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  • 日本に戻って一ヶ月

    「哲学するねこinミュンヘン」あらため「哲学するねこ」に戻って、一ヶ月がたつ。ドイツで暮らしていたときと同じ生活感覚を保とうと思ってやっていることがある。1.日曜日に買い物をしない。その他の日でも、夜8時以降は買い物をしない。日本でもそのつもりで生活していれば、夜8時以降や日曜日に買い物をしなくても別に不便なく暮らせる。その分、日曜日にはほかのことにまわせる時間の余裕ができる。これは、ほんとうに発見であった。みなさんも、これだけのことで本当に生活が変わるので、ぜひやってみたらいかが?2.携帯電話では、通話とショートメール以外利用しない。ドイツでは、基本料金なしかけただけ払いのプリペイド電話で、通話とSMSしかできない機種を使っていた。それで十分だと思ったのが、そういう機種は日本にはない。プリペイドは、基本料金が...日本に戻って一ヶ月

  • ミュンヘン、ウィーン、「二人のロッテ」

    エーリヒ・ケストナーというドイツの作家をご存じだろうか。戦後の教養世代、またそれに育まれた子世代なら、『飛ぶ教室』『点子ちゃんとアントン』『エーミールと探偵たち』といった作品を読んだことがあるだろう。ちなみに、子どものころの私はこの「点子ちゃん」という名前が不思議で、そんな名前があるだろうか、しかもドイツの話なのに・・・と思った覚えがある。これはドイツ語で「点」を意味するPunktに、小さなものにつける-chenという語尾(ドイツ語で女の子を意味するMaedchenの-chenと同じである)をつけて、Punktchenという単語の訳である。主人公の女の子が、小さく生まれたので、それ以来家族の愛称となっているということである。いまなら、「点ちゃん」とでも訳すところか。そのケストナーの同じく子ども向けの作品に『二人...ミュンヘン、ウィーン、「二人のロッテ」

  • ベンツ博物館で、ドイツの町並みについて思ったこと

    バレエ鑑賞を主要な目的にシュトゥットガルトに一泊旅行した。ミュンヘンなどに比べると、かなり現代的な街である。もちろん、王宮だとか、広場だとか、教会だとかはあるし、ちょっと面白かったのは、昔ながらのマーケットホールであったが、それ以外はあまり歴史的な感じはしない。この町の中央駅の塔には、自動車メーカー「ベンツ」の大きなシンボルが回っているが、ここは「ダイムラー・ベンツ」発祥の地。そこで「ベンツ博物館」に行った。ドイツにおける自動車の歴史そのものであるこのメーカーの博物館はさすがに充実していた。なるほどなと思ったのは、車は、馬車から発達したということである。つまり、最初の車は、馬車からいわば馬をはずして、かわりにモーターで動くようにしたのである。そう考えると、モーターの出力が「馬力」で表現されるのも分かる。それで1...ベンツ博物館で、ドイツの町並みについて思ったこと

  • ローマ教皇に批判

    日本ではほとんどニュースになっていないと思うが、いまドイツでは、カトリック教会の頂点に立つローマ教皇(ローマ法王)に批判が高まっている。この年明けに、教皇がくだした決定がさまざまな問題を引き起こしているのである。カトリック教会は、いまから45年以上前に開催した「第二バチカン公会議」でさまざまな改革を行った。たとえば、プロテスタントなど他のキリスト教派や他の宗教との対話をすすめること、それまでラテン語で行っていた教会の儀式(典礼)を各国語で行うこと、などである。しかし、これら一連の改革に対して、教会の古来の伝統が破壊されるとして反対した保守派のグループがいた。かれらは、公会議の方針に従わず、旧来のやり方を守り、独自の神学校なども設立して司祭を養成しはじめた。彼らは1970年に「ピオ10世司祭兄弟会」というグループ...ローマ教皇に批判

  • ここにゲーテが・・・!

    ミュンヘンの街角で見かけたプレートである。大きな文字でHierwarGoetheと書いてある。「ここにゲーテがいた」というわけである。ドイツでは、たしかに由緒ある建物に「モーツアルトが○○年○○月○○日ここで演奏をした」などというプレートがつけられていることがある。でもこのプレート、よく見ると最後にnieと小さな字が添えてあって、つまりこれで「ここにゲーテがいたことはない」ということになる。おみやげ用の冗談プレートである。ここにゲーテが・・・!

