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  • 新潟色を塗る GM#164クハ76形を組む(その6)

    勤務先の近所で、年末にガソリンスタンドがひとつ廃業しました。春になって、解体工事が始まっております。ガソリンスタンドの建築は、安全性を確保するために非常に丈夫に作ってあるそうです。都市部ですから、さすがに地響きはしません。それでも、とくに先週1週間は、ときどき揺れました。今週は、どうでしょうね。さて。これも仕掛品です。3年半、工作が停まっていました。https://blog.goo.ne.jp/torinosanpo/d/20191007サロ75形に続いて、これを片づけましょう。まず屋根色を塗りまして、これをマスキングして車体の赤色を。好みで、クレオス#81「あずき色」を使っています。ひと晩乾かしてから、マスキングを続けます。カッターナイフで切れ込みを入れて、密着させます。貼り重ねます。前面は、ステップを...新潟色を塗るGM#164クハ76形を組む(その6)

  • できあがりました GM#181サハ75形を組む(その4?)

    菜種梅雨です。季節が感じられて、いい言葉だねなどとかみさんと話しております。肌寒いですけど。さて。サロ75形が完成しました。60年くらい前の横須賀線の2等車です。組み始めたのは2019年の秋https://blog.goo.ne.jp/torinosanpo/d/20191010でした。こんな世の中になると、まったく想像できませんでしたね。組み始めたときは、長岡区に転出したあとの晩年スタイルで組むつもりでした。車体中央部の切り継ぎの仕上げが気に入らなかったので、帯入りの塗装というすこし面倒な横須賀線時代を選び直し。塗り分けが単純だと、それだけで粗が目立ちやすくなりますから、という不純な動機です。2等表記は、40年くらい前のグリーンマックス製ステッカーに収録されていたもの。じっさいの文字色は、車体色の紺色の...できあがりましたGM#181サハ75形を組む(その4?)

  • 唐突ですが、塗り終えました GM#181サハ75形を組む(その3?)

    野球の国際大会、WBCが終わりました。決勝戦の日は仕事でしたので、中継を見ることは叶いませんでしたが、予選のリーグ戦から始まって、また日本戦に限らずいろいろと愉しみました。折しも、プロ野球のオープン戦もたけなわですが各国の代表チームによる試合中継を見たあとでは、どこかの地方大会を見ているような気がしてきます。さて。準決勝戦を見たあとのこと。お天気でしたので、前々から仕掛かりだったものをひとつ、塗り終えました。前回の記事は、たぶんこれです。2019年11月10日のブログ記事一覧-鉄道模型・色差し三昧屋根色を塗ったところで、終わっています。このあと…気になった歪を修正しようとして悪戦苦闘し…面倒くさくなってきて放置し…新潟色で組むつもりだったのが目移りし…2等車の等級帯を自家調合したあとで、クリーム、青色の順...唐突ですが、塗り終えましたGM#181サハ75形を組む(その3?)

  • 車体を塗る GM#407阪急通勤電車(その14)

    今年の花粉症は、例年になく激しいと聞きます。幸いなことに、ワタシは発症していないので助かります。とはいえ、気がつくと目がかゆかったりします。対岸の火事ではありませんね。さて。2か月前に塗装を落とした、阪急電車です。車体のヒケを消したかったのですが、道半ば。こうも手がかかってばかりだと、永久に完成できないような感じです。どこかでキリをつけて、塗ることにしました。ワタシのばあい、エアーブラシを使うときは屋外で塗るしかないので、真冬の間は、なかなか取り掛かる気になれません。ようやく、取り掛かる気になれたという事情もあります。前回同様、「西武ラズベリー」を下塗りにしました。ホコリの除去ができていなかったので、塗装面の研ぎ直し。下塗りは、3回ほど重ねました。さぞ丁寧に、と聞こえるかもしれません。実態は、ちりやほこり...車体を塗るGM#407阪急通勤電車(その14)

  • パンタは銀色 マイクロエース#A7070京王6000系増結2両の色差し(その3)

    このところ、朝の通勤で2回ほど振り替え輸送のお世話になることがありました。いろいろとたいへんなことではあるのですが、ふだん乗らない路線ですと、ちょっと新鮮です。おまけに、有難いことに2回とも途中駅から座ることができました。会社までは10分くらい、よけいに時間がかかっています。さて。京王電車です。パンタグラフを塗りました。銀色で全体を塗って…。あまり、珍しいことはしていません。それでも、塗ることで見栄えが違ってくるものですね。パンタは銀色マイクロエース#A7070京王6000系増結2両の色差し(その3)

  • 前幌の軽加工 マイクロエース#A7070京王6000系新塗装増結2輌(その2)

    給湯器が壊れてお風呂が使えないので、仕事帰りに銭湯に寄ります。会社から歩いて20分ちょい。ネットで調べてたどり着いたその銭湯は、ときどき社用車で通り過ぎる道沿いにありました。運転していると、気がつかないものですねぇ。さて。京王6000系の2輌編成です。増結車は、京王本線系統では新宿方、相模原線系統では橋本方に連結されていました。製品は乗入仕様車、すなわち相模原線系統ですから、橋本方に立つべくカプラーがセットされています。デハ6400形にアーノルド型、クハ6850形にダミーカプラーです。ワタシになじみ深いのは、本線系統です。新宿方に連結したい。そこで、デハ6400形にダミーカプラーをセットしました。前幌凛々しい、増結車です。本線系統と相模原線系統で共通の予備車がありまして、その車輌が本線系統に充当されたとき...前幌の軽加工マイクロエース#A7070京王6000系新塗装増結2輌(その2)

  • 増結車 マイクロエース#7070京王6000系乗入仕様車新塗装増結2輌の色差し(その1)

    10日ほど前から、自宅の給湯機が故障しております。なかなか厳しい日々でして。学生時代も、湯沸かし器の無い下宿で過ごしていました。しかも、部屋の中で氷が張るような寒冷地です。ストーブの上に載せたやかんのお湯だけが頼りでしたね。それでも、そのときは独り暮らしですし、何より若かったのだなと思います。手配中です。半導体不足の影響だそうで、日取りが読めないのですけどね。さて。阪急は、ひと休みです。まだ仕上げが終わっていない。しばらく前に入手したものです。京王6000系の増結車です。2輌編成ですから、なんとなくかわいいですね。製品のプロトタイプは地下鉄新宿線乗入仕様の晩年だそうです。デハ6400形には幌が取り付けられ、8輌編成の橋本方に増結されます。晩年のスタイルですので、パンタグラフはシングルアーム形。列車無線アン...増結車マイクロエース#7070京王6000系乗入仕様車新塗装増結2輌の色差し(その1)

