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  • マズルカ 30~32番他

    毎回土曜日開催のショパン「マズルカ」シリーズ。今回のみ、金曜日の開催となります。今までのマズルカは、必ず4曲がセットになっていたのですが、このOp.50は3曲の構成。それだけでも、今までのマズルカとは何か違う、と直感します。特に第3番、嬰ハ短調は「新境地」と言っていいでしょう。詳細は、講座で音を出しながらお話しますが、ポリフォニーや、後半のめくるめく転調など「マズルカ」とは称しながら、舞踏曲の範疇を越えたショパン独自の作品となっています。ん~、すばらしい!他に「ノートル・タン」と呼ばれるマズルカと、今回はマヨルカ島でのショパンとジョルジュ・サンドとのエピソードもお話するので、「前奏曲集Op.28」から数曲も演奏予定です。マズルカ30~32番他

  • マズルカ第22~25番

    1月20日(土)NHK文化センター京都教室にて、「マズルカ⑥」を開催します。第22~25番(Op.33)全曲演奏の他、今回はその時期のショパンの、叶わなかった恋の相手・マリアヴォジンスカに関するお話と作品も。ワルツOp.69-2(別れのワルツ)、エチュードOP.25-2(ショパンが「マリアの魂の肖像」と語った)など。ちょっと湿っぽくなってしまうので、華麗なるワルツ(第2番Op.34-1)も弾きます。前回の第18~21番のとき、同じメロディが何度も繰り返される=エネルギーが少ない(いい意味でも良くない意味でも)ことや、曲の終わり方がちょっと変わっている(終わりです!という感じではない)ことに気付きましたが、今回も同様。それは、一つにはマリアとの人間関係の心理的な翳りが影響しているのでは、と私は推察します。た...マズルカ第22~25番

  • 河野文昭東京藝大退任記念演奏会

    来年3月20日(水祝)「河野文昭東京藝術大学退任記念演奏会」が東京藝大奏楽堂にて開催されます。私も、シューマンの「ピアノトリオ第2番Op.80」という、ある意味マニアックな曲を演奏します!ご来聴ご希望の方は、こちらからフォームでの申し込みが可能です。河野文昭東京藝大退任記念演奏会

  • 省エネ? マズルカ⑤

    ショパン「マズルカ」⑤が、11月11日(土)午後1時30分よりNHK文化センター京都教室にて開催されます。「マズルカ」第18~21番(Op.30-1~4)、「雨だれ」(前奏曲集より)「ノクターン遺作嬰ハ短調」他を演奏予定。いつも、1曲ずつを解説しながら演奏して、お話もしたあと、最後に再度そのマズルカ全4曲を通して演奏するのですが、アンケート回答に「最後に全曲通して演奏されるときが、毎回至福の時間です」と書いてくださった方も。お話については、前回は「ヘミオラ」を、短歌や俳句の「句またがり」なども交えてお話しましたが、今回はまず、当時のショパンの交友関係(主に作曲家)について、エピソードとともに。それから、ちょっと賢くなって頂くために「ゼクエンツ」について。今回の4曲には、ゼクエンツの他、同じ短いメロディを繰...省エネ?マズルカ⑤

  • マズルカ④ ヘミオラ

    今度の土曜(9/30)午後1時30分NHK文化センター京都教室(四条柳馬場)にて「マズルカ」シリーズ④を開催します。今回は、Op.24の4曲。毎回、取り上げるマズルカ全曲を演奏(解説も)しつつ、さらに何か1つのテーマを決めてお話するのですが、今回は「ヘミオラ」。ヘミオラと言えば、まずはバッハを思い出します。3拍子のカデンツ部分に頻出しますが、あと、舞曲(クーラントなど)では、途中部分にも。たとえば「フランス組曲第3番h-moll」のクーラント(4分の6拍子)の後半では、その6拍子がなんと、右手は2+2+2、左手は3+3(もちろん同時に!)という小節がいくつかあります。ショパンのマズルカの場合、作曲年代順に今まで演奏してきましたが、今回ほぼ初めてヘミオラが登場しました。マズルカでは今回が初めてですが、それに...マズルカ④ヘミオラ

  • スティーヴン・ライヒ 日本公演

    さきほど書いたBSの続き。バッハコレギウムジャパン「ロ短調ミサ」の後に、スティーヴン・ライヒ(ミニマルミュージック元祖)作品専門の演奏グループの日本公演録画。・・・まずインタビューがあったのですが、ライヒって、いま90歳近い(?)のにかわいいお帽子かぶってチャーミングなおじいちゃんでした。東京オペラシティ(たぶん)が、ほぼ満席ということにびっくり。今でこそ「現代音楽」ジャンルでは超有名作曲家というものの、ライヒのみの演奏会にこの数とは。さすが東京。しかも、最後の「18人の音楽家のための音楽」では、観客のほとんどがスタンディングオベーション。日本人の、あんなに多くのスタンディングオベーションは、私は初めて見ました。もちろん最後の「18人の・・」は、言いようのない高揚感というか、いわゆるクラシック音楽の感動と...スティーヴン・ライヒ日本公演

  • ロ短調ミサ コレギウムジャパン

    ただいまBSで、バッハ「ロ短調ミサ」=バッハコレギウムジャパン・鈴木雅明さん指揮の、トーマス教会での演奏放映中!すばらしい演奏。今年2023年は、バッハがトーマス教会のカントルに就任して300周年(!)だそうです。コンサートマスターは寺神戸亮さん。・・・ン十年前、私が卒業直後のころでしたが、沖縄のミュージックキャンプでご一緒したことあります。まだ彼がピリオドを始める前で、たしかプロコフィエフ2番のVn.ソナタ。寺神戸さんは覚えたはらへんかもしれませんが。。。そのキャンプの参加演奏家がすごくて、かのギドン・クレメルも来てました!クレメルは演奏のみの参加(他の講師はレッスンもしました)でしたが、寺神戸さんは、クレメルに「レッスンしてくれ」と直談判。・・・がクレメルは、レッスンするとなると最初の一音で1時間かか...ロ短調ミサコレギウムジャパン

  • バースデートリオ2023 報告

    事後報告になりますが、2023年9月も「バースデートリオ」、今年は、9/3直方(福岡県)と9/5荒川(東京)での2公演。両日とも多くの方のご来聴いただき無事終了しました!ベートーヴェンのWoO39は、「ウィーン1812年6月26日。私の小さな友人、マクセ・ブレンターノに、ピアノを弾く励ましに。lvベートーヴェン」と自筆稿にある通り、当時10歳の女の子へのプレゼント曲。彼女は8年後、ピアノソナタOp.109を献呈されていることでもわかる通り、良きピアノ奏者だったのでしょう。「大公」トリオの後に書かれたこのWoO39は、可憐な曲のようで、実は「後期ベートーヴェン」しか書かなかったような転調、構成など、大変興味深かったです。モーツァルトK.502B-durは、ウィーン時代の一連の自作自演ピアノ協奏曲を思わせる名...バースデートリオ2023報告