  • ドイツでもワイン

    ドイツ人といえばビールばかり飲んでいるイメージがあるだろう。このブログでも、ビアガルテンなどもっぱらビアねたをとりあげてきた。しかし、ドイツもれっきとしたヨーロッパのワイン産地である。こんなふうにいうと、日本でワイン通を自認する人たちは、あるいはニヤっとするかも知れない。「ああ、ドイツ・ワインね。口当たりよくて、甘口、まあ正直いって、ワイン初心者、あるいはお酒に弱い女性向けならね・・・。」確かに、高級ワインといえば、フランスの赤にとどめを刺すのだろうし、白ワインも、フランスでなければ、イタリアというイメージが強いだろう。特に近年は、「ワイン通」の某女優などがポリフェノールの効用などを説くなど、ワインといえば赤という風潮がいちだんと強まり、デパートなどでもドイツ・ワインをほとんど置かなくなってしまったところも見受...ドイツでもワイン

  • ドイツのクリスマスと新年

    遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。更新が間遠になったブログですが、今年もよろしくお願いします。****久しぶりにドイツでクリスマスと新年を過ごした。ドイツのクリスマスは、どちらかというと日本のお正月、しかもかつての正月に似ている。ドイツ人は、12月のはじめから、クリスマスを迎えるさまざまな準備にせいをだす。クリスマスカードを出し、クリスマス・プレゼントを準備する。プレゼントは、家族や親しい友人はもちろんだが、職場の同僚、家の管理人など仕事や生活上の関係先にもちょっとしたものを送ったりする(ただし、ミュンヘンでは、慣習的になされていたごみ収集員や清掃員への「心づけ」Trinkgeldは、今年から禁止になった)。特に、クリスマスの数日前から学校がクリスマス休みに入る頃になると、街はちょうど日本の...ドイツのクリスマスと新年

  • ミュンヘンの中世クリスマス市

    ミュンヘンのヴィッテルスバッハ広場(Wittelsbacher-Platz)で開催されている中世マルクトのことは一回触れた。前回は夜であまり様子が分からなかったので、こんどは昼間に行ってみた。毛皮を売るお店、豚の丸焼きをしている店、それにどこから集まってくるのか、中世コスプレ?のひとたち。まあ、中世風の大道芸や芝居も行われているので、その関係者かとも思うが、それにしては数が多いのである。もっとも、ミュンヘン市内には、中世風の衣装、甲冑や刀剣の専門店もあるらしいから、そういう趣味のひとが集まってくるのだろうか。ミュンヘンの中世クリスマス市

  • 冬のノイシュヴァンシュタイン

    冬のノインシュヴァンシュタイン城に行ってみた。車を借りて、ナヴィの指示するままに、高速A95を南に走り、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンから、リンダーホーフ城のそばをすり抜けて、山越えでオーストリア側に抜け、フュッセンに至るルートである。除雪しきれていない山道は少々スリリングではあったが、天気がよかったのできれいであった。こちらはその途中にあるプラン湖(Plansee)の風景。冬のノインシュヴァンシュタイン城は、人嫌いのルートヴィヒ2世をしのぶにはいいところ。長時間待ちということもなく、ルートヴィヒも幼い頃から過ごした両親の居城ホーエンシュヴァンガウと両方をゆっくり見ることが出来た。今回はじめてホーエンシュヴァンガウ城内を見たのだが、ルートヴィヒのロマンティシズムは、両親から受け継いだものだと思った。こちらの城...冬のノイシュヴァンシュタイン

  • ミュンヘン市内のスケートリンク

    ミュンヘン市内東部プリンツレーゲンテン劇場のすぐ隣にあるのが、公営のプリンツレーゲンテン・アイススタジアム(Prinzregenteneisstadion)である。奥に見えるのが、夏の間だけ営業している屋外プール、手前が逆に冬だけ営業のスケートリンクである。サウナも併設され、これは夏冬とおして利用できる。これはもともと、1933年にドイツ東部で最初の人工の屋外アイススケートリンクとして開設されたものである。第二次世界大戦で破壊されたが、戦後再建され、60年代まではミュンヘン市内唯一の人工スケートリンクだった。今の建物は、2001年~2003年の全面改修によるものである。利用料は、日によって異なる営業時間によるが、一日3.5~4.5ユーロ(子ども2.5~3.5ユーロ)。ただし、靴を借りると1時間単位でお金がかかる...ミュンヘン市内のスケートリンク

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