きょうは、一日曇って、小雨や霧雨が降りました(12.5~14.3℃/南風)。 川に、イソシギ(シギ科)がいました。川上から飛んで来て、中洲でちょこちょこ採食していましたが、あっと言う間に川下に消えて行きました。夏にユーラシア温~亜寒帯域で繁殖し、冬はアフリカ、オーストラリア、ユーラシア南部等へ南下越冬します。日本では中部~九州に周年生息し(留鳥)、中部以北では夏鳥として南下越冬。全長20cm、翼長29cm、翼開張38-41c...
きょうは、朝に雪がうっすら積もり、曇り時々晴れて、一日中小雪がちらつきました(-1.3~3.0℃/西風)。 道沿いに、バッケ(仙台他東北でフキノトウの事)が顔を出していました。寒い寒と言っても、ここは日当たりが良いのか、残雪の間から瑞々しい翠玉が、早くも花を綻ばせていました。サハリン~九州の他、朝鮮、中国にも分布し、日本では全国の山野に生育するフキ(キク科)の、雌雄異株の花の蕾で、早春、葉の出るより...
きょうは、晴れたり曇ったりで、良く風花が舞いました(-2.2~4.7℃/北西風)。 森の外れで、ウメ(バラ科)が咲いていました。気付きませんでしたが、大分前から咲き出していた様で、既に何輪もの紅梅が、春の香を漂わせていました(仙台での平年開花は2/27)。中国原産で、古い時代に渡来したと言われる(日本にも自生していたとの説も)、樹高5-10mの落葉高木です。卵形の葉は互生して先が尖り、周囲が鋸歯状。2-4月、葉に...
きょうは、大体晴れました(0.0~5.8℃/西北西風)。 川に、キンクロハジロ(カモ科)がいました。 今日は珍しく20羽近く、パンダ柄の身を翻し、何度も何度も潜っては、魚を捕っていました。ユーラシア大陸の中緯度に広く分布・繁殖し、南西ヨーロッパ~アジア中南部で越冬する全長40-47㎝、翼開張67-73㎝の潜水性の鴨です。日本では全国の河川、湖沼、湾等に冬鳥として訪れ、大群を作ります。繁殖期の雄は後頭の羽毛が伸長し...
きょうは、晴れたり曇ったりで、午後は雪が良く舞って、一時うっすら積もりました(-1.0~6.5℃/北西風)。 道沿いのケンポナシ(クロウメモドキ科)の木に、実が沢山付いていました。落ちているかと探すと、雪面にぽつぽつと、不思議な形の塊があって、久し振りに人齧りすると、懐かしい梨に似た味でした。北海道(奥尻島)~九州の他、朝鮮、中国等の山地の林内に生育する樹高15-20mの落葉高木です。樹皮は暗灰~灰褐色で、大...
きょうは、晴れ時々曇りました(17,6~21.2℃/北東風)。 道端に、オケラ(キク科)の果実がありました。陽を浴びて金華の様に輝き、胸飾りにでもしたくなりました。本州~九州の他、朝鮮、中国東北等の山野の日当りの良い所に生育する、高さ50-100cmの多年草です。雌雄異株。茎は細くて固く、葉も固く光沢がありますが、始めは白い軟毛があります。縁には棘状の鋸歯があり、長柄があり、茎の下部では3-5裂の奇数羽状複葉...
きょうは、朝雪がちらつき、日中は良く晴れて、晩に又雨や霙、雪が降りました(0.2~7.3℃/北風)。 樅の倒木に、ノキシノブ(ウラボシ科ノキシノブ属)が生えていました。裏返っている葉を見ると、胞子嚢が美しく並び、近寄ると、美味しそうな牡丹餅にも見えました。朝鮮、中国、フィリピン等に分布し、日本では北海道南部以南の各地の大木の樹皮上や崖、急斜面の地表等に生育する常緑羊歯植物です(着生植物)。葉は長さ12-...
きょうは、晴れ後曇りました(-0.8〜7.5℃/西風) 森の道沿いに、スエコザサ(タケ科) が生えていました。小さな群落でしたが、その周りのアズマザサとは明らかに異なり、葉のうねりは勿論、その両面、殊に表の細毛が目立っていて、触れてもざらざらしました。主に宮城県以北の東北地方の山野に生育する、高さ1-2mの笹です。アズマザサの変種で、葉の縁が裏面に巻き、縦に海鼠状の皺が出て、表裏に毛があるのが特徴です。植物...
きょうは、晴れ時々曇って、時折雪が舞いました(2.2〜5.7℃/北西風) 道沿いのイヌエンジュ(マメ科イヌエンジュ属)に、実が下がっていました。風花が舞う青空をふと見上げると、鳥除け鳴子の様な莢が、夕陽に朱く染まっていました。北海道〜九州の山地の林縁、川岸、湿地の周辺等に生育する、高さ約15m程の落葉高木です。樹皮は緑褐色で平滑、丸い皮目があります。葉は奇数羽状複葉で、小葉は4〜7対あり、長さ3〜6cmの卵形...