  • トンボとマズルカ

    今度の土曜、7/29午後1時30分より、NHK文化センター京都教室(京都大丸南東)にて【ショパン~「マズルカ」全曲でたどる生涯③】を開催します。マズルカ第10~13番(Op.17-1~4)、第55、56番の全曲演奏の他、「ピアノ協奏曲第2番」第二楽章と「ピアノ協奏曲第1番」第一楽章の一部も演奏。あらためて驚くのは、20歳になるかならないかの年齢でこの2曲のコンチェルトを書いた、ショパンのすごさ。弾いてみると、音の充実はもちろんですが、なんというか、弾く「手」の自然な位置というか角度がおのずとわかる。けっこう複雑で独創的な音型でも、コツ(正しい手の位置や角度)を見つければ必ずうまくいく。うまくいかない場合は、まだコツを見つけていない、ということ。そのようなことを、二十歳のショパンさんに教えてもらってます!マ...トンボとマズルカ

  • マズルカ②

    明日6月24日(土)13時30分より、NHK文化センター京都教室(京都大丸南東)にて「ショパン~マズルカ全曲②」開催。Op.7の5曲全曲の他、同時期(20~21歳)の曲を。・・・ということで、5日ほど前からピアノ協奏曲へ短調も譜読みしてたら、だんだん弾く気になってきて・・・。第1楽章の第2テーマのあたりまで弾くことに。楽譜に書いてある通り(すごく細かい音の持続とかも)弾いてみると、ピアノ弾く時の「手の正しい位置や角度」がおのずとわかる・・・!ショパンの師二人が偉かった、というか、従来の「教育」を押し付けず、ショパンの或る意味奔放な才能を存分に発揮させたのね。マズルカでは、ドローン=持続低音が現れるところに、たとえばリディア旋法っぽいメロディとか、民族音楽的な音階が頻出!前回やったOp.6でもいっぱい出てき...マズルカ②

  • クィンテットWAM キョウト・・・アルティで弦楽五重奏!

    クィンテットWAMキョウト発足!アルティでの弦楽五重奏、今回から常設の弦楽五重奏団として活動開始です。「WAM」は、WorfgangAmadeusMozartの頭文字。モーツァルトには、他に抜きん出る弦楽五重奏曲がたくさんあるので。次の土曜日、14時より。詳細は、こちらへ。クィンテットWAMキョウト・・・アルティで弦楽五重奏!

  • マズルカ全曲シリーズ

    NHK文化センター京都教室演奏+お話=4月22日(土)午後1時30分ショパン~「マズルカ」全曲演奏でたどる生涯~①→詳細はこちらへ。・マズルカ第1~4番(Op.6-1~4)、同第52番(KK.Ⅱa/3)、第53番(KK.Ⅱa/2)、その他ショパンの〈心〉に、或る意味で一番近いと言える、故郷ポーランドの音楽「マズルカ」。作曲は若き日から晩年まで生涯にわたり、全58曲に及びます。本講座は、それらを全曲演奏・解説していくシリーズです。各回ごとにショパンの生涯や当時の社会情勢についても解説。予定では、毎回、マズルカ以外にエチュードも1曲演奏することに。。。初回は「黒鍵」Op.-10-5を弾くつもりです。マズルカ全曲シリーズ

  • やさしいソナタ

    次の土曜日、2月11日午後1時30分より、NHK文化センター京都教室にて「やさしいソナタ」開催。今回は、モーツァルトC-dur(ドーミソシードレドー)全曲と、ベートーヴェンOp.49-1、2(g-moll、G-dur)全曲弾きます。前回は「アラベスク」くくりで、シューマンとドビュッシーをなかば思い付きでやったのですが、意外な発見が!その二人の共通項と、相違点についてですが、何だと思います?・・・相違点はわかりますよね。つまり、ドイツロマン派と、フランス印象派(象徴派)。espressivo(=express=中から外へ押し出す=内にある感情を)と、impression(外界から中へ入って来た光や匂いにインスパイアされる)。全く反対の方向。共通項は、二人とも「音楽評論」を熱心に書いていること。・・・その他...やさしいソナタ

  • アラベスク

    〈なつかしいピアノ曲〉の第5弾!今回は「アラベスク」という括りで。12/10(土)13時30分より、NHK文化センター京都教室(京都大丸より徒歩1分)にて。詳細は、こちらへ。シューマンのものと、ドビュッシーの「アラベスク第1番、第2番」。ブルクミュラーも。他に、シューマンの「ユーゲントアルバム」も少し。前回「子どもの情景」の時にも弾きましたが、あまりに魅力的な小品が多く紹介し切れませんでしたので、今回残りのいくつかの曲を。シューマンって、本当に「内的な音楽」を書く人で、それは若い頃の多くのピアノ曲よりむしろ、晩年の室内楽や子供のための曲などに感じられます。アラベスク

  • 「こんなふうに読んでます」全文

    「短歌研究」2022年12月号(短歌研究年鑑)に、私の論の抄録が再録されました。「塔」2022年7月号(特集・読みとリズム)に掲載された「こんなふうに読んでます」です。ヘミオラとかも書きました。全文はこちら①②(全4ページ)でお読み頂けます。「こんなふうに読んでます」全文

  • 「子どもの情景」と「ユーゲントアルバム」

    10月22日(土)午後1時30分NHK文化センター京都教室にて【子どもの情景】・・・「なつかしいピアノ曲」シリーズの第4回目です。詳細は、こちらへ。今回はシューマン「子どもの情景」全曲(トロイメライを含む)を解説、全曲演奏します。むかし小学校高学年の頃この曲が大好きで、たしかアニー・フィッシャーのレコードをよく聞いてました。その頃は、第1曲目にBACH音型が隠されているって知らなかった!また【ユーゲントアルバム】も今回と次回、数曲ずつ紹介します。「愛する五月よ」など、なんと愛らしい音楽!しかもポリフォニーが絡んでいるので、音楽的にもとっても上等、というかよくできてる。。。「子どもの情景」と「ユーゲントアルバム」

  • バースデートリオ③ ベトの交響曲第2番

    今年もバースデートリオやります!9月5日生まれの三人(漆原朝子vn河野文昭vc河野美砂子pf)によるピアノトリオ、今回で3回目となります。今年はバースデー前日の9/4(日)午後3時、東京・日暮里サニーホールにて。シューマン晩年のトリオ(第3番)の他、珍しいところでは、ベートーヴェン交響曲第2番(ベートーヴェン自身によるピアノトリオ編曲版)!初期の生き生きとした勢いのあるオケ曲が、トリオではどのようになるか?はっきり言って、ピアノパートは無理満載。。。けど、あの魅力あふれるシンフォニーを弾ける喜びは、その苦労を帳消しにしてくれます!バースデートリオ③ベトの交響曲第2番

