遅くなりましたが、アメーバでの新ブログはこちらです。新ブログまだ少ししか書いていませんが、観た映画もたまってきたので、急いでアップしたいと思います。今度からもっとこまめに更新するつもりです。が、どうなることやら…内容は今までと同じです、たぶん。
このブログを始めたのは、2006年8月29日でした。何ともうすぐ14年になるのですね。こまめにアップすることができなくて、観た映画さえ3、4本たまってから感想を書くといった具合、ここ数年は月に2回程度のゆるーい更新でした。ひとつ前の記事が、ちょうど500本目というキ
「レ・ミゼラブル」「ジョン・F・ドノヴァンの死」「シェイクスピアの庭」
コロナで劇場が閉まる前に観た映画3本です。アップするのを忘れていました。どれも地味だけどいい作品です。特に「レ・ミゼラブル」は今こそ観るべき内容だと思います。きちんとした感想が書けなくてすいません…
「ジュディ 虹の彼方に」「男と女 人生最良の日々」「スキャンダル」
「ジュディ 虹の彼方に」ジュディ・ガーランドの伝記映画だが、47年という短い生涯の最晩年に焦点を当てている。オスカー主演女優賞も納得のレネー・セルヴィガーが、歌唱も含めて大熱演。ジュディは16歳の時、「オズの魔法使い」に主演し、歌と演技が認められて一躍スタ
新型コロナウイルスの影響で、4月8日ごろから首都圏の映画館が次々に休館し、今はもう劇場ではまったく映画を観られなくなってしまいました。公開予定の作品も見送りとなり、いつ封切れるのか目途さえたてられないようです。洋画の場合、本国での公開が遅れているのですから
「ミッドサマー」「ラスト・ディール」「ダンサーそして私たちは踊った」
「ミッドサマー」前作「ヘレディタリー」は、並のホラー映画とは一線を画した感があった。強い個性のあるアリ・アスター監督なので、今回もとても楽しみにして観た。何しろ題材が、スウェーデンで行われる夏至祭。1日中暮れない北欧の陽光と、祭の白い衣装を着た娘たち、
「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」「ナイブズ・アウト」「ジョジョ・ラビット」
「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」 世界的なベストセラー小説の出版のため、各国から集められた9人の翻訳家が豪邸に缶詰になる。彼らは外部との接触を一切禁止され、原作は毎日少しずつ渡されその都度回収されるという、徹底した秘密主義。密室ミステリーというか、
「パラサイト 半地下の家族」「キャッツ」「マリッジ・ストーリー」
「パラサイト 半地下の家族」どうもこの映画を観に行った時、インフルをうつされたみたいなのだ。予防接種していたにもかかわらず、けっこうキツくて本調子に戻るのに時間がかかった。まだオスカー受賞の前だったのに、大きめの劇場はそこそこ混んでいた。まあ、作品に
「ロング・ショット」シャーリーズ・セロンが、国務長官で次期大統領候補の役って、そんな設定ありかな。でもコメディだからあり得る、か。と、やや不安を抱きながら観たのだが…。いや、失礼しました。何の不安もなかった。立派に、国務長官に見えた。映画の中では。何
もう1月も終わろうとしているのに、まだ2019年を振り返っているのかと呆れられそうですが、いつもぐだぐだに遅れがちのブログと同様です。毎回のことですが順位はつけません。「とても印象に残った」と「印象に残った」の2種類だけ。ネガティブな意味での印象に残って
「ラスト・クリスマス」有名なヒット曲「ラスト・クリスマス」からヒントを得たという映画。とてもキュートで感じのいい、心なごむ作品だ。全編にわたってジョージ・マイケル、およびワムの曲が散りばめられている。こういう映画を観る時は、先回りして展開や終わり方をあれ
「ドクター・スリープ」「草間彌生 INFINITY」「パリの恋人たち」」
「ドクター・スリープ」「シャイニング」の続編、として期待しない方がいいかもしれない。確かに主人公はあの時の少年ダニーで、あれから40年後の話だ。やっとの思いで生き延びてきたが、人生ロクなことはない。トラウマを抱え父親と同じ依存症に苦しんでいるのだ。自分