きょうは、晴れ後曇りました(-0.5~8.1℃/南南東風)。 林床に、シッポゴケ(シッポゴケ科)が生えていました。斑雪と落葉の間から、ふさふさの水草を思わせる、鮮やかな緑の葉をくねらせていました。朝鮮、中国、ロシア等に分布し、日本では全国各地の、亜高山~低山の半日陰地の腐植に富む地上等に群生する、高さ8~10㎝の苔(蘚類)です。白い仮根で覆われ、葉は細長い8~10㎜の披針形で、胞子体は1本。尚、シッポゴケはシッポゴ...
きょうは、晴れ時々曇りました(-2.3~1.9℃/北西風)。 森の外れに、メジロ(メジロ科)がいました。チュルチュル言いながら、数羽が藪から藪にと飛んでいましたが、灌木に止まるときょろきょろして、一瞬鮮やかな鶯羽を見せて東~東南アジアに広く分布し、日本では北海道中部以南の山地~低地に、留鳥(又は漂鳥)として生息します。全長約12㎝、翼開長約18㎝。雌雄同色。上面はオリーブがかった緑色で、翼と尾はやや暗色。下...
きょうは、晴れ時々曇って、一時小雪が舞いました(-1.9~4.3℃/北西風)。 川に、オオバン(クイナ科)がいました。一羽だけでしたが、黒服で首振り乍ら、振り返ると、紅玉の眼がきらりと光りました。夏にヨーロッパ、シベリア、朝鮮等で繁殖し、冬に東南アジアやアラビア半島、サハラ砂漠等で越冬します。 日本では夏に北海道(夏鳥)、本州、九州で繁殖し、冬には本州以南で越冬します(冬鳥又は留鳥)。全長32-39cm、翼開張70-80...
きょうは、晴れたり曇ったりで、時折雪が舞いました(-1.7~6.8℃/東北東風)。 道沿いの灌木に、ボタンヅル(キンポウゲ科)が絡まっていました。小さな果実が、白鳥の羽毛の様な綿毛を付けて、きょうは何か、餌に集まる幼魚にも見えました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の日当たりの良い所に生育する、有毒の蔓性多年草です。蔓の長さは2-4m程になり、長い葉柄を持つ葉は1回3出複葉で対生し、小葉は長さ3-6cmの卵形で縁は鋸...
きょうは、晴れ後曇りました(9.2~19.0℃/西南西風)。 道端のアカネ(アカネ科)に、実が生っていました。まだ青っぽいものもありましたが、黒い実がたわわに付いていて、一つ齧ると、甘苦い味が広がりました。本州~九州の他、中国、朝鮮等の山野の道端や林縁等に生育する蔓性多年草です。四角い茎には細かい刺があり、他の植物等に引っかかりながら伸びます。葉はハート型で4枚輪生する様に見えますが、内二枚は托葉が...
きょうは、朝までに雪が数㎝積り、曇り時々晴れて、晩方に又雪が数㎝積りました(-2.1~1.2℃/北北西風)。 森の外れに、オナガ(尾長)がいました。しんとした雪の中、数羽がぎゅいぎゅい鳴きながら、木々の梢から梢へ飛んでは止まって、ここだけとても賑やかでした。ユーラシアの極東部と西端部のイベリア半島に分れて分布し、日本では東北南部~関東中部の低山地~平地の比較的明るい森や、樹木の多い市街地等に留鳥として生...
きょうは、晴れたり曇ったりで、時折風花が舞いました(0.3~6.6℃/北西風)。 道沿いの藪に絡まるツルウメモドキ(ニシキギ科)に、実が生っていました。既に黄色い果皮ばかりのものが多いのですが、中には不味いのか、真朱な種子が沢山残る枝もあって、見事でした。朝鮮、中国、クリル等に分布し、日本では北海道~九州の山地~低地の林内等に生育する、雌雄異株の落葉性の蔓性木本です。葉は長さ3.5-0cmで、先は尖ります。5-6...
きょうは、曇り時々晴れました(-0.7~7.7℃/南風)。 森の林床に、トウゲシバ (ヒカゲノカズラ科) が生えていました。斑雪の間から、青々と瑞々しい叢が、茎に金粒を一杯付けて、元気よく盛り上がっていました。東~東南アジア等に広く分布し、日本では北海道~沖縄の、森林内のやや湿った日陰に生育する常緑性の多年草、シダ植物です。高さ10~20cm 。葉は細い線形で、縁に細かい鋸歯があります。胞子嚢群は、他の羊歯類と異...
きょうは、曇り時々晴れて、時折雪が舞いました(1.4~7.3℃/北西風) 川岸のソシンロウバイ(ロウバイ科)が、咲き出していました。勿論植えられたものですが、檸檬色の花に出逢い、えも言われぬ芳香を嗅ぐと、真先の春到来を感じます。中国原産で日本には江戸期に渡来した高さ2-4mの落葉低木です。幹は、地際から分枝して株状になります。葉は対生し、長楕円〜卵状長楕形、鋭尖頭で、基部は楔形、縁は全縁。早春、葉の出...
