ここのところ本を読む気力もなくなるほどつまらぬ事に振り回されたので、気分転換でこの本を手にする。黒川さんの本は『後妻業』以来だ。 まず元広告代理店の元社...
新宿鮫の最新刊。ここのところ新宿鮫は中国集団に関する事件が続く。読むのに難儀するのは登場人物の中国名である。しかもだだでさえ人間関係が複雑なのに、彼らは...
久々に森さんの本を読む。この本はこれまで雑誌などに掲載したものをまとめたもの。相変わらず“町づくり”に関わっておられる。 気になった文章。 そして二〇一...
この著者の本は初めて読む。たまたま図書館の棚を眺めていたらこの書名に引っかかり、手に取り表紙の絵を眺めると妙に惹かれるものがあった。 ページをめくると、...
図書館で本を借りようと3冊手にして、受付カウンターへ行く途中、ディスプレイされたこの本を眼にする。手に取って、ページをめくり、借りてみようと急に思った。...
この本は先に読んだコミック、冬目景さんの『百木田家の古書暮らし』の参考図書としてあげられていたものだ。そこで、「そうなのか」と知ったことがあったので、読...
〇リチャード・ドーキンス 著 /吉成 真由美 編・訳 『進化とは何か―ドーキンス博士の特別講義』
このハヤカワ・ポピュラー・サイエンスシリーズは面白い。専門家がわかりやすく、私にもわかるように書かれているのがいい。だから興味深く読めた。 今回まず興味...
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ここのところ本を読む気力もなくなるほどつまらぬ事に振り回されたので、気分転換でこの本を手にする。黒川さんの本は『後妻業』以来だ。 まず元広告代理店の元社...
小学生は友だちの家にそれぞれ遊びに行く。孫も友だちに家に呼ばれておじゃまする。ところが孫は娘が仕事に出ているので自分の家に友だちを呼べない。そこで我が家...
昔読んだこの本を取りだしたのは、早川さんの新刊があったのでそれを読みたくなり、ならば手許にある早川さんの本を読み返してみようと思ったからである。 この本...
永井荷風は1959(昭和34)年4月30日、胃潰瘍のため吐血し、千葉県市川市の自宅の6畳間で、79歳で死んだ。 この短篇は荷風があれだけ派手な生き方をし...
角田房子さんの本で大杉事件と甘粕正彦について知ったこともあったが、もう少し知りたかった。 甘粕正彦についてはわからないのことが多すぎる。まず本当に大杉栄...
新中川を渡った先に叔父が住んでいる。叔父夫婦には若い頃子供を亡くしていて、頼れる親族がいない。たまたま私が近所に住んでいるので、去年、叔父が白内障の手術...
今年も神保町で春の古本祭りが行われている。 そもそも古本屋で本を探すより、今はネットで探す方が面白い。特に最近はメルカリで本を買うことが楽しみになってい...
メルカリで500円分のポイントの期限が近づいていて、何となく使わないと損みたいな感じになっていた。だけど欲しい本がこれといって今はないので、さて、どうし...
甘粕事件をWikipediaで調べると次のようにある。 甘粕事件(あまかすじけん)は、1923年(大正12年)9月16日にアナキスト(無政府主義思想家)...
この作品は伊藤野枝を主人公とする。彼女をテーマにした作品は以前瀬戸内寂聴さんの『美は乱調にあり』『諧調は偽りなり』を読んでいるので、彼女の生き様は大体知...
去年から悩まされている首から肩にかけての痛みがここのところなくなってきている。 それまでロキソニンテープを毎日貼っていたのだが、ここのところそれを貼らな...
ここのところちくま文庫よく読んでいる。というか、ちくま文庫が好きなのである。アンソロジーなどは選者に難点や違和感を感じることがあるけれど、その企画が面白...
(この文章は、以前「土州橋病院」というタイトルで書いたものの修正版である。私は中洲病院と土州橋病院が同じと勘違いしていた。確かに両院とも大石貞夫の病院であ...
大杉栄と伊藤野枝、そして甥の宗一(大杉の姉のあやめの子)が1923(大正12)年の9月16日の夜、関東大震災に伴う未曾有の混乱の中甘粕正彦憲兵大尉らによ...
これまでは本屋をやっていた会社に勤めていたし、また自分も本屋で働いていたこともあって、本は書店で買って読むもの、とずっと思っていた。 ところが読みたくて...
私がブルックリンでともに育った連中では大部分は、『歴史』と切り離されて生きていたことを、私は知っている。むろん、なかには戦争で闘った者もいれば、法廷で短...