  • 車体をのヒケを消したい GM#407阪急通勤電車(その13)

    日中のひだまりは、いいモノです。ガラス窓越しだと、なおさらいいモノです。おひさま、ありがとう。晴れて嬉しい日曜日でした。さて。塗装を落とした阪急電車。車体の成型時に生じた引けを消すべく、スポンジやすりをかけました。百均で買ってきたものです。800番から2000番をかけました。このように撮って、判りますかねぇ…?右側が仕上げたものです。これで、塗って効果があるといいのだけど。窓枠だけを残し、表示幕の枠や車側灯、靴ズリなどはすべて削り落としたほうが、おそらく仕上げやすいと思います。雨樋も、削ってしまってもいいかも知れない。貧乏性で度胸がないので、存置していますが。そんなこんなで、オハフ61形が先にでき上りました。今年最初の竣工です。台車は、手持ちがなかったので代用品です。車体をのヒケを消したいGM#407阪急通勤電車(その13)

  • 塗装は落としました GM#407阪急通勤電車(その12)

    何の気なしに、窓から外を眺めておりました。青空をバックに、バルコニーの柵。そこにとまる、一羽のカラス。そういえば、昨日も同じような時間にとまっておりました。居心地がいい場所なのかもしれません。見晴らしが効くからかな?さて。阪急電車です。穏やかな日でしたので、塗装を落としました。外に出て、シンナープールに漬けながら洗い落とすのは、楽ではないですから。サーフェーサーも、あらかた落とせました。せっかく仕上げた屋根の加工ミス跡を、ふたたび目の当たりにするのはがっかりですが。まあ、これで出直すことができるというものです。昨夏に上手く塗れなかった客車を1輌、仕上げなおすことができましたので、きょうは、それで、よし。塗装は落としましたGM#407阪急通勤電車(その12)

  • 塗り直すかね? GM#407阪急通勤電車(その11)

    住んでいる市の情報メールを登録しています。そこでは、新型コロナウィルスに関連して、市内の感染者数などが毎日配信されてきます。年末あたりから、「市内で〇人の方が亡くなりました」という文面が目立ちようになりました。それまでは、せいぜい月に1人くらいでしたので、その急増ぶりには驚きます。今までにない感じですね。気をつけましょう。さて。阪急電車の下塗り。下地が荒れてしまって、どうにもならないようです。いちど、塗装を落としたほうがよさそうです。今日は、放置。塗り直すかね?GM#407阪急通勤電車(その11)

  • なんとか下地を整えたい GM#407阪急通勤電車(その10)

    あけましておめでとうございます。毎年のことながら、寝正月であります。年末から咳がときどき出るので、なるべく養生することを心がけたのでした。年末など、気分的にも体力的にも、ろくに休めなかったですからね。仕事始めは5日です。4日からの方も、多いようですね。ワタシのばあい、年末は29日まででしたから、特別長いわけではありません。それでも、連休です。ありがたいことです。で、せっかくの連休だから工作が進むかというと…寝正月だったり、その前は大掃除だったり、言い訳は山のようにありまして。少しだけ、手を動かしました。阪急電車の続きです。下塗りしたところで、車体の成型時の引けなどが気になたのでした。サーフェーサーを吹いたときには気にならなかったのです。艶のある塗料で塗ると、違うのだな。100円ショップで買ってきたスティッ...なんとか下地を整えたいGM#407阪急通勤電車(その10)

  • 良い年をお迎えください

    今年も押し詰まってきました。例年のことながら、早いものです。この2~3年くらい、日々の暮らしから余裕がまったくなくなって、なかなか模型を作って遊ぶことができずにいます。それは来年も変わらないかな…?とはいえ。それでも振り返ればいろいろと作っているものです。1月。頂きモノの73形電車を仕上げておりました。南武線や総武線あたりに見立てるのも愉しいのですが、とりあえず子どものころの記憶に残る青梅線のサボを取り付けてあります。床下機器を並べ替えて遊ぶ、ということもしました。このあと、グリーンマックスから新しい仕様の床下機器が発売されました。でも、調べるのは愉しかったですよ。2月。頂きモノの旧型国電から、サハ48形を仕上げました。特に変わったことはしていません。KATO製103系の旧製品には、色差しを。この工作、何...良い年をお迎えください

  • 下塗りまで GM#407阪急通勤電車(その9)

    先週、親父とお袋が相次いで誕生日を迎えました。それぞれ86と80になります。お袋も、傘寿かぁ。聞いたら、未知の領域に踏み入れる気分だそうです。70を迎えたときとは、体調に差があるからだとのことでした。調べたら、「天寿」は250歳だそうです。80の3倍もの時を生きなければなりませんね。さて。板キットの阪急電車。非冷房のモニター屋根は、車体中心線を出してから、前後均等になるように位置決めして接着。基本的には、目見当です。パンタの位置は、現物合わせでずらすことにしました。試しに、手元にあったKATOの古くて大柄なPS16形を載せたら、あんがい似合うような気がします。グリーンマックス#20「西武ラズベリー」を下塗りとして吹きました。サーフェイサーを吹いていたはずなのですが、見落としていた傷があちこち出てきてびっく...下塗りまでGM#407阪急通勤電車(その9)

  • 掘り出してきた仕掛品 GM#407阪急通勤電車(その8)

    12月ですね。毎年のことながら、時が経つ速さを感じる季節です。さて。片づけていまして。サーフェーサーを吹いた車体が7輌分。放置状態だった阪急通勤型電車のキットです。京都線5300系とすることを考えていて、https://blog.goo.ne.jp/torinosanpo/d/20160923パンタ台の形状がちょっと異なることを教えられ、https://blog.goo.ne.jp/torinosanpo/d/20160926改造を試みたものの上手くいかず、https://blog.goo.ne.jp/torinosanpo/d/20161001とりあえず屋根上をまっさらに,https://blog.goo.ne.jp/torinosanpo/d/20161013したのでした。https://blog.g...掘り出してきた仕掛品GM#407阪急通勤電車(その8)