  • モツとベトの「ロンド」

    明後日7月30日(土)午後1時30分より、NHK文化センター京都教室にて。今回は、5曲のソナチネの他、ベートーヴェンの「ロンドOp.51-1C-dur」も。この曲は、その約10年前に書かれた、モーツァルトの「ロンドK.485D-dur」をお手本としてます(モツとベト、二人とも30歳そこそこの時の作品)。その2曲の、共通項と相違点がめちゃ面白い。二人の作曲家の特性、あるいは「時代」(ロマン派への流れ)が、はからずも明らかに!モツとベトの「ロンド」

  • ラモー「みやびなインドの国々」

    原稿ようやく終わり、夜中に途中から見始めたBS、ラモーのオペラ「みやびなインドの国々」。パリ・バスチーユオペラ座公演(2019年10月収録)。詳しくはここへ。最後思わずTVの前で拍手しました!演出というか、コンセプトがめちゃ面白過ぎて。。。まあよくある演出ではあるけど、現代の衣装で、たとえばチアリーダーが出てきたり。(ちなみに上のリンクに出てくる最初の方の映像は関係ありません。このバレエ等の後、最後に放映されたオペラです。)特に面白かったのは、ピリオドの生き生きとした演奏(歌がない場面が延々と続く)に、舞台上は、群衆の、質めちゃ高いストリートダンス!ラモーの音楽+ストリートダンス!!!もちろん、歌手も超すばらしい。ちゃんと最初から見ればよかった。。。ラモー「みやびなインドの国々」

  • ソナチネアルバムから8曲弾きます

    【なつかしいピアノ曲②「ソナチネアルバムその1」】6/25(土)午後1時30分、NHK文化センター京都教室にて開催します。「ソナチネアルバム」より以下の曲を全曲演奏。第1番(クーラウOp.20-1)第4番(同Op.55-1)第7番(クレメンティOp.36-1)第8番(同Op.36-2)第9番(同Op.36-3)ベートーヴェン(?)ト長調同(?)ヘ長調モーツァルト「ロンド」K.485ニ長調詳細は、こちらへ。「ソナチネアルバム」と言っても、編集者によって中身は異なるのですが、今回は、私が子供のころ使っていた全音楽譜出版社版から。同じ全音版でも、新しい版では「ロンド」などは入ってませんが、「子供のころ弾いたなつかしい曲」ということで、今回モーツァルトのロンド弾きます。7月30日(土)の「ソナチネアルバム②」では...ソナチネアルバムから8曲弾きます

  • アルティでの弦楽五重奏

    恒例の、アルティでの弦楽五重奏、6月4日(土)の本番が近づいてきました。モーツァルト死の前年に書かれた第5番K.593ニ長調(名曲!)、シューベルト、14歳の時の「序曲」(ハ短調・・・ベートーヴェンを思わせる劇的な音楽)ドヴォルジャークの第3番変ホ長調(クインテットの「アメリカ」と呼ばれてる)というプログラム。メンバーは昨年と同様、名手が一堂に会します。詳細はこちらへ。ストラディヴァリウスのヴァイオリンが二つ揃う、というのも聞き逃せない。で、それに先立ち、NHK文化センターで、お話+ミニ演奏講座が開催され、私も少しピアノ弾きます。詳細はこちらへ。アルティでの弦楽五重奏

  • カンタータに慰められます

    NHKBS夜中にやってるバッハのカンタータ。本当に、この音楽には慰められる。。。ピリオドの若い演奏家すばらしい。ひと昔前は、技術的に本当に大変だったピリオド楽器および歌が、2022年の時点では難なく。あ、いまBWV82!・・・これはかつてわたし通奏低音チェンバロで弾きました。ほんまに、どの曲とってもカンタータは深すぎるわあ。。。(涙)。。。でもこれはもとバリトンの歌を、ソプラノで歌ってますね。●ラファエル・ピション指揮ピグマリオン演奏会NHKBS(午前2時22分30秒~3時48分)オラトリオ「時と悟りの勝利」からヘンデル作曲カンタータ第199番「わが心は血の海に漂う」バッハ作曲カンタータ第82番「私は満ち足りて」からバッハ作曲歌劇「ジュリアス・シーザー」からヘンデル作曲ほか【出演】ソプラノ:サビーヌ・ドゥヴィエ...カンタータに慰められます

  • ブルクミュラー 全25曲弾きます!

    NMK文化センター京都教室「なつかしいピアノ曲①ブルクミュラー」4/23土曜日、午後1時30分より。→こちらへ。ベートーヴェンのピアノソナタシリーズが終わり、4月からは、ちょっと子供のころ弾いていた懐かしい曲を。ブルクミュラー25曲ぜんぶ弾きますが、むかし私が使っていた楽譜と、初版を元にした原典版ではいろいろと違いが。。。ブルクミュラー全25曲弾きます!

  • 定年!

    今日は4月4日ですが、先月3月31日をもって、京都市立芸大を定年退職しました!1995年からですから、27年も。。。この写真は、最後の試験日(2022年1月)のものです。ピアノデュオや、院生、副科ピアノの面々、それからピアノ科の先生方。また、たくさんもらったプレゼントなどなど。学生さんは、最初の頃はそんなに年齢差なかったのに、年々私だけが年を取り、いつのまにか学生さんの親より年上になって。。。なんかみんなとってもかわいかったです。定年!

  • ムジカエテルナの「ドン・ジョヴァンニ」

    「ドン・ジョヴァンニ」去年のザルツブルク音楽祭を、NHKBSで放映中。→こちらにて。ムジカ・エテルナの、これでもか、というアクの強い演奏とともに、演出も超過激!いま私が見ている場面は、ドンジョヴァンニが「死ね」と言われてる場面ですが、バックのその他大勢の合唱の女性陣何十人がみなブラ+下半身下着姿。中には、物凄い体形の人も。。。あの体型を舞台で晒すのは、プロ根性か?!第一幕では、たぶん全身?ヌードでおなかの大きい(妊娠中?)若い女性が背景に出て来て、さすがにNHKさんはボカシ入れてましたが。。。真っ白い本物のプードル犬(凄い刈り込みの)も。。。演奏は、テンポが極端で(速いものは超速く、遅いのは超遅い)・・・要するに、今までとは異なる演奏を目指してるのだと思うけど・・・私はピリオド演奏が基本的には大好きですが、この...ムジカエテルナの「ドン・ジョヴァンニ」

  • ベートーヴェン最後のピアノソナタ

    2022年1月8日(土)午後1時30分・NHK文化センター京都教室にて、「生演奏でベートーヴェンを⑩」。いよいよベートーヴェンシリーズ第10回・最終回、第32番Op.111を演奏します。この曲を私が初めて聞いたのはたぶん10代のころ、エッガー先生のリサイタルだったか?なんか全然わけがわからず、ただキラキラキラキラしていた印象。ずいぶん後になって、あれは変奏曲だったって気づいた・・・!大学生の頃は、井上直幸、園田高弘各先生の録音やナマ演奏をはじめ、耳タコになるくらい聞いたものです。ソナタOp.109、Op.110との関連はもちろんあるのですが、第1楽章の終わりなど、遠く第1番ソナタf-mollOp.2-1を思いだす。第2楽章C-durトリルではワルトシュタインソナタも蘇りますね。自筆譜が残っていますが、ベトさんは...ベートーヴェン最後のピアノソナタ