「永遠の門 ゴッホの見た未来」画家フィンセント・ファン・ゴッホが、死に至るまでの最後の2年間に焦点を置いた作品だ。37歳ぐらいのゴッホを、60代のウィレム・デフォーが演じているのだが、ポスターを見てもわかる通り、ぜんぜん違和感がない。すごいなりきりぶりだ。
「ボーダー 二つの世界」 このありふれたタイトルからは考えられないような、非常に想像力ふあれる奇抜な作品だった。脚本もだが、主演2人のまさしく体当たり演技には恐れ入る。「僕のエリ」の作者の原作、と言えば解る人には解るだろうか。あの作品が好きだった人には
「イエスタデイ」これはなかなか面白い着想の映画だ。ダニー・ボイル監督、やるな。もしも自分以外の人がだれひとりビートルズを知らない世界になってしまったら?売れないミュージシャンが、ビートルズの曲を自作と偽って歌って大ヒット、スターへの道を駆け上がる。で
「ホテル・ムンバイ」「アス」「ぼくのワンダフル・ジャーニー」
「ホテル・ムンバイ」海外旅行に行って初めてのホテルに泊まる時は、いつもわくわくする。フロントの対応もだが、部屋に一歩足を踏み入れた時に感じる高揚感は何とも言えないものだ。映画は、インドのムンバイにある高級ホテルが、テロリストの標的になった実話に基づい
「ロケットマン」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
「ロケットマン」個人的にエルトン・ジョンをよく聴いたのは、72年~76年ぐらいまでだ。74年に見た来日公演が、私のエルトン歴のピークだったように感じる。その後はちゃんと聴かなくなってしまったが、来日公演などはよく行った方だと思う。だからこの映画に使われている
「永遠に僕のもの」予告篇では、ただの自己チュー少年の犯罪ものかと思ったのだが、そんな単純な話ではなかった。アルゼンチンで実在した有名な連続殺人犯をモデルにした…のだが、70年代の時代感覚と土地柄の空気感が独特だ。アルモドバルがプロデュースに名を連ねてい
「さらば愛しきアウトロー」「ワイルドライフ」「チャイルド・プレイ」
「さらば愛しきアウトロー」アメリカを代表する二枚目俳優、ロバート・レッドフォードがついに俳優を引退するという。イーストウッドの年齢にまだ届いていないじゃない、とはいうものの御年83歳とか。個人的には「追憶」の二枚目っぷりが忘れられない。アメリカン・ニュー
「 GIRL/ガール」「ゴールデン・リバー」「 COLD WAR」
「 GIRL/ガール」だれもがこのポスターの写真を見て、バレリーナを志す少女の物語だと思う。この物語にはモデルになった人物がいるようだが、トランスジェンダーの人だ。肉体は男性で生まれてきたけれど、心は女性。「彼女」ララは難関のバレエ学校に合格し、クラシック
「パピヨン」いろいろな意味で、名作のリメイクは難しいということを感じた。パピヨンと呼ばれる実在した脱獄囚の、体験手記をもとに映画化された作品だ。45年ぶりのリメイクだそうだが、この「パピヨン」も満足できる作品だとは思う。ただあまりにも有名な前作と、比
「ハウス・ジャック・ビルト」まったくをもって、胸クソが悪くなる映画なのだ。ラース・フォン・トリアー監督の作品は数本以外はほとんど全部観ているが、いまだに慣れない。今度は何をやってくれるのか、という期待感もあるが同時に、観なきゃよかった的なほんの少しの
「氷上の王 ジョン・カリー」76年のインスブルック冬季五輪、といってピンとくる人はそう多くないだろう (札幌大会の次、オーストリアで開催された )。ジョン・カリーはフィギュアスケート男子シングルの優勝者、この種目でイギリス初の金メダリストとなった。ちなみにこの
「RBG 最強の85才」「ビリーブ 未来への大逆転」この2本の映画はぜひセットで観てほしい。その方がよくわかるし興味も深まるだろう。ルース・ベーダー・ギンズバーグという実在の人物……85才にして現役のアメリカ最高裁判所判事である。大変な女傑 (もうこんな言葉