きょうは、朝までに雪が数㎝積り、曇り時々晴れて、一日中雪が舞いました(-1,8~4.0℃/西北西風)。 道沿いの山桜に、シジュウカラ(シジュウカラ科)がいました。番いと思われる雌雄(お腹の黒帯の太いのと細いの)で、、風雪を避けてか、仲良く並んでじっとしていました。ユーラシア大陸に広く分布し、日本では全国の山地~平地の森や、樹木のある市街地にも生息・繁殖する留鳥です。全長15cm 程。食性は昆虫やクモ等の主と...
きょうは、晴れ時々曇って、晩方から雪が降りました(-0.3〜4.7℃/西北西風) 道沿いの石垣に、ハマキゴケ(センボンゴケ科ハマキゴケ属)が生えていました。庇の下の乾いた所では、茶色く丸まっていましたが、多くは雪に濡れて、緑の小薔薇の様に開いていました。本州〜沖縄の、人里等の日当たりの良い石垣、岩、コンクリート壁等に生育する、高さ(長さ)0.5~1㎝の小形の蘚類です。茎は直立し、中心束があり、葉は長さ1.5~2...
きょうは、一日中雪が降り続き、時折吹雪となって、数㎝積もりました(-1.9~5.7℃/西北西風)。 道沿いの標識に、コナアカミゴケ(ハナゴケ科)が生えていました。何時もなら、燐寸状の小針が立ち並ぶ木杭上に、厚めの雪が覆って、はみ出た青磁の子柄と真紅の子器が、一層鮮やかに見えました。高山~低山の切株や倒木、岩上、地上にも生育する地衣類です。長さ1~3cmの子柄は枝分かれせず、全体が粉芽と呼ばれる粒状体で...
きょうは、雪後霙、後雨になりました(-1.3~4.4℃/西北西風)。 森の外れの畑に、オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)が咲いていました。凍ってカチカチになった雪の間から、瑞々しい緑葉と空色の花が、元気よく立ち上がっていました。ヨーロッパ原産の帰化植物で、全国の路傍等日当たりの良い場所に生育する、草丈10-20cmの越年草です。茎は良く分枝し、地面を這うように広がります。葉は対生し、1-2cmの卵円形で粗い鋸歯が...
きょうは、良く晴れました(1.0~8.0℃/北北西風)。 溜池に、イタチ(イタチ科)の足跡がありました。凍った氷面を横切って、小さく愛らしい足跡が、二つずつきちんと揃って伸びていました。本州~九州等の山地~平地の水辺近くに生息し、主にカエル、カニ、小魚等の水生小動物やネズミ類、昆虫類等を捕食します。日本固有種で、頭胴長は雌16-25cm、雄27-37cmで、尾長は雌7-9cm、雄12-16cm。青葉山では、沢沿いや広瀬川沿いで...
きょうは、新年初の観(視)察会。暮れから降り続いていた雪もこの数日で大分融けて、晴れて斑雪の、清しく穏やかな初歩きになりました(-1.7~9.5℃/西北西風.)。大学構内では、サザンカとツバキの葉っぱの違い、スイカズラやヘクソカズラの実、まるで生きている様なニイニイゼミの空蝉、クヌギの虫瘤、赤く美しいイイギリの果房等観ながら森に入ります。森は森閑として、斑に残る雪面には無数に、動物や野鳥達の足跡が付いています。...
きょうは、晴れたり曇ったりでした(-1.2~7.3℃/北西風)。 道沿いに、ニホンノウサギ(ノウサギ科)の足跡がありました。数羽が動き回っているのかも知れませんが、あちこちに沢山あって、開発等で急速に少なくなっているだけに、嬉しくなりました。本州~九州の亜高山~低地の森林や草原等に生息する、体長45-54cm、体重2-3.5kgの日本固有の兎です。植物食で、葉、芽、枝、樹皮等を採食し、群れは形成せず単独で生活し、塒...
きょうは、朝にうっすら雪が積り、後晴れて時折風花が舞いました(-2.4〜-0.7℃/西北西風)。 林縁に、カケス(カラス科)がいました。ジャージャー言いながら目の前に飛んで来て、アッと思う間に、又遠くに消えて行きました。アフリカ北部やユーラシア中部~南部に分布し、日本では本州~九州の山地~平地の林内に生息する、全長33cm程の留鳥又は漂鳥です。成鳥は額~頭頂が白黒の斑模様で、喉と腹は白、目の周囲や尾羽は黒、後...
きょうは、晴れたり曇ったりでした(-3.8~5.2℃/北西風)。 道沿いの木に、アカゲラ(キツツキ科)がいました。赤い帽子の雄で、木から木へ移っては、するすると上り、暫し止まっては、幹をコンコン突いていました。ユーラシア中北部、サハリン、日本等の平地~山地の落葉広葉樹林等比較的明るい森を好み、昆虫の他、果実、種子等を食べて暮しています。全長(翼開長)23cm。雄の顎線や頭は黒く、後頭や下腹、下尾筒は赤。...