  • 電車をひとつ

    この秋は、わりと紅葉がきれいな気がします。うちの近所、住宅地での感想ですが、この数年の中では発色が良いように思うのです。なかなか出かけることができないのですが、ちょっと嬉しいです。さて。手元で半端な車輌をひとつ、適当に塗ってみました。現実には存在しない、自由形です。初期の鉄コレで、琴電73号として製品化されていたモノ。もとの塗装が良くないので、剥離したまま放置していたのでした。塗り替えただけです。自由形ですので、車番は適当に付けました。やや高めに記したら地方私鉄っぽくなるかなぁ…と思ったのですが、なんとなく奇異です。社紋とサボは欲しいな。元の製品のプロトタイプとなった琴電73号は、片運転台化されているのですね。幌を付けておきました。今のところ、相棒はいません。屋根上にゲート処理の跡があって、これが消せてい...電車をひとつ

  • 鉄コレ 近鉄820系の色差し(付け足し)

    今月に入ってから、仕事場にパートさんがひとり増えました。緊張感がひしひしと伝わってきます。仕事の要領がつかめるまで、もうしばらくはそんな日々が続きそうです。さて。色差しを終えたつもりだった近鉄電車。いろいろ雑誌などを見ているうちに、付け足したくなってきました。前面の床下にあるATS車上子です。t0.5のプラ板から作ってあります。厚めの材料ですが、ここは丈夫にしようと考えた次第。エアーホースも追加。HOゲージ用の荷物室窓保護棒から切り出し折り曲げたものです。ゴム系接着剤で取り付けました。パンタグラフの周りには、軽くウェザリングを。ベンチレーターの通風孔には、墨入れをしました。ふむ。台車や床下の抵抗器にも墨入れをしています。製品のままよりは良くなったでしょう、と自賛中。ATS車上子が、あんがいそれらしくなりま...鉄コレ近鉄820系の色差し(付け足し)

  • あるセットのこと

    11月3日も、晴れの特異日です。きれいな夕焼けでした。夜になって、叔父の訃報が入ってきまして。母方の長兄です。20年くらいは賀状のやり取りだけになっていたのですが、寂しいことです。1980年の夏だったと思いますが、その叔父が買ってくれたセットがあります。何かの用事でおじが上京した折のこと、帰りの飛行機の直前だっけ。Nゲージを手にして半年経たないころ。6輌で整った編成は、いちばん長い編成でした。ものすごく格好良く見えて、走らせない日でもケースを開けて眺めていたことを思い出します。まだ、手元にあります。もちろん、走ります。純一おじさんの冥福を祈りながら。あるセットのこと

  • 鉄コレ 近鉄820系の色差し(後篇)

    今週の週末の休みは、日曜日だけでした。勤務先は週休二日制ではないのです。ちょっと、疲れるときもあります。で。その貴重な日曜日、晴れてよかったなぁ。さて。近鉄電車です。手元のストックから、旧いキットのステッカーを取り出してきました。白抜き文字がきれいに抜けないためか、銀色で代用していたりするステッカーです。銀文字のものは、さすがに使う気になれません。さて、どこ行きにしようかなぁ。田原本線にしました。乗ったことも、見たこともないので、申し訳ない気もします。ずっとむかしは「たわらほんせん」と読んでいたことも白状しておきます。t0.3プラ板にで裏打ちしています。裏側には両面テープも貼っておきました。モ820形には、前面に幌を付けておきました。手元のパーツを使って、それらしく塗り分け。連結面の幌も、同じように塗り分...鉄コレ近鉄820系の色差し(後篇)

  • 鉄コレ 近鉄820系の色差し(中篇)

    暖かかったり、肌寒かったり。季節の変わり目で、調子が狂います。みなさまも、ご無理なさらないように。さて。小柄な近鉄電車820系。鉄コレの屋根は、ベンチレーターが一体成型です。色を塗り分けて、メリハリをつけようと思いました。ヒレのように前後に伸びる脚の形状も独特なので、マスキングして吹き付けることにします。なお、実車はの屋根板とベンチレーターはほぼ同じ色のように見えます。屋根板全体をマスキングして、ベンチレーターを吹き付けます。数多く同じ形のものをマスキングするときは、同じ個所を同じように貼り進めていくと、リズムがいいように思います。頭がいちいち考えなくて済むからでしょうね。小さな部分から、大きな範囲へ。貼り終えました。パンタグラフがあろうと無かろうと、ベンチレーターの間隔は同じだということが、判ります。車...鉄コレ近鉄820系の色差し(中篇)

  • 鉄コレ 近鉄820系の色差し(前編?)

    季節の変わり目ですね。体調を崩しやすい時期です。この週末は、よく身体を休めたいと思っているところです。さて。久しぶりに、既製品の色差し。数年前に発売された近鉄820系。縁あって、今ごろ手元に来ました。20m級4ドアという車体は、この国の通勤用電車のひとつのスタンダードであることは、ご存知のとおりでしょう。もちろん当てはまらない鉄道も多いのですが、それはともかく、20m級4ドア車体が定着する以前の車両は、さまざまな車体があって興味尽きないところです。近鉄の820系も、そんな車両のひとつ。ちょっと小柄な車体が、魅力的です。そんな魅力的な車輌が手元に来ました。鉄コレです。屋根が一体成型だったり、インテリアパーツが座席色で仕上げられていたりします。それは、気にいらない。分解します。ガラスが外れれば、ひと段落。とり...鉄コレ近鉄820系の色差し(前編?)

  • 鉄道記念日に

    ご存知のとおり、この10月14日で、この国の鉄道は150年を迎えました。その間、途切れることなく人々や物資を運び続けたのですから、大したものです。めでたい。とはいえ、個人的なことですが、ちょっと鉄道にわくわくできない日々が続いています。ひとつには、自分の環境から道楽を楽しむ余裕が消えてしまったこともあるのですが、それよりも…。最近の鉄道に幻滅するいちばんの理由は、混雑が収まらないこと。コロナ禍明けで利用者数が戻らないから経営が厳しくなったという事情は、いちおう理解できます。とはいえ。この国の鉄道は、輸送力の確保と増強に向けて、日々を重ねてきたのではなかったかな、と。いつか混雑が解消できる日を目指して、投資を続けてきたのではなかったのかな、と。25年くらい、通勤で電車を利用しています。25年前に比べると、朝...鉄道記念日に

  • いただきモノを仕上げる(その13 ぶどう1号塗りのマニ31)