「コレット」「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」「ガルヴェストン」
「コレット」「青い麦」で知られるフランスの女性作家コレットの伝記ドラマ。田舎出の文学少女が、年上の作家ウィリーと結婚してパリに出る。ベルエポックのパリは華やかで、芸術家たちが集まるサロンにコレットも入り浸る。コレットに小説の才能があると見込んだ夫のウ
「幸福なラザロ」やられた!もっと早く観るべきだったが、最終日に何とか間に合ってよかった。この作品の素晴らしさを少しでも多くの人に伝えたい。始まりの舞台はイタリアの田舎。ひどく鄙びている。一体いつの時代の話? というぐらい文明から取り残された村人は、無
少年ものを3本。どれも最後は救いがあっていい。「ビューティフル・ボーイ」頭がよくてやさしい子だったのに、父と息子の愛はゆるぎないものがあったはずなのに…。ふとしたことで薬物に手を出してしまった少年。父は息子を依存症から立ち直らせるためすべてを犠牲にす
「ブラック・クランズマン」 スパイク・リー監督のこの映画は、原作ものだけど実話。フィクションだったら、「こんなこと絶対ないでしょ」と思われるだろう。 黒人と白人の刑事が2人一役で KKKに潜入捜査するなんて。電話で接触するのは黒人のロン、でも実際に会うのは
「 ROMA/ローマ」「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」「シンプル・フェイバー」他
「 ROMA / ローマ」ローマといってもイタリアではなく、メキシコシティにあるローマ地区のこと。70年代初頭、政治的混乱に揺れるメキシコで、ある中産階級の一家 (監督の自伝的要素あり)と、住み込みの家政婦の物語。モノクロの画面、カメラワークといいとても情緒的で、
「グリーンブック」老若男女だれにでもお勧めできる作品、いわゆるイイお話だ。舞台は1962年、粗野なイタリア系白人の運転手が、天才黒人ビアニストに雇われてコンサート・ツアーに出る。手にしているのは黒人用旅行ガイド「グリーンブック」 (黒人が泊まることができる
「ビール・ストリートの恋人たち」「天国でまた会おう」「ギルティ」
「ビール・ストリートの恋人たち」 前作「ムーンライト」では、「ラ・ラ・ランド」をおさえてオスカー作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス監督の最新作。 またまた文学性の高い (原作あり)センシティブな作品だ。70年代のハーレムを舞台に、一組のカップルとその家族た
「女王陛下のお気に入り」「ヴィクトリア女王最期の秘密」「ともしび」他
「女王陛下のお気に入り」「ヴィクトリア女王 最期の秘密」は正統派の王室ものだった。さらに時代はさかのぼり、18世紀初頭のイングランド。アン女王の物語は、まるで日本の大奥だ。 幼稚でワガママで病気がちなアン女王と、彼女に仕える女官2人。女王の幼なじみで権
「サスペリア」ダリオ・アルジェントの古典的ホラーを、「君の名前で僕を呼んで」の監督がリメイクすると知り、これはぜひ観なくてはと思った。いやあ、なかなか意欲的なリメイクだった。オリジナルへのリスペクトやオマージュもあるが、この監督らしいこだわりもあって
毎年、正月映画が終了し始める頃にアップしています。順位はつけません。個人的に印象に残った作品を挙げるだけです。そもそも観る映画が偏っているのであまり参考にならないかも…★とても印象に残った映画スリー・ビルボードシェイプ・オブ・ウォーター君の名前
「アリー/スター誕生」「ホイットニー~オールウェイズ・ラブ・ユー」
「アリー/スター誕生」 レディ・ガガというキャラクターがあまりにも強烈なため、アリー役が果たしてしっくりくるかどうか少々の危惧があったが、完全な思い過ごしだった。 ウエイトレスのバイトをしながらバーで歌っている、まだ自信がない駆け出しの歌手、という設定