  • 告別 Op.81a

    次の土曜日、11月20日午後1時30分より、NHK文化センター京都教室で、【生演奏でベートーヴェンを⑨】の、〈ピアノソナタ第26番「告別」Op.81a〉を開催します。お申し込みはこちらへ。いつものように、弾きながら解説を。そして、最後に全曲通奏します。今回は、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」との関連などをお話する予定。「皇帝」を以前弾いたときに一番感じたのは、演奏するのに、ものすごいエネルギーが必要だということ。それは、大きな音を出すとか、そういうことではなく、内的に要請されるエネルギーみたいなこと。具体的には、アッポジャトゥーラ的な、非和声音の連続。つまりソプラノとバスがぶつかる的な・・・。それって、めちゃ疲れるんです。ルドルフ大公関連と、「不滅の恋人」への手紙の件も少し。・・・ベートーヴェンに娘が居た?!告別Op.81a

  • 韓 伽耶さん

    ピアニストの韓伽耶(ハンカヤ)さんが10月24日に亡くなられ、たいへんショックを受けています。彼女は、京都市立堀川高校音楽科時代の2年後輩。高校時代とその後しばらく、ピアノ弾きとして一番親しい後輩でした。長くドイツ・カールスルーエ音楽大学教授を務める傍ら、演奏活動も活発に。魅力あるピアニストでした。写真は、1984年夏ザルツブルクで。ピアノ講習会(ピヒト=アクセンフェルト先生)受講のため、6週間、二人同じ下宿で過ごしてた時。私が化粧直ししてるのを彼女は半ば呆れてる、という図です。それ以前、二人して井上直幸先生に傾倒していたことも懐かしい。彼女が、何の面識もないのにいきなり井上先生の家にピンポーンし、レッスンを直訴したと聞き、私も奮発。京都駅で2時間ほど到着を待ち、レッスンを直訴したことなど。フライブルクでも何度...韓伽耶さん

  • アルゲリッチ+バレンボイムの Mozart

    いまNHKBSで、アルゲリッチ+バレンボイム演奏の、Mozart4手作品(2021年ザルツブルク)放送中。ああ・・すばらしすぎ!若かりし二人の姿を知っている者としては、年老いた姿(アップになった手の甲も・・)にややショックを受けるけれど、その4手から生まれる音楽の、なんとみずみずしいことよ!!!二人とも、ただのソリストではなく、室内楽やオケのあまたの経験が、その音楽に、数限りないニュアンスを与えています。迫力ではない、メロディやハーモニーの千変万化!ピリオドやモダンを越えた「音楽」です。バレンボイムは、Mozartピアノ協奏曲(指揮+ソロ)の複数の録音の、一番若い時のものが素晴らしく(オケは古い時代の演奏だけど)、それがよみがえるよう。ひとつひとつのフレーズが、〈ものを言う〉=〈歌うのではなく〉。。。二度あるパ...アルゲリッチ+バレンボイムのMozart

  • テレーゼ

    NHK京都文化センター【生演奏でベートーヴェンを⑧ソナタ「テレーゼ」】→詳細はこちらへ。今度の土曜日(9/25)午後1時30分より。前回の「熱情」は、番号でいうと「ソナタ第23番」。で、今回の「テレーゼ」は「ソナタ第24番」。つまり、この2曲は隣り合ってるんですね。でも、なんという違いでしょう!「テレーゼ」は、本当に愛らしい小品で・・・でもそれだけではない。第2楽章など、私はドビュッシー(!)を予感します。もち、このあとの後期ソナタの予兆でもあるんだけど。。。笹川諒さんという若い歌人の一首。〈箱庭をそのまま音にしたようなベートーヴェンのソナタ「テレーゼ」〉テレーゼ

  • バースデートリオ Ⅱ

    9月5日生まれの三人(河野文昭・漆原朝子・河野美砂子)によるピアノトリオ!ベートーヴェンとシューマンのそれぞれの2番を演奏しました。久しぶりの荒川クラシックボックス、しかも50%のお客様のみ、ということで、チケットはすぐに売り切れてしまったそうですが、次回(来年3月)こそ、多くの方に来て頂けたら。それにしても、ベートーヴェン2番のユーモア!至るところにモーツァルトの影が行き来している感じ。シューマン2番は、独特のポリフォニー、というか内声の半音の上行下降や、第3楽章の切ないカノン(!)など、心の内側に触れる音楽。シューマンの若書きのピアノソロ曲にはない、素晴らしい世界でした。バースデートリオⅡ

  • 「運命の動機」は「熱情」よりずっと前に

    今度の土曜日、いつもより30分早い開始です。「熱情」アパショナータって、実は私は人前で弾くのは初めて(!)・・・で、例によって種々の発見があります。たとえば、Op.2-1=第1番ピアノソナタと同じへ短調ですが、共通項が山のように見つかります。ベートーヴェンって、ほんまシツコイ人で、10年ほど前に自分が書いたソナタ第1番(1793年)を、いま再度、たたき直しするのね~。私がたくさん見つけてあげました。(^^その他有名なところでは、「運命の動機」(タタタター)がこの「熱情」(1804年)第1楽章冒頭部分にも登場します(「運命」作曲1807年の前です)が、この「タタタター」って、実は、ずっと以前(1797年)、4手のピアノソナタOp.6ニ長調冒頭に現れてた、って皆さん知ってました?「運命の動機」は「熱情」よりずっと前に

  • セロリ

    セロリって、今が旬?!このセロリのかたまり、なんと98円!(近くのスーパー)ふつうはセロリって、1茎(ひとくき)が128円とか158円とか・・・つまりこの写真のセロリは、見えている部分だけでも3茎・・・後ろにもいっぱい隠れてます)。でも、これは全部で98円。私はセロリを買う時は、いつも一番内側のを狙います。もっともやわらかい部分。今回も他のセロリの、一本ずつに包装された中から、このかたまりを見つけてゲット。この写真のあと、〈セロリ味噌〉にするべく励み始めましたが、だんだん刻むのが邪魔くさく・・・。この写真でセロリちゃんがもたれかけてるアルパカ白ワイン、そのソーダ割りをひっかけながら、なんとか完成しました!セロリ

  • ワルトシュタインは月光だった?!

