでしょうか?」とコメントしてきた“ありんこ”なる者がいた。以下はその書込みの一部。Unknown(ありん...皇族に人権はないのでしょうか?

  • 暴君ネロ その二

    その一の続き64年7月のローマ大火後に行われたキリスト教徒迫害の犠牲者数は、タキトゥスをはじめとするローマ時代の史家が誰も書き遺していないため、正確な数は今もって不明という。ただ、現代の研究者たちによれば、処刑が手の込んだセンセーショナルなものであったこと、ローマ以外の都市のキリスト教徒コミュニティの規模から推測した結果、2~3百人の間だったというのが定説。これだけの数の人々の処刑は、キリスト教に無関係だった一般市民の眼を引くには十分だった。ネロが単なる処刑よりも残酷な見世物にするつもりでいたからだ。ヴァチカンにあった競技場が刑場に供せられる。一部の信者は野獣の毛皮を被らせられ、野犬の群れに喰い殺されて死ぬ。その他の人々は、ローマ時代には一般的な処刑法だった十字架に架けられる。残りは夜の見世物にとって置かれた。...暴君ネロその二

  • 暴君ネロ その一

    一般に古代ローマ史になじみの薄い日本で、最も名が知られているローマ皇帝はネロだろう。ネロは名をそのまま呼ばれるより、殆どといってよいくらい名の前に“暴君”の異名を冠せられている。前回の記事でも書いたが、近年は欧米人研究者の間ではこれまでの暴君論から評価が変わってきたらしいが、それも知識人の一部に過ぎず、一般大衆に根付いた暴君という見方を覆すのは難しいはず。NHKBSドキュメンタリー「最強の帝国ローマ」を見て、久しぶりに『ローマ人の物語Ⅶ悪名高き皇帝たち』(塩野七生著、新潮社)第四部ネロを読み返した。この書には何故ネロが後世に至るまで暴君の代名詞になったのか描かれている。暴君の異名から終始ネロは暴政を行っていたと誤解されがちだが、皇帝就任から5年間は善政を敷いていたのは、世界史好きでもない限り知られていない。就任...暴君ネロその一

  • 最強の帝国ローマ

    録画していたNHKBSドキュメンタリー「最強の帝国ローマ」(2月5日放送)を見た。『ローマ人の物語』全巻を面白く読了したナナミスト(塩野七生ファン)の私には、やはり気になる特集だった。以下はNHK広報局での紹介。―新発見!北アフリカのチュニジアで、4年前に発見された海底の古代都市。近年、新発見の相次ぐ古代ローマは、これまで考えられたきたよりも、寛容で、多民族、多様な文化を融合したグローバル社会であった事が分かってきた。ローマ帝国は戦争で勝ち取った領土を「植民地化」せず敗者にもローマ市民権を与え、各地にローマ化を広げていった。最新の現場を追って、帝国の強さと豊かさの秘密を紐解いていく。『ローマ人の物語』愛読者ならずとも、現代の古代ローマ研究者の欧米人もローマ帝国は異民族や敗者に寛容だったことは認めている。それでも...最強の帝国ローマ

  • 勉強のやる気 新聞が呼び水に

    他紙も同じかもしれないが、河北新報では毎週毎に「新聞科学研究所」の広告宣伝が載っている。公式HPには「新聞科学研究所は、新聞購読の普及を目的とする日本新聞協会のプロジェクトです。」の一文があり、一般社団法人・日本新聞協会の関連組織らしい。河北新報では毎週火曜に一面すべてを使い、「NewspaperinEducation(略称NIE)教育に新聞を」特集記事を掲載しているが、特集記事の下段には決まって「新聞科学研究所」の広告を載せている。いかに新聞購読普及を目的とする新聞協会のプロジェクトにせよ、新聞の自画自賛ばかりの内容が鼻につくため暫くは見ていなかった。しかし、2月1日付の「新聞科学研究所」宣伝はたまたま目に入り、つい見てしまった。「勉強のやる気新聞が呼び水に」という大見出しで、今回の記事のタイトルもここから借...勉強のやる気新聞が呼び水に

  • 石原慎太郎氏死去に思うこと

    2月1日、元東京都知事で元衆議院議員の肩書よりも極右やタカ派などとと呼ばれ続けてきた石原慎太郎氏が死去した。享年89歳。暫く見かけなかったので高齢で体調が良くないと思いきや、すい臓がんを患っていたことを訃報で初めて知った。河北新報でも翌日には第1面で死去を報じただけでなく、2~5面にも関連記事を載せていたほど。それだけ社会に影響力のあった人物だったと改めて認識させられた。リベラル派を装う左翼が石原氏を目の敵にしていたのは当然だが、右派や保守派から熱烈に支持されていたとは限らず、氏の発言は物議を醸すことも多かった。保守派の中にも石原氏を“煽動的ウヨク”と厭う人もいただろうし、私も不快に感じた発言はあった。ただ、良くも悪くも戦後昭和を代表する大物文士だったし、その死でいよいよ昭和も遠くなったと感じさせられる。尤も私...石原慎太郎氏死去に思うこと

  • マリー・アントワネット 禁断のラブレター

    録画していたBS世界のドキュメンタリー、「マリー・アントワネット禁断のラブレター」(2022/01/21放送)を見た。フランス革命には興味を失って久しいが、やはりベルばらをリアルタイムで見た世代ゆえ、マリー・アントワネットの話題には未だに関心は尽きない。以下は番組HPでの紹介。―時代に翻弄され、断頭台に消えた王妃マリー・アントワネット。スウェーデン貴族のフェルセン伯爵との愛人関係は有名だが、2人の関係を裏付ける決定的な証拠は存在しなかった。二人の手紙も塗りつぶしや暗号で内容が隠されていた。それを専門家グループが解読に成功。二人の愛の軌跡が克明に綴られていた。原題:MARIE-ANTOINETTEACENSOREDLOVEDECIPHERED(フランス2020年)番組の冒頭ではアントワネットからフェルセンへの手紙...マリー・アントワネット禁断のラブレター

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