きょうは、昨日の雪が残り、日中はだいたいはれました(-3.3~2.0℃/北西風)。 森の入口で、カワラヒワ(アトリ科)の群れに出逢いました。数百羽の大群で、青空を背に迫力ある編隊飛行を続けていましたので、始めマヒワかと思いましたが、コロコロ言いながら杉の木に止まったのを観るとそうで、当種もこんなになるのかと感心しました。カムチャツカ~中国南部に分布し、日本ではほぼ全国の低山~低地のモリヤ市街地の候長15cm、...
きょうは、一日中雪が降ったり止んだりで、数㎝積りました(-2.2~0.2℃/北風)。 道沿いの灌木に絡まるヘクソカズラ(アカネ科))に、実が生っていました。降り頻る雪を被って赤々と、印象とは違って美味しそうにも見えましたので、一つ齧ると、口に甘みが広がりました。日本の他、東アジアに広く分布する蔓性ました。多年草です。蔓は下部では太く木質化し、葉は対生し、長さ4-10cmの楕円~細長卵形で先は尖り全縁...
きょうは、大体晴れました(-0.3~4.9℃/北西風)。 森に、アオゲラ(キツツキ科)がいました。遠くでケッケッと鳴いていたと思ったら、近くの枯木に飛んで来て、又ケッケッと言いながら上へ上へと昇って、暫しコンコン突いて、又遠くに飛んで行きました。日本固有の留鳥で、3亜種が本州~屋久島に分布しますが、亜種アオゲラは本州の亜高山帯~低山の森に生息する、全長30cm程の大型の啄木鳥です。背は灰緑~緑褐色で、頬...
きょうは、朝にうっすら雪があり、日中は曇り後晴れました(-2.8~6.5℃/南風)。 道沿いのアズキナシの木に、アトリ(アトリ科)がいました。多くの群れが、高木の梢に止まって、目を凝らせば、ほぼ実の落ちた柄先を盛んに突いていました。ユーラシア大陸北部で繁殖し、冬は北アフリカ~中央アジア、中国、朝鮮等に渡って越冬します。日本にはシベリアから秋に冬鳥として渡来し、山野で果実、植物種子、昆虫、節足動物等を食...
新年 あけましておめでとうございます 昨年中は 大変お世話になりました また 「きょうの青葉山」を見ていただき ありがとうございます この一年、猛威を振るったコロナ禍の下、本当に大変な年でしたが 展望台からの初日出は七時半頃 厚い雲間から、大きく、赤く耀く姿を見せてくれました 青葉山は今 放射光施設等の大規模...
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きょうは、一日曇って、小雨や霧雨が降りました(12.5~14.3℃/南風)。 川に、イソシギ(シギ科)がいました。川上から飛んで来て、中洲でちょこちょこ採食していましたが、あっと言う間に川下に消えて行きました。夏にユーラシア温~亜寒帯域で繁殖し、冬はアフリカ、オーストラリア、ユーラシア南部等へ南下越冬します。日本では中部~九州に周年生息し(留鳥)、中部以北では夏鳥として南下越冬。全長20cm、翼長29cm、翼開張38-41c...
きょうは、曇り時々晴れました(12.9〜18.1℃/南東風)。 道沿いに、ルリタテハ(タテハチョウ科)がいました。歩みを進める度に、飛んでは止まり飛んでは止まりを繰り返し、此方が止まると、翅をゆっくり開閉しながら陽を浴びていました。北海道南部~南西諸島の他、ロシア沿海地方~インドの、山地~平地の森林と周辺部に生息する、前翅長25-45mmの蝶です。成虫は暖地では年に2-3回、寒冷地では1回(8-9月)発生し、樹液や腐...
きょうは、曇り時々晴れました(9.7~21.4℃/南東風)。 道沿いに、ヤマエンゴサク(ケシ科)が咲いていました。いつもの場所ではなかったので、あれっ?と思いましたが、気が付かなかっただけなのでしょう、美しい藤紫の妖精達が、春よ春よと舞っているかの様でした。極東アジアに分布し、日本では本州~九州の山野の林下や林縁に生育する、草丈10-20cmの多年草です。葉は2-3回3出複葉で、小葉は卵円~披針形で3-4裂し、葉形は変...
きょうは、大体晴れました(11.9~19.8℃/西北西風)。 道沿いの斜面に、マルバコンロンソウ(アブラナ科)が咲いていました。小さくて清廉さを漂わす花々が、点々と佇んでいました。本州〜九州の山地の林床や半日陰~日陰の渓流畔に生育する、草丈7-20㎝の越年草です。茎葉共に白毛が多く、葉は小短柄のある1-7個の裂片からなる奇数羽状裂葉で、長さ約13cm。葉柄基部には耳状の付属物があり、茎を抱きます。 裂片は円~卵形、...