    ずいぶんと、涼しくなりました。金木犀が、香っています。みなさまのところは、いかがでしょうか。さて。先生から頂いた車輛の中に、ダブルルーフの荷物車がありました。1931~1932(昭和5~6)年度に18輌が作られたマニ31形です。ワタシが生まれるころまでに、ほぼ全車が引退しました。重厚なスタイルが気に入ったので、車体を「ぶどう1号」で塗り直しました。おおむね1959(昭和34)年以前の塗装となります。黒光りするような客車になりました。当時は尾灯の周りに赤色の反射板を付けて運用されていたようなので、それらしく塗ってあります。「ぶどう2号」塗りの客車と並べてみました。奥のマニ60形はグリーンマックス#2「ぶどう色2号」で塗ったもの、手前のマニ31形がガイアカラー#1010「ぶどう色1号」で塗ったものです。色味の...いただきモノを仕上げる(その13ぶどう1号塗りのマニ31)

  • 旧型客車を何輌か組む(その10 10年目のGMオユ14が出来上がる)

    ワタシの両親は、ともに高知県の出身です。台風の多いところですね。子どものころ、祖母に聞いたら、やはり室戸台風は怖かったそうです。今回の台風14号の気象情報を聞きながら、思い出しました。みなさま、ご無事だったでしょうか?さて。2012年11月に着工したらしい郵便車が、ようやく完成しました。10年近い期間のうち、ほとんどは放置していたのですが。カタチになれば、嬉しいですよね。粗があったにせよ。今回は、クーラーのルーバーの墨入れが、濃すぎました。いずれ、直そう。実車どおりに窓を埋めた郵便室側の貫通ドアですが、跡が残りました。画像では判らないですが。こんど作るときには、ドア全体を新製したほうがよさそうです。雨樋の高さを変えたのは、悪くなかったかなと思います。採光窓も、くり抜きました。下半分が曇りになっている区分室...旧型客車を何輌か組む(その1010年目のGMオユ14が出来上がる)

  • いただきモノを仕上げる(その12 スハ32とオハ35)

    ブドウですとか、梨ですとか、美味しい季節です。これが過ぎると、寒い冬が来るのですが…。今のうちに、味わっておきましょう。さて。板キット組みの旧型客車。1~2輌くらいづつ、仕上げております。1年くらい前にいただいた車輛も、ようやく少し。戦後型のオハ35は、グリーンマックス製のキット組み。青いほうは直江津の2793番、茶色いほうは福島の2834番としましたが、どちらも、とくに意味はありません。屋根は鋼板張りですので、明るいグレーとしました。小窓のスハ32は、中村精密製のキット組み。飯田町の2494番としました。床下に電気暖房関連の機器を足すべきですが、まだです。グリーンマックス製と中村精密製の床板を並べてみました。何やらパイピングの表現があるだけで、精密感が違いますね。いただきモノを仕上げる(その12スハ32とオハ35)

  • できあがりました(モデル8製ED31形を仕上げる その5)

    お天気に恵まれた土曜日。お誘いを受けまして、路線バスに乗ってきました。渋谷駅発新宿経由新橋行きの京王バスです。日に3便運行されています。スクランブル交差点を直進し、代々木公園の森を見て、新宿西口の高層ビル群を見上げ、新宿御苑をかすめ、半蔵門に突き当たり、北の丸公園を通り抜け、行幸道路越しに東京駅を見通し、銀座を横切り、汐留停車場を通り過ぎ、1時間20分ほどの旅路でした。来週からは、東京駅八重洲口行きに変わるそうで、その記念です。おもしろいバス路線だったので、写真は撮っていません。機会があれば、ぜひどうぞ。さて。その集まりの席上で、引き渡してきました。実車は5輌いましたが、手すりの形状にいくつかバリエーションがあったそうです。わりと近いものから2号機としましたが、それでもやや細部が異なります。前面窓が、小さ...できあがりました(モデル8製ED31形を仕上げるその5)

  • 旧型客車を何輌か組む(その9 続・紙工作)

    ひと雨ごとに秋が来る…そんな季節ですね。まだ、降れば蒸し暑くなるだけですが。手元の携帯で、雨雲のようすを一目で見ることができます。愉しいです。電車に乗っているときなど、どこに雨と曇りの境界があるのか、気になったりします。路地ひとつの違いで道が濡れていたりしますから、おもしろいです。さて。紙工作の仕切り板の話し。どのくらい差が出るのか、撮り比べてみようと思い立ちました。車掌室付きのオハフ61形で、比べてみます。キットのままですと、仕切り板はこれだけです。キットの説明書では(室内装置を作る人以外あまり意味がありません)なんて書かれています。紙工作で、仕切り板を追加したものが、こちら。便所と車掌室を囲みまして、向こう側が透けないようにしてあります。車掌室側です。キットの仕様のままのもの。仕切板を足したもの。貫通...旧型客車を何輌か組む(その9続・紙工作)

  • 旧型客車を何輌か組む(その8 紙工作)

    土日で二日間の休みです。先週は日曜日だけでしたから、余裕があってありがたいです。こんこんと、昼寝をしておりました。疲れが少し取れたようです。さて。手元のボール紙です。クレオス#28「ダッグエッググリーン」を筆塗り。2回重ねています。裏側は、こんな感じで化粧が無い、ごく普通のボール紙です。どこで手に入れたかも覚えていないような。仕切板を作ろうと思ったのでした。ボール紙ですから、切るのは簡単。現物合わせの調整も、ラクラク。プラ板で作るよりも、ストレスがありません。内装の仕切り板だから、ですが。車掌室の仕切り板は、L字型に曲がります。ここで曲げやすいということが、紙を選んだいちばんの理由です。曲げるだけ。ゴム系接着剤「Gクリヤー」で留めています。直角や並行には、やや無頓着な気楽な工作。便所側の仕切板は、アレンジ...旧型客車を何輌か組む(その8紙工作)

  • 旧型客車を何輌か組む(その7 キット組みと完成品加工と)

    連日のように、傘を片手に通勤しています。ちょっと、荷物な気がします。まぁ、日照りで暑いのも大変ですから…。さて。車体の塗装が終わったものは、窓のHゴムなどを塗り分けていきます。郵便車などは、Hゴム支持の窓が多いので軽く1時間以上かかりますね。2~3回くらいは塗り重ねて、太さと色ムラを整えていきます。スハフ42形は、窓ガラスを入れました。いちおう、完成したということになります。室内の仕切りや座席を作ればもっと充実するでしょうけど、仕掛品が多く溜まっているので、いちおうのところで区切りとしました。とはいえ、大きなアーノルドカプラーが目立ったりしています。まだまだ手を入れる余地はたくさん。ところで。色差ししてある完成品を8両ほど、手放すことにしました。置き場所に困りつつありますから。市販の完成品はスマートです。...旧型客車を何輌か組む(その7キット組みと完成品加工と)

