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  • 飲み会(2)

    今まで、生意気な小娘だなあと思っていたのに、少しだけ可愛らしく見えてしまった。酒のせいなのか、それが本性なのか、よく分からなかったけど、一瞬でもそう感じてしまった。酒は結構飲んだけど、酔ってはいない。しらふだった。しらふだけど小便は出る。1Fの便所には、何度も行った。ようこがいる。なんだかだいぶヨタっている。ようこ「ねえ、なおひとさん、あやかにしんくんどうかなー?」僕「どうかなーってあやかはなんて言ってるの?」ようこ「特にトキメキは、感じないって。」(?????)僕「じゃあどどうにもできないだろ」ようこ「くっつけることできないかなあー」(???なんで???)僕にとっては、ようこはロレツが回ってないし、会話が進めば進むほど意味が分からない。ようこ「あやかには、幸せになって欲しいの」僕「幸せになって欲しいって言った...飲み会(2)

  • 飲み会(1)

    土曜日の17時15分。仕事でもないのに仕事用のバッグを持ち電車に乗る。架空の打合せを作ってしまった。服装もスーツまでは、いかないけどそれなりにつじつまの合う服を選んだ。結局、僕としんとあつし、ようことあやかとゆかの6人になったのだけど、僕も、ようこの言うように、今日は、楽しければいいやって気分だった。店に着くとほぼ同時に、ようことあやかが到着してたから、先に店に入る。僕「ようこさん今日、何て言って家出て来たの?」ようこ「きょうは、あやかの為の飲み会って言って。。。」僕「じゃー俺も一緒って旦那さん知ってるの?」ようこ「うん。」できれば、ようこの旦那さんには、この事は知られたくなかった。でもまーいっか。ようこはあやかの保護者として。。。そういう立場をとっていたようだった。ようこ「あやかー今日は、いつものようにじゃな...飲み会(1)

  • 人数合せ

    前回の話のなかで、飲み会の約束をしてしまった。。。(土曜の夜かあー。。。一番、家。。。出づらい時間帯だなー。。。)別に僕の方から飲み会お願いします。男も3人用意します。って頼んだ訳でもない。話の流れで、じゃー飲み会にしよーって言い出したのはあの2人の方なのに。。。僕は普段、仲間内で飲むときも、取引先のお客さんとの接待も、もちろん合コンもあらかじめ日時がわかっていたとしても妻には一切、事前報告はしない。飲みに行く。それだけでも「誰と行くの?」「何時頃帰ってくるの?」「ご飯はいるの?」と聞かれるのが面倒くさい。!妻にしてみれば夕飯の支度の都合があるから当然のことなのだと思う。おネエちゃんと遊ぶ時の為に、友人や仕事のからみで飲む時もそうしてると言った方がいいのかな。。。アリバイ作りも面倒だし、よそよそしい態度がみえて...人数合せ

  • メール交換

    1月も終わりに近づき、ことし2回目の子会社訪問がやってきた。その日は不思議と遅刻をしなかった。でも憂鬱である事には、変わりない。ようことあやかが同じ机に座っている。あやかといえば相変わらずの落ち着きの無さ。でもちょっと静かなのは、ゆかが今日は休みなのだ。ようこって娘は、既婚者で、あやかと比べるとかなり落ち着いている。あやかやゆかに気をとられ気付かなかったけどこの仕事場には、落ち着いた女の子もいたのだ。聞けば僕の実家のすぐ隣の家に嫁いだ人だと言う。(そういえば隣家の谷さんは一度離婚してたなあー。この人が後妻かー。)僕も結婚して実家を離れ、10年にもなるから今回が初対面って感じ。なぜだかこの人さばさばしてる。なんとなくヌボーっとしてていつも寝むそうな感じだ。その日は、あやかと組んで仕事をした。他の人よりは僕もあやか...メール交換

  • 毒をはく彼女

    彼女が初めて僕に発した言葉のとおり、それ相応の対応をした。年が明けると、今まで月1回だった子会社への訪問も月2回ペースになって来た。本社社員も2人ずつ交代だったものが4人体制となり、仕事の内容も派遣さん達に指示をするような感じになった。本社社員4人に対して派遣さん達が4人つくというような2人1組での仕事。1月の1回目の訪問。例のごとく気乗りしないから10分程度の遅刻。甲高く笑うゆかと組んで仕事をする事になってしまった。でもそれは、ゆかとあやかを分離することができたのだ!今までとは違いあやかはあやかでほかの本社社員と組んで仕事をしているから、これでうるささも半減した。まあ仕事の内容は派遣さん達もよく理解していて、逆にこっちが教わることもある。休憩時間までは、みっちり仕事が出来た。派遣さんの中では、ゆかだけは喫煙者...毒をはく彼女

  • 出会い(3)

    前回同様、僕は2回目に子会社に行った時もやっぱりダンマリを決め込んだのでした。本社の方でもやっぱりあの2人組の評判は最悪だし、俺が決めていいんならクビにしてやる!という人間もでてきた。(そりゃそーだよなーどう見ても、仕事に来てるって感じじゃねーしなー)その辺は、なるようになってくれ、そんな事はどうでもいい事!最近、あの部屋の騒がしさにも慣れてきたし、1日のノルマだけをこなしていけばいい事。暮れも押し迫った12月。僕に3回目の順番が回ってきた。とにかく4時まで、仕事をしよう。もう、あいつらのうるささは気にならない。子会社のある所は、僕の実家とも近いから寄って帰ろう。久しぶりに、仲間の店でラーメンを食べて帰ろう。4時になったらさっさと帰ろう。そう思って1日を過ごした。帰り支度をしてカバンを持とうとすると何やら視線を...出会い(3)

  • 出会い(2)

    いつものように深夜残業を終え、少し遅刻をして子会社の方へ出向いたのです。「おはようございます。。。」「おはようございまーす」何人かの派遣さんがこちらを振り向いた気がしたけど、森課長がいたので仕事の説明を聞いた。その日は、僕も特に自己紹介もせず、派遣さん達、ひとりひとりの名前も知ろうともしなかった。後々ちょっとずつ名前は知る事になったんだけど、そこにいたのは、中林さん、鶴田さん、ゆか、みなみ、ようこ、あやか、みか、くみの8人だった。中林さん、鶴田さんは、45~50歳ぐらいであとは、同年代からやや年下の子。中林さん、鶴田さんを除いては(おばさんだから除外)、みかとくみが可愛らしいなーと思ったぐらいで特に僕も発情しなかったわけです。あやかがスリッドの入ったミニスカートだったんだけど、(お前それは仕事場には非常識だろー...出会い(2)

  • 出会い(1)

    彼女との出会い。それは、去年の10月。憂鬱な仕事場に出向かなければならない。僕にとっては、ただそれだけの事だった。春先から進行中のあるプロジェクトがあり、子会社の方で女性派遣社員を10名程雇い、本社社員が交代で、その指揮を執るということだった。普段、本社での業務が忙しく不眠不休で休日も無い状態。そのうえ何も評価もされないボランティアのようなプロジェクトに携われと言われても。。。組織の中にいると上の命令には逆らえませんから。。。まあ決まった事は、しょうがない!どうせ月に1度か2度の事、派遣さん達は3ヶ月前から仕事を進めているようだし諦めよう!そう心に決めたのでした。この仕事に関しては不思議と憂鬱な気持ちが先行し、女性派遣10名!!!と聞いても不思議と下心が湧いてこなかったんです。出会い(1)

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