新改訳2017に関する疑問:全体のまとめ
新改訳2017に関する疑問:まとめ この一ヶ月にわたり、新改訳2017を読んでみて、なんだかおかしいと思われる部分を書き出してみた。このブログで紹介した「聖書一ヶ月通読表」に基づいて行ったが、やり始めたのが、「エズラ記」からであったため、本日の「列王記 第二」において一通り終えたことになる。 ここにまとめとして、いくつか取り上げてみたい。1.致命的な間違えサムエル記 第一13:1 サウルは、ある年齢で王となり、二年間だけイスラエルを治めた。→ 「ある年齢」とは、何歳のときだろうか。また、「二年間」だけのはずはない。サムエル記 第二1:18 これはユダの子らに弓を教えるためのもので、『ヤシャルの書』にまさしく記されている。→ 歌の内容から、「弓を教えるためのもの」であるはずがない。列王記 第一3:26 すると生きている子の母親は、自分の子を哀れに思って胸が熱くなり、王に申し立てて言った。「わが君、お願いです。どうか、その生きている子をあの女にお与えください。決してその子を殺さないでください。」しかしもう一人の女は、「それを私のものにも、あなたのものにもしないで、断ち切ってください」と言った。→ 「あなたのものにもしないで」とは、「ソロモン王のものにもしないで」という意味になるが。列王記 第二9:12 彼らは言った。「噓でしょう。われわれに教えてください。」そこで、彼は答えた。「あの男は私にこんなことを言った。『主はこう言われる。わたしはあなたに油を注いで、イスラエルの王とする』と。」→ 「噓でしょう。」とは、普通、聖書の中で使わないのではないか。歴代誌 第二13:18 イスラエル人はこのとき屈服させられ、ユダ人は勝利を得た。彼らがその父祖の神、主に拠り頼んだからである。→ 「イスラエル人」には、ユダ族も含まれる。さらに「ユダ人」とは、なんだろうか。エズラ記4:10 その他、偉大にして高貴なアッシュルバニパルが、サマリアの町々とユーフラテス川西方のほかの地に引いて行って住まわせた諸民族からであった。→ 多分、異教の神を信じていたであろうアッシュルバニパルを「偉大にして高貴」と聖書の著者が讃えているのは、どうしてもあり得ないことだ。8:29 あなたがたは、エルサレムの主の宮の部屋で、祭司長たち、レビ人たち、イスラエルの一族の長たちの前で重さを量るまで、寝ずの番をしてそれらを守りなさい。」→ 彼らがペルシャを出て、エルサ
2021/04/19 23:37