  • 旧型客車を何輌か組む (その6 車番を何輌か決める)

    「ツクツクホウシは嫌いなんだよね」ワタシが小学生のころ、お袋が言ったことばです。ツクツクホウシが鳴くのは8月の後半に入ってからだから。夏休みが終わってしまうから、というのがその理由でした。以来40年以上、毎年この季節になると思い出します。さて。インレタで車番を入れました。とくに特定の列車として仕上げようということではありません。ですから、車番は何でもいいのです。だからこそ、何番にしようか迷うのです。いろいろ調べまして。いただきもののナハフ11形は2018番。長らく尾久の配置だった車輌です。スハフ42形は2271番。長野の配置です。いや、学生時代に信州にいたからね。ぶどう1号に塗ったオハフ61形は435番。1958(昭和33)年当時は松本の配置です。中央東線で活躍したかもしれない。同じくぶどう21号に塗った...旧型客車を何輌か組む(その6車番を何輌か決める)

  • 旧型客車を何輌か組む(その5 マスキングのずれを修正する)

    一日の仕事を終えようというころ、窓の外がとっぷり暮れていることも増えてきました。日が短くなってきましたね。つるべ落としの季節です。つるべ井戸で汲んだことは、ないなぁ…。さて。承前。マスキングの線がずれた1輌です。もういちどマスキングをしてから、修正しました。仕事でも似たようなことをするときがあるので、いまいち気晴らしになりません。雨樋に当て付けでマスキングテープを貼ったので、ずれたのです。そこで、やり方を変えました。まず、マスキングテープを、雨樋を包み込むように貼ります。そして、雨樋の段差をガイドに、カッターの刃を入れて切り出します。こんな感じですね。このあと、吹き付けて修正しました。撮ってはいませんが、直せましたよ。旧型客車を何輌か組む(その5マスキングのずれを修正する)

  • 旧型客車を何輌か組む(その4 オユ14形の貫通ドア)

    近所の薬局で、抗原検査キットを買ってきました。製薬会社の作った動画も参考にしまして、いざ検査。陽性反応が出たらちょっと大変ですので、結果が出るまでの15分余りがもどかしい。ちょこちょこ試薬を覗き込んだりして、落ち着かなかったですね。さて。承前。雨樋の位置を直した、グリーンマックス製のオユ14形。明かり窓の数が実車と違うと教わりました。なるほど。ここで1個、足りないのですね。左側に1個足せば、実車どおりになります。どうしようかな、と迷いました。迷った結果、そのままにすることにしました。教えていただくまで気がつかないということは、自分としては実車のイメージからはさほどかけ離れていないわけです。だから、気にするのはやめました。下手にこだわると、いつ完成できるかわからなくなってしまう、というのも理由です。そのかわ...旧型客車を何輌か組む(その4オユ14形の貫通ドア)

  • 旧型客車を何輌か組む(その3 塗る)

    先日、夕方にヒグラシの声を聞きました。夏も終わりですねぇ…。この風情、好きです。いささか、寂しくもあり。さて。グリーンマックスの客車キットを何輌か組んでいるところです。車体は、屋根板を先に塗っておきました。乾燥待ちの間に、床板を塗ります。床上側と床下側で塗り分けました。床上側ですが、スハ43系以前の形式は木床ですので、ブラウンに塗っています。屋根板が乾いたところで、車体を塗るためにマスキングを始めました。わりと、手間です。5輌くらいあると、あっというまに1~2時間経っているような気がします。今回は、「ぶどう1号」で塗りました。手元にナカセイ製のD50やC54があるので、それに似合いの客車を用意したいのです。また、ワタシが知ったころには淘汰が進んでいたオハ61系も、現役真っただ中の時代があったはずで、それを...旧型客車を何輌か組む(その3塗る)

  • いただきモノを仕上げる(その11 GMキット組みの郵便車)

    家族でひとり、39℃台の熱が出ました。抗原検査を受けて、陽性反応。ということで、おとなしく閉じこもる週末でした。ワタシ本人は、ぴんぴんしております。換気と、マメな消毒を心がけますから、ご心配なく。さて。昨年、恩師から譲り受けたhttps://blog.goo.ne.jp/torinosanpo/d/20210924うちの一部です。グリーンマックス製のキットを組んだ郵便車。もともとは青色で塗られていたモデルですが、「ぶどう色1号」で塗り重ねました。現行の茶色よりもやや暗めの色合いが特徴です。1959(昭和34)年6月より前の時期の仕様になります。まぁ、細かい粗はいっぱいあるのですが、眼を瞑って。窓下の〒マークは、車輛によって位置に差があるようです。所属表記が車番の上に来るのが、この時期のレタリング。手持ちの...いただきモノを仕上げる(その11GMキット組みの郵便車)

  • 旧型客車を何輌か組む (その2 10年目のGMオユ14)

    夏休み中に、眼鏡を新調しました。今年に入ってから視力が落ちていたので、気になっていたのです。年齢ゆえに、とうとう遠近両用レンズを導入しました。で、新しい眼鏡をかけての通勤も2日め。階段を降りるときなど、ちょっと高低感が掴みにくいときがありまして、20年以上通いなれたはずの駅で、妙に慎重になっているときがあります。慣れるでしょうけどね。さて。数輌の客車を組んでいるうちに、仕掛かり途中の郵便車を1輌、見つけました。過去の投稿を検索したら…https://blog.goo.ne.jp/torinosanpo/d/20121102ほぼ10年前のことのようです。雨樋の高さが気になるので削り取り、区分室の明かり窓をくり抜いていたのでした。車体を箱に組み、乾燥待ちのまま10年近くが過ぎていた模様です。ようやく、雨樋を接...旧型客車を何輌か組む(その210年目のGMオユ14)

  • 旧型客車を何輌か GM#115 スハ32形などを組む(その1)

    夏休みです。5日間の連休です。久しぶりに、夜更かしをしております。残り、あと1日だけですが。夏の夕暮れ時の空を見上げる時間が取れます。いいなぁ。少しづつ、秋めいてきましたね。お盆休みが終わると、夏が終わる気配が迫ってくるような気がします。さて。またぞろ、キットを引っ張り出してきました。グリーンマックス製の旧型客車です。画像はスハ32形ですが、ほかにも在庫から少々。この手のキットの宿命として、ベンチレーターの取り付け位置を自分で決める必要があります。で、ワタシのばあいの、いい加減な方法。まず、中心線を出します。定規の任意の点を中心として、左右が均等になるように屋根板に乗せると、簡易的ですが中心線が出せます。それを何カ所か、描き込みます。もちろん、鉛筆ですよ。ひとつひとつの精度が低かろうという前提で、何カ所か...旧型客車を何輌かGM#115スハ32形などを組む(その1)