    今度の土曜日です!ワルトシュタイン、この巨大な曲も、実はいきなり出現したわけではなく、ベートーヴェンがそれまで書いた数々の「ソナタ」の下積みがあったからこそ、ということが、今回よくわかりました。たとえば冒頭・ミミミミミミミミミミミミミ♯ファ♯ファソーーーシラソ・・・のメロディが有名ですが、バスに注目すると、「月光」の第3楽章のバスを思い出す!月光のバスは〈♯ド→♯シ→♮シ→ラ→♯ソ〉でほぼ半音下降、ワルトシュタインのバスも〈ド→シ→♭シ→ラ→♭ラ→ソ・・・〉と半音下降。他にもいっぱい!ワルトシュタインは月光だった?!

  • 6/5 開催します!

    5月末まで休館している府立府民ホール〈アルティ〉。緊急事態宣言延長で、6月5日(土)の開催はどうなるのか心配していましたが、開催可能となりました!名曲オンパレードですが、小林秀雄が「モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない・・・」と書いたト短調他。各奏者の腕前プラス、楽器も、ストラディバリウス2台、ガダニーニ、マッジーニ、リュポーが勢ぞろいです。6/5開催します!

  • スズメ!

    雨上がりの府立図書館前。スズメちゃんがのぞきにきました!スズメ!

  • テンペストやります

    4月24日土曜日、午後1時30分、NHK京都文化センターにて生演奏でベートーヴェンを⑤テンペスト(ピアノソナタOp.31-2)やります!この状況ですが、対策万全にした上で。この曲が作曲されたのは1802年で、その20年あまり後に書かれる「第九」の萌芽がここに!第3楽章はと「エリーゼのために」との比較なども。テンペストやります

  • 東京藝大大浦食堂閉店

    練習などのため東京藝大に行くたびにお世話になってました大浦食堂。美術学部の方にあるのですが、いわゆる和食定食屋みたいな。。。このたび閉店とのことで、「サラメシ」に登場。→ここへ。長い間ありがとうございました!東京藝大大浦食堂閉店

  • ソナタ「田園」と「歓喜の歌」

    明後日日曜日開催です!今回のソナタ「田園」は、第一楽章冒頭のメロディが、第九フィナーレ(歓喜の歌)のメロディと、くりそつ、とまでは行かないまでも、ほぼ同じ(?)なお話や、なんで「田園(パストラーレ)」的に聞こえるのか、などを。もちろん全曲通し演奏します。ソナタ「田園」と「歓喜の歌」

  • 明日は雪かも

    明日は雪かもしれないそうです。明日は雪かも

  • 「月光」はモーツァルトのパクリ

    本当は4月から始まるはずだったシリーズ、9月30日に①、11月8日に②、そして明後日12月13日(日)に③を開催。密を避けるため人数制限があり、毎回満席となっています。今回の「月光」、実はモーツァルトのパクリだったというお話など(前回の「悲愴」第二楽章もモーツァルトのパクリでした!)。「月光」の自筆譜は、第1ページと最終ページが失われているのですが、初版や原典版などと見比べるとおもしろい。原典版(Henle)と言っても、ときどき、要らぬおせっかい的な()内の「松葉」があったりして、ツッコミ入れてます。(^^「月光」はモーツァルトのパクリ

  • 虹です!

    今日の夕方、虹が!!うっすらと二重です。あっという間に消えてしまいました。虹です!

  • 半年遅れで始まります!

    最近NHKのTVで、やたらと「ベートーヴェン生誕250年」やってますね。ほんとは4月から始まるはずが、約半年遅れでようやくスタートです。ベートーヴェンって、しゃべろうと思ったらいくらでもしゃべれるので、さて、どのようになるか・・・?★開始時間は13時30分です。以前お知らせしていた時間が変更になりましたのでご注意ください。半年遅れで始まります!

  • youtube 第3弾

    静岡音楽館アーカイブ第3弾!シューマン「トロイメライ」を、チェロとピアノで演奏しています。こちらへ。youtube第3弾

  • youtube 第2弾です

    静岡音楽館アーカイブ第2弾!間宮芳生作曲「チェロとピアノのための6つの日本民謡」より〈田の草取り歌〉→youtubeこちらへ。全曲お聞き頂けます。youtube第2弾です

  • youtube にアップされました

    チェロ・河野文昭、ピアノ・河野美砂子サンサーンス「白鳥」ずいぶん以前の演奏ですが、このたびyoutube(静岡音楽館アーカイブ)にアップされました。全曲お聞き頂けます。→こちらへ。https://www.youtube.com/watch?v=hQwsemSBDGU&feature=share&fbclid=IwAR16HLMHXMAVNCXSQSJmcUl6YG0DKoE17doBN8mdJ5sLUSkXd8urcumHu2Ayoutubeにアップされました

  • 岡井さん

    岡井さんの思い出です。岡井さん

  • 岡井隆氏死去

    岡井隆氏死去。岡井隆氏死去

  • ヒメシャラ(沙羅の花)

    沙羅(ヒメシャラ)=夏椿。これは6月中旬の写真です。、白いはなびらの中に、ほのかな薄みどり色の斑点があります。迂闊にも今年まで気づきませんでした。本阿弥書店「歌壇」8月号(7月初旬発売)に掲載される新作12首に、この斑(ふ)が登場します。ヒメシャラ(沙羅の花)

  • 静岡音楽館/AOI レジデンスクヮルテット 2

    聞けば聞くほどすばらし!!感動します!→youtubeこちらへ。★静岡音楽館/AOIレジデンスクヮルテットの、動画配信第2段。夜中にちょっと見始めてやめられず。1stvn,松原さんの、足が上がるとき、または足が広がる時の必然性に納得しながら・・・つまり、音楽的な足!ベートーヴェンの、初期’(op.18)の、ヴィヴィッドで、しかも実験的な音楽のおもしろさが、音として体現されてます!ほんま素晴らしい。静岡音楽館/AOIレジデンスクヮルテット2

  • You tube 配信! 静岡音楽館/ AOI レジデンスクヮルテット

    コロナ騒ぎのせいで、ベートーヴェンの生誕250年記念年であること忘れがち。。。静岡音楽館/AOIレジデンス・クヮルテットがこの数年行ってきた、定期公演でのベートーヴェンの弦楽四重奏曲連続演奏の中から、作品18の3曲をYouTubeで配信することになったそうです。→こちらへ。全楽章最後までお楽しみください。毎回の演奏、私はいつも静岡まで行って、驚嘆しつつ聞いています。これは記録映像なので、画像は不鮮明なのがなんとも残念ですが。第4番は5月26日頃、第5番は6月2日頃、それぞれ1か月限定の配信予定だそうです。★メンバーは1.vn松原勝也、2.vn小林美恵、va川本嘉子、vc河野文昭Youtube配信!静岡音楽館/AOIレジデンスクヮルテット

  • たけのこ!