きょうは、大体晴れました(6.4~21.4℃/西風)。 道沿いの土手に、トウダイグサ(トウダイグサ科トウダイグサ属)が咲いていました。畝一面を埋め尽くす花笠が、春の野に相応しい、鮮緑の絨毯を成していました。本州〜沖縄の日当りの良い道端、荒地等に生育する、草丈20〜40cmの越年草(二年草)です。葉は互生し、長さ1〜3cmの箆〜倒卵形で、茎先に丸みの強い葉を5枚輪生し、葉腋から放射状に枝を出します。4〜6月、各枝先に2...
きょうは、晴れ後曇りました(11.3~20.7℃/南風)。 川沿いの木に絡まるアケビ(アケビ科)に、花が咲いていました。と言っても、ほんのり赤みがかった白い花で(普通は薄紫)、とても清らかな風情でした。園芸種のシロバナアケビ(白花木通)は花全体が白く、これは自生種の白化品と思われました。日本の本州~九州と中国の山地の林縁等に生育する蔓性落葉木本です。葉は5枚。4-5月に、総状で雄花は淡紫色、雌花は紅紫色の花序...
きょうは、雨後晴れて、時々曇りました(13.4~23.1℃/北西風)。 道沿いに、ワサビ(山葵)が咲いていました。清らかな純白の花が、ぽつりぽつりと散らばっていて、時ならぬ斑雪にも見えました。北海道~九州の他、サハリン等の山地渓谷の清流や林下、林縁等の湿った場所に生育する多年草です。円い根性葉は6-12cmで、長い柄があります。3-5月、高さ20-40cmの花茎を立て、頂に白色4弁花を付けます。独特の強い刺激のある香味を持...
きょうは、晴れ後曇りました(14.2~21.6℃/南東風)。 池の畔に、ノスリ(タカ科)がいました。真白く大きな鷹がいたのて、あの、噂のシロオオタカか!と勇み立ちましたが、良く見れば翼先が黒く腹帯もあって、当種と分かりました。水飲み・水浴びに来たのか?獲物を追って水に入ったのか?美しく大きな翼を羽搏かせると、ハタハタと空の彼方に消えて行きました。中央・南シベリア、モンゴル、中国等に広く生息し、夏は亜寒~温...
きょうは、大体晴れて、暑い位になりました(11.6~25.6℃/南東風)。 道沿いのオオバクロモジ(クスノキ科)に、花が咲いていました。青空を背にきらきらと、黄金の薬玉を枝一杯に付けて、近寄れば爽やかな春香が漂いました。北海道南部~中部の主に日本海側の亜高山帯下部~丘陵に生育する、高さ3-5mの落葉小高木です。雌雄異株。葉の長さは8-13cmで、樹皮には名の由来の黒斑があり、材は香りが良く、高級な爪楊枝にされま...
きょうは、良く晴れて気温も上がり、青空の下、春爛漫の観(視)察会になりました(10.5〜22.2℃/南南東風)。近況報告やコースの説明等の後、早速の出発です。学生寮建設に伴い、高木のみ残して裸地化された林床に、健気に咲くカタクリに思いを寄せつつ森へと向かいます。道沿いにはツクシが無数に顔を出し、濃紫のミツバアケビやハウチワカエデ、小麦色のキツネヤナギに真白いワサビ等が花を咲かせ、薄黄のキブシがあちこちに慎ま...
きょうは、曇り後晴れました(-1.0~10.0℃/南南東風)。 道沿いのイヌブナ(ブナ科)に、花が咲いていました。道に黄色い綿埃みたいなのが落ちているので見上げると、見事なまでに鈴生りに黄金の山ができていて、良く見れば、毛玉の様な雄花の上に待針状の雌花が覗いていました。本州岩手以南~九州熊本以北の山地に生育する、高さ25m程になる落葉高木です。日本海側に少なく太平洋側に多く、主にブナより低山に分布します。...
きょうは、曇り後晴れました(9,7~19.8℃/南東風)。 道端に、ヒメフタバラン(ラン科)が咲いていました。小さな花ですが、近寄れば人型の妖精達が、光を浴びて跳ね踊っていました。本州の宮城・山形~沖縄の山地の林床に生育する、高さ5-20㎝の多年草です。茎下方に葉を2枚対生状に付けます。葉は長さ1-2㎝の三角状卵形で、先が尖ります。3-5月、2-6個の花を疎らに付けます。小さく地味な草なので、気付かれないままに生育...
きょうは、晴れ後曇りました(3,8~.13.3℃/北風)。 道沿いで、エドヒガン(バラ科)が咲いていました。お山の桜の中でも、一番艶やかなこの花が満ち咲いて、夕暮れの街を見下ろしていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の人里近くの山野に生育する、高さ15-25m程の落葉高木です。葉は長楕円~狭倒卵形で、葉柄には毛が目立ち、蜜腺は葉柄の上部か葉の最下部に一対あります。3月下旬~4月中旬、薄紅~白の花を咲かせます。...