  • 飯田線を乗り通して(その26 さらば213系)

    16時12分、天竜峡発の225M列車は、無事に終着の茅野に着きました。いつもかどうかは判りませんが、ワタシが乗ったときには豊橋からの511M列車も同じ編成でした。途中の天竜峡で一時引き上げたとはいえ、この車輌に8時間くらいお世話になったのです。振り返ればあっという間ですが、名残惜しいですね。豊橋で朝日を浴びていた電車が、茅野で夕日を浴びています。JR東海の大垣区に所属する車輌です。車体の車番表記の撮っておこう。また乗れる機会があるとは、限りませんから。折り返しは、平岡行きになるようです。終着の平岡には21時47分に着く222M列車ですね。11時33分に通ったところに戻るころには、そんな時間です。飯田線は長いなぁ。跨線橋を渡るとき、この電車の屋根が見えました。待ち合わせ時間が半時間ほどありますので、途中下車...飯田線を乗り通して(その26さらば213系)

  • 飯田線を乗り通して…(その25 さらば天竜川)

    天竜峡発茅野行き225M列車は、辰野15時42分発です。2分停車している間に、乗務員がJR東日本の社員さんに替わります。発車して、間もなく天竜川を渡ります。千代~天竜峡間以来、だいたい3時間半ぶりですな。このあと岡谷駅に着く手前でもういちど、天竜川は渡ります。ですが、そちらでは車窓から川面はほとんど見えません。川岸~岡谷間です。谷間が広がりつつありますね。列車は諏訪平に入ってきました。天竜川の水源は、岡谷駅にほど近い諏訪湖の釜口水門です。間もなく、お別れです。朝方、浜松駅手前で渡ったな。昼前には佐久間あたりでも渡ったなぁ。15時55分、岡谷到着。このまま列車は、中央東線を茅野まで直通します。岡谷~下諏訪間の横河川が、フォッサマグナが通っているところでなかったかな。この画僧は、その近辺。下諏訪~上諏訪間では...飯田線を乗り通して…(その25さらば天竜川)

  • レタリングなどなど (モデル8製ED31を仕上げる その4)

    空を見上げながらの夕涼み。夏という季節を感じて、好きです。これは先の日曜日の撮影ですが。ええ。まだ週半ばですね。さて。お預かりのキット。こんなオプションパーツがありました。社紋などのインレタです。薄々予想はしていたのですが、やはり、なかなか転写できませんでした。何年前のものだろう?なんとか社紋だけは転写し、すぐさまクリヤーを吹いて表面保護。なお、検査表記は手元にあったエンドウ製のインレタです。よく見れば、まったく実機と違うけど。ライトグレーを吹いてあったキャブインテリアは、細々と色差し。なんとなく、こんな感じかな、と。いくつかのサイトが、いい参考となりました。感謝。台枠の連結器台座なども、塗り分けておきました。テールライトは、車体色ですね。レタリングなどなど(モデル8製ED31を仕上げるその4)

  • 飯田線を乗り通す(その24 とうとう辰野へ)

    4か月前の旅行記です。15時17分、伊那松島に到着です。豊橋起点187.1km。辰野まであと残り8.6kmですが、ここで8分停車。せっかくですから、途中下車します。駅前通りに出ましたが、こんなに坂があったっけ?人の記憶というのは、曖昧なものです。少し行けば、三州街道に出ます。まだ古い建物が残っていかなと気になりましたが、ちょっと時間がありません。駅に戻りました。駅本屋はワタシが学生のときに建て替えられたものです。あれから30年経っていますね。ご存知のとおり、伊那松島には機関区がありました。機関区という組織は国鉄時代になくなりましたが、その後も車両基地としての機能は活きています。とはいえ、貨物列車が廃止されて機関車の常駐もなくなり、寂しくなりました。定点撮影ではありませんが、1991年と比べると建造物が減っ...飯田線を乗り通す(その24とうとう辰野へ)

  • 伊那電の機関車を塗る(モデル8製のED31 その3)

    この1週間で、ワタシの身の回りでも、発熱したりコロナ陽性の診断を受けたひとが続々と出てきました。とりあえず、自分としては熱は出したくないので、手洗いには気を遣おうと思うところです。さて。お預かりの元伊那電ED31形。下塗りをして、しばらく乾燥させました。やや不揃いなボンネット裾部の穴が気になりましたが、これ以上整えようはないですね。いちおう、ピンバイスで掘り直しておきました。施主の希望は、近江鉄道仕様です。それも、やや使い込まれた色調にしたいのだとか。伊那電仕様じゃないのね…とぼやいても始まりません。屋根と室内をマスキングしました。車体色は、自家調合です。クレオス#34「スカイブルー」とグリーンマックス#14「灰色9号」がベースです。クリヤーブルーとクリヤレッドを微量足して調整しました。こういうときの常で...伊那電の機関車を塗る(モデル8製のED31その3)

  • 飯田線を乗り通す(その23)

    仕事先で、今年初めてセミの声を聞きました。猛暑と戻り梅雨という今年の気象のせいなのかもしれませんが、かなり遅く感じます。地球上における昆虫類の絶対数が急減しているという話しも聞きますので、気がかりでもあります。さて。4か月前の飯田線乗車記。伊那北を出ましたので、あと少しです。田畑駅です。東京の田端と表記は違いますが、読みは同じですね。車窓に見える浸水危険区域。標高が3.2mということでは、もちろんありません。近くを流れる天竜川の平水位と比べた値でしょう。季節は3月です。今の時期なら、まったく違った色彩のはず。北殿駅。そういえば、乗り降りしたことなかったな。木ノ下駅。こんもりした木陰は、木下神社の社叢です。三州街道、のちの国道153号に面したお社です。15時を過ぎ、3月の陽は傾き始めています。振り返りながら...飯田線を乗り通す(その23)

  • 飯田線を乗り通したついでに 伊那電の機関車(その2)