    ソプラノ歌手、日下部祐子さんから、日下部邸の掘り起こしタケノコを、二度にわたり(!)頂戴しました。きっかけは、私の「京都のチベット」発言(誉め言葉)。一度目は甥っ子さん、二度目は弟さんが掘り起こされたとのこと、ありがとうございます!!今月の河野vcは、チェロの代わりに包丁を持ち、ひたすら料理を作ったはります。日下部邸タケノコは、まず若竹汁として頂きました。新鮮なタケノコってほんま美味しい!続いて木の芽和え(イカ入り)、昨日は青椒肉絲(チンジャオロース)となり、どれも堪能。★角川「短歌」5月号〈いろいろな現場から〉に、クラシック音楽界ピアニストとしての散文「生きることと夢と」が2ページにわたり掲載されました。たけのこ!

  • LINE お初です

    学校が5月の連休明けまで登校禁止になり、オンラインレッスンも視野に入ってきた。学生さんはPCを持っていない人も多く、スカイプ(スマホは有料)よりLINEかな、と、昨日初めてインストールしてみました。・・・すると「繋いでもらってありがとう」的なメッセージが次々と。。。中には、亡くなった父の名前で「誰ですか?」など・・・・・!知らなかったのですが、「友だち自動追加」をoffにしないと、私の電話帳に名前がある人と次々と自動的に繋がってしまうのですね。基本的に私は、電話帳に一度載せた人は削除しないので、亡父と同姓同名の方と繋がったのかも。。。いんや、ひょっとして、別世界のLINEとたまたまつながった。。。?!・・・写真は、ヒトリシズカ。3月24日庭で撮ったものです。毎年咲いてくれます。LINEお初です

  • 雨晴海岸(あまはらしかいがん)

    締切原稿33首をどうにか仕上げて、おつかれさま~ということで、富山県氷見に突如行ってきました。これは、昨日23日の、雨晴海岸(あまはらしかいがん)から見える立山連峰。その前日は、露天風呂(貸し切り状態!)から夕暮れてゆく海を飽くことなくながめてました。。。。雨晴海岸(あまはらしかいがん)

  • 福寿草とゴルトベルク変奏曲

    暖冬だったせいか、庭の福寿草が、今年は葉っぱがほとんど出ないまま莟がいくつか、丈ひくく出てきました。17日(月)にいよいよ最終回となる「ゴルトベルク変奏曲」。全曲通して弾きます!通して演奏することで初めて見えてくることとは?!福寿草とゴルトベルク変奏曲

  • ゴルトベルク変奏曲 第26~30変奏曲

    ゴルトベルク変奏曲、来週の月曜日いよいよ最後の5変奏曲(第26~第30変奏曲)に到達します!第20変奏曲を過ぎるあたりから、技巧的なものが次々と現れ、そうかと思うと短調の深遠で奥深い変奏曲も複数出現、最後はいったいどうなるのか。。。その最後を飾る第30変奏曲が、クオドリベット、というところが、なんともバッハという人物の魅力!クオドリベットとは、言わば「戯れ歌」。バッハ家の皆が集まった時に楽しみに歌っていた2つの歌を、同時進行させる、みたいなもの。ゴルトベルク変奏曲は、或る意味でバッハの鍵盤曲の集大成。「変奏曲」というさまざまな制約(しかも1~9度のカノンも)を自らに課しながら、1曲1曲変奏曲を書き続け、最後に向かってどんどんその世界が濃密になりながら広がってゆく。だからこそ、最後の第30変奏曲はどんなにか派手、...ゴルトベルク変奏曲第26~30変奏曲

  • 京響コンマス泉原さん!

    14日土曜日、亀岡市民大学で、京都市交響楽団コンサートマスター・泉原隆志さんと共演しました。演奏とお話の約2時間。満席のお客様は、泉原さんの表現力豊かな演奏とりりしい立ち姿にうっとり。アンコール演奏が終わって舞台袖に入るとき、客席から「ありがとう!」という大きな声がかかったのは生まれて初めての経験でした。京響コンマス泉原さん!

  • 偶然か必然か!

    明日11月30日(土)午後1時30分よりNHK文化センター京都教室の【生演奏でバッハを~ゴルトベルク変奏曲⑹】=第21変奏~第25変奏=にて、演奏+お話をします。偶然というか必然というか!!今日金曜日夜NHKのEテレ「らららクラシック」で、その「ゴルトベルク変奏曲」のしかも明日私が弾く「第21変奏(ト短調)7度のカノン」を、鈴木優人さんがチェンバロで演奏されました。毎回の私の講座では、カノンの説明に苦労するのですが、番組では楽譜の映像をうまく使って解説されていました。明日は、その第21変奏の「ラメントバス(嘆きのバス)」についても解説。ビートルズの「ミシェル」との関連も!偶然か必然か!

  • 角川「短歌」とクラヴィコード

    角川「短歌」12月号。林和清さんが、わたしのことを「天才」(笑)と書いてくださいました。後ろに写っているのは、うちのクラヴィコード。ベルギーのポトフリーヘ氏が2010年に河野のために作ってさった下さったものです。角川「短歌」とクラヴィコード

  • 生演奏でバッハを~ゴルトベルク変奏曲⑤

    ゴルトベルク変奏曲、いよいよ後半に入ります!【生演奏でバッハを~ゴルトベルク変奏曲⓹】10月21日(月)午後2時より。NHK文化センター京都教室(京都大丸より徒歩5分)にて。今回は、第16変奏~第20変奏を取り上げます。第16変奏は、一風変わっていて序奏+フーガっぽい「フランス序曲風」。全30変奏曲の後半が始まる、という意図ある変奏曲です。その曲が、32個のバス主題にぴったりはまっている(後半のフーガ部分は2小節に1個のバス主題)、というのも驚異。どの変奏曲も、音の組み合わせがパズルそのもので、でも音楽的にものすごく美しい。。。その例として、第20変奏を詳細に解説。そのあと、前回の復習を兼ねて、第11変奏~第20変奏を通奏します。★問合せ・申込み電話075-254-8701NHK文化センター京都教室(平日午前9...生演奏でバッハを~ゴルトベルク変奏曲⑤

  • ゴルトベルク変奏曲前半まとめ

    明日土曜日です!今回は、第15変奏までを、復習+通し演奏。弾いてみて初めて気づくこと多々!!たとえば、4度と5度のカノンのみ、反行カノンになってますが、その理由とは?!バッハさんが書き残した音譜から、めちゃオモシロイことが数知れず読み取れます!ゴルトベルク変奏曲前半まとめ

  • 長井長義

    本日夜10時放送の、Eテレ「知恵泉」にて取り上げられる、長井長義さん。この長井長義さん、実は私の、亡きおばあちゃんの叔父さんにあたる人。おばあちゃんの従兄弟たちはハーフだった話も聞いたことあります。詳細は、こちらへ。長井長義

  • バースデートリオ!