「メアリーの総て」「マチルダ 禁断の恋」「アイ・フィール・プリティ」「ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス」
「メアリーの総て」「フランケンシュタイン」の物語を書いたメアリー・シェリーの半生を描いた映画。 書店主の娘メアリーは、人の気配がない墓地で空想しながら物を書くのが好きな、一風変わった少女だ。継母との折り合いが悪く、家から離れて暮らしていた時、詩人のパ
「エリック・クラプトン 12小節の人生」「ヘレディタリー/継承」「マダムのおかしな晩餐会」
「エリック・クラプトン 12小節の人生」「ボヘミアン・ラプソディ」と同時期に公開したので割りを食ったのではないか、と思ったがそんな心配は無用だった。客層がぜんぜん違う。こちらは長年クラプトンと苦楽をともにしてきた (笑)ファンしか観に行かないようだ。まあ、それ
私がオリジナル・メンバーでのクイーンのステージを見たのは、後にも先にも1回きり。1976年4月1日の武道館公演だ。 今から42年も前のことなので記憶はかなり薄れてしまっている。だがもっと忘れてしまう前に書いておこうと、と思いたった次第。 なので今から記載する
「ボヘミアン・ラプソディ」 通常料金に500円プラスして 、IMAXシアターのどでかいスクリーンで鑑賞した「ボヘミアン・ラプソディ」。ガチでクイーン世代の私にとって、まさに至福の135分。 クイーンの映画とはいえ、フレディ・マーキュリー中心で語られるフレディの物
「クワイエット・プレイス」「チューリップ・フィーバー」「アンダー・ザ・シルバーレイク」「ブレス」
「クワイエット・プレイス」映画を観ながら思わず自分の口を押さえてしまいそうになった…。何しろ少しでも音をたてたら、モンスターが飛んできて人を襲うのだ。過酷なサバイバル状態が続いている、という設定なのだから。かろうじて生き延びている主人公一家だが、冒頭
「教誨師」大杉漣、最後の主演作 (プロデュースも)にふさわしい作品。心に残る演技だ。6人の死刑囚との対話がメインで、全編のほとんどが教誨室のシーン。しかも対面して座ったきりで、動きはきわめて少ない。密室での対話場面がずっと続くのだが、緊張感がありなかなか
「プーと大人になった僕」 「愛しのアイリーン」「かごの中の瞳」
「プーと大人になった僕」原題は「クリストファー・ロビン」だ。日本では、プーの名前が出てこないとどうしても売りにくいのだろう。だがポスターを見てわかるように、内容もクリストファー・ロビン目線の映画だ。でもそれが逆にヒットにつながったようで、仕事に疲れた
「マンマ・ミーア ヒア・ウィ・ゴー」「タリーと私の秘密の時間」
「マンマ・ミーア ヒア・ウィ・ゴー」前作の続きと、ママが若かりし頃の前日譚をうまく絡ませた映画オリジナルの作品。今はもう亡くなってしまったメリル・ストリープ演じるママの、若い時代をリリー・ジェームスが好演。3人のパパ役との出会いについてのストーリー説明
「2重螺旋の恋人」「ウインド・リバー」「オーシャンズ8」「カメラを止めるな!」
「2重螺旋の恋人」大好きなフランソワ・オゾン監督の新作は、「17歳」で鮮烈なイメージを放っていたマリ-・ヴァクト主演。精神科医である恋人が隠していた双子の兄弟の秘密を、彼女が密かに探るという心理サスペンス。エロチックな風味はかなり濃いめ。散りばめられた
「ファニーとアレクサンデル」「ベルイマン生誕100年映画祭」の目玉だ。82年、ベルイマン最後の作品は、堂々311分 (5時間11分)という大作だ。これは短めの映画約3本分にもあたる。私は常々、劇場用映画は (内容にもよるのだが)できれば120分程度にしてほしい、いや、で
「エヴァ」きっと原作小説「悪女イヴ」は面白いんだろうな、と思いながら映画を観ていた。いや、イザベル・ユペール演じるエヴァもなかなかのものだったが。少し前に観た「ELLE」とどうしても比べてしまう。映画の設定では50歳ぐらいの感じなのだろうか。でも実際のユペ
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