    3連休でした。ありがたや。後半は、お天気にも恵まれました。プランターのミニトマトも、収穫期です。さて。伊那電から近江鉄道に渡ったED31形機関車です。エポキシ接着剤でがっちり止められていたヒューズ箱は、取り外します。磨いておきました。ヘッドライトも、接着剤でがっちり。丈夫なことはいいことです。ですが、さすがにこのまま塗ったら、山盛りの接着剤が目立つはず。小型のノミを使って、取り去りました。傷は、できるだけ消したいのだけれども。2時間ほどかかって、いちおう下地が整いました。サンポールで洗っておきます。塗装前の記念撮影。下塗りも兼ねて、明るいグレーで塗っておきます。飯田線を乗り通したついでに伊那電の機関車(その2)

  • 飯田線を乗り通す(その22 伊那市、伊那北)

    ほぼ、ひと月の間、ブログが停まりました。お久しぶりです。いろいろありまして間が空いたわけですが、あまりに空きすぎると、再会するまでがおっくうになってきます。そうこうしている間に、梅雨が明け、猛暑が続き、そして台風崩れ。再掲です。伊那市駅。駅前は、こんな感じでした。1997年2月の撮影です。駅前のバスは、JRバス高遠線。現在も運行している路線ですが、この春からは駅前には乗り入れなくなったようです。雰囲気は変わったのかな?降りる間もなく、列車は発車します。30年の学生時代と比べて、駅前はあまり建て替わっていないように感じました。どうなのでしょう?上の画像と比べようにも、ちょっと画角が違うようです。何度となく通った踏切です。それだけで、嬉しい。小沢川を渡ります。滝のような急流とはこのような川のことを云うのだ、と...飯田線を乗り通す(その22伊那市、伊那北)

  • 伊那電の機関車

    えかきうたに「6月6日に雨ざぁざぁ降ってきて」というフレーズがあります。毎年、この6日を迎えると、それが頭に浮かびます。今年は、雨でした。さて。塗ってほしいという依頼を受けました。近江鉄道ED31形、モデル8の製品です。なんでも、ハンダ付け完成品を手に入れたそうで。前面窓が小さな、凸型電気機関車です。実車は1923(大正12)年に、伊那電気鉄道のデキ1形として6輌が作られました。国鉄への買収によりED31形となり、そののち近江鉄道に払い下げられています。国産黎明期の電気機関車として知られ、近年まで全車が生き残っていました。3号機が、生まれ故郷の東芝に引き取られたということです。塗ればいいので、まずは分解します。これが飯田線を走っていたんだよなぁ…などと言いつつ。よく見ると、接着剤がはみ出したりしています。...伊那電の機関車

  • 飯田線を乗り通す(その21 伊那市まで)

    自宅のバルコニーで、ヒマワリなどを育てています。だいぶ大きくなってきました。5月の天気が良くなかったせいか、アサガオの生育は遅れ気味です。さて。飯田線茅野行き225M列車は、駒ヶ根を14時40分に出ました。駒ヶ根の市街地にある、おそらくNTTの電波塔です。とくだん、ご紹介するようなモノではありませんが、学生時代いつも見慣れていたもののひとつ。なんとなく、再会が嬉しくて。14時47分、宮田。反対側の車窓も、無理して撮ろうとしてます。きょろきょろ、落ち着かない客ですな。見慣れた風景が嬉しいだけです。14時49分、赤木。行政区域は、伊那市に入りました。心の中は、ぱたぱたしてます。学生時代に、このあたりで撮ったものをひとつ。1991年5月です。14時56分、下島。線路に沿って、旧道が。車でも何度も走ったし、路線バ...飯田線を乗り通す(その21伊那市まで)

  • 飯田線を乗り通す(その20 中田切川)

    自宅のPCの調子が悪くなってきました。寿命かなぁ。さて。飯島、田切と北上してきまして、中田切川を渡ります。田切のオメガカーブとして知られる撮影地ですね。中田切川が刻んだ深い谷を越えるために、上流側にぐるっと迂回します。速度制限が40キロくらいかと思われる急カーブの線路です。こんな感じですね。これは1991年5月の撮影。南アルプスを背景に中田切川を渡るという構図が、飯田線写真の定番のひとつです。ワタシでも、このくらいは撮れました。お天気に恵まれたっけな。2022年3月に戻りまして、車窓から白い河原の中田切川。それだけ、土砂の移動が激しいということでもあります。ぐるっと谷を迂回するところを上流側から眺めると、こんな光景です。こちらは1991年10月。西から東を望み、背景に中央あるプルの山々。いまこの構図で撮る...飯田線を乗り通す(その20中田切川)

  • 飯田線を乗り通しながら(その19 伊那本線)

    寄り道的なお話し。30年くらい前に発売されたキットです。ご存知のかたも、多いでしょう。箱の裏面が、ジオラマの台紙としても使えるようにデザインされています。これを見るだけでも、わくわくしてきますね。バスの営業所のキットですが、路線バスのキットも1台付属しています。当時のミニカーモデルにあわせて1/144スケールで制作されたキットです。最近のバスコレクションと比べると、ひと回り大きくなります。で。キット説明書のうち、バスの部分。伊那バスです。飯島駅行きです。学生時代に見覚えのあるバスですよ。キット付属のデカールです。説明書のイラストにある「旧道経由」の文字は、●●。印刷の限界だったのでしょうね。さて、飯島駅行きの伊那バスです。30年以上前のことですが、飯田線に並行するバス路線がありました。辰野~伊那松島~伊那市~宮...飯田線を乗り通しながら(その19伊那本線)

  • 飯田線を乗り通す(その18 飯島町)

    七久保から10分あまりで飯島に着きます。列車は、上伊那郡に入っています。同じ伊那谷でも、下伊那と上伊那の境界辺りは、わりとお客さんが少なめです。駅名でいうなら、伊那大島と飯島の間くらいでしょうか。七久保の手前、高遠原から飯島町の町域に入ってはいるのですが、お客さんが増えてくる気がするのは、たいがい飯島からです。飯島駅あたりの、どうということのない車窓です。それでも、見慣れた山々に出会えて、心地よい。停車時間は、僅かでした。せっかくですので、1991年当時の写真を出します。こんな風情の駅でした。辰野行きの貨物列車です。撮っている地点は、むかしの貨物ホームだったところで、列車は入ってきません。天竜峡行きの115系。さきほどの元貨物側線には、工事用車両が停まっています。線路脇には農協の保冷倉庫。今もあったかどうかは、...飯田線を乗り通す(その18飯島町)