きょうは、良く晴れました(4.5~16.4℃/南南東風)。 道沿いに、アケボノスミレ(スミレ科)が咲いていました。何時もと違う斜面の上にぽつんと一つ、大きく艶やかな曙色の花が、遥かな空を焦がれる様に、春風に吹かれていました。朝鮮、中国北部等に分布し、日本では北海道~九州中部の山地の日当りの良い林床や草地に生育する多年草です。根茎は太く、節が詰り、その間からやや太い根が出ます。地上茎はなく、葉は株元から出...
きょうは、雨後曇って風が強く、夜に晴れました(7.4~14.0℃/北西風)。 山際に、ヒトリシズカ(センリョウ科)が咲き始めていました。一人ではありませんでしたが、緑の葉衣から白いお顔を覗かせて、周囲の華やかな者達にはにかんでいる様に見えました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の低山地~平地の林内、林縁等に生育する、高さ10-30cmの多年草です。茎は紫褐色で節があり、光沢ある葉は長さ6-10㎝の楕円~卵状楕...
きょうは、曇って、時々雨が降りました(13.6~21.2℃/南東風)。 道沿いの、コブシ(モクレン科)の花が咲いていました。今やあちこちに、真綿の様な真白い花が山肌を染めて、近寄れば、花弁に雨粒を乗せながら、芳香を漂わせていました。北海道~九州等の山野に生育する、高さ8-20m、径60cmになる落葉高木です。早春、他の木々に先駆けて、展葉前の枝先に芳香ある白花を咲かせます。花弁は6枚で、基部は紅色を帯び、萼片3は小...
きょうは、大体晴れました(11.9~20.9℃/南南東風)。 森の外れに、サンシュユ(ミズキ科)が咲いていました。青空を背に、黄金の火花を無数に散らして、きょうは板屋楓にも洒金珊瑚球の様にも見えました。中国、朝鮮に分布し、日本には江戸時代に渡来し庭木等にも利用され、日当たりの良い肥沃地等に生育する高さ3-15 mの落葉小高木です。樹皮は薄茶色で、葉は互生し長さ4-10cmの楕円形で両面に毛があります。3-5月]、若葉に...
きょうは、晴れ後曇って、晩方から雨になりました(6.5~15.0℃/北風)。 沢縁に、リュウキンカ(キンポウゲ科)が咲いていました。大分荒らされた場所ですが、何とか今春も数群が、金色の花塊を煌かせていました。本州~九州の他、中国、朝鮮、シベリア等北半球全域の、亜高山~低山の水辺や湿地に生育する、草丈20-50㎝の多年草です。葉は艶がある腎円形で縁に細かい円鋸歯があります。4-5月、茎先に径2-4㎝程の濃黄色の花を付...
きょうは、晴れ後曇りました(6.4~16.1℃/南東風)。 川沿いのシロヤナギ(ヤナギ科/亜種ミチノクシロヤナギともされる)が、芽吹いていました。知らぬ間に、一斉に早緑の葉を伸ばし、陽光に煌きながら、春風にゆらゆらと揺れていました。北海道~東北の河岸や湿生原野等に多く生育する、雌雄異株の高さ15-20m、胸高直径1m程になる落葉高木です。幹は灰褐色で白っぽく、葉の裏面には絹毛があって白色をなします。葉はやや小形で...
きょうは、晴れ時々曇って、とても暖かくなりました(8.8~21.6℃/西風)。 川岸に、レンギョウ(モクセイ科レンギョウ属)の花が咲いていました。勿論外来種ですから、何処からか種が飛んで来て生えたのでしょうが、陽を浴びてキラキラと、金鎖の様に輝いていました。中国原産で、株立になって高さ2〜3m程になる落葉低木です。枝は良く伸びて伸びて下垂し、地面に付くと根を出します。枝は茶褐色で中空、円~楕円形の皮目が...
きょうは、晴れ後曇りました(12.9~21.9℃/南南東風)。 道端に、シロバナイカリソウ(メギ科)が咲いていました。刈込等でほぼ消えていた当種てすが、漸く少し戻って来ていて、紫の基本種の中の純白の花々は、とても清しく眩いばかりでした。イカリソウ(メギ科)の一品種で、北海道南西部~本州の、主に太平洋側山地の半日陰の山野や林間に生育する、草丈15-35㎝程の多年草です。根出葉は1-3回の3出複葉で、小葉は歪ん...
きょうは、晴れて風の強い一日でした(6.2~.15.3℃/西北西風)。 道沿いのウワミズザクラ(バラ科)に、花が咲いていました。強風に、無数の花穂が震えて揺れて、浴びた光を振り撒く様で、白い輝きが眩しいばかりでした。紫褐色の樹皮は横に長い皮目が目立ちます。長さ6-9cmの葉は、楕円形で先が尖り、縁に鋸歯があります。5月頃、新枝の先に長さ10cm程の総状花序を出し、白い5弁の小花を多数付けます(良く似たイヌザクラは花期...