    9月5日生まれの三人による室内楽です!ベートーヴェンのOp.70-2は、「幽霊」と「大公」に挟まれた位置にあり、ある意味いちばん有名でないピアノトリオかも。。。中期から後期にわたる過渡期的作品で、私見によれば、この曲は、次作の大曲「大公」の前哨戦(その証拠に、この曲のフィナーレのテーマは、「大公」のテーマの鏡映形なんです!)としてドミナントとトニカだけをしつこくしつこく繰り返す実験。なんの衒いもなく、ただただ属和音と主和音の力を限りなくくりかえす。そのエネルギーの持続たるや、はんぱない。やっぱベトさんです。一方のシューマン、いかにもシューマンというパッセージ満載。ロマン派全開の大曲ですが、ソナタという形式を熟知したうえでシューマンのせつなさを散りばめているので、音楽が説得力をもっている。。。と言えばいいのでしょ...バースデートリオ!

  • ゴルトベルク変奏曲③④ 夏休み特別編!

    来月5日月曜日、ゴルトベルク変奏曲の第3回目です。今回は、夏休み特別編として、ゲストにチェリスト・河野文昭氏登場!無伴奏チェロ組曲から一部を演奏の他、驚きのバッハ作品を、チェロ無伴奏ソロで演奏!どんな曲かは、当日のお楽しみに。。。たぶん今まで、だれもチェロで演奏したことのない、しかし素晴らしい音楽です。・・・ひょっとしたら、ビルスマさんならいつかどこかで弾かれたかも。。。偉大な音楽家に、こころよりご冥福をお祈りします。。。ラルキブデッリの演奏、ほんとうにほんとうに大好きです。ゴルトベルク変奏曲③④夏休み特別編!

  • ゴルトベルク変奏曲②

    今週土曜日、ゴルトベルク変奏曲の第2回目です。今回は、2度と3度のカノンが含まれる第6~第10変奏。なので、カノンについてじっくり実演+解説します。弾き歌いもするかも!ゴルトベルク変奏曲②

  • ろくちゃん

    今日は、わが黒犬雑種犬ろくの命日。6年前とおなじ火曜日です。夕方、庭に見つけた小さな生き物。よく見ると、二匹が互い違いになって重なりながら休んでいます。あたりはもう暗くなってきましたが、長い間まったく動かず、ずっとよりそっていました。ろくちゃん

  • DK

    夜ふかし。すずやかな風に吹かれつつ、ここで一首。DKです。できんできんできんできん、歌ができひん。五月緑夜をDK

  • 弦楽五重奏 楽器の配置

    ストラディヴァリウス、ストラディヴァリウス、リュポー、マッジーニ、マッジーニ!いよいよ10日後の演奏会。→詳細は、こちら。今回、意図したことではないけれど、オモシロイ楽器配置になります。客席から見て一番左が玉井さん、その隣が永峰さん。このお二人の楽器は、ストラディヴァリウス(1717年ExPark、1723年ExJoachim)!で、真ん中に河野vc(1822年リュポー)。で、一番右のヴィオラ佐々木さんと、その隣の市坪さんの楽器は共にマッジーニ。なので、ストラド、ストラド、リュポー、マッジーニ、マッジーニ。という配置!弦楽五重奏楽器の配置

  • 夜中にたまたま見たBSの、アルゲリッチ+マイスキー。シューマンの幻想小曲集。ほんま、わろてしもた。しかも楽譜は、かの「インターナショナル版」!(次のショスタコだったかもしれませんが)アルゲリッチ、ますます快調!!良くも悪くも自由自在デス。でも全体の音楽のバランスの中の自由だから。。。そういえば、今からン十年も前のこと、留学中のウィーンで聴いたこのお二人がよみがえってきました。ストラヴィンスキーのプルチネッラ組曲をお二人熱演されましたが、アルゲリッチの迫力に負けじとマイスキーさん頑張るあまり、終曲で、どんどんマイスキーさんの楽器が下がっていく。。。イコールエンドピンのネジが耐えられなくて。。。なつかしきウィーンよ。。。。笑

  • ゴルトベルク変奏曲開始!

    今度の土曜日、いよいよ「ゴルトベルク変奏曲」スタートです!一年間8回の予定。今まで「生演奏でバッハを」では毎回演奏主体でお話の時間が足りなかったのですが、今回はじっくり演奏+お話。グレン・グールドの録音や弦楽三重奏編曲なども聞き比べします。また毎回少しずつ、バッハの鍵盤曲以外のジャンルも紹介、バッハの奥深い世界を聞いて頂きましょう。ゴルトベルク変奏曲開始!

  • 復旧しました

    ウェブサイト「紫野通信」、復旧しました。新アドレスは、こちらです!以前のアドレスでは見られなくなりました。ここで一首。このやうに時はうつろふ平成の最後の春に閉づるウェブサイト今まで使用していたウェブサイトサービスが3/31で終わる、ということ、全然気づかなかった。。。★わが家の前の道路の隙間に、すみれちゃんが!復旧しました

  • 紫野通信ですが

    ウェブサイト「紫野通信」、目下見られなくなっています。近日中に復旧する予定ですので今しばらくお待ちください。ところで、毎年クリスマスには咲かない「クリスマスローズ」。山野草などはすぐに消えてしまうわが狭庭で、クリちゃんは花期が長くて耐久性あって、わが庭のお助けマン。何種か咲いてます。西陣聖天として知られてる雨宝院のお庭は、御衣黄という緑の桜や観音桜、またもうすぐ牡丹が咲きますが、10年くらい前、そこにクリスマスローズが植えられているのを発見!そのアイディアをいただきました。紫野通信ですが

  • イタリア協奏曲+フランス風序曲

    こんどの土曜日です!なんといっても、両端楽章のスウィング感が魅力。弾いてても聞いてても身体全体が動き始める感じ。対して第2楽章の、通奏低音とオーボエソロを思わせる、沁みわたるような「歌」。もう1曲の「フランス風序曲」は、バッハが生前、数少ない自費出版楽譜として「イタリア協奏曲」とペアで出版した曲。序曲と名付けられてますが、実際には「組曲」で、大曲です。こちらの方も、ピアノ椅子の上で躍りつつ弾いてます!バッハって、ほんとダンス!イタリア協奏曲+フランス風序曲

  • ブラジルのギタリスト

    なんかしらんけど、新世代ブラジルのギタリスト、ヤマンドゥ・コスタすばらしすぎ・・・!↓詳細こちらへ。ブラジルのギタリスト

  • ヴェルディ「マクベス」

    書評原稿の締め切りが近づいているため、いろいろ読み漁ってるのですが、なんかものさびしくてBSをon、ヴェルディのオペラ「マクベス」をやってました。2018年ベルリン国立歌劇場公演ですが、なんとドミンゴが!!!まだ歌ってんの?!お相手は、ネトレプコ。ネトレプコは3年前ウィーンで聴きましたが、今回の方が格段すばらしい!!マクベスは、実は私は今回ほとんど初めて聞いたのですが、途中、「魔笛」やろ!という所が。。。(^^)ヴェルディって、なんかだいじなところでブンチャッチャやるイメージでしたが、やっぱモーツァルトのオペラを愛していたのね。でも一番びっくりしたのは、オペラが最後終わった後、オケのメンバーが舞台に上がって、歌手とともに拍手を受けてたこと!オケの人って、本番終わったら、何が何でも一秒でも早く帰りたい人たちでしょ...ヴェルディ「マクベス」