この本は帯にも書いてあるが、沢木さんの「30年分の豊潤なブック・エッセイ」である。 書評だけでなく、本そのものについて、あるいは本屋について、また自分の...
所用を済まし、丁度昼時だったので、妻と待ち合わせ、食事をした後、近くにあるブックオフへ寄る。 今日はブックの日であった。別に目当ての本があるわけではない...
久しぶりに東海林さだおさんのエッセイを読む。今回は週刊朝日に連載されていた「あれも食いたい これも食いたい」の傑作選である。 ちなみにこの「あれも食いた...
今度のデスクトップパソコンは一体型で、マウスはもちろん、キーボードまで無線で、煩わしいコードがない。それはそれでいいのだが、それでもこれまでの周辺機器に...
孫が通っている小学校の分校が昔あったところが公園みたいになっているが、そこの桜がきれいだった。 以前目黒川の桜を見に行ったことがあるが、確かにきれいだっ...
『ナンバー』『トラップ』は警視庁刑事部捜査二課の知能犯係(ナンバー)の第三知能犯捜査係(三知)に所属する西澤辰巳を主人公とする連作短編集である。三知は企...
著者はエコノミストで、森鷗外の研究者でもあるそうだ。その研究の中で荷風が師と仰ぐ鷗外をどう思っていたかを知るために『断腸亭日乗』を読んだという。 しかし...
WBCの準々決勝、日本はイタリアと対戦。先発は大谷。初回から気合いの入った投球。しかし5回息切れみたいに、イタリアに2点入れられ、交代。7回にはダルビッ...
この本が夏葉社の本とは知らなかった。何かと夏葉社の本に縁がある。 書名は『漱石全集を買った日』となっているが、これは古本屋の山本さんと、客の清水さんの古...
花粉がピークだという。例年花粉症に悩まされるが、今年も同様に、薬を飲まないと、目が痒く、鼻水が止まらなくなる。 わが家の梅は花を付けるのは遅いようで、今...
荷風の『断腸亭日乗』を毎日少しずつ読んでいるのだが、荷風と二世左団次(屋号は高島屋、俳名に杏花・松莚。本名は高橋榮次郎。『断腸亭日乗』では統一性がなく、...
この本は以前図書館で文庫本で借りて読んだ。今回、その親本を去年の神田古本祭りで手に入れたのでそれを読んだ。 それにしてもこの本、今から30年以上前に出版...
毎月一回通っている泌尿器科に行き、前立腺の薬をもらいに行く。 その後、スマホの機種変更をするため、ドンキの中にある携帯販売代理店へ行く。 最初AQUOS...
平松洋子さんの本はこれといってどこがいいのかと聞かれてもよくわからないが、とにかく読んでいて気持ちがいい。書店や図書館で見かけると、ついつい手に取ってし...
『断腸亭日乗』の昭和七年六月まで読む。そして吉野俊彦さんの『「断腸亭」の経済学』(NHK出版 1999/07発売)をその後、読んでいる。この本、書名の通...
この本は1964年の東京オリンピック前後の東京の風景を撮った写真集である。今からおよそ60年前となる。 川本三郎さんが東京はたえず「普請中」と言っている...
この本を読んでいて、浅草がはるか昔、大陸からの入植によってでき上がった町だというのが興味深かった。 どういうことかというと、 この浅草という町は、浅草寺...
『司馬遼太郎の言葉 2』を読む。このシリーズの巻末に「菜の花忌シンポジウム」の模様が掲載されている。その四人のパネリストの中にあの東出昌大君がいる。彼が...
この作品は今回の芥川賞受賞作である。それをすぐ読んでみたいと思ったのは、作者が仙台にあるジュンク堂書店の店員で、東日本大震災を描いているから興味を持った...
この本は川本三郎さんの本で知った。なんか面白そうだな、と思い、図書館で借りて来た。 話は主人公の牧村が廃線となった奥多摩の小河内線を訪れた時、鉄道マニア...
年を取っても群れることをやめられない。 特に男性の場合、会社勤めも含めてずっと組織なり集団でやって来たから、自立した個人という意識が少ない。常に連絡し合...
向井透史さんの本でまだ読んでいないをこの本を読んだ。 先に読んだ『早稲田古本劇場』と比べて、まだ著者が古本屋としてやっていく確たる自信みたいなものに悩ま...
以前から読んでみたいと思っていた向田邦子さんのエッセイを全集で読んでみた。 記憶というのは、糸口がみつかると次から次へと自然にほどけてくる。(父の詫び状...
この本は小説の中に、または映画の中に、かつて走っていた鉄道を振り返るものである。 昔は大動脈だけでなく、地方にそれこそ地域密着にした鉄道が走っていた。そ...