  • 飯田線を乗り通す(その17)上片桐と七久保

    ちょっとうかうかしているうちに、月日はどんどん経って行きます。あな、おそろしや。さて。飯田線の乗車記。今回は、むかし話です。ワタシが伊那で学生時代を送ったのは、1990年代の前半でした。当時、飯田線の北部では貨物営業をしている駅が4駅ありました。元善光寺、上片桐、七久保、沢渡です。元善光寺は石油とLPガス、七久保は石油、上片桐と沢渡はセメントが主な扱い品目でした。上片桐と七久保の貨物側線は、1991年の3月に見に行っております。雨の日でしたから、あまりよく撮れてはいませんが。まず、上片桐。辰野方にある踏切から、上片桐の駅構内と豊橋方を望んだところです。画面右側に側線があり、タキ1900形が留置中です。同じ踏切から、辰野方を望んだところです。右側に曲がっていく線路が、本線です。上り勾配になっているのがわかります。...飯田線を乗り通す(その17)上片桐と七久保

  • 飯田線を乗り通す(その16 下伊那から上伊那へ)

    飯田線乗車記、まだ終わりません。あんがい長くなりました。伊那大島まで来ました。豊橋から143.1km、辰野まではあと52.6Kmですから、3/4くらいまでは来たことになります。天竜川の段丘に駅があります。ですから、眺めが効きます。爽快ですよ。伊那大島駅は、下伊那郡松川町の中心部です。松川町は天竜川の両岸に広がっています。学生時代には、縁があって左岸側の山村に足繫く通いました。谷沿いではなく尾根伝いに道があり、尾根の際に民家があるというような地域です。今までそんな地域があることを知らなかったので、当時は驚いたものでした。尾根に住むということは、水は不便ですが、崩れる心配がないそうです。無人駅ではないのですが、この駅も閑散としていました。30年前は、もう少しお客さんがいたと思うのです。伊那大島では7分の停車。出まし...飯田線を乗り通す(その16下伊那から上伊那へ)

  • 飯田線を乗り通す(その15)

    天竜峡発茅野行き225M列車です。飯田駅13時3分到着。なじみ深い町ですが、停車時間はわずかに1分。大人しく、座席で過ごしました。半分くらいのお客さんが入れ替わったかな。反対側のホームには、JR東日本の211系が停まっていました。長野6時31分発、飯田11時14分着の210M列車として運用されてきたようです。よく見たら、クモハ211形は前パンタ撤去車でした。一時期、千葉県内を走り回っていたことがある編成ですね。長野からの直通列車、むかしは快速列車、もっとさかのぼれば急行列車でした。1995年10月では長野7時ちょうど→飯田10時30分快速「みすず」1979年3月では長野8時2分→飯田11時33分急行「天竜2号」という列車のなれの果てです。3時間半で走破していた区間を、4時間40分余りかけるようになりました。いや...飯田線を乗り通す(その15)

  • 飯田線を乗り通す(その14 茅野行き225M列車)

    天竜峡で26分の接続です。茅野行き225M列車も、213系で運用されるということを聞いていたので、狙っていました。213系が茅野まで乗り入れるのは、この列車だけです。茅野行きとして入ってきた車輌は、先ほどまで乗ってきた編成でした。いちど留置線に引き上げていますが、豊橋から茅野まで通す運用なのですね。ワタシが学生のときも、伊那を夕方に通る茅野行きがありまして、それは豊橋からの直通でした。1995年10月号ですが、そのころの時刻表を調べたら、2721M豊橋10時34分→茅野16時54分という列車がありました。現在は511M豊橋8時11分→天竜峡12時7分225M天竜峡12時33分→茅野16時12分となっています。茅野到着が40分ほど繰り上がりましたが、豊橋の発車は2時間半くらいも繰り上がっています。新城で10分、三...飯田線を乗り通す(その14茅野行き225M列車)

  • 飯田線を乗り通す(その13 てんりゅうきょう)

    12時7分、豊橋から乗ってきた511M列車は、終着の天竜峡に着きました。豊橋から116.2km、3時間56分の旅路でした。乗り換える予定の茅野行きは12時33分発です。20分余りありますので、途中下車して改札口を抜けることにします。今までたどってきたレールが見えます。あのカーブの先が、遥か豊橋へのレール。駅舎は1927(昭和2)年の開業時からの洋風建築です。リニュアルはしているそうですが。さほど広くはない駅前広場には、観光案内の地図があります。左手に行くとすぐに、先ほどの駅舎の建っているところがあります。画面左奥手にトラスが見えますが、これが天竜川にかかる橋。すなわち、改札口を抜けてものの1~2分で、天竜川を見下ろすところまで歩けます。トラス橋は現在車道として使われており、隣りに歩行者用の橋があります。これは、...飯田線を乗り通す(その13てんりゅうきょう)

  • 飯田線を乗り通す(その12)

    平岡駅を出ます。狭い山間地を工夫して人々が暮らしている景観は、好きです。いろいろと制約は大きいのですけど。下伊那に入りまして。学生時代にお世話になった方々や知り合いの顔が、いくつも浮かびます。今回の飯田線乗車は急に決まった話しでしたし、同行者もいました。とはいえ、あちこち不義理で申し訳ないなぁ…などと思いつつ。さて。このあたりは、トンネルの連続です。なかなか車窓を撮る機会が得られません。天竜川の流れを見下ろしたり、河岸の木立を見上げたり。もっとも、近くの座席で始終連続でシャッターを切っていらっしゃる方がいて、喧しかったなぁ。温田駅は、泰阜村の中心地です。阿南町から売木村への路線バスも発着しています。信南交通のバスがいつも待機している思い出があるのですが、すでに撤退していますね。調べましたら、平日でしたら数分後に...飯田線を乗り通す(その12)

  • 飯田線を乗り通す(その11 天竜川に沿って)

    飯田線で最も長い大原トンネルを抜けると、大嵐に着きます。ここから、線路は再び天竜川に沿うようになります。駅が位置するのは静岡県、しかも浜松市です。大きな市域ですねぇ…。吊り橋が見えますが、その下に流れるのが天竜川で、対岸は愛知県となります。駅の乗降客はほぼすべて、対岸の愛知県側の利用者だそうで、おもしろいですね。その対岸は。かつては、島嶼部を除くと日本でいちばん人口が少ない自治体でした。富山村といい、「とみやま」と読みました。なお、この村への郵便配達は、水窪から大嵐まで飯田線に乗ってくるそうです。静岡県と愛知県が入り混じった生活圏です。いわゆる「秘境駅」として知られる小和田駅。1992年度の日平均乗車数は1人でしたが、翌年には10人となりました。その理由は、みなさまご存知だと思います。ここも、駅があるのは静岡県...飯田線を乗り通す(その11天竜川に沿って)

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