  • ワインまみれの「塔」

    「塔」10月号〈十代、二十代歌人特集〉の批評文4500字がようやく完成。。。ですが、昨日のこと、もんもんと原稿のことを考えていたら、「塔」を置いていたテーブルで、赤ワインの入ったグラスを見事に割ってしまい。。。今日になって、こんな色になってしまいました。さきほどは、また原稿のことを考えつつ、やっとお風呂が沸いたと思って、まずシャワーを浴び、おもむろに湯船のふたを取ると、なななんと、浴槽はからっぽ。。。。。。そういう苦労も、原稿が完成するとなつかしい。。。今から自祝のカンパイします。(^^)ワインまみれの「塔」

  • フルート三重奏 他

    来週火曜日、東京日暮里サニーホール、午後7時。フルート佐久間由美子氏、チェロ河野文昭、ピアノ河野美砂子のメンバーで、・ハイドン「三重奏曲ニ長調Hob.ⅩⅤ-1」・ゴーベール「ロマンス」1905(フルートとピアノ)・R.シュトラウス「ロマンツェ」(チェロとピアノ)・ヴィラ=ロボス「ジェットホイッスル」(フルートとチェロ)・ウェーバー「三重奏曲ト短調Op.63」ゴーベールの「ロマンス」は、実は1905年作のものと1908年作のものがあるのですが、そのことを私は気づかず、1908年の方を練習してました。三日前に、楽譜が違っていることが判明!ただいま練習中です。。。。フルート三重奏他

  • パルティータ 最終回 第5、6番

    来週の土曜日、パルティータ最終回です。5番は、実は、はるか昔、堀川高校音楽科に入学して初めての実技試験の課題曲でした!ン十年まえ、どんなふうに弾いてたのか。。。そっとのぞいてみたい。(^^)6番は、なんというか、どれもどれももんの凄い曲。コレンテなんか、これがコレンテ、ということだけで感動。ジグでは、テーマの音程みただけでも、この異常さがわかるというもの。自分で最近思うのは、自分の中のポリフォニー感覚が以前よりクリアになってきた、というか、特にバスの横の動きの上に他のすべてが載っている、というそのことを実感できるようになってきた、ということ。あと、螺旋の感覚。渦巻きというか回転というか。すべての音型がしなやかな曲線を描き、演奏する手の感覚もまた螺旋を描く。。。という感じ。これは、クラヴィコードのタッチにも通じる...パルティータ最終回第5、6番

  • お財布わすれた

    世の中の親切な皆様に感謝!昨日、短歌の会(月と600円)に行くため市バスに乗車後、しばらくしてお財布を忘れたことに。。。!!。。おそるおそる運転手さんにそう告げたところ、次回乗った時に払ってください、と淡々と言われた。。。名刺置いていきます、と言ったら、そんなんいんらん、とのこと。すみません、すみません。。その後短歌の会で一緒になった方から5000円をお借りし、会後の飲み会などで3500円。残り1500円。帰りのタクシー(都タクシー)代金、これで足りるかと思ったら、なんと1570円。なので運転手さんに、ここで待っててください、家に取りに行ってくる、と言ったら、これでけっこうです、とのこと。70円おまけしてくれました!ほんとうにみなさまのご厚意、ありがとうございます。おおきに!!お財布わすれた

  • パルティータ 3番、4番ふたたび

    6月18日に開催予定だった、パルティータ3番、4番。当日午前中の地震のため、延期になっていました。あらためて、今度の土曜日に開催します。それにしても、パルティータって、バッハが生前、自費出版(当時は出版すること自体とてもたいへん)を考えた、最初の曲というだけあって、本当になんというか、凄い曲。たとえば今回弾く、4番ニ長調の、ウーヴェルテュール(序曲)!フランス風序曲の部分の大きな2拍子につづく、9拍子(3×3)のフーガ風ポリフォニー。あるいは、アルマンド。。。。!もう、アルマンドという範疇を越えていて、バスと内声のゆったりとした絡み合いの上に、繊細でこまやかなソプラノが、まるでレースを縁取ってゆくかのように延々と歌うのだが、さまざまな調性の照り陰りが、そのメロディを虹色のようにいろどって。。。パルティータ3番、4番ふたたび

  • 角川「短歌」

    角川「短歌」7月号(先月末発売)、ご興味あればご覧ください。「神楽岡歌会体験記」に私の歌が登場するのと、巻末の「短歌月評Ⅱ」を3ページ執筆しています。月評の方は8月号(もうすぐ発売)と9月号も担当します。それにしても、このアツサはなに。京都では38度越えが、たぶん10日くらい続いています。35度だと涼しい。^^角川「短歌」

  • 韓国対ドイツ

    すっげ~!スウェーデンが3点取ったので、ドイツ対韓国の方にチャンネル切り替えて、たぶんドイツが勝つだろうと思いつつ韓国を応援してました。そしたら、韓国ゴール!!きゃ~!!・・と同時に、赤ワインの入っていたグラスをひっくり返してしまい、テーブルの上は赤ワインの海。。。広げていた短歌の原稿とか、銀行の通帳とかが、、、、韓国対ドイツ

  • セネガル戦

    セネガル戦。BSの裏音声、OOコンビ=岡ちゃん+大越さん、めちゃおもしろい。プラス休憩時間の、その二人+ラモスと木村さんのやりとりも。それにしても「君が代」って、音楽的に(言葉の意味は置いておいて)、唯一無二のすばらしさ。セネガル戦

  • パルティータ延期となりました

    地震、みなさま大丈夫でしょうか。こちら京都市北区はまったく大丈夫です。ただ、今日開催予定だった「生演奏でバッハを」(NHK文化センター京都)は、延期となりました。代替開催日などは追ってお知らせします。パルティータ延期となりました

  • サッカーとバッハ

    明後日パルティータ3番4番弾くのですが、練習もあるしレジュメ作りもあるのにもかかわらず、ワールドカップが始まってしまいました!休憩や、夕食の時間を合わせたりして、TV観戦してます。野球はなんの興味もないのですが、サッカーはすばらしい!!フィールドの11人の位置のバランスの取り方が、まるでバッハの音楽のよう。つまり、一人がフィールド内で或る位置に移動すると、他の一人(or複数の人)は、バランスを取るために移動する。。。ポリフォニー音楽の中での、或る一つの音符は、他のすべての音符に支えられている、というか、その音符の位置が変わると、他がすべて崩れてしまう、というような。。。選手一人が、一つの音符のような。。。・・・それにしても、NHKの番組の、あの女のキャスター(?)、ちょっとひどすぎ(服を見ただけでわかりますね)...サッカーとバッハ

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コウノミサコさん
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河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌in京都
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