きょうは、大体晴れました(7.1~16.9℃/西風)。 林床に、ユウシュンラン(ラン科)が咲いていました。盗掘(100%移植不可能な超稀少種破滅の極悪業!)や猪の掘起し等によって又一段と少なくなった当種ですが、出逢う度に眩しくて、きょうは又四株寄り添う様に咲き群れていて、とても嬉しくてもぞこいばかりでした。北海道~九州の山地の林内に生育する、高さ10-15㎝の多年草です。葉は鞘状に退化していますが、小葉を付ける場...
きょうは、大体晴れました(9.2~15.3℃/北西風)。 沢沿いの道端に、ラショウモンカズラ(シソ科)が咲いていました。やはり今年は早いです、既に鮮やかな青紫の花々が群れ、辺りに薫衣草に似た芳香を漂わせていました。本州~九州の他朝鮮、中国等の山地の渓流沿いや林内の湿った所に生育する、高さ15-30cmの多年草です。茎には長毛が疎らに生え、三角状心形の葉は対生して、鈍い鋸歯状になります。4-6月に、青紫の唇形花を2...
きょうは晴れ時々曇って暑くなりました(11.8~25.2℃/北西風)。 道沿いの木の梢で、ホオジロ(ホオジロ科)が鳴いていました。繁殖期到来とてか、ピッチュルチ ピーチュルチーと繰り返し、何処までも響き渡る声で囀り続けていました。中国、シベリア南部、ウスリー、朝鮮等の東アジアに広く分布し、日本では北海道~屋久・種子島の低山~低地の、藪のある森周辺、草原、河原等に生息する全長17cm程のほぼ留鳥です。雄は上...
きょうは、良く晴れました(8.3~21.6℃/南南東風)。 道端に、フデリンドウ(リンドウ科)が咲いていました。何気なく森を歩いていると、思わず出逢う青い小花、近寄れば、日影にあっても蒼玉の様な輝きでした。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン、クリル等の山野の、日当たりが良くやや乾いた疎林内や草原に生育する越年草(二年草)です。高さは5-10cmで、小さな葉が密に対生します。4-5月に、茎先に青紫の花が数個纏ま...
きょうは、曇り後晴れました(10.2~22.9℃/西北西風)。 道沿いの石垣に、キランソウ(シソ科)が咲いていました。石の僅かな隙間に「蓋」をして、鮮やかな青紫の花が、赤紫に縁取られた緑の葉に映えていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の明るい草地や道端に生育する、多年草です。全体に多毛で、草全体がロゼット状に地表に張り付いて円盤状になります。茎は斜めに地表を這い、その先にもロゼット状に葉を広げます...
きょうは、曇り一時晴れました(6.8~16.0℃/南南東風)。 道沿いに、ルリソウ(ムラサキ科)が咲いていました。瑠璃色の花々に空色や桃色、薄紫の花が混じって、鏤められたお弾きの様でした。北海道~本州中部の落葉樹林内に生育する高さ20-40㎝の多年草です。葉は長楕円形で、下部のものは根出葉より大きくなります。4-5月、5裂した鮮碧色の小花を総状に開き、蕾時は紅色を帯びますが、次第に名の通りの瑠璃色に変わります...
きょうは、晴れたり曇ったでした(8.0~12.7℃/北西風)。 森の道沿いに、ミヤマセセリ(セセリチョウ科)がいました。地上に止まったのを見ると、前翅の端に白色部がない雄でしたが、褐色地に粋な霜降模様や黄斑を散らすお洒落な姿で、行く所、他にも幾つも飛び回っていて、この森の春を代表する蝶と感じました。北海道~九州の他、朝鮮等の山地の落葉広葉樹林に生息する、前翅長14-22㎜のセセリチョウの仲間です。春先最も早...
きょうは、曇り後晴れて、時折強い風が吹きました(12.0~22.0℃/西風)。 林縁の土手に、オクウスギタンポポ(キク科)が咲いていました。エゾタンポポに混じって案外に数多く、正に薄黄の花々が、斜面の一角を埋めていました。東北の南部(主に宮城、福島に局在)の草原、林縁、路傍等に生育する、草丈15-50cmの多年草です。長さ20-30㎝の葉は倒披針~披針形で、羽状に深裂するか歯牙があります。4-5月、茎先に径4㎝程の頭花を...
きょうは、曇り後雨になりました(11.8~14.8℃/南東風)。 道沿いに、ツボスミレ(スミレ科)が咲いていました。真白い小花の群れが雨に濡れそぼり、一層もぞこく、清らかに見えました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、ロシア沿海地方、サハリン、クリル等の山野の、やや湿った場所に生育する多年草です。葉は偏心型~三角状心形で、波状の鈍鋸歯があり、基部が湾入しています。4~5月に、小さく白色で、唇弁に紫色の筋のある...
きょうは、晴れ後曇りました(8.1~25.0℃/北西風)。 山際に、ヒトリシズカ(センリョウ科)が咲いていました。笹薮の影にぽつりぽつり、管刷毛にも見える純白の花穂が、趣ある照双葉から立ち上がっていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の低山地~平地の林内、林縁等に生育する、高さ10-30cmの多年草です。茎は紫褐色で節があり、光沢ある葉は長さ6-10㎝の楕円~卵状楕円で、4枚輪生状に対生し、先は短く急に尖り...
きょうは、大体晴れました(5.9~20.8℃/西北西風)。 道端に、キュウリグサ(ムラサキ科)が咲いていました。叢に紛れながらもあちこちに、小さいけれど瑠璃草や勿忘草そっくりの、空色の花々が春の陽を浴びていました。日本全国の他、アジア各地の道端や畑等に生育する、高さ10-30㎝の一年生草本です。麦の伝来と共に渡来した古代帰化植物の1つと言われています。秋に芽生え、ロゼット状に葉を広げて越冬し、3月頃から3㎜...
きょうは、曇り時々雨が降りました(8.9~19.8℃/北風)。 道端のウリハダカエデ(ムクロジ科)に、花が咲いていました。瞬く間に緑に溢れた森の一角に、緑滴る花房が保護色となって溶け込んでいました。本州~九州の、山地~丘陵の明るい夏緑樹林に生育する高さ10m程の落葉高木です。雌雄異株。葉は長さ10-15㎝で3脈が目立ち、基本は3裂ですが若木では僅かに5裂します。5-6月、前年枝から若枝を伸ばし、1対の葉間から5-10cmの花...
きょうは、曇り時々雨が降りました(11.0~19.8℃/北風)。 道端に、センボンヤリ(キク科)が咲いていました。名の通り至る所、又別名通り花裏を紫に染めて、可憐な星花が地上に瞬いていました。北海道~九州の他、中国~シベリア、サハリン、クリル等の、山野の日当たりの良い草地等に生育する多年草です。根出葉がロゼット状に発達し、葉は倒卵状長楕円形で頭大羽裂状に中裂し、葉裏にはくも毛が密生します。年に二度、4-6月の...
きょうは、良く晴れました(4.3~18.8℃/南南東風)。 林縁の道端に、フモトスミレ(Viola sieboldii Maxim.スミレ科)が咲いていました。一輪のみ、真白く清しい花がすっくと立ち上がって、凛とした風情がありました。本州~九州の、やや乾いた林床や日当たりの良い丘陵地の草地等に生育する、高さ4-6 cmの無茎性の多年草です。地下茎は短く、葉は長さ1-3 cmで卵形〜広卵形で基部は心形、低鋸歯があります。表面には普通毛があり...
きょうは、昨夜の氷雨(雪の所も)も上がって、雲は多いものの青空の下、爛漫の観(視)察会になりました(2.3〜12.6℃/西北西風)。近況報告やコースの説明、落ちていたエナガの巣を見せて貰ったりした後、早速の出発です。学生寮建設工事中の現場を横目に、道端に咲き誇るシュンランや、配布資料で紹介のコブシ、エゾタンポポ、大きく伸びたバッケ、イカリソウ、カキドオシ等観ながら進むと、ブナやアカシデに無数の花が付き、早く...
きょうは、曇り時々小雨が降り、晴間もありました(11.0~15.3℃/西北西風)。 道沿いに、アケボノスミレ(スミレ科)が咲いていました。カタクリに混じって見過ごしそうですが、近寄れば、大きく艶やかな花があちこちに立ち上がって、正に曙の、暁の空を思わる趣でした。朝鮮、中国北部等に分布し、日本では北海道~九州中部の山地の日当りの良い林床や草地に生育する多年草です。根茎は太く、節が詰り、その間からやや太い根が...
森の斜面に、薄黄色のショウジョウバカマ(シュロウソウ科(又はユリ科)ショウジョウバカマ属)が咲いていました。赤紫の艶やかな花々に囲まれてぽつんと、素裸の花が震えていました。キバナショウジョウバカマ(日本全国の他、朝鮮半島、サハリン等の、渓谷の湿気の多い崖や傾斜地等に群生、花茎5~10cm(花後は30㎝以上)の常緑宿根草。3-4月、数個の鱗片葉を付けた花茎を立ち上げ、頂端に花被片6が淡黄〜黄色の総状花序を...
きょうは、大体晴れました(13.0~21.6℃/南風)。 道沿いに、マキノスミレ(スミレ科)が咲いていました。他の菫達より普通は少し遅めなのですが、今年は私が主役(朝ドラも始まった?)かと、あちこちに小さいながらも艶やかな風情を漂わせていました。本州(青森~近畿)の、山林内の日当たりの良い場所に生育する、高さ5-8cmの無茎性の多年草です。葉は濃緑色光沢があり、細長い長披針形で波状の荒い鋸歯があります。葉